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トピックス

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 3月11日よりスタートした東京選手権が閉幕。全種目で優勝者が決定した。各種目の優勝者は下記のとおり。

【男子シングルス】
優勝:張一博(東京アート)
準優勝:上田仁(協和発酵キリン)
3位:岡田峻(明治大)、龍崎東寅(JOCエリートアカデミー/帝京)

【女子シングルス】
優勝:天野優(サンリツ)
準優勝:文炫晶(韓国大宇証券)
3位:馬文婷(広島日野自動車)、田口瑛美子(正智深谷高)

【男子ダブルス】
優勝:坪井勇磨/三部航平(青森山田高)
準優勝:王凱/北原大輝(専修大)
3位:藤田雄輔/藤本海統(日鉄住金物流)、松下海輝/船本将志(明治大)

【女子ダブルス】
優勝:池田好美/馬克(日立化成)
準優勝:宋マウム/李スル(韓国大宇証券)
3位:山本怜/明神佑美(中央大)、松澤茉里奈/森薗美咲(日立化成)

【男子ジュニア】
優勝:硴塚将人(JOCエリートアカデミー/帝京)
準優勝:出雲卓斗(遊学館ジュニア)
3位:金光宏暢(JOCエリートアカデミー)、高橋和也(東山高)

【女子ジュニア】
優勝:橋本帆乃香(四天王寺高)
準優勝:石川梨良(JOCエリートアカデミー/帝京)
3位:三條裕紀(四天王寺高)、何艾格(遼寧卓球女隊)

【男子カデット】
優勝:張本智和(仙台ジュニアクラブ)
準優勝:遠藤碧人(TTC浦和)
3位:浅津碧利(JOCエリートアカデミー)、宮川昌大(野田学園中)

【女子カデット】
優勝:皆川優香(昇陽中)
準優勝:桑原穂実(Shochi Jr.)
3位:中島彩希(ミナミラボ)、萱嶋沙希(明誠U15)

 男子シングルスは張一博が2010年大会以来、通算3度目の優勝。決勝は上田に3−1リードから最終ゲームまで追いつかれる。7ゲーム目も終盤までもつれたが、最後は9本で勝利を決め、勝利の雄叫びを響かせた。「我慢だと言い聞かせて戦った」という言葉どおり、最後まで堅実な攻守で戦い抜いた。2位の上田は前陣でのスピーディーな両ハンドに加え、中陣での打ち合いでも強さを見せて勝ち上がったが、決勝は終盤に痛いミスが続いた。

 女子シングルスは天野優が決勝で元韓国代表として世界選手権でも活躍したペンドラ、文炫晶をストレートで下して初優勝。サービスからの速攻に冴えを見せ、序盤から試合をリードし、主導権を相手に与えなかった。全国規模の大会でのシングルス優勝は全日本カブ以来と語り、久々のタイトル獲得となった。準優勝の文炫晶は繊細なボールタッチからのフォアドライブ、バックショートで松澤(日立化成)、劉莉莎(専修大)ら実力者を下して決勝進出も、天野の速攻に最後まで苦しめられた。

なお、この大会の模様は6月号(4月21日発売)に掲載予定ですので、お楽しみに!
  • 男子シングルス優勝・張一博

  • 女子シングルス優勝・天野優

 日本卓球協会の理事会後の会見で卓球王国としてプロリーグに関して質問した。
 理事会資料では、プロリーグの準備にスピード感を欠いていることに触れ、準備室を設立。準備室は前原専務理事直轄の組織にすることが記されている。
 前原専務理事は「プロリーグに関しては、プロリーグ設立準備室を設置し、その実現が可能かどうかを検討し、最終的には今年12月の理事会で決定する」と言及した。
 これをようやく動き出したと見るべきか、まだ結論が出ないのかと見るべきか。

 プロリーグに関してはスピード感が欠けているとしか思えない。今まで2年間検討委員会を開き「検討」したのは何だったのだろう。プロリーグを待望する声は多いし、それは一般の愛好者の声であり、トップ選手にとっては自分の将来を賭ける死活問題でもある。話し合っている人たちは、当事者意識に欠けているのではないのか、と言わざるを得ない。 (今野)
 日本卓球協会の理事会が本日行われ、多くの報道陣が駆けつけた。理事会後の会見で、前原専務理事と星野強化本部長への質問で集中したのは、すでに日本代表選考に関してミキハウスが協会に送付した「要望および質問」書に関するもの。
「11日にミキハウスから協会に届いた。ミキハウスへの回答は近いうちに行うが、回答する前にマスコミの方には伝えないし、その内容を後日公開することは現時点では考えていない。また9月に発表するリオ五輪の日本代表候補の選考基準を変えるつもりも、追記することもしない。ただし、今後は選考基準をよりわかりやすい文言にしたい」と前原専務理事は報道陣に説明した。
 
