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 本日より、徳島・とくぎんトモニアリーナにて2019日本リーグプレーオフJTTLファイナル4がスタート。前期・後期の総合成績上位4位チームによる年間王者をかけた戦いがスタートした。
 昨年までのファイナル4は、まず総合成績1・2位が対戦し(対戦A)、勝利したチームが決勝に進出。次に総合成績3・4位が対戦し(対戦B)、勝利したチームが準決勝へ。準決勝では(対戦A)の敗者と(対戦B)の勝者が対戦し、勝利したチームが決勝進出。そして(対戦A)の勝者と決勝を争うという複雑なトーナメント方式だったが今年よりトーナメント方式が変更に。総合成績1位と4位、同2位と3位が対戦し、それぞれの勝利チームが決勝で戦うこととなった。
 初日の今日は男女準決勝2試合ずつが行われ、明日の決勝カードが決定した。

【準決勝】
◆男子
<シチズン時計(総合4位) 3-2 東京アート(総合1位)>
○酒井 -4、4、7、-5、16 吉村
 笠原 -7、-10、-6 吉田○
 笠原/上村 -5、-6 吉村/坪井○
○御内 8、-13、8、7 村松
○上村 7、8、10 高木和

<愛知工業大(総合3位) 3-2 協和キリン(総合1位)>
○田中 6、-5、8、-8、10 松平
 木造 -10、10、-9、8、-12 平野○
 松山/髙見 -10、10、-10 平野/渡辺○
○髙見 6、8、8 後藤
○松山 11、-7、6、2 渡辺

 男子は2試合ともにラストまでもつれた末に、総合3位の愛知工業大と同4位のシチズン時計が下克上で決勝に進んだ。
 東京アート対シチズン時計はトップの酒井対吉村がフルゲームジュースまでもつれ、ともにマッチポイントを奪い合った末に酒井が勝利。2、3番を東京アートが快勝で取り返したが、4番のカット対決に御内が勝利。ラストはラッキーなポイントが続いた上村がストレートで高木和を退け、2年連続のファイナル4決勝進出を決めた。
 東京アートは前・後期日本リーグ、全日本実業団、全日本総合団体と今年度団体戦4冠をつかんでいたが、ファイナル4のタイトルを逃し、グランドスラム達成を逃した。
 男子準決勝もうひと試合は1、2、3番がフルゲームジュースと、こちらも激戦。トップの松平対田中は松平が5ゲーム目10-8でマッチポイントも、ここから田中が4本連取で逆転勝利。2番は平野が木造を振り切ってタイに戻すと、渡辺とのダブルスでも全日本準優勝ペアの松山/髙見に勝利し、協和キリンが王手。しかし髙見が隙のないプレーで後藤を破ると、最後は松山。回り込んでバックストレートへの強烈なドライブを連発し、渡辺をノックアウト。愛知工業大を初の決勝へと導いた。
 今年の愛知工業大とシチズン時計の対戦は1勝1敗。前期でシチズン時計が3-1、後期は愛知工業大が3-0で勝利している。

◆女子
<中国電力(総合1位) 3-2 デンソー(静岡)>
 宋 8、-6、-9、-3 馬克○
 庄司 -8、-3、10、-9 野村○
○土田/宋 -9、10、8 永尾/阿部
○土田 -9、6、9、8 永尾
○成本 -5、8、6、10 阿部

<十六銀行(総合2位) 3-0 日立化成(総合3位)>
○徳永 11、-7、4、-13、6 牛嶋
○安藤 6、9、-5、10 近藤
○山本/加藤杏 6、-8、9 後藤/牛嶋

 総合1位の中国電力はデンソー相手に前半の宋、庄司が流れをつかみきれないまま押し切られ、いきなり2敗と後がなくなる。しかし、高い実力を誇る土田/宋が競り勝つと、4番の土田がしつこいラリー戦で永尾に勝利。ラストの成本も1ゲーム目を奪われたが、阿部を揺さぶって3ゲームを連取。前半を終えて0-2のビハインドから大逆転で決勝進出を決めた。3時間近い接戦となったが、チームとしての充実ぶりを感じさせる圧巻の勝利だった。
 十六銀行と日立化成のカードは、トップの徳永が接戦の中でも最後まで牛嶋のカットを打ち切り十六銀行が先勝。続く2番はルーキーながらエースの働きを見せる安藤が田代相手に堂々としたプレーで勝利。前半に並べたルーキー2人が勝利して十六銀行が王手。ダブルスも日立化成ペアのカットをじっくり見極めて攻めた十六銀行ペアが奪い取り、快勝で決勝に駒を進めた。
 これで明日の決勝は中国電力と十六銀行。日本リーグは前期は十六銀行、後期は中国電力が制している。また、全日本実業団で十六銀行、全日本総合団体で中国電力が優勝と今年度の国内団体タイトルを分け合っている両チームの対戦だけに、熱戦が予想される。今年の日本リーグでは中国電力が2勝。全日本実業団では十六銀行、全日本総合団体では中国電力に軍配があがっている。
  • シチズン、アートを撃破し決勝へ

