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■第16回アジア競技大会・卓球競技 11.13~20/中国・広州

〈男子シングルス〉●3回戦
水谷 7、5、-7、4、-6、8 李静(香港)
馬龍(中国) 9、-8、-8、8、9、4 松平
●準々決勝 水谷 -8、2、-8、8、13、10 ガオ・ニン(シンガポール)
●準決勝 
[水谷 vs. 王皓(中国) *11/20 日本時間14:00~]

〈女子シングルス〉●3回戦
平野 8、5、6、10 帖雅娜(香港)
福原 8、8、8、5 黄怡樺(チャイニーズタイペイ)
●準々決勝
福原 -7、8、3、-9、10、11 王越古(シンガポール)
金キョン娥(韓国) 9、6、9、5 平野
●準決勝
[福原 vs. 郭躍(中国) *11/20 日本時間13:00~]

 日本男女チームの両エースが、シングルスで銅メダル以上を確定させた!
 男子ダブルスでは不本意な敗戦を喫した水谷だが、男子シングルスでは3回戦で相性の良い李静を4-2で撃破。準々決勝でシンガポール男子のエース、ガオ・ニンとの競り合いを制してメダルを確定させた。日本男子のアジア競技大会でのメダル獲得は、86年ソウル大会で3位に入った宮崎義仁(現:全日本男子監督)以来、24年ぶりの快挙。準決勝での王皓(中国)戦に、82年ニューデリー大会で準優勝した斎藤清以来となる決勝進出を目指す。
 女子シングルス準々決勝では、福原が団体準々決勝で敗れていた王越古(シンガポール)に勝利。18日だけで3種目・計6試合を戦い抜き、3種目でのメダルを確定させた。女子シングルスでのメダル獲得は94年広島大会で優勝した小山ちれ以来となる。さらに3種目でのメダル獲得となると、86年ソウル大会の星野美香(団体・単・複/いずれも銅メダル)以来となる。

〈男子ダブルス〉●1回戦
荘智淵/呉志祺(チャイニーズタイペイ) -9、-8、10、6、10 水谷/岸川
松平/丹羽 -11、9、3、7 キム・チョルジン/キム・ヒョクボン(北朝鮮)
●2回戦 松平/丹羽 10、6、8 江天一/唐鵬(香港)
●準々決勝 松平/丹羽 -3、7、5、-16、7 李廷佑/呉尚垠(韓国)
●準決勝 
[松平/丹羽 vs. 馬琳/許シン(中国) *11/19 日本時間14:00~]

〈女子ダブルス〉●1回戦
福原/石川 3、7、3 ルオン/ファム(ベトナム)
藤井/若宮 -4、9、9、-6、11 姜華君/帖雅娜(香港)
●2回戦
福原/石川 2、-8、6、6 サウェータブット/ウォンブーン(タイ)
藤井/若宮 0、5、5 コムウォン/ムアンスク(タイ)
●準々決勝
福原/石川 7、-4、7、12 金キョン娥/朴美英(韓国)
藤井/若宮 10、6、8 馮天薇/王越古(シンガポール)
●準決勝
丁寧/劉詩ウェン(中国) 8、8、5、7 福原/石川
[藤井/若宮 vs. 郭躍/李暁霞(中国) *11/19 日本時間13:00~]

 男女ダブルスでも日本勢が躍進。男子ダブルスで09年世界選手権複3位の水谷/岸川が敗れる波乱はあったが、それ以外の3ペアはすべて準決勝まで勝ち上がった。特に男子複の松平/丹羽、女子複の藤井/若宮は各国のエースダブルスを連破し、すばらしい活躍を見せている。
 19日の朝一番の試合で、福原/石川が中国ペアに敗れ、銅メダルが確定。残る2つのペアに決勝進出の期待がかかる。下写真は水谷隼(左)と福原愛(右)。
■第16回アジア競技大会・卓球競技 11.13~20/中国・広州

〈混合ダブルス〉●1回戦

松平/石川 6、10、9 朱世赫/金キョン娥(韓国)
岸川/福原 5、-5、8、-4、3 キム・ヒョクボン/キム・ジョン(北朝鮮)
●2回戦
松平/石川 4、2、4 ロン・キンワー/チョン・チェンイー(マカオ)
岸川/福原 -10、4、-8、2、6 アチャンタ/クマレサン(インド)
●準々決勝
松平/石川 4、6、7 イ・チョルグク/キム・ヘソン(北朝鮮)
岸川/福原 6、7、6 呉志祺/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
●準決勝
許シン/郭炎(中国) 8、5、8、6 松平/石川
張ユク/姜華君(香港) 6、5、-5、3、-2、-12、9 岸川/福原