 専務理事と強化本部長は口を揃え、「早くこのことが収束し、選手が世界選手権に集中できることを望んでいる」と語った。

 協会が回答書を出した時点で、この代表選考に関する件は幕引きになりそうだが、今後はより明確で公平性を保つ選考基準が要求されるだろう。今回マスコミに騒がれたことで、図らずも協会は五輪競技としての卓球が今まで以上に注目を集めていることを再認識することになった。
 来年に五輪を控えていたこの時期だけに、選手も母体もマスコミもナーバスになっていたし、なんと言っても日本代表の発表タイミングが悪すぎた。
 すべての人が納得する日本代表の選考というのは、対人競技の卓球では難しいがより不満の少ない(多くの人が納得する)選考を作り上げることに努めるしかない。 (今野)

 
 3月11日に開幕した東京選手権。昨日は各年代別で決勝が行われ、チャンピオンが決定した。各種目の優勝者、準優勝者は以下のとおり。


【男子サーティ】
優勝:西沢銘(TTC浦和・土合)
準優勝:柳沢邦治(鶴谷病院)

【男子フォーティ】
優勝:西川幸伸(梅屋敷卓球クラブ)
準優勝:小田桐憲仁(富士大職員)

【男子フィフティ】
優勝:山田昭仁(青嵐クラブ)
準優勝:小野守(MD相模)

【男子シックスティ】
優勝:政本尚(清友クラブ)
準優勝:勝英雄(清友クラブ)

【男子ローセブンティ】
優勝:鈴木和久(逗子クラブ)
準優勝:富岡成一(西東京クラブ)

【男子ハイセブンティ】
優勝:和田紘一(球楽会)
準優勝:内田弘二(ブループラム)

【男子エイティ】
優勝:唐橋博(代々木クラブ)
準優勝:増田和雄(新発田クラブ)

【女子サーティ】
優勝:安部香織(長吉卓球センター)
準優勝:島村美恵(MD相模)

【女子フォーティ】
優勝:藤原佳子(FLEX)
準優勝:石井佳子(チャイム)

【女子フィフティ】
優勝:高木和恵子(千代田クラブ)
準優勝:稲川佳代(COLOR)

【女子シックスティ】
優勝:日下部鈴子(チャイム)
準優勝:島田美鈴(淑友クラブ)

【女子ローセブンティ】
優勝:西條カツヱ(つばさクラブ)
準優勝:福島正子(所沢レディース)

【女子ハイセブンティ】
優勝:池田章子(翡翠)
準優勝:土屋慶子(卓美会)

【女子エイティ】
優勝:土佐昭子(浜卓会)
準優勝:珠玖幸子(浜卓会)
  • 男子サーティ優勝・西沢銘

  • 女子サーティ優勝・安部香織

 卓球指導や卓球イベント出演、デザイナーとしても活躍中の四元奈生美さんが、吉本興業とTBSで共同制作した映画『田沼旅館の奇跡』に出演した。
 出演は、四元さんのほかにキングオブコントの歴代優勝者(バッファロー吾郎、ロバートなど)や夏菜、遠藤久美子さんら。この作品は、3月25日から行われる第7回沖縄国際映画祭に出品される。
 
島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭
<<TV DIRECTOR’S MOVIE>> 田沼旅館の奇跡
期間 2015.3.25~3.29
http://oimf.jp/program/tv.php
 3月9日付で、ミキハウス(大阪・三起商行株式会社)の木村皓一社長名で日本卓球協会の藤重貞慶会長宛に、「日本卓球協会への要望および質問」書を送付したことがわかった。
 その中で、日本代表選考において、選手が公平な実力評価として納得できる基準を事前に示すことを要望し、来年のオリンピックに向けた公平な選手選考の基準をどのように決めているのか、という質問を投げかける内容となっている。
 ミキハウスは、1月19日の世界選手権蘇州大会の日本代表発表直後から、マスコミを通じて「全日本ダブルスチャンピオンの平野早矢香・石川佳純組が選ばれないのはおかしい」というコメントをマスコミに伝えていた。
 今回は内容を簡素にして、かつ質問を投げかける形での書面にして、日本卓球協会からの回答を待ち、今後の対応を決めていくとのこと。