  • 協和キリン戦ラストを締めた松山

  • アートは5冠ならず

  • 松平、勝利まであと1点から苦杯を喫した

  • 十六銀行は徳永の勝利で波に乗った

  • 総合1位の実力を見せた中国電力

  • デンソーはダブルスも好ゲームを展開したが決めきれず

  • 粘りを見せた牛嶋だが、単複で敗戦

 ITTFより、本日・12月3日に2019年12月の世界ランキングが発表された。
 
 日本男子のトップは張本智和選手で、5位をキープ。女子は伊藤美誠選手が先月の7位から4位にジャンプアップ。自己最高位の記録だ。

その他、気になるトップ選手の動向は

   ↓ をクリック

2019年12月の世界ランキングを見る
http://world-tt.com/ps_player/worldrank.php
 11月24日〜12月1日にタイ・コラートで開催された世界ジュニア選手権大会。7種目が行われ、日本は金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル2個の計7個のメダルを獲得した。最終結果は以下のとおり。

 大会の詳細は『世界ジュニア選手権大会速報』をご覧ください↓

http://world-tt.com/ps_info/ps_report.php?bn=195&pg=HEAD&page=BACK&rpcdno=56#56

● 男子団体
優勝:中国
2位:チャイニーズタイペイ
3位:日本、フランス

● 女子団体
優勝:中国
2位:日本
3位:朝鮮民主主義人民共和国、チャイニーズタイペイ

● 男子シングルス
優勝:向鵬(中国)
2位:モーレゴード(スウェーデン)
3位:戸上隼輔(日本)、馮翊新(チャイニーズタイペイ)

● 女子シングルス
優勝:長﨑美柚(日本)
2位:小塩遥菜(日本)
3位:呉洋晨(中国)、キム・ウンソン(朝鮮民主主義人民共和国)

● 男子ダブルス
優勝:劉夜泊/徐瑛彬(中国)
2位:シドレンコ/ティホノフ(ロシア)
3位:チュア・シャオハン/パン・イエウエン(シンガポール)、向鵬/曾蓓勛(中国)

● 女子ダブルス
優勝:木原美悠/長﨑美柚(日本)
2位:蒯曼/石洵瑶(中国)
3位:CA. ルッツ/パヴァデ(フランス)、A. ヴェグジン/K. ヴェグジン(ポーランド)

● 混合ダブルス
優勝:宇田幸矢/木原美悠(日本)
2位:徐瑛彬/石洵瑶(中国)
3位:向鵬/蒯曼(中国)、劉夜泊/呉洋晨(中国)

 11月29日〜12月1日に中国・成都で行われたITTF男子ワールドカップ。日本からは張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)が参戦し、張本が準々決勝で丹羽、準決勝で馬龍(中国)を下し日本選手で初めて決勝に進出。決勝では樊振東(中国)に破れたものの準優勝を果たした。

 張本は1回戦でアルナ(ナイジェリア)を4-1で下すと、準々決勝では前週行われたT2ダイヤモンドでも対戦した丹羽との対戦。張本が幸先よく2ゲームを連取するもその後、3ゲーム連続のジュースの接戦を丹羽に奪われゲームカウント2-3とされる。第6ゲームを張本が取り、最終ゲームにもつれ込んだ勝負の行方は、8-8から張本が3ポイントを連取し2週連続で丹羽を破り準決勝に駒を進めた。
 続く準決勝で張本は馬龍に3ゲームを先取し、現五輪・世界王者を追い詰める。馬龍も2ゲームを取り返すも第6ゲームを張本が5点で制し、馬龍に4-2で勝利し決勝進出を決めた。決勝の相手はDA.ハベソーン(オーストリア)、ボル(ドイツ)、林昀儒(チャイニーズタイペイ)を破って勝ち上がってきた樊振東。張本は決勝まで1ゲームしか落としていない好調ぶりを見せる樊振東にゲームカウント2-1とリードするも、そこから3ゲームを連取され惜しくも初優勝はならなかったが、日本人初となる銀メダルを獲得した。優勝した樊振東は2年連続、3度目のワールドカップのタイトル獲得となった

 また、3位決定戦は林昀儒がゲームオールで馬龍に勝利。初出場で3位という好成績を残した。
 
■ITTF男子ワールドカップ記録
● 決勝
樊振東(中国) −9、4、−6、8、2、7 張本

●3位決定戦
林昀儒(チャイニーズタイペイ) 4、11、−8、−9、8、−5、4 馬龍(中国)