 中国・広州で開催されている第16回アジア競技大会・卓球競技。日本は混合ダブルスで岸川聖也/福原愛(スヴェンソン/ANA)、松平健太/石川佳純(早稲田大/ミキハウスJSC)が銅メダルを獲得。混合ダブルスでは98年バンコク大会の遊澤亮/岡崎恵子ペア以来、3大会ぶりのメダル獲得となった。
 初戦でカットの強豪ペア、朱世赫/金キョン娥を下した松平/石川は、破竹の勢いで準決勝へ勝ち進んだが、準決勝で第1シードの中国ペアにストレートで敗れた。07年世界選手権ベスト32、09年アジア選手権3位の実績を持つ岸川/福原は準決勝で張ユク/姜華君と大激戦。劣勢から追い上げてゲームオールに持ち込み、最終ゲームもよく挽回したが、あと1点が遠かった。
 日本勢が獲得したメダルは、男子ダブルスと混合ダブルスで銅メダル3枚となった。下写真は岸川/福原ペア、右は準々決勝で北朝鮮ペアに勝利した松平/石川。
 11月13日から、中国・広東省の広州市で行われている第16回アジア競技大会・卓球競技。15日に団体戦の準決勝が終了し、日本は男子が3位入賞、女子は5位入賞となった。

〈男子団体〉■予選リーグ
日本 3-0 ネパール
日本 3-0 イラン
 [日本 3-2 中国香港]

 松平健 -9、-10、5、-8 李静○
○水谷 2、6、6 江天一
 吉田 7、-9、-9、-8 張ユク○
○水谷 -9、6、7、-9、8 李静
○松平健 -10、9、8、-9、9 江天一

■準々決勝
 [日本 3-1 インド]

 松平健 -7、-10、-6 アチャンタ○
○水谷 10、5、9 アルプタラージ
○岸川 8、-9、8、5 ロイ
○水谷 9、6、-6、8 アチャンタ
■準決勝
 [日本 3-0 中国]

○王皓 12、7、-10、5 松平健
○許シン 10、8、7 水谷
○張継科 -10、7、6、5 岸川
 王皓 - 水谷
 松平健 - 許シン

 予選リーグで、5月の世界選手権団体戦・準々決勝で3-0で勝利している香港に食い下がられたものの、3-2で振り切り、予選リーグ1位で第2ステージに進出した日本男子。準々決勝で新興勢力・インドの挑戦を受け、トップで松平健太がドイツ・ブンデスリーガで活躍するアチャンタに敗れたものの、エース水谷の2点取りで勝利。98年バンコク大会以来、3大会ぶりのメダル獲得を決めた。
 準決勝の対戦相手は中国。98年バンコク大会でも準決勝で中国と対戦し、3番で遊澤亮(当時:明治大)が当時世界ランキング1位の劉国梁を下すなど、中国をラストまで追いつめている。今大会も好試合が期待されたが、トップで松平健太が王皓に善戦するも敗れ、2番でエースの水谷隼が許シンとのサウスポー対決で完敗。0-3のストレートで敗れ、進撃は準決勝でストップした。準決勝のもうひと試合は韓国が北朝鮮を3-0で下し、決勝は中国vs韓国の対戦となった。

〈女子団体〉■予選リーグ
日本 3-0 タジキスタン
 [日本 0-3 中国]

○李暁霞 7、4、2 石川
○郭躍 8、5、7 福原
○郭炎 7、7、9 平野
 [日本 3-1 チャイニーズタイペイ]
○福原 -8、1、5、6 黄怡樺
 平野 -18、6、-7、-6 鄭怡静○
○石川 -9、7、1、6 熊乃儀
○平野 5、-6、-10、12、3 黄怡樺

■準々決勝
 [シンガポール 3-2 日本]
 王越古 -6、-9、9、-4 石川○
○馮天薇 5、4、7 福原
 リ・ジャウェイ 8、-7、12、-8、-6 平野○
○王越古 11、11、-8、8 福原
○馮天薇 9、-8、-1、9、7 石川

