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ITTFワールドツアーの年間王者を決める「ITTFグランドファイナル」が12月11〜14日にタイ・バンコクで行われる。
今年最後のスウェーデンオープンが11月16日に終わり、 ポイント順で上位選手が選出。リザーブの繰り上がりもあるため確定ではないが、 ファイナル出場者が発表された。

男子シングルス(16名)
水谷隼(日本)、オフチャロフ(ドイツ)、丹羽孝希(日本)、ドリンコール(イングランド)、フレイタス(ポルトガル)、サムソノフ(ベラルーシ)、荘智淵(チャイニーズタイペイ)、メンゲル(ドイツ)、村松雄斗(日本)、森薗政崇(日本)、唐鵬(香港)、三部航平(日本)、アポローニャ(ポルトガル)、趙彦来(韓国)、黃鎮廷(香港)、マックス(タイ)
/以下リザーブ選手 呉智康(シンガポール)、ワルサー(ドイツ)、O.アサール(エジプト)

女子シングルス(16名)
馮天薇(シンガポール)、石川佳純(日本)、ハン・イン(ドイツ)、シャン・シャオナー(ドイツ)、リ・フェン(スウェーデン)、リュウ・ジャ(オーストリア)、サマラ(ルーマニア)、福原愛(日本)、徐孝元(韓国)、ポータ(ハンガリー)、森薗美咲(日本)、平野早矢香(日本)、ユ・モンユ(シンガポール)、石垣優香(日本)、ユ・フ(ポルトガル)、地元選手(タイ/未決定)
/以下リザーブ選手 若宮三紗子(日本)、梁夏銀(韓国)、前田美優(日本)

男子ダブルス(8ペア)
江宏傑/黄聖盛(チャイニーズタイペイ)、唐鵬/黃鎮廷(香港)、趙彦来/徐賢徳(韓国)、松平健太/丹羽孝希(日本)、陳建安/荘智淵(チャイニーズタイペイ)、フロール/ルベッソン(フランス)、森薗政崇/三部航平(日本)、K.カールソン/M.カールソン(スウェーデン)

女子ダブルス(8ペア)
平野美宇/伊藤美誠(日本)、福原愛/若宮三紗子(日本)、李皓晴/呉穎嵐(香港)、馮天薇/ユ・モンユ(シンガポール)、グルジボウスカ/パルティカ(ポーランド)、鄭怡静/黄怡樺(チャイニーズタイペイ)、シャン・シャオナー/ゾルヤ(ドイツ)、コムウォン/サウェータブッタ(タイ)

U-21男子(8名)
酒井明日翔(日本)、張禹珍(韓国)、カルデラノ(ブラジル)、ロレンツ(フランス)、フロール(フランス)、チェン・フォン(シンガポール)、町飛鳥(日本)、マックス(タイ)

U-21女子(8名)
佐藤瞳(日本)、ゾルヤ(ドイツ)、陳思羽(チャイニーズタイペイ)、ポルカノバ(オーストリア)、森さくら(日本)、伊藤美誠(日本)、前田美優(日本)、サウェータブッタ(タイ)


残念ながら、中国選手のエントリーは0と少々寂しい。ポイントは持っているが、大会出場数が足らなかったようだ。
しかし、日本にとってはチャンスと言える大会になるだろう。 多くの日本選手がエントリーされているため、完全制覇も夢ではない!
11月12〜16日に行われたスウェーデンオープンで注目のラリーを紹介しよう。
女子シングルス3回戦の福原愛vs.胡麗梅(中国)の一戦だ。
ゲームオール9本の大激戦となったこの試合、最終的には福原が勝利したが、最終ゲームの8-7からのラリーは必見。

ナント118本(59往復)もラリーが続く超ロング戦。しかも福原のカットマンに対するループドライブ、スピードドライブ、ストップ、ミドル攻め、両サイド攻めなど、あらゆる対策が凝縮されている。それについていく胡麗梅は、ラケットを反転しながら変化でチャンスを作り、フォアドライブでの反撃や粒高バックプッシュを打つなど、福原のカット対策に対応するようなラリーを展開。

思わず呼吸をするのを忘れてしまいそうな両者一歩も歩引かない攻防は素晴らしい。また、このラリーが最終ゲームの8-7という場面で展開されたことからも、両者の体力と集中力の高さが垣間見える。まさに一流同士のぶつかり合いと言えるだろう。
そしてラリーの118本目に審判が手を挙げて、促進ルールに突入。
さて、その後のラリーは、、、

動画はITTFの動画サイト「ITTV」に入り、左窓から「2014ITTF Swedish Open」を選択し、「Women’s Singles Round3」の「FUKUHARA Ai JPN vs HU Limei CHN」から見ることができる。
超ロングラリーは1:16:40〜開始だ。パソコン環境がある人は是非見てみよう。(ITTVはiphone、ipadでは見ることができません)