●準決勝
樊振東 8、6、8、5 林昀儒
張本 6、9、8、−8、−4、5 馬龍

● 準々決勝
樊振東 6、9、5、−7、10 ボル(ドイツ)
林昀儒 −5、4、6、6、3 カルデラノ(ブラジル)
張本 6、7、−10、−10、−12、3、8 丹羽
馬龍 −6、9、4、11、3 オフチャロフ(ドイツ)

● 1回戦
樊振東 8、11、7、2 Da. ハベソーン(オーストリア)
ボル −7、8、5、9、8 グナナセカラン(インド)
林昀儒 8、4、7、−4、9 カールソン(スウェーデン)
カルデラノ −9、−9、6、−9、7、5、8 ジャー(アメリカ)
張本 7、11、10、−6、6 アルナ(ナイジェリア)
丹羽 6、8、−14、7、−8、11 李尚洙(韓国)
オフチャロフ(ドイツ) 8、−3、−8、8、−10、7、11 ファルク(スウェーデン)
馬龍 7、8、−9、5、−8、13 ゴーズィ(フランス)
  • 準優勝の張本(左)と優勝の樊振東、3位の林昀儒 提供:ITTF

 11月30~12月1日に大阪・アミティ舞洲(大阪市舞洲障がい者スポーツセンター)で「第11回国際クラス別パラ選手権」が開催された。

 国際大会と同じクラス別けが採用される、「肢体不自由者の全日本」に当たる今大会。今年は参加人数が増え、昨年まで行われていたダブルス種目は開催されず、男女シングルスのみの開催となった。また人数増加により、昨年は男子クラス1と2、女子クラス3と4は合わせて行われていたのが、個別に行われるなど、カテゴリー数自体も増加した。

 クラス1~5が車椅子、6~10とSが立位で、それぞれ数字が小さいほど障害が重度となっている。各クラス優勝者は以下の通り。

●男子シングルス優勝
クラス1:原正幸(愛知)
クラス2:宇野正則(滋賀)
クラス3:北川雄一朗(愛媛)
クラス4:斎藤元希(静岡)
クラス5:中本亨(大阪)
クラス6:七野一輝(東京)
クラス7:井上全悠(岡山)
クラス8:武田宜久(埼玉)
クラス9:岩渕幸洋(東京)
クラス10:垣田斉明(熊本)
クラスS:柴崎文仁(宮城)
●女子シングルス優勝
クラス2:西村亜佑子(熊本)
クラス3:茶田ゆきみ(東京)
クラス4:吉海美代子(東京)
クラス5:別所キミヱ(大阪)
クラス6-7:藤本けい子(東京)
クラス8:友野有理(兵庫)
クラス9:石川恵子(静岡)
クラス10ーS:青木佑季(北海道)

 大会の模様は『卓球王国』2020年2月号(12/21発売)に掲載します。
 11月22〜24日に広島県・広島県立総合体育館にて第32回全国ラージボール大会、通称「全国ラージ」が開催された。昨年度より全日本ラージボール選手権がスタートし、かつての日本一決定戦であった全国ラージも試合方式が変更されてから2度目となった。各種目の入賞者は下記のとおり。

【男子シングルス一般】
優勝:角正平(西東京クラブ/東京)
準優勝:宮下慎太郎(安藤塾/宮崎)
3位:芋谷慎太郎(尾道さくら茶屋/広島)、竹中真生(TEAM一本道/東京)

【男子シングルス40】
優勝:小林広明(飯田市役所/長野)
準優勝:豊永大地(南国卓球ごめん/高知)
3位:斎田和也(龍卓会/茨城)、多田和史(翔和クラブ/岡山)

【男子シングルス50】
優勝:黄飛(あさきたクラブ/広島)
準優勝:渡部洋二(MD相模/神奈川)
3位:渡部之伸(小樽市役所/北海道)、松本直也(松山大学職員/愛媛)

【男子シングルス60】
優勝:加藤儀彦(函館卓栄会/北海道)
準優勝:釋迦郡一雄(Shaka Taku/大阪)
3位:新谷悟(リージョン/広島)、水津一利(廿日市卓球/広島)

【男子シングルス65】
優勝:佐々木富也(秋田ノースクラブ/秋田)
準優勝:松谷昇(みらいクラブ/茨城)
3位:山本巧(呉夢TTC/広島)、中山久(堀金卓球クラブ/長野)

【男子シングルス70】
優勝:轡田崇幸(新潟ドリーム/新潟)
準優勝:地引政博(翔和クラブ/岡山)
3位:井内勲(丸井クラブ/北海道)、橋本幸治郎(松原市卓球連盟/大阪)

