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トピックス

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 6月29日~7月3日に韓国の仁川で行われたKRA韓国オープン。日本からは自主参加の選手を含め総勢27名が参加し、女子ダブルスで藤井寛子/若宮三紗子(日本生命)が、男子U-21で丹羽孝希(青森山田高)がそれぞれ優勝した。
 また優勝は逃したものの男子ダブルスで松平健太/丹羽孝希(早稲田大/)が、女子U-21で森薗美咲(日立化成)が準優勝と日本勢が活躍をみせた。

 男子シングルスの優勝はオフチャロフ(ドイツ)。ブラジルオープンに続き、今年2度目の優勝を飾った。
また女子は準々決勝で平野早矢香(ミキハウス)を4-3で下した馮天薇(シンガポール)が優勝した。

各種目の上位選手は以下のとおり。

〈男子シングルス〉
優勝:オフチャロフ(ドイツ)
2位:李尚洙(韓国)
3位:趙彦来(韓国)、林高遠(中国)

〈女子シングルス〉
優勝:馮天薇(シンガポール)
2位:文炫晶(韓国)
3位:王越古(シンガポール)、李恩姫(韓国)

〈男子ダブルス〉優勝:金義雄/宋鴻(中国)
2位:松平健太/丹羽孝希
3位:呉尚垠/徐賢徳(韓国)、趙在俊/金東賢(韓国)

〈女子ダブルス〉優勝:藤井寛子/若宮三紗子
2位:金璟娥/朴美英(韓国)
3位:石垣優香/山梨有理、徐孝元/尹善愛(韓国)

〈U-21男子シングルス〉
優勝:丹羽孝希2位:鄭栄植(韓国)

〈U-21女子シングルス〉
優勝:梁夏銀(韓国)
2位:森薗美咲
 6月28日~7月1日、所沢市民体育館で行われた平成23年度関東学生卓球選手権。

 男子シングルスは、関東学生春季リーグと日本リーグ前期で旋風を巻き起こした明治大勢が、ベスト4にひとりも残らない波乱含みの展開。優勝したのは日本大4年の明晨。7回戦(ベスト8決定戦)で同じ日本大のルーキー高田にゲームオールと苦戦したが、準々決勝で山木(埼玉工業大)、準決勝で御内(早稲田大)とカットマンを連破して決勝進出。決勝では中央大のエース伊積(中央大)とゲームオールの激戦になり、最終ゲーム中盤でリードを許したが、正確な前陣攻守でしのぎきった。

 女子シングルス優勝は専修大の大型新人・劉莉莎。一昨年のインターハイ2位の実力者は、サウスポーからの変化サービスと威力あるバック強打で勝ち上がり、決勝では左中国式ペンドライブ型の王美ティン(東京富士大)に完勝した。関東学生新人に続く優勝に「本当に嬉しいです。毎日一歩ずつ強くなりたい。学生選抜での優勝が目標です」と満面の笑顔を見せた。
 各種目の上位選手およびペアは以下のとおり。

〈男子シングルス〉
優勝:明晨(日本大4年)
準優勝:伊積健太(中央大4年)
3位:御内健太郎(早稲田大4年)、斉煕(埼玉工業大2年)

〈女子シングルス〉
優勝:劉莉莎(専修大1年)
準優勝:王美ティン(東京富士大2年)
3位:馬文ティン(日本大3年)、池田好美(東京富士大3年)

〈男子ダブルス〉
優勝:神巧也・平野友樹(明治大1年・1年)
準優勝:松渕健一・根田雄一(明治大4年・3年)

〈女子ダブルス〉
優勝:徐珍・暴小雨(東京富士大4年・1年)
準優勝:原田智美・伊積ひかり(東京富士大4年・3年)

下写真:左から男子単優勝の明晨、女子単優勝の劉莉莎、男子複優勝の神・平野
 6月24日、カリブ海に浮かぶ小国バルバドスで「オリンピックデー」(※) を記念して様々なイベントが開催された。サッカー、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、チェスなどに加え、卓球イベントも行われた。
 卓球イベントの会場に選ばれたのはカリブ海を臨むビーチ。観光客も参加し、ビーチでのピンポンを楽しんだ。イベントのスポンサーからは参加者全員にトレーニングシャツが配られ、ドリンクやスナックも提供された。
 また、トーナメントの上位4名には、バルバドスオリンピック委員会とイベントスポンサーから賞品も贈られた。

