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 先に中国の蘇州で行われたITTF(国際卓球連盟)執行委員会に、今年新しく選手会の会長に選任されたブラディミル・サムソノフ(ベラルーシ)が初めて出席した。

 今年発足した選手会のメンバーは、従来の各大陸の協会によって選出されたメンバーと異なり、実際にプレーしている選手たち自らが選んだメンバーである。会長のサムソノフをはじめ、王励勤(中国)、朱世赫(韓国)、J.セイブ(ベルギー)、トート(ハンガリー)などのベテラン選手10名に、パラテーブルテニスの代表1名を加えた11名で構成され、選手の代表として選手側の声を協会側(ITTF)へ伝える橋渡し役となる。

 新しい会長に選ばれたサムソノフは「自分にとってまったく新しい役割です。以前より選手の代表となることに興味はありました。試合について語ったり、人と会って話をしたり、他の人たちがどんな考えを持っているのかにも興味があります。これは選手会だけでなく、すべての選手にとってのチャンスです。私たちは選手の代表としてコミュニケーションのラインを作り、多くの選手の意見を協会側に伝えて行きたい。またこの選手会を成功させるためには、私たちの意見をリストアップし、結果を公表し、それがすべての選手に伝わらないといけない。そして私たちは協会側と選手側の両方の意見を理解する必要があります。常にあらゆることに対して、耳を傾ける姿勢を持たなければいけません」とコメントした。

 ITTFのシャララ会長は「選手会は20年前、当時の会長だった荻村伊智朗氏の時代からITTFにとってなくてはならない存在です。選手の代表として、選手たち自らが選んだ新しい選手会の発足は、重要な一歩となるでしょう。サムソノフは今回初めて会議に出席し、トップ選手の観点から意見を述べてくれました。これは最高のスタートです。決定を下すITTFとトップアスリートが協力すれば、新たな調和が生まれ、共通の理解が得られることとなり、必ず卓球界の発展につながるでしょう」と語った。

※写真は会議の模様。中央がサムソノフ 提供:ITTF
 9月1日(木)、日本製粉(株)は日本代表の水谷隼選手とスポンサー契約を締結したことを発表した。

 今後オフィシャルスポンサーとして、同社の「金シリーズ」を中心としたオーマイ商品でサポートしていくという。サポート内容には商品協賛に加え、交流イベントや東日本大震災被災地での卓球教室の開催、地区大会への協賛も含まれる。

日本製粉HP「水谷隼選手応援プレサイト」はこちら↓
http://www.nippn.co.jp/csr/athlete01/index.html
 8月24~28日、中国の蘇州でHarmony中国オープンが行われ、男女シングルス決勝はともに中国選手の対決となり、世界チャンピオンの張継科を馬龍が、丁寧を郭炎がそれぞれ破り優勝を決めた。

 1回戦で世界ランク3位の馬琳(中国)が120位のリウェンツォフ(ロシア)に敗れるという波乱からスタートの男子シングルス。3回戦でも中国の若手、世界ランク161位の閻安が1位の王皓(中国)を、続く準々決勝でも9位の許シンを破るという番狂わせが起こった。馬琳を破ったリウェンツォフは3回戦でオフチャロフ(ドイツ)に、閻安は準決勝で張継科に敗れ上位進出はならなかった。日本男子では水谷隼が準々決勝でオフチャロフ(ドイツ)を下し、準決勝へ進出したが、準決勝では馬龍に敗れ3位に終わった。

 女子シングルスではベスト4を中国選手が独占。日本女子では福原愛(ANA)と石川佳純(全農)のベスト8が最高だった。その他の種目では女子ダブルスで福原・石川組が3位。男子アンダー21は丹羽孝希(青森山田高)が2位に入賞した。

各種目の上位選手は以下のとおり。

〈男子シングルス〉
優勝:馬龍(中国)
2位:張継科(中国)
3位:水谷隼、閻安(中国)

〈女子シングルス〉
優勝:郭炎(中国)
2位:丁寧(中国)
3位:郭躍、李暁霞(ともに中国)

〈男子ダブルス〉
優勝:馬琳/張継科(中国)
2位:馬龍/王皓(中国)
3位:金珉鉐/呉尚垠(韓国)、許昕/閻安(中国)

〈女子ダブルス〉
優勝:郭炎/郭躍(中国)
2位:丁寧/李暁霞(中国)
3位:福原愛/石川佳純、朴美英/徐孝元(韓国)

〈U-21男子シングルス〉
優勝:陳建安(チャイニーズタイペイ)
2位:丹羽孝希
3位:丁祥恩(韓国)、金珉鉐(韓国)