 中国とチャイニーズタイペイと同組という、非常に厳しいドローとなった日本女子の予選リーグ。中国には1ゲームも奪えずに0-3で悔しい敗戦。3試合目のチャイニーズタイペイ戦では、この予選リーグで郭躍を破っている鄭怡静に1点を取られ、苦しめられたが、4番平野が黄怡樺をゲームオールで下し、2位で第2ステージに進んだ。
 準々決勝の対戦相手はシンガポール。トップで石川が王越古を破り、3番で平野がリ・ジャウェイに1-2から逆転勝ち。2-2ラストで石川vs.馮天薇の対戦となった。10月のワールドチームカップでは石川がストレート勝ちを収めており、この試合も石川が第3ゲームを11-1で取ると、第4ゲームもリードを奪う展開。「シンガポール越え」まであと一歩だったが、ここから奮起した馮天薇に逆転を許し、日本女子は2大会連続で5位入賞となった。女子団体決勝は中国vs.シンガポール。中国がモスクワ大会のリベンジに燃える。

 大会第4日目の16日は、混合ダブルス2回戦からスタート。メダル獲得が期待される岸川聖也/福原愛と、1回戦で韓国の強豪ペアである朱世赫/金キョン娥を破った松平健太/石川佳純が登場する。
 11月10~14日、ポーランド・ワルシャワにてITTFプロツアー・ポーランドオープンが行われ、女子ダブルスで福岡春菜/樋浦令子(中国電力/ミキハウス)が優勝した。

 自主参加で参戦した福岡/樋浦は、準々決勝ではドデアン/サマラ(ルーマニア)を4-1で、準決勝ではリー・ジャオ/リー・ジエ(オランダ)を4-3で下し、決勝進出。決勝はホー/フー(トルコ)にストレート勝ちで優勝を決めた。福岡はプロツアーダブルス初優勝、樋浦は5勝目となった。

 男子シングルスはサムソノフ(ベラルーシ)が優勝。今年はモロッコ、韓国に続く3勝目で、昨年のモロッコオープンから出場機会4連勝となった。
 日本勢は学生王者の笠原弘光(早稲田大)が活躍。準々決勝でオフチャロフ(ドイツ)に敗れたが、アポローニャ(ポルトガル/世界ランキング19位)、エロワ(フランス/同64位)、プロコプコフ(チェコ/同53位)と、格上選手を次々に撃破。現在160位の笠原だが、大きくジャンプアップしそうだ。

 女子シングルスはリー・ジャオ(オランダ)が08年スロベニアオープン以来となる2勝目をあげた。日本勢は福岡が、VI.パブロビッチ(ベラルーシ)、倪夏蓮(ルクセンブルク)などを破り、準々決勝に進出するもドデアン(ルーマニア)に敗れた。

 また、U-21女子シングルスでは石垣優香(淑徳大)が優勝。U-21男子シングルスでは笠原が3位に入った。

【ITTFプロツアー・ポーランドオープン優勝記録】
男子シングルス:サムソノフ(ベラルーシ)
女子シングルス:リー・ジャオ(オランダ)
男子ダブルス:フレイタス/ガチーナ(ポルトガル/クロアチアs)
女子ダブルス福岡春菜/樋浦令子(日本)
U-21男子シングルス:ドリンコール(イングランド)
U-21女子シングルス:石垣優香(日本)
 10月30日~11月7日まで、ITTFグローバルカデットチャレンジ&ITTFグローバルジュニアサーキットファイナルがインドにて行われ、ジュニアサーキットファイナル男子シングルスで吉田雅己(青森山田高)、女子シングルスで石川佳純(ミキハウスJSC)が優勝。カデットチャレンジでは宋恵佳(青森山田中)が優勝する活躍を見せた。

 吉田と町(青森山田高)が出場したジュニアサーキットファイナル男子シングルス。町は準々決勝で趙頌煕(香港)に敗れたが、吉田は準々決勝、準決勝とともにストレートで快勝。決勝では町を破った趙頌煕と対戦したが、ここもストレート勝ちで優勝。
 女子シングルスには石川佳純と前田美優(ミキハウスJSC)が出場。ただひとり世界ランク30位以内の大本命石川は準決勝でシュチェルコフスカ(ポーランド)に先に3ゲームを奪われる苦しい展開となったが、3ゲーム連取で逆転勝利。決勝では前田を破った李皓晴(香港)に4-2で勝利し、貫禄の優勝を果たした。