(※)オリンピックデー:6月23日。オリンピックの復興が決定し、国際オリンピック委員会(IOC)が創設したことを記念する日。各国でイベントが開催される。

※写真提供ITTF
 6月22~26日、平成23年度前期日本卓球リーグ・東京大会が東京・墨田区総合体育館で開催。東日本大震災の支援チャリティー大会として行われた今大会、昨年建て替えられたばかりの真新しい体育館で熱戦が展開された。

 男子1部は東京アート(下写真左)が5連覇を達成。韓陽の欠場で得点力がダウンし、住友金属物流とシチズンに敗戦の瀬戸際まで追い詰められたが、辛くも乗り切って7戦全勝で優勝を決めた。2位は昨年後期の6位から躍進した明治大。ホームマッチで確実な得点源となったエース水谷隼が「中国vs世界選抜」出場のために本大会を欠場したが、1年生の岡田崚・平野友樹・神巧也がフル回転の働きを見せた。3位にはシチズンとの激戦を制した協和発酵キリンが入った。

 女子1部は日本生命(下写真右)が二期連続の優勝。李佳の不調などでアスモに2-3で競り負け、6勝1敗と全勝優勝はならなかったが、主将の藤井寛子が単6戦全勝でチームを引っ張った。2位は森薗美咲、市川梓という新戦力が勝ち星を重ねた日立化成。ホームマッチでの連敗スタートから、本大会での5連勝で一気に巻き返した中国電力が3位に入った。
 2部は男子はリコー、女子はエリートアカデミーが優勝し、ともに1シーズンで1部へ返り咲き。1部7位と2部2位の入れ替え戦は、対象チーム同士による日程調整の上、後日開催される。

 実業団チームの意地とプライドが激突した日本リーグ前期の模様は、7月21日発売の卓球王国9月号に掲載されます。ご期待ください!
 6月23~24日、「2011Volkswagen中国 vs 世界選抜チャレンジマッチ」が中国・上海で行われ、女子世界選抜が中国を3-2で破り、勝利を収めた。今年で3年目となる同大会だが、世界選抜の勝利は今回が初めて。また、男子は中国が4-1で世界選抜に勝利した。

 女子は馮天薇(シンガポール)が第2試合で馮亜蘭を、第4試合で郭炎をそれぞれ3-2で破り、チームの勝利に貢献。大会数日前に怪我のため棄権した石川佳純(IMG)に代わり、急遽出場が決まった帖雅娜(香港)が第3試合で朱雨玲を破った1勝と合わせ、最終試合を待たずに世界選抜の勝利が決まった。

 男子はボル(ドイツ)、水谷隼(明治大)、朱世赫(韓国)の3選手で臨んだ選抜チームだったが、ボルが許シンから1勝を上げたのみで、4-1で中国の圧勝に終わった。水谷は第1試合で馬龍に、第5試合の許シン戦でも2度のジュースゲームをものにできず、ストレートで敗れた。

 また、今大会では男子の試合の合間に、アカデミー賞女優スーザン・サランドン率いるNYの卓球サロン『SPiN New York』チームと元世界チャンピオンの曹燕華率いる中国チームとが対戦するエキシビションマッチも行われ、会場を盛り上げた。

〈ジュニア男子〉
呉家驥 3-0 ロビノ(フランス)

〈男子-中国 4-1 世界選抜〉
○馬龍 3-0 水谷
 許昕 2-3 ボル(ドイツ)○
○馬琳 3-1 朱世赫(韓国)
○馬龍 3-0 ボル
○許昕 3-0 水谷

〈ジュニア女子〉
朱雨玲 3-0 梁夏銀(韓国)

〈女子-中国 2-3 世界選抜〉
○郭炎 3-0 金璟娥(韓国)
 馮亜蘭 2-3 馮天薇(シンガポール)○
 朱雨玲 1-3 帖雅娜(香港)○
 郭炎 2-3 馮天薇○
○馮亜蘭 3-0 金璟娥
 今年1月の全日本選手権ジュニアの部で優勝した三宅菜津美選手(岡山・就実高)が、全国高校野球選手権岡山大会の開幕試合で始球式をおこなうことが発表された。

