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 世界選手権期間中の26日、ITTFシャララ会長は記者会見で、五輪のシングルス枠に関して言及した。

「ITTFのオリンピック委員会が五輪のシングルス枠を3人から2人に減らすことに同意した。団体戦は今まで通り3人で行う。これは中国にとっては不公平で、うれしくない提案だろう。私はそのことを理解しなければならない。しかし、我々はひとつの国、ひとつの国のオリンピック委員会のことを考えているわけではなく、卓球界全体を見つめる必要がある。もしひとつの国がメダルを独占していくことになると、そのスポーツへの興味は失われてしまう。
 IOC(国際オリンピック委員会)は多くの国が五輪に参加し、多くの国がメダルを獲ることを望んでいる。テコンドーやボクシングでもひとつの国から1名しか出場できないし、水泳もひとつの種目にひとつの国から2名しか出場できない。
 卓球には多くの種目はないので、長い間、ITTFは他の競技、水泳やテコンドーなどの競技に追従するべきか考えてきた。今回、ITTFは解決方法として一国からのシングルスの出場枠を減らし、他の国に出場するチャンスが増える方法を選んだ。もちろん、それが中国に対して不公平であるように思われるだろうから、今まで中国のスポーツ機関、体育総局(スポーツ省)、そして中国卓球協会に説明をしてきた。中国卓球協会がこの提案を好んでいないけれど、それを支持しようとしているところだ。
 IOCはすでにこの変更を認めているが、執行役員会は(IOCの)最終決定を必要としている。
 シングルスの2名の決め方は世界ランキングによって決められるだろう。
 五輪出場は3つのステージで決められる。まず世界ランキングによって28名が選ばれ、次に各大陸の予選会に割り当てられ、最後は最終予選会によって決まる。28名の出場は、一国最大2名までで、もし2名ここで選ばれたら自動的にシングルスの枠に入る」

 また、「2013年の世界選手権個人戦はパリに決定した」ことを発表した。パリでの開催は2003年以来、10年ぶりとなる。
 2009年度全日本選手権女子シングルスチャンピオンの王輝(日立化成)が、6月17~20日に開催される日本リーグ前期大会(埼玉・所沢市民体育館)を最後に選手を引退する。日立化成工業株式会社ホームページのニュースリリースにより発表された。(http://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/

 中国出身のカットマンである王輝選手は、2000年の世界選手権団体戦では中国の団体メンバーとして優勝を経験。日立化成卓球部のエースとして長く日本で活躍し、卓球王国の連載「中国卓球の神髄」や「王輝完全本」(現在連載中)に技術モデルとして登場している。

●王輝選手のコメント
「このたび、私、王輝は2010年6月をもって引退します。
私は20年間、卓球選手として全てを卓球のために費やしてきましたが、これからは自分と家族に捧げたいと思っています。これまで私を支えてくださった内山監督、日立化成卓球部の選手達、関係者の皆さん、そして何よりいつも暖かく、力強い応援をしてくださったファンの皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。日立化成卓球部はもとより、日本の卓球が世界で良い成績を残せるよう、そこに携わった一人として今後も応援していきます。」
 5月11~13日は東京武道館で、17~19日は代々木第二体育館で春の関東学生リーグ(1部)が行われた。
 男子は最終日に全勝対決を制した早稲田大が優勝した。これで早稲田は春のリーグ戦6連覇を達成。「選手にありがとうと言いたい。夏と秋も優勝し、『春だけ強い早稲田』というレッテルを払拭したい」(伊藤監督)と完全制覇に向けて抱負を語った。
 女子は淑徳大学が昨年の春、秋に続いて3連覇。エースの石垣がシングルス7戦全勝と力を見せてチームを引っ張り、1年生の松澤と岡崎がそれぞれ勝ち星を挙げた。特に松澤は4勝1敗の好成績で、ラストの東京富士大戦も締め、新人賞を獲得した。
詳細は8月号に掲載いたします。

