ボールペン

DVD『ザ・ファイナル』を撮影するときに、現場でメモをしやすいボールペンが欲しいと思い、近くの文房具店「オフィス・ベンダー」に向かった。夥しい数のボールペンの中から、もっとも書き味が滑らかだった三菱鉛筆のuniジェットストリームという3色の1.0mmを買った。使い心地には満足したのだが、仕事でも使っていたら段々と書けなくなった。よくみるとインクがなくなっていた。

これには感激した。私はボールペンというものは、インクがなくなるまで使ったことはない。必ずその前になくしてしまうのだ。おそらくこのボールペンは「ジェットストリーム」というだけあってインクがものすごい速さでなくなるのだろう。それが損だと思うどころか、ちゃんと製品を最後まで使い切ったことの満足感で一杯である。

喜んでばかりもいられないので、仕事では青色を使ってメモをとるようになった。何ヶ月かすると当然のように青インクもなくなり、最後にはメモをすべて赤インクで取ることになり、ノートが真っ赤に染まった。そして先週、ついに赤インクもなくなったので、またオフィス・ベンダーに向かった。

ところが同じ製品を売っていない。最後には、ペン先が1.0mmで3色ならどのメーカーでもよいと思って探したのだが、なかった。それであきらめかけたときに下の方を見たら、なんとボールペンの替芯を売っているではないか。さっそく、持参したボールペンの型番を見て、それに合う替芯を買った。たったの63円だ。ボールペンでこんなことができるとは知らなかった。みんなは知っているのだろうか。

それで使い始めたのだが、なんか調子が悪い。ペン先を紙に当てたときに、ちょっとでも斜めに当てるとボールが入っているカップの縁が紙に当たってスレるのだ。同じ製品なのにバラツキがあるようだ。クソー、また今週末もボールペンのことを考えなくてはならない。たかだか300円ぐらいのボールペンでガタガタ言うのもバカらしいが、毎日使うのでどうしても気になる。憂鬱だ。

ボールペン” への 5 件のコメント

  1. 私もビール樽だったかバット用木材だったか?ボディが勿体ないので替え芯があることを本屋さんで偶然知り交換しました。最初の芯が不良品でこっ早く書けなくなっていたので書き味は期待していなかったのですが、凄く滑らかで良い!替え芯の安さにも驚いています。

  2. 俺は大学受験浪人時代に、替芯を1週間に1本使い切るのを目標にしていた。それを達成するために太字のものを使っていた。外側というか、本体はどこにでもある透明なプラスチックのものだった。ボールペンの本体なんてこだわることなく、とにかく太い字でガンガン書いていた。白いただの紙に書いて、すぐに捨てて見直すことはなかった。頭に入れることが目標だったから。言わなかったっけ。

  3. 私もこのボールペンをもうすぐ使い切りそうで、伊藤様と同じ思いを予感しておりました。で、失礼ながら伊藤様お使いのジェットストリームは廉価版であり、不満を覚えられるのも然り。そこで、やや高級な下記の製品がお薦めであります。(当然ながら私も使用中です。) 1.0mmはありませんが、0.7でも満足いただけるかと・・・。 だまされたと思わず!?にお試し下さい。文房具店ではなくディスカウントストアだとより安く購入できるかと思います。
    http://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/ballpoint/jetstream2/4_1.html

  4. 条太さん元気ですか?ニーハオ!僕も何を隠そうドーサンから帰国して多賀城勤務になった時からズーッとJetstreamの1.0mmを使っています。デザインも条太さんと同じ透明のやつです。やはり1.0mmじゃないとだめだと思います。震災の時に一度どこかに行ってしまい、どこに行ったんだろうなぁと思っていたらある日、まだ社員証の「ピッ」が復活していなくて自分の名前を受付で記入していた頃、その記入用紙の横にそのペンが! 同じものを持っている人がいてもおかしくないとは言え、絶対あのインクの減り具合は僕のだ、と今でも思っています。その後文房具屋が復活して真っ先に再購入して、それを今でも蘇州で使っています。蘇州にはこれは売っていないので替え芯もごっそり日本から持ってきています。ほなチャイナら~!

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