【男子シングルス75】
優勝:稲垣英喜(横内夢クラブ/静岡)
準優勝:藤田勝巳(安クラブ/秋田)
3位:柿川了一(市原ラージ同好会/千葉)、加藤光則(パンジー/静岡)

【男子シングルス80】
優勝:中山和英(クロサキ/徳島)
準優勝:佐伯勇(あたごクラブ/愛媛)
3位:藤澤豊(個人/山口)、金子智一(世田谷クラブ/東京)

【男子シングルス85】
優勝:北川清一(中央緑地クラブ/三重)
準優勝:水野宏(浜北クラブ/静岡)
3位:笹渕文也(北秋マスターズ/秋田)、星加道士(すばる/愛媛)

【女子シングルス一般】
優勝:中山実紀(TOSA/高知)
準優勝:鶴来香央里(チームかがやき/石川)
3位:長山千尋(朋友クラブ/茨城)、六波羅希(ステルス/東京)

【女子シングルス40】
優勝:徳田明子(Spitz/愛媛)
準優勝:長山寛子(双葉台クラブ/茨城)
3位:小山智子(和泉ラージクラブ/大阪)、西谷美子(チームN・E・O/島根)

【女子シングルス50】
優勝:吉田恵里(スマイル会/山形)
準優勝:北原文江(KATSUクラブ/茨城)
3位:川西真由美(平田卓ポン会/島根)、奥幸代(RALLY-O・N/大分)

【女子シングルス60】
優勝:高野悦子(藍住クラブ/徳島)
準優勝:翁淑美(久留米フレンド/福岡)
3位:長谷川泉(市原クラブ/千葉)、今野珠美(札幌市役所/北海道)

【女子シングルス65】
優勝:沖山美佐子(P愛P/岡山)
準優勝:稲垣あや子(磐田ラリークラブ/静岡)
3位:久我たか子(九十九会/埼玉)、小椋章子(HYOGOラージ/兵庫)

【女子シングルス70】
優勝:延広令子(LBC岩国/山口)
準優勝:鴻島ヒロ子(卓和クラブ/新潟)
3位:大場清美(白石卓球クラブ/山口)、阪本三枝子(呉ピンポンクラブ/広島)

【女子シングルス75】
優勝:吉村美智恵(COSMOS/福岡)
準優勝:河村泰子(周南クラブ/山口)
3位:新井陽子(秋田卓球会館/秋田)、高畠富子(オリオンクラブ/茨城)

【女子シングルス80】
優勝:西本邦子(広島ラブオール/広島)
準優勝:武石千恵子(大分LGC/大分)
3位:朝倉静枝(狭山フレンズ/埼玉)、橋本節子(安クラブ/広島)

【女子シングルス85】
優勝:虫明博子(なにわフレンズ/大阪)
準優勝:田邊倫子(わかくさ/愛知)
3位:梅本美雪(金沢マスターズ/石川)、村岡良子(三隅クラブ/山口)

【混合ダブルス一般】
優勝:角正平/角聡望(西東京クラブ/東京)
準優勝:川上聖志/田中亜希子(S・FAMILY/SRDJ/岐阜)
3位:吉田宜功/山本莉子(デンソーテン/兵庫)、高下玲央/三上江里(三次卓球同好会/吉田クラブ/広島)

【混合ダブルス80】
優勝:西田忠洋/西谷美子(チームN・E・O/島根)
準優勝:斎田和也/北原文江(龍卓会/KATSUクラブ/茨城)
3位:奥田新吾/中尾恵子(直方卓球クラブ/福岡)、端崎秀一/林清美(菁莪/丸和ホーム/富山)

【混合ダブルス100】
優勝;白井正典/徳田明子(タカタスポーツ/Spitz/愛媛)
準優勝:井上吉晴/川西真由美(斐川クラブ/平田卓ポン会/島根)
3位:渡部之伸/渡部恵美子(小樽市役所/リベラル/北海道)、釋迦郡一雄/中村加津代(Shaka Taku/大阪)

【混合ダブルス120】
優勝:藤田賢治/内田貞子(あんず/ウチダスポーツ/山口)
準優勝:大久保勝/逆瀬川伸恵(HYOGOラージ/兵庫)
3位:宮川光彦/下田浩子(萩中クラブ/つばさクラブ/東京)、四宮暁/髙橋光枝(名西クラブ/個人/徳島)

【混合ダブルス130】
優勝:天野勝巳/黒島里美(城西ラージ/徳島)
準優勝:寺上忍/寺敷裕子(T・Cross/パワフル/福岡)
3位:新谷悟/猪子純子(リージョン/広島)、河野孝/延広令子(LBC岩国/山口)