結果は以下の通り
●男子
1位:早稲田大
2位:明治大
3位:中央大
4位:日本大
5位:専修大
6位:埼玉工業大
7位:大正大
8位:筑波大

●女子
1位:淑徳大
2位:早稲田大
3位:東京富士大
4位:中央大
5位:専修大
6位:日本体育大
7位:青山学院大
8位:大正大

●個人賞
殊勲賞:足立智哉(早稲田大)、石垣優香(淑徳大)

敢闘賞:伊積健太(中央大)、徐珍(東京富士大)

優秀選手賞:笠原弘光(早稲田大)、松渕健一(明治大)、瀬山辰男(中央大)、高瑜瑶(専修大)、中島未早希(早稲田大)、李セイ(日本体育大)

最優秀ペア賞:軽部隆介・池田和正(明治大)、中島慶子・坂本夕佳(中央大)

最優秀新人賞:ニエ冲(大正大)、松澤茉里菜(淑徳大)
 日本男子チームのエースで、現世界ランキング11位の水谷隼(明治大・スヴェンソン)が、2010中国卓球クラブスーパーリーグの四川省チームでプレーすることが発表された。

 2008年シーズンに浙商銀行チームの一員としてスーパーリーグに参戦し、シーズン2位の好成績に貢献した水谷は、今回が2回目のスーパーリーグ参戦。08年シーズンは北京五輪が開催によって、第1ステージを全18節から全9節へ短縮して行われたが、約3カ月のフルシーズン参戦は今回が初めてだ。 昨シーズン、ハオ帥・邱貽可・王建軍らのメンバーでシーズン5位、あと一歩のところでプレーオフ進出を逃した四川省チームは、ハオ帥と王建軍がチームを移籍。ハオ帥に替わるエース候補として、水谷に白羽の矢が立った。スポンサー探しに苦戦していたが、中国郵政儲蓄銀行・四川省分行と、自動車メーカーの四川先鋒企業集団がダブルスポンサーとなり、「四川郵儲銀行・先鋒汽車」として2010年シーズンを戦う予定。まずは全18節で行われる第1ステージで上位4チームに入り、プレーオフに出場することが当面の目標となる。
 2010中国卓球クラブスーパーリーグは6月9日に開幕する。
 日本のトップ選手、岸川聖也(スヴェンソン)、吉田海偉(個人)、高木和卓(東京アート)の各選手をマネージメントしていた「チームマツシタ」が営業権を譲渡し、新しくテイクバック(株)(東京都品川)が3選手と新たに小西杏選手(個人)をマネージメントすることになった。

 岸川選手は、すでにエース級の扱いでドイツブンデスリーガ1部(DTTL)の「オクセンハオゼン」に移籍が決まっており、現在フランスリーグで活躍中の吉田選手はまだ来季のクラブは未定、高木和選手は国内での活動、小西選手は海外クラブでのプレーを予定しているとのこと。
 AKB48卓球部がテレビ東京系で放送される「世界卓球2010モスクワ」 のテーマソングを歌うことが発表された。

 AKB48卓球部とは、大人気アイドルグループAKB48から誕生した世界卓球の応援ユニット。昨年、世界選手権横浜大会を盛り上げるために結成され、大活躍したAKB48卓球部。今年は新メンバーも参加し、テーマソングを歌うほか、中継や関連番組にも出演する。
 テーマソングのタイトルは「僕のYELL~世界卓球Ver.~」。5月26日発売のAKB48のニューシングル「ポニーテールとシュシュ」のカップリング曲である「僕のYELL」を元に、詞も新たに再レコーディングしたスペシャルバージョンだ。

 今最も勢いのある大人気グループAKB48から生まれたAKB48卓球部が、日本から「世界卓球2010モスクワ」を盛り上げる!
 日本代表チームのオフィシャルサプライヤーとしてユニフォームなどを提供しているミズノ(本社・大阪)が、日本代表チーム応援スペシャルサイトをオープンした。

 日本代表チームの情報はもちろん、提供している商品の紹介、さらには代表選手のサイン入りグッズがあたるキャンペーンも予定しているそうなので、要チェック!