 カデットチャレンジには村松雄斗(エリートアカデミー)と宋恵佳が出場。団体戦ではともにアジアチームの一員として全勝で優勝に貢献。村松はシングルスでは3位に終わったが、宋はスッチ(ルーマニア)、劉曦(中国)らの強豪を破って優勝。予選では2敗を喫して3位だったが、見事に挽回してみせた。
 国際ペアとなった男女ダブルスでは村松、宋ともに3位に入賞している。

【ITTFグローバルジュニアサーキットファイナル優勝記録】
男子シングルス:石川佳純(日本)
女子シングルス:吉田雅己(青森山田高)

【ITTFグローバルカデットチャレンジ優勝記録】
男子団体:アジア
女子団体:アジア
男子シングルス:ジャン・ウジン(韓国)
女子シングルス:宋恵佳(青森山田高)
男子ダブルス:ジャン・ウジン/朱琳峰(韓国/中国)
女子ダブルス:杜凱栞/劉曦(香港/中国)
 世界的なスポーツブランド「アディダス」がついに卓球のマーケットに進出する。ヨーロッパでは以前からアパレルとシューズは販売していたものの、世界規模での発売は初めてのことである。競技規模でのマーケットは大きくないが、「オリンピック競技には用具メーカーとして参入する」という基本姿勢に基づき、今回の卓球への本格参入となった。

 日本での代理店は「グリーンマスター・ジャパン」で、日本での発売は11月下旬を予定。すでに日本卓球協会の公認指定業者として認定され、先にラバー、ラケットを発売し、来年にはウエア、バッグ等のアパレルを順次発売していく予定だ。世界的ブランドが「世界一繊細な消費者」と言われる日本のユーザーにどこまで受け入れられるか注目だ。
 10月29~31日まで、ドイツのマグデブルグにてLIEBHERR男子ワールドカップが行われ、中国の王皓が優勝。日本の水谷隼(明治大)が4位に入賞した。

 昨年のワールドカップ王者、世界王者、各大陸王者、世界ランク上位者、ITTF推薦者によって争われる同大会。水谷は予選グループでボル(ドイツ)に敗れたものの、ガオ・ニン(シンガポール)、リュウ・ソン(アルゼンチン)を破って2位通過。準々決勝ではサムソノフ(ベラルーシ)をゲームオールで下し準決勝進出。準決勝では張継科(中国)を追いつめるも、ゲームオール4本で力尽きた。
 3位決定戦にまわった水谷は再びボルと対戦。ゲームオール7本で敗れ、4位に終わった。

 優勝した王皓は、非常に安定した戦いぶり。予選から決勝まで、2ゲーム以上奪われることなく、同士討ちとなった決勝の張継科戦でも第1ゲームを失ったが、そこから4ゲーム連取して優勝。2007年、08年に続くワールドカップ3勝目を飾った。
 今年から開催される『実業団地域リーグ』。すでに結果をお伝えした東海・北信越ブロック(10月16日終了)に続き、全国5ブロックで熱戦が展開された。各ブロックの結果は以下のとおり。

★北関東ブロック
1. (株)栃木銀行(栃木)
2. 青木信用金庫(埼玉)
3. 日製日立(茨城)
4. 東京電力(株)群馬(群馬)
5. 所沢市役所(埼玉)
6. SUBARU(群馬)
・全日本実業団の上位常連で、今年度もベスト16に進出した栃木銀行が優勝

★南関東ブロック
1. 東京電力(東京)
2. 東京ガス(株)(東京)
3. NTT東日本東京(東京)
4. 松戸市役所(千葉)
5. リコー厚木(神奈川)
・元日本リーガーを揃えた松戸市役所が4位という大激戦区を、東京電力が制した

★近畿ブロック
1. 新日鐵広畑(兵庫)
2. 姫路市役所(兵庫)
3. 三菱電機神戸(兵庫)
4. 造幣局(大阪)
・日本リーグへの加盟経験もある新日鐵広畑が優勝、姫路市役所が2位に入る健闘

★中国・四国ブロック
1. シンコー(広島)
2. 王子製紙米子(鳥取)
3. 倉敷化工(岡山)
4. 三菱自動車水島(岡山)
5. 中国電力広島(広島)
6. 中国電力山口(山口)
・大エース山城譲二(専修大卒)を擁し、優勝候補筆頭だったシンコーがV