【混合ダブルス140】
優勝:森政健治/大場清美(白石卓球クラブ/山口)
準優勝:山本修久/竹本幸子(チーム絆/大阪)
3位:伊東俊彦/福岡房枝(小浜クラブ/HYOGOラージ/兵庫)、藤田勝巳/豊田都(安クラブ/床原STC/広島)

【混合ダブルス150】
優勝:原田正/吉村美智恵(博多ベテラン会/COSMOS/福岡)
準優勝:山本英樹/栗原啓子(呉夢TTC/呉ピンポンクラブ/広島)
3位:川原田伸一/中道多美子(卓愛会宇部/柳友クラブ/山口)、中山和英/鎌田順子(クロサキ/名西クラブ/徳島)

【混合ダブルス160】
優勝:佐伯勇/渡部登美子(あたごクラブ/徳島)
準優勝:三上一郎/畠山凉子(広島卓球ベテラン会/KTクラブ/広島)
3位:広井丈夫/源川紘子(植水クラブ/埼玉)、林力/畑山しげ子(個人/北海道)


この大会の模様は卓球王国2020年2月号(12月21日発売)に掲載しますのでお楽しみに!
  • 混合ダブルス一般優勝の角正平(左)/角聡望。角正平は単複2冠

  • 混合ダブルス80で優勝の西田(右)/西谷

  • 見事なカット打ちで混合ダブルス100優勝の白井(左)/徳田。徳田も単複2冠

  • 藤田(左)/内田は気合いのプレーで混合ダブルス120を制した

  • 女子シングルス一般優勝はカットの中山

  • 男子シングルス85Vの北川。優勝を決めてナイススマイル!

  • 3年ぶりの復帰で男子シングルス80を制した中山(右)。同じ徳島勢の高野(左)も女子シングルス60でV

  • 女子シングルス65優勝の沖山は初出場初優勝

  • 男子シングルス50の黄飛が地元優勝

  • 大会最終種目の女子シングルス50は吉田が会心のプレーで戴冠

 世界のトップ選手だけで競うT2ダイヤモンド(シンガポール)の決勝で、宿敵・孫穎莎(中国)にマッチポイントを握りながら逆転負けを喫した伊藤美誠選手の試合後のインタビュー。

●伊藤美誠のコメント
・・・試合を終えてどうでしょう?
「今日は30、40%の力でここまでできた。スマッシュとか自分の良さが少し出しづらかった。スマッシュが入る時は自分らしいと思う時だし、自分が前に行けている時には良い展開で、今調子が良いなと思える。いろんな技術が出しづらかったり、相手はラリーに持ってきている、相手が攻めてきたいんなだというのが、今日の試合はわかりやすかった。その中で、自分の卓球がやりにくかった。でも0−2から2−2に追いついて、孫選手と競れることは少し前まではあり得ないこと。
 本当に自分が30、40%だと前は1ゲームも取れないくらいの差があった。今は自分の卓球がしづらくてもここまで競れるようになったのはすごく自信になります。もちろん満足はしてないけど、自分の卓球をできるようにしたら勝てるんだなと思えた。負けたけど自信がついた試合でした。
 毎回、毎回やるたびに『これは強いわ』『あ、やられた』というのがあったけど、前よりも絶対取れないというボールはなくなりました。だから打ち合いにもなれるし、パワーボールも打ち返せるようになって、これからの自分自身が楽しみです。孫選手はこれからも上がってくる選手なので、彼女に対応できるようになりたい。彼女の持っている技術を出されても勝てるように余裕を持って戦えたら良いなと思えました」

・・・最後の1本(4−4)はどういう心境でしたか?
「チームワールドカップの時より気楽でした。あの時も10−7からだったし、あの場面を経験したら今日は勝てるかと思ったけど、そんなに甘くはなかった。展開としては悪くなかった。サービスの瞬間はなかったけど、3球目攻撃の瞬間、『あ、これはミスる』と思いました。孫選手にミスを誘ってもミスをしないから、自分が決めるというか、相手に強いボールを打たせたくないので、ちょっと無理に行ったかなと。1本の取り方は大事。でも、その1本の試合って、T2しかない。この接戦を経験できたT2の試合に感謝しています。この試合を抜ければ、どんな試合でも自信を持って戦える」

・・・この短期間で孫選手が変えてきたことはありましたか?
「面白いのが、前回の試合で効かなかったことが今回効いている。この前よりも今回のほうがいろんなことが効きました。組み立てや、どの場面で何をするかによって効いたり、相手はミスをすると感じました。接戦になって効くこともあるので、改めて面白いと思いました。孫選手もいろんな打ち方をしてきて、毎回毎回、打ち方が増えるのでやっていて面白い。まだあるのか、まだあるのかという孫選手の引きだしを毎試合見れているので、幅広いなと思います。オリンピックまでにはすべてを出し切ってもらえるように自分が頑張りたいと思います」