日本卓球ナショナルチームサイト「GO!GO!JAPAN」
http://www.mizuno.jp/tabletennis/japan2010/index.html
 4月29日に行われた「世界卓球2010モスクワ」の組み合わせ抽選。4大会連続銅メダルの日本女子チームはグループDにドローされ、ルーマニア、タイペイ、ベラルーシと同組となった。同組のチームは以下のとおり。

LIEBHERR 2010世界卓球選手権団体戦 5.23~30/ロシア・モスクワ
☆女子チャンピオンシップディビジョン
◎グループD

日本     [福原愛/平野早矢香/石川佳純/藤井寛子/藤沼亜衣]
ルーマニア  [ドデアン/サマラ/スッチ/イリチ]
タイペイ   [黄怡樺/鄭怡静/熊乃儀/李依真/陳思羽]
ベラルーシ  [Vi.パブロビッチ/Ve.パブロビッチ/ドゥブコワ/プリワロワ/カラホジナ]
ロシア    [コチヒナ/チホミロワ/ノスコワ/ヴォロノワ/ミハイロワ]
スロバキア  [オドロバ/バラージョバ/クモトルコバ/マルチェコバ]

 香港とルーマニア、どちらのチームが下に入ってくるのかが注目されたが、結果はルーマニア。パワーのあるドデアンとサウスポーのサマラというツインエースを擁し、これまでに日本がたびたび痛い目にあっている相手だが、姜華君や帖雅娜のいる香港よりはやはり戦いやすいはず。それ以外のチームでは、タイペイのエース黄怡樺は中国・甲Aリーグで腕を磨き、パワーのある両ハンドドライブは要注意。ベラルーシとロシアはカット主戦型が主力、カット対策の成果を見せる時が来た。スロバキアの長身プレーヤー・オドロバには09年横浜大会で苦しめられたが、きっちりストレートで勝っておきたいチームだ。
 グループA~Cのドローは以下のとおりとなっている。

◎グループA
中国     [劉詩ウェン/郭炎/郭躍/丁寧/李暁霞]
オーストリア [リュウ・ジャ/リ・チャンビン/ペツナー/カインツ]
ポーランド  [リー・チェン/パルティカ/シュ・ジエ/グルジボウスカ/パストル]
イタリア   [ステファノバ/タン・ウェンリン/ワン・ユ/ステシェンコ/ヴィヴァレッリ]
クロアチア  [ボロス/バイダ/バクラ/ドュラク]
イングランド [パーカー/シブリー/ヒックス/ル・フェブル]

◎グループB
シンガポール [馮天薇/ユ・モンユ/王越古/スン・ベイベイ/リ・ジャウェイ]
ドイツ    [呉佳多/ジルベライゼン/シャール/ヴィンター/P.ゾルヤ]
オランダ   [リー・ジャオ/リー・ジエ/ティミナ/クリーマーズ/ノウウェン]
スペイン   [朱芳/ドボラク/ラミレス/ション・イェンフェイ]
チェコ    [バチェノフスカ/ハダチョバ/ペンカボバ/スミスチコバ]
アメリカ   [高軍/アリエル・シン/ナタリー・スン/リリー・チャン/エリカ・ウー]

◎グループC
韓国     [金キョン娥/朴美英/唐イェ序/石賀浄/文玄晶]
香港     [姜華君/帖雅娜/柳絮飛/張瑞/于國詩]
ハンガリー  [トート/ロバス/ポータ/ペルゲル]
フランス   [シェン・イファン/グルンディッシュ/ドゥサン/A.マテネ]
ウクライナ  [ペソツカ/ソロチンスカ/ガポノワ/モツィク]
北朝鮮    [キム・ジョン/ハン・ヘソン/ヒョン・リョンヒ/キム・ヘソン]
 4月29日、「世界卓球2010モスクワ」の男女チャンピオンシップ/セカンド/サードの3つのディビジョンで、組み合わせ抽選が行われた。組み合わせ抽選は本来4月20日に行われる予定だったが、アイスランドの火山噴火の影響によって延期されていたもの。08年広州大会に続くメダル獲得を目指す日本男子チームは、グループCにドローされた。同組のチーム、および現時点での登録メンバーは以下のとおりとなった。