〈U-21女子シングルス〉
優勝:鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
2位:田志希(韓国)
3位:李皓晴(香港)、梁夏銀(韓国)
 8月23~27日、韓国の青陽郡でITTF韓国ジュニア&カデットオープンが行われ、ジュニア男子シングルスで吉村真晴(野田学園高)が、カデット女子シングルスで伊藤美誠(豊田町卓球スポ少)が優勝した。

 団体戦では韓国の活躍が目立った大会だったが、ジュニア男子シングルスでは、準々決勝、準決勝、決勝と韓国勢を制した吉村が勝利を勝ち取った。また東勇渡(エリートアカデミー/帝京)も3位に入った。

 ジュニア女子シングルスでは加藤美優(TKOクラブ)のベスト8が最高成績の日本女子だったが、カデット女子シングルスでは伊藤美誠が決勝でチ・ウンチェ(韓国)を3-2で下し優勝。加藤美優も3位に入賞した。

上位の記録は以下のとおり。

〈ジュニア男子団体〉
優勝:韓国A
2位:日本A(吉村、村松、酒井)
3位:韓国B、ブラジル

〈ジュニア女子団体〉
優勝:韓国B
2位:韓国A
3位:韓国C、韓国D

〈カデット男子団体〉
優勝:韓国A
2位:韓国C
3位:日本(緒方、宮﨑、硴塚)、韓国B

〈カデット女子団体〉
優勝:韓国A
2位:韓国C
3位:日本(加藤、伊藤、平野)、韓国B

〈ジュニア男子シングルス〉
優勝:吉村真晴
2位:崔徳和(韓国)
3位:東勇渡、金東賢(韓国)

〈ジュニア女子シングルス〉
優勝:ユ・ウンチョン(韓国)
2位:チェ・ジョンミン(韓国)
3位:姜ハヌル(韓国)、イ・ダソム(韓国)

〈カデット男子シングルス〉
優勝:チョ・スンミン(韓国)
2位:許振揚(チャイニーズタイペイ)
3位:金民赫、パク・ジョンウ(両者とも韓国)

〈カデット女子シングルス〉
優勝:伊藤美誠
2位:チ・ウンチェ(韓国)
3位:加藤美優、イ・ユジン(韓国)

〈ジュニア男子ダブルス〉
優勝:趙在俊/金東賢(韓国)
2位:チョン・ミンヒョク/崔徳和(韓国)
3位:酒井明日翔/吉村真晴、村松雄斗/東勇渡

〈ジュニア女子ダブルス〉
優勝:グイ・リン/クマハラ(ブラジル)
2位:チェ・ジョンミン/イ・ダソム(韓国)
3位:ファン・ジナ /ソン・ヒョナ(韓国)、ハン・ウンミ/姜ハヌル(韓国)

〈カデット男子ダブルス〉
優勝:金民赫・イム・ジョンフン(韓国)
2位:カルデラノ・テンティ(ブラジル・アルゼンチン)
3位:パク ガンヒョン・パク ジョンウ(韓国)
キム ドヨプ・キム ムガン(韓国)

〈カデット女子ダブルス〉
優勝:チ・ウンチェ/イ・ユジン(韓国)
2位:加藤美優/加藤結有子
3位:ケートクエン/イ・イェジ(タイ・韓国)、金智善/パク・ミンジュ(韓国)
 シンガポール卓球協会発足80周年を記念してシンガポールのサンテック・シティ・ホールでイベントが行われた。会場には88の卓球台が並べられ、子どもから大人まで年代を問わず約500名もの卓球愛好家が集まり、イベントを楽しんだ。

 イベントには2010年世界選手権モスクワ大会でシンガポールを優勝に導いたふたり、馮天薇と王越古も参加。ふたりのダブルスにシンガポール卓球協会リー会長とシンガポールオリンピック委員会のテオ会長が挑むチャレンジマッチも行われ、イベントを盛り上げた。

 オリンピック委員会のテオ会長は「ここ数年卓球はシンガポールで注目されている。多くの人々に刺激を与え、若い人々も卓球に興味を持ち始めている」とシンガポールでの卓球人気を語った。
 この日使用された88台の卓球台は地元のクラブに寄与されるという。

※写真提供ITTF
 四元奈生美選手が下記のイベント&トークショーに出演します。
 8月27日(土)の東京都品川区で行われる『大井フェスタ「青空卓球 トークショー&卓球大会」』では松下浩二氏も参加。お近くの方はぜひご参加ください。

■ 第4回大井フェスタ
「青空卓球 トークショー&卓球大会」
日時:2011年8月27日(土)14時~(青空卓球は11~15時)
場所:東京都品川区 大井町駅前中央通り