・・・自分の安定感や成長を感じる部分は?
「目の前の1戦1戦で自分の実力を出し切って勝つことを目標にしています。1回戦で中国選手と当たっても良いようにしっかり練習してきている。グランドファイナルまでしっかり実力をつけたい。大会ごとに試合が自分の伸びしろを感じさせてくれる。まだまだ上に上がるチャンスはあるし、何でもできる選手になりたい」

・・・孫選手が引き出しを出してくると言いましたが、それによって自分の力を引き出されることもありますか?
「ありますね。孫選手はほかの選手が持っていないような技術を持っているし、彼女のおかげで、まだこれに対応し切れていない、こういう打ち方があるんだとか、まだまだ練習しなければいけないと思うし、自分の中でレベルアップできている」

・・・今回、30、40%と言うけど、残りの60、70%は何ですか?
「睡眠です(笑)。こっちにきて湿気で、寝ても1時間で目が覚めたりとか、深く寝れていない。今日も10分昼寝したら、その10分でもいびきをかいて気持ちよかった。眠りが浅くて、日々疲れが出てきて、決勝の後も階段上るのもきつかった。でも、前よりも体力がついていることも自覚しています。今回も3大会連続でやったけど、オリンピックでも3週連続はあると思うので、最後の決勝戦で120%を出し切るのを目標にして頑張りたい」

・・・睡眠の割合が大きい(笑)。60、70%は技術的なことだと思いました。
「大きいですよ(笑)。睡眠は本当に大事。睡眠とれば頭の回転も良くなるし、さらに足も動くし、足も動けば自信になる。全部つながっている」

・・・孫穎莎に対する手応えがあったとは言え、やはり2試合連続、マッチポイントを奪ってから逆転で負けた。
「今回のT2の試合は精神的に鍛えてくれる試合だと思ってました。5点勝負とか、ジュースがなく、10−10からの1点勝負と、普段の試合ではあり得ないルールだから、そこを取れるかどうか、精神面を鍛えてくれたのがT2。もちろん5本勝負のほうが中国には勝ちやすい。ただ、強いて言えば、チームカップの時のほうがもっと勝ちたかった。
でもチームカップの敗戦が今回生かされたと思う。孫選手だけじゃなくて、田志希選手の試合でのラスト1本をどう取るかというのは、チームカップでの孫選手との試合が生きた。さらに今回の試合は次につながる試合ができた。グランドファイナルや来年の試合が本当に楽しみになりました」
  • 試合後のインタビューで答える伊藤美誠

  • 中盤からバックでの好守が光った

  • フォアのドライブとスマッシュも進化している

  • 敗れた直後の伊藤は悔しそうだった

T2ダイヤモンド4日目
●男子シングルス決勝
許シン(中国/シュ・シン) 9、5、8、6 林ユン儒(チャイニーズタイペイ/リン・ユンジュ)

ブロックの名手たちが手こずる許シンの強烈なドライブを天才・林ユン儒はどうやって攻略するのだろうか。今大会の林ユン儒の出来の良さを見ていると、許シン超えもありえるのでは?と予想されたが、その期待を吹っ飛ばすかのように許シンが完勝した。

序盤から許シンの強烈なドライブが火を噴き、林ユン儒の堅陣を崩していく。林ユン儒も果敢にカウンターを狙っていくが、フォア対フォアでは勝てず、曲がって浮き上がる許シンのドライブに角度とタイミングが合わない。バックでチャンスを作ろうも、チキータのコースを読んだ許シンのカウンターに捕まり、得意の展開に持ち込めなかった。

また、ジャパンオープンの決勝では効いていたサービスも許シンはしっかりと対策しており、レシーブミスはほぼなく、むしろ一発で打ち抜く場面も多かった。どんな相手にも臆することなくロングサービスを出していく林ユン儒だが、許シンに対しては中盤から短い縦回転が主体にせざるを得なかったのだ。サービスを封じられた林ユン儒は、翼をもがれたのも同然だ。

林ユン儒が唯一チャンスがあったとしたら3ゲーム目だろう。リスクのあるストレート攻撃で厳しく許シンのフォアを狙い、大きく飛びつかせる戦術だ。しかし、甘いコースでは許シンの足が届いてしまう。あくまで打ち抜くレベルのスピードで狙わないと逆に許シンのフォアで倍返しを食らってしまう。
後半になるにつれて、無理に強く攻めるしかなかった林ユン儒がミスを重ね、その隙きを許シンは見逃さなかった。

スコアは4−0。圧巻の試合だ。
まさに最強のペンホルダー・許シン。
優勝のコメントでは
「2位だったら賞金は子どもの粉ミルク代だったのですが、1位になったのでさらに妻のためにブランドバッグをいくつか買うでしょうね」と会場を笑わせた許シン。