LIEBHERR 2010世界卓球選手権団体戦 5.23~30/ロシア・モスクワ
★男子チャンピオンシップディビジョン
◎グループC

ドイツ    [ボル/オフチャロフ/ズース/シュテガー/バウム]
日本     [水谷隼/吉田海偉/岸川聖也/松平健太/張一博]
クロアチア  [ガチーナ/トシッチ/ジュバシッチ/コラレク]
デンマーク  [メイス/ベンツェン/ツグウェル/コングスガード/ラスムッセン]
スペイン   [マチャド/カルネロス/デュラン/カンテロ]
ハンガリー  [ヤカブ/パジー/コシバ/ナジ/ゾンボリ]

 2009年4月発表のワールドチームランキングにより、ドイツか香港のどちらかのチームと同組になることが決まっていた日本男子。結果はヨーロッパ団体王者のドイツと同組となった。前回の広州大会ではエースのボルが欠場し、日本がドイツを3-1で破っているが、今大会ではボルが復帰。2番手のオフチャロフ、3番手のズースも進境著しく、相当に厳しい戦いが予想される。下位チームは4チームともヨーロッパ。クロアチアはプリモラッツが現在のところ登録メンバーに入っていないが、09年横浜大会で韓陽をノックアウトしたガチーナは手ごわい相手。現ヨーロッパ王者のメイスを擁するデンマークは、2番手に大ベテランのベンツェンが入るなど世代交代が進んでおらず、2番手以下を確実に攻略したい。
 グループA・B・Dのドローは以下のとおり。

◎グループA
中国     [馬龍/王皓/王励勤/張継科/許シン]
ロシア    [クズミン/ルブツォフ/スカチコフ/シバエフ/グラディシェフ]
ギリシャ   [クレアンガ/イオニス/パパイエオリウー/リニオティス/パパディミトリオウ]
フランス   [レグー/マテネ/ルベッソン/ロレンツ/ゴーズィ]
ポーランド  [ワン・ツォンイ/ブラシュチック/スッフ/ゴラク/チョイノフスキ]
イタリア   [ボボチーカ/トマシ/ストヤノフ/クロッティ/レッシュ]

◎グループB
韓国     [朱世赫/呉尚垠/柳承敏/徐賢徳/金ミン鉐]
スウェーデン [ルンクイスト/イエレル/R.スヴェンソン/オーケストレム/K.カールソン]
タイペイ   [荘智淵/呉志祺/黄聖盛/陳建安/周東ユ]
チェコ    [コルベル/プロコプコフ/トレグレル/ウラブリク/シモンチク]
ルーマニア  [クリサン/チオティ/A.フィリモン/イオネスク/A.ドデアン]
ウクライナ  [ツムデンコ/ディドゥフ/コウ・レイ/プリスチェバ]

◎グループD
香港     [唐鵬/張ユク/李静/江天一/高礼澤]
オーストリア [シュラガー/陳衛星/ガルドス/ハベソーン/フェゲルル]
ポルトガル  [モンテイロ/アポローニャ/フレイタス/エンカルナサォン]
シンガポール [ガオ・ニン/ヤン・ツー/ツァイ・シャオリ/パン・シュエジエ]
北朝鮮    [ジャン・ソンマン/キム・ヒョクボン/イ・チョルグク/キム・ナムチョル]
ベラルーシ  [サムソノフ/チチェチニン/ネクベドビッチ/プラトノフ/クチュク]
 4月16日、総合スポーツメーカーのミズノは、中国ナショナルチームとのシューズ独占スポンサー契約の更新を発表。中国・北京市にて調印式が行われた。

 中国ナショナルチームがミズノとシューズ契約を結んだのは2006年12月27日。期間は07年1月1日~09年12月31日だったが、この度、更新する運びとなった。契約期間は12年12月31日まで。世界選手権や五輪をはじめとする国際大会などで、中国ナショナルチームの選手がミズノ製シューズを履くこととなる。
 ナショナルチームの王励勤は「品質に厳しいミズノに大変高い信頼を置いています。ミズノへの信頼は私に自信を与え、試合中の自分を存分に発揮できるパワーをいただいています」とコメントしている。