ITTVのHPアドレス
http://www.ittf.com/ittv/
  • ゲーム終盤でも抜群の集中力を見せた福原

  • 13年パリ大会の中国代表の胡麗梅。超級リーグでは今期15勝をあげている

 11月12〜16日にスウェーデンのストックホルムで行われたスウェーデンオープン。1週前のロシアオープンで優勝の丹羽孝希(明治大)と石川佳純(全農)も参戦したが、丹羽は2回戦でゴーズィ(フランス)に、石川は準々決勝で朱雨玲(中国)にともにゲームオールの8本で惜敗。ワールドツアー2連覇はならなかった。
 優勝は男子は樊振東(中国)。決勝で方博(中国)を4-2で破り2月のクウェートオープンに続き今季2勝目をあげた。女子は朱雨玲。準々決勝の石川戦を乗り切ると準決勝ではハン・イン(ドイツ)を、決勝では苦手とする劉詩雯(中国)をともに4-0のストレートで下し優勝。樊振東と同様クウェートオープンに続き今季2度目の優勝を果たした。

 また、アンダー21では男子は吉田雅己(愛知工業大)が女子はカットの佐藤瞳(札幌大谷高)が優勝。ロシアオープンで優勝の平野美宇(JOCエリートアカデミー)は決勝で佐藤に敗れ2位に終わった。

各種目優勝者と日本選手の上位記録は以下のとおり。

【ITTFワールドツアー・スウェーデンオープン】
●男子シングルス優勝:樊振東(中国)
●女子シングルス優勝:朱雨玲(中国)
● 男子ダブルス優勝:王皓/閻安(中国)
● 女子ダブルス優勝:劉詩雯/朱雨玲(中国) ※3位:平野美宇/伊藤美誠
● 男子アンダー21優勝:吉田雅己
● 女子アンダー21優勝:佐藤瞳 ※2位:平野美宇、3位:前田美優
 この試合はすごかった。
 それは先のロシアオープンでの女子シングルス決勝、石川佳純(全農)対福原愛(ANA)の試合だ。itTVの解説者がその高速ラリーに対し「Terrific!」(素晴らしい!)の言葉を連発していた。
 試合は一進一退で進み、最終ゲームでは6−1、7−2と福原がリードしたが、9−5で石川のボールがネットインしたあたりから、流れが石川に傾く。先にマッチポイントを奪ったのは福原だったが、最後は石川が勝利。

 二人の気合いの入り方は同士討ちとは思えない、まるで全日本決勝で対戦しているような闘志と緊張感が画面を通じて伝わってきた。
 福原は足の故障から完全復活しており、フォアの打球点はより厳しくなっている。それにバックハンドの攻守で激しく石川を揺さぶる。一方、石川はその揺さぶりに対し、両ハンドで完璧に対応し、その身体バランスは素晴らしく、かつ脚力がついてきたのか、体が崩れなかった。
 この週末には二人ともスウェーデンオープンの決勝で再戦する可能性もあるし、現在の日本では二人の力は抜けているので、来年1月の全日本選手権でもぶつかる可能性は高い。よい意味での二人のライバル関係は、お互いを高めあっている印象だ。

下はITTF(国際卓球連盟)のitTVのアドレス。一見の価値がある。

http://www.ittf.com/itTV/

写真はアジア競技大会での福原と石川

  • ベテランと言える福原はまだ卓球が進化している

  • 素晴らしい体の切れを見せてロシアで優勝した石川

 ロシアオープンのベスト10ラリー動画がITTFのオフィシャルチャンネルで公開となった。サウスポー丹羽選手の右手返球など、日本選手のスーパーショットも含まれています。お楽しみください!

【DHS Top10-2014 Russian Open】
http://www.youtube.com/watch?v=Qc4mEhGdkUw
 ITTF(国際卓球連盟)の10月のハイライトビデオ「Nittaku ITTF Monthly Pongcast(ポンキャスト)」がYou TubeのITTFオフィシャルチャンネルで公開となった。

 ドイツで行われた男子ワールドカップ、石川佳純が3位に入った女子ワールドカップ、伊藤美誠が単複で2冠を達成したワールドカデットチャレンジのハイライトシーン等が収録。お楽しみください。

【Nittaku ITTF Monthly Pongcast-2014年10月】
http://www.youtube.com/watch?v=VZuOCll5Ywg
 11月5〜9日にロシア・エカテリンブルクで開催されたロシアオープン。日本からは男子18名、女子13名が参加し、日本選手同士の対戦が多く見られた大会となったが、6種目中5種目で日本選手が優勝と結果を残した。