 三宅選手は始球式に選ばれたことについて「名誉なことでうれしい」とコメントしている。開幕試合は7月13日に倉敷マスカットスタジアムでおこなわれる。
 6月20日、四元奈生美選手が自身のブログにおいて、4月8日に入籍したことを発表した。
お相手はビーチバレーの選手とのこと。

 おめでとうございます!
 2012年より新しく「ヨーロッパ・アフリカサーキット」がスタートすることが決定した。この新たな試みはITTF(国際卓球連盟)、ETTU(ヨーロッパ卓球連合)、ATTF(アフリカ卓球連盟)の3協会の協力の下に実現する。

 ITTFのシャララ会長は、このプログラムについて「ETTUとATTF間の新たな一歩はとてもすばらしいことです。ヨーロッパとアフリカ内で多くの大会が開催されることは、(ヨーロッパとアフリカの)各協会にとっても良いこと。ITTFはこの試みを全面的に援助します」とコメントした。

またETTUとATTFの会長はそれぞれ以下の様にコメントした。
ETTUボッシ会長:
「このプロジェクトにより、これから活躍する若い選手たちが多くの国際大会に出場する機会を得ることができ、またヨーロッパの協会にとっても、出資を抑えて国際大会に参加できることになります。ITTFとATTFの協力のおかげで、プロジェクトは順調に進んでいます。また、同じ考えを持って一緒に開催を進められることをうれしく思っています。」

ATTFカール会長:
「自分たちの夢が実現できることをとてもうれしく思っています。アフリカの選手、特に21歳以下の若い選手たちにとっては、ITTFの認可された大会で、ヨーロッパのトップ選手と試合ができるという、願ってもないチャンスです。またマーケティングやスポンサーを増やすことができる絶好の機会であり、ATTFやその他のアフリカの協会にとって卓球を広めるまたとないチャンスです。協力してくれたETTUそして、2012年にこのサーキットの開始を認めてくれたITTFに感謝しています。」

 ヨーロッパ・アフリカサーキットは8つの大会で構成され、ヨーロッパで4~6回、アフリカで2~3回の開催となる予定。さらに多くの大会開催についてはETTU、ATTFそしてITTFの3つ協会が話し合って決めることになる。
 サーキットはITTFプロツアーと同様に加盟選手は誰でも参加可能。そして、すべての大会はプロツアーより1つ下のカテゴリーの大会として、世界ランキングのカウントの対象となる。また、ボーナスポイントも考慮される。
 それぞれの大会は3日間以上の大会となり、開催組織委員会からの依頼があれば4日間の大会も可能となる。1年を通してのサーキット最終順位の男女上位各4名は、ITTFの招待でプロツアーグランドファイナルの本戦前に、グランドファイナル参加選手の中で一番低いランキングの選手と試合をすることができる。

 ITTFはまた、「ヨーロッパ・アフリカサーキット」に続き、他のエリア2カ所でも同じようなプロジェクトの発足を予定している。1カ所はアメリカ地域、そしてアジア・パシフィック地域である。アメリカでは2013年、そしてアジア・パシフィックでは2013~2014年にかけてのスタートを検討中とのことだ。

※写真はコンゴのタンバ選手(左)とフランスのマテネ選手
 6月18日の日本卓球協会理事会において、平成22年度都道府県別加盟登録人数一覧が発表された。登録人口は30万3千306名と、平成21年度の30万96人から3,210名増加した。

 年代別での人口は、小学生13,236名、中学生145,291名、高体連68,797名、日学連7,469名、日本リーグ176名、教職員8,741名、一般59,596名。前年度から最も伸び率の高かったのは、日学連の男子登録者で対前年度比106.1%。

 都道府県での登録人口数トップ3は、1位:静岡県15,826名、2位:愛知県15,134名、3位:北海道14,996名。
 6月18日に開催された日本卓球協会の理事会において、ロンドン五輪女子団体の出場権がかかる、ロンドン五輪アジア大陸予選会(2012年4月19~22日:香港)の女子代表に平野早矢香(ミキハウス)を派遣することが決定した。
 シングルスではすでに石川佳純(IMG)と福原愛(ANA)が世界ランキングによる自動推薦枠を獲得しており、平野が予選を通過すれば、石川、福原とともに団体戦のメンバーとなる。

 なお、男子のロンドン五輪アジア大陸予選会への派遣選手については、来年1月に発表される予定。