許シンは、海外選手に絶大的な強さを見せる反面、馬龍・樊振東にはやや分が悪く、東京五輪のシングルスに出場するかは未確定。また、劉詩ウェンとの混合ダブルスも有力視されているため、3種目戦うことが足かせとなり、シングルスの枠から外されるかもしれない。
「いや、やれる。俺は強い」
コート上の許シンはさもそう言っているように見えた。
絶対的な強さを見せつけ、ビッグタイトルへのチャンスを自分の手で掴もうとしている。
  • 許シンの最強のフォア。林ユン儒をもってしても対応できなかった

  • フォアが改良されている林ユン儒。今大会も存在感を見せた

  • 林のサービスを打ち抜く許シン。サービスは研究されている

  • 約1千万円の賞金をゲットした許シン。どんなバッグをプレゼントするのでしょう?

T2ダイヤモンド4日目
●女子シングルス決勝
孫穎莎(中国) 7、3、−6、−6、−3、3、4 伊藤美誠(日本)

 卓球のエンターテイメント性を追求しつつ、スピード感のある競技ルールのT2ダイヤモンド。世界の上位16人で争う高額賞金大会がシンガポールで開催。
 女子決勝に進んだのは伊藤美誠と孫穎莎。2週間間のチームワールドカップでは、団体決勝で両者は対戦。伊藤はマッチポイントを奪いながらも逆転された。その因縁の相手と、シンガポールの決勝の舞台で再戦した。

 1ゲーム目は互角のスタート、5−5。6−6から孫の強打で6−8と伊藤がリードを奪われる。7−8から孫の3球目ドライブで7−9。7−10からは強烈な孫のバックドライブが決まり、7−11で落とす。

 2ゲーム目、0−3から2−4、3−5から3−11と落とす。孫の強打が1ゲーム目から襲いかかってくるために、どうしてもリスクの高い攻めになっていき、打ち急いでしまうのか。

 3ゲーム目、3−1、5−1、ようやく攻撃が決まり始める。一気に8−1と離す。8−5と差を詰められたところでタイムアウト。その後、11−6で取り返す。

 4ゲーム目、2−2、4−4、伊藤の速いバックハンドに孫もミスが出始める。5−5から3球目のスマッシュがオーバーして、5−6。すぐに6−6。ブロックでしのぎ7−6。バック強打で8−6。
 バック強打からのフォアスマッシュのコンビネーションで9−6。10−6とゲームポイントを取ったあと、最後はバックブロックがエッジとなり11−6でゲーム奪取。0−2から2−2とする。会場では「ミマコール」が飛び交う。

 5ゲーム目からFAST5。2−0とリード。2−2から2−3、2−4から3球目スマッシュで3−4、最後は孫のバックドライブをブロックしきれず、3−5で落とす。

 6ゲーム目。体が前に乗った状態でブロック、そして強打すると伊藤の得点になる。ミスしたとしても、仕方ない。リスクを取らないと孫には勝てない。孫もグッと前に出て打球した時のボールは世界一の威力だ。攻撃をかわしては勝てない相手。伊藤のカウンター、スマッシュが孫を襲い、5−3で取り返し、最終ゲームへ。

 7ゲーム目、サービスエースで1−0のスタート。1−1からフォアドライブが決まり、2−1、孫の連続ドライブで2−2。互角だ。ロングサービスからの連続バック強打で3−2。あと2点。ブロックミスで3−3。
 巻き込みのサービスエースで4−3、マッチポイントを伊藤が先に奪う。孫の強打で、4−4。最後は勝負をかけた3球目のスマッシュがわずかにオーバーミスして、伊藤は敗れ、孫が優勝を飾った。
 直後のインタビューで伊藤は語った。
「この大会では絶好調でない中で決勝まで来て、0−2から挽回したけど、最後は負けてしまったので、次は勝ちたい。孫さんには今年に入ってたくさん負けているので、来年は勝てるように頑張りたい」
 伊藤の速さ対孫の威力の対決。スピードと回転という卓球の特徴を究極まで高めた二人の試合。素晴らしい内容だった。
 この試合に敗者はいない。
そこで見たのは、卓球を極限まで高めようとする「二人の勝者」だった。
  • バックだけでなく、フォアのカウンターブロックで孫穎莎を追い詰めた伊藤

  • 孫穎莎の攻撃力は間違いなく女子世界ナンバーワンだろう

  • 最後は3球目スマッシュのミス。またも1点に泣いた

  • 惜しかった。次こそ、表彰式で笑顔が見たい!