★九州ブロック
1. 岡城産業(福岡)
2. 三菱重工長崎(長崎)
3. 伊達病院(鹿児島)
4. 新日鐵大分(大分)
5. 京セラ鹿児島(鹿児島)
・日本リーグ2部の三菱重工長崎、全日本実業団で活躍する伊達病院を抑え、岡城産業が優勝

 男子では各ブロックで上位に入った計16チームが、11月20日に日産自動車横浜体育館で行われるチャンピオン大会に参戦。女子はブロック大会は行わず、日産ウェルフェア横浜体育館で行われるチャンピオン大会(日時は男子と同じ)に、8~12チームの参戦が予定されている。男女ともレベルの高い戦いとなることは間違いない!
 10月22~24日、日本の大学生No.1を決める全日本大学総合選手権(個人の部)が大阪・なみはやドームにて行われ、男子シングルスは笠原弘光(早稲田大)が、女子シングルスは藤井優子(近畿大)がともに初優勝を飾った。

 昨年、水谷隼(明治大)に敗れて準優勝に終わった笠原(早稲田大)は、昨年優勝の水谷と一昨年優勝の松平賢二(青森大)がプロツアー参戦のため不在だったここでは、負けるわけにはいかなかった。第1シードの笠原は2回戦から登場。5回戦の秋田(日本大)戦、準決勝の上田(青森大)戦で1ゲームずつ落としたのみの完璧な内容で決勝進出。決勝では御内(早稲田大)、濱川(近畿大)を下して勝ち上がってきた伊積(中央大)も寄せ付けずにストレート勝ち。結局、7試合戦って落としたゲームは2ゲームのみ。圧倒的な実力で優勝を勝ち取った。

 女子シングルスは、昨年1年生ながらベスト8に入った藤井が優勝。準々決勝の松村(中央大)戦では交互にゲームを取り合いゲームオールとなったが、最終ゲームは5本で退けると、準決勝では中尾(早稲田大)に4-1で勝利。決勝は大躍進のルーキー・北岡(中央大)を4-2で下して優勝した。
 昨年優勝で4年生の照井(早稲田大)は、準決勝で北岡に敗れて有終の美ならず。女子シングルスは北岡、中尾とベスト4に1年生が2人入るフレッシュな顔ぶれとなった。

【全日本大学総合選手権(個人の部)優勝記録】
男子シングルス:笠原弘光(早稲田大)
女子シングルス:藤井優子(近畿大)
男子ダブルス:瀬山辰男/松生直明(中央大)
女子ダブルス:加能尚子/原田智美(東京富士大)
 10月20~24日、ITTFプロツアー・オーストリアオープンがウェルシュにて行われ、男子シングルスで松平健太(早稲田大)が3位入賞。男子ダブルスでも水谷隼/岸川聖也(明治大/スヴェンソン)が3位、女子ダブルスで福原愛/石川佳純(ANA/ミキハウスJSC)が3位。U-21男子シングルスで松平賢二(青森大)が優勝、U-21女子シングルスで石垣優香(淑徳大)が準優勝するなど、日本選手が好成績を収めた。

 世界ランキング67位の松平健太は予選からの出場となったが、難なく予選突破すると1回戦ではシュテガー(世界ランキング33位)、2回戦ではクズミン(同57位)と格上に連勝。3回戦では水谷との同士討ちを4-0のストレートで制し、準々決勝でもズース(同18位)に快勝した。準決勝ではアポローニャ(ポルトガル)に敗れたが、ランキング上位の選手を次々に下したことで世界ランキングを上げてくるだろう。
 松平を破ったアポローニャは、決勝でボル(ドイツ)にゲームオールで勝利。これまでベスト16が最高だったが、初のプロツアー制覇を飾った。

 女子シングルスはベスト4をすべて中国勢が占める中、郭躍(中国)が優勝。ダブルスと合わせて2冠を達成した。ダブルスは、今年クウェート、中国・蘇州に続いて、出場機会3連勝となった。

【ITTFプロツアー・オーストリアオープン優勝記録】
男子シングルス:アポローニャ(ポルトガル)
女子シングルス:郭躍(中国)
男子ダブルス:江天一/唐鵬(香港)
女子ダブルス郭躍/李暁霞(中国)
U-21男子シングルス:松平賢二(日本)
U-21女子シングルス:武楊(中国)