詳細はこちらをクリックしてご確認ください。PDFファイルが開きます。

■ 第9回女性医療フォーラム
日時:9月17日(土)13時~17時30分
※四元選手の特別講演は16時25分~17時25分
場所:愛媛県新居浜市市民文化センター 中ホール
参加費:無料

詳細はこちらをクリックしてご確認ください。PDFファイルが開きます。
 8月18~21日、カナダのバンクーバーでカナダジュニア&カデットオープンが行われた。日本からは石川佳純(全農)が参加し、ジュニア女子シングルスで見事優勝を果たした。
決勝はアメリカのアリエル・シンとの対戦。昨年のエルサルバドルジュニアの決勝ではフルゲームの接戦の末、石川が勝利していた相手だったが、今年は4-0のストレートで石川が優勝を決めた。

〈ジュニア女子シングルス〉
優勝:石川佳純
2位:シン(アメリカ)
3位:ウー、チャン(両者ともアメリカ)
 8月14~16日まで、東京・東京体育館で第29回全国ホープス大会が行われた。結果は以下のとおり

 決勝戦は男女ともにラストまでもつれる、真夏の暑さに負けない熱戦が繰り広げられ、どちらもダブルスを制したチームが小学生最強チームの称号を手にした。

 男子優勝の仙台ジュニアクラブは、決勝トーナメントではオールストレート勝ちで決勝まで勝ち上がり、決勝では鳥屋クラブジュニアに先に2点を奪われる苦しい展開となったが、後半だけで3点を取り優勝。打点の早い攻撃が印象的だった。

 昨年準優勝だった女子の石田卓球クラブ。昨年も強さを見せた早田・加賀のダブルスが今年もその実力を発揮し、決勝のヨシダTTS戦では逆転勝ち。この勝利が大きなポイントとなり、今年は見事に栄冠を手にした。

■男子団体
優勝:仙台ジュニアクラブ(宮城)
準優勝:鳥屋クラブジュニア(石川)
3位:マイダス(東京)、卓伸クラブ(愛知)

■女子団体
優勝:石田卓球クラブ(福岡)
準優勝:ヨシダTTS(広島)
3位:豊田町卓球スポーツ少年団(静岡)、ミナミラボ(福井)
 8月15日、ATTU(アジア卓球連合)は9月12~18日にレバノン・ベイルートで開催予定だった第20回アジア卓球選手権の開催延期を発表した。レバノン卓球協会が周辺地域の治安悪化を理由に大会開催を返上したため。当初の開幕予定日まですでに1カ月を切っており、短期間での代替地決定が難しいことから、開催の延期が決定した。

 アジア卓球選手権は2年に1回開催され、アジアの頂点に立つ選手を決める大会。前回の09年ラクナウ(インド)大会、男子団体決勝で日本が中国をあと一歩まで追い詰めた戦いは記憶に新しい。今大会にも男子の水谷隼(明治大)、女子の福原愛(ANA)をはじめとするトップ選手がエントリーしていた。
 8月10~14日、南米チリの首都サンティアゴで開催されたITTFプロツアー・チリオープン。石川佳純(全農)が女子シングルス・ダブルスの2冠を制した。
 U21女子シングルス準決勝でバトラ(インド)に予想外の敗戦を喫した石川だが、女子シングルスでは準々決勝で、モロッコオープンで敗れていた田志希(韓国)に4-1で完勝。準決勝で森薗美咲(日立化成)にストレート勝ちし、決勝では平野早矢香(ミキハウス)を破ったカットの尹善愛(韓国)をゲームオールの接戦で下した。これでプロツアー2勝目を挙げた石川。休む間もなく、18日からスタートするITTFジュニアサーキット・カナダ大会に出場する。
 各種目の上位選手は下記のとおり(※男子は日本選手は不出場)

〈男子シングルス〉
優勝:荘智淵(チャイニーズタイペイ)
2位:劉松(アルゼンチン)
3位:オヤマ(ブラジル)、ツボイ(ブラジル)

〈女子シングルス〉
優勝:石川佳純(日本・全農)
2位:尹善愛(韓国)
3位:平野早矢香(日本・ミキハウス)、森薗美咲(日本・日立化成)

〈男子ダブルス〉
優勝:チリス/劉松(アルゼンチン)
2位:マンチーニ/マツモト(ブラジル)
3位:チャクラボルティ/シェティ(インド)、デサイ/ゴーシュ(インド)

〈女子ダブルス〉
優勝:平野早矢香/石川佳純(日本・ミキハウス/全農)
2位:クマレサン/パトカル(インド)
3位: 森薗美咲/谷岡あゆか(日本・日立化成/エリートアカデミー/帝京)、ロドリゲス/ベガ(チリ)

〈U21男子シングルス〉
優勝:ゴーシュ(インド)
〈U21女子シングルス〉
優勝:森薗美咲(日本・日立化成)