T2ダイヤモンド4日目
●女子シングルス3位決定戦
王曼ユ(ワン・マンユ/中国) 7、7、−8、6、2   田志希(ジョン・ジヒ/韓国) 

●男子シングルス3位決定戦
張本智和(日本) −8、−3、6、10、3、−3、3 林高遠(リン・ガオユァン/中国)  

 張本は林高遠に1勝2敗。1年前のグランドファイナルで4−1で勝ち、今年6月の香港オープンでは2−4で敗れている。許シン戦での敗戦のショックが残っているかもしれないが、この試合に勝って、4日後に始まる成都でのワールドカップに向かいたい張本。

 1ゲーム目、1−1からのバックカウンターブロックで声が出た。まだモチベーションは残っている。林を左右に揺さぶり、4−2、6−2とするが、すぐに6−6と追いつかれる。8−8から8−11。1ゲーム目を奪われた。

 2ゲーム目、1−3、2−6とリードを広げられる。3−11とこのゲームを落とす。中陣からの林の両ハンドにブロックとカウンターでミスが出ている。

 3ゲーム目、3−0のスタート、相手に十分な体勢で打たせないような台上技とブロックが決まりだした。5−2、6−3、11−6でゲームを奪い返した。

 4ゲーム目、林の速いドライブ攻撃が決まる。3−5。張本が台上フリックで4−5としたところで中国ベンチがタイムアウト。5−5にするも、打ちミスが出て5−7。
 ラリーからのフォアドライブで6−7、台上強打で7−7。次をブロックで止め、8−7と逆転。8−8からの台上ドライブで9−8。9−9でバックドライブが決まり10−9とゲームポイント。台上のミスで10−10。ここで張本がタイムアウト。「林はチキータをしてくるだろう」と張本は考えた。最後は林のドライブを両ハンドブロックでしのぎきり、11−10でゲームスコアをタイにした。

 5ゲーム目からFAST5に突入。2−3からチキータを決め3−3。4−3でゲームポイント。バックドライブを決め、5−3で取り、ゲームを逆転した。

 6ゲーム目、2−2から下回転のロングサービスをフォアに出しエースを取り、3−2とするも、このゲームは5−3で林が取った。
 最終7ゲーム目、台上強打が決まり2−0。ドライブレシーブで4−1とマッチポイント。次を5球目フォアドライブが空振りとなり4−2。林のバックドライブが決まり、4−3。最後はフォアドライブを決め、5−3で勝利した。
 勝利の瞬間、観客席に向かって雄叫び。セレブレーションとともに腕を何度も回し、観客に叫んだ。
 勝利後のインタビューで「リードされてから吹っ切れて向かって行けた。自分の目標は五輪の金メダル。今回は銅メダルだったけど、金メダルを取れるように頑張ります」と力強く答えた。
 
・・・素晴らしい勝利でした。
「出足6−2とリードしたけど、最初、回転に慣れていない部分もあり、しっかり点を取った感じではなかった。3ゲーム目から少しずつ自分のしたいことができた。昨日も0−2から吹っ切れて、ノンプレッシャーでやったほうが良いプレーができる。次のワールドカップでは1ゲーム目からそうしたい。10−10のタイムアウトでは、しっかり考えて、相手はチキータからくると思ったけど、自分から攻めるとミスしそうだったので、そこは耐えて耐えて、5ゲーム目から攻めようと考えました」

・・・中国選手に逆転で勝てたことは自信になると思うけど。
「ルールは違うけど今日勝てたので、次のワールドカップにつなげたい。ワールドカップは絶対3位以上、グランドファインルでは2連覇という目標をしっかり持って頑張りたい」

・・・前回、香港オープンでは負けているけど、お互い変えた部分はあったんだろうか。
「今回は相手がレシーブからフリックをたくさん使ってきた。前回も自分の凡ミスから負けてしまった。今回は1、2ゲーム目は相手は思ったよりも良くて、今回は相手にやられている感じがしたので、厳しいと思った。点数が競ってから相手のミスが出てきたので、粘ることを考えた」

・・・3ゲーム目から台上を厳しく攻めていた印象があった。
「チキータを使うタイミングがわからなくて、3ゲーム目からチキータとストップの使い分けができた」

・・・この1勝の意味は?
「3位と4位ではオリンピックでも、その意味は全然違う。しっかり勝ちきらないといけないし、決勝よりも緊張するかもしれない。正直、0−2の時には厳しいと思ったけど、そこで我慢して勝ち切れたことは次の大舞台につながると思う」
  • 気合いを入れ直し、見事3位入賞!

  • 張本が飛んだ!4ゲーム目を取り、ゲームをタイに戻した

  • 観客席に向かって、歓喜の雄叫び!

  • 勝負所でポイントが取れなかった林高遠

  • 女子3位は王曼ユ。パワーで田志希を上回る

  • 敗れた田志希だが、今大会は陳夢に勝つなど好調だった