 男子シングルスでは丹羽孝希(明治大)が優勝。準決勝での水谷隼(beacon. LAB)戦を4-0のストレートで制すると決勝ではオフチャロフ(ドイツ)を破って勝ち上がってきたドリンコール(イングランド)に第1ゲームを奪われるも第2ゲームから4ゲームを連取し4-1で勝利。ワールドツアー初優勝を遂げた。

 石川佳純(全農)と福原愛(ANA)の日本女子のエース対決となった女子のシングルス決勝は、福原が3-1と石川に王手をかけるも、石川がふんばり最終ゲームまでもつれこむ接戦となった。最終の第7ゲームはジュースの接戦となり石川が15-13で勝利。ワールドツアー3度目の優勝を決めた。また、全中2連覇の早田ひな(石田卓球クラブ)が1回戦でイバンチャン(ドイツ)を、2回戦で平野早矢香(ミキハウス)、準々決勝ではグルンディッシュ(フランス)と強豪を破り準決勝へ進出。準決勝では石川にストレートで敗れるも3位入賞を果たした。

 また、アンダー21では男子は大島祐哉(早稲田大)が女子は平野美宇(JOCエリートアカデミー)がそれぞれ初優勝。女子ダブルスでは平野早/石川が優勝し、石川は大会2冠を達成した。

各種目の優勝と日本選手の上位記録は以下のとおり。

【ITTFワールドツアー・ロシアオープン】
● 男子シングルス優勝:丹羽孝希 ※3位:水谷隼
● 女子シングルス優勝:石川佳純 ※2位:福原愛 3位:早田ひな
● 男子ダブルス優勝:唐鵬/黄鎮廷(香港) ※3位:松平健太/丹羽孝希、森薗政崇/三部航平
● 女子ダブルス優勝:平野早矢香/石川佳純 ※2位:前田美優/佐藤瞳
● 男子アンダー21優勝:大島祐哉 ※3位:吉村真晴
● 女子アンダー21優勝:平野美宇 ※3位:加藤美優、佐藤瞳
 11月5〜9日にハンガリー・ソンバトヘイで行われたハンガリージュニア&カデットオープン。日本からはJOCエリートアカデミーから男子選手5名が参加し、ジュニア男子シングルスで龍崎東寅が決勝で硴塚将人との同士討ちを制し優勝を果たした。

 また、ジュニア男子団体では日本(龍崎、硴塚、金光)がドイツAを制し優勝。カデット男子ダブルスでも金光宏暢/加山裕がフランスペアを破り優勝し日本勢が活躍を見せた大会となった。

上位の記録は以下のとおり(日本選手出場種目のみ)。
●ジュニア男子シングルス優勝:龍崎東寅 ※2位:硴塚将人
●ジュニア男子ダブルス優勝:ジボン/ルイス(フランス)
● ジュニア男子団体優勝:日本(龍崎、硴塚、金光)
● カデット男子シングルス優勝:プレテア(ルーマニア)※2位:加山裕
● カデット男子ダブルス優勝:金光宏暢/加山裕
11月7〜9日、愛知県で開催された全日本社会人選手権。
男子シングルスは、今大会バックハンドが絶好調だった松平が準決勝で張をストレートで下すと、決勝でも時吉との競り合いを制し、初優勝を果たした。
女子シングルスは阿部が2連覇を達成。阿部は危なげない試合運びで決勝まで勝ち上がり、決勝でも藤井に対しバックの変化ボールからのフォアスマッシュという得意のパターンで完勝した。

男女ベスト8は以下のとおり

【男子シングルス】
優勝:松平賢二(協和発酵キリン)
準優勝:時吉佑一(ZEOS)
3位:下山隆敬(協和発酵キリン)、張一博(東京アート)
ベスト8:高木和卓(東京アート)、笠原弘光(協和発酵キリン)、軽部隆介(シチズン)、久保田隆三(シチズン)

【女子シングルス】
優勝:阿部恵(サンリツ)
準優勝:藤井優子(日本生命)
3位:土田美佳(中国電力)、宋恵佳(中国電力)
ベスト8:中島未早希(サンリツ)、河村茉依(アスモ)、松本優希(ミキハウス)、松平志穂(ミキハウス)
今月7〜9日、愛知県で開催されている全日本社会人選手権。大会二日目の今日、ダブルスの準決勝、決勝が行われ、男子は張•高木和組、女子は天野•中島組が優勝した。

【男子ダブルス】
優勝:張一博•高木和卓(東京アート)
準優勝:水野裕哉•大矢英俊(東京アート)
3位:岸川聖也•浅沼慎也(ファースト)、笠原弘光•森本耕平(協和発酵キリン)

【女子ダブルス】
優勝:天野優•中島未早希(サンリツ)
準優勝:玉石美幸•中尾優子(エクセディ)
3位:中川博子•土田美佳(中国電力)、平侑里香•山梨有理(サンリツ•ミズノ)
  • 男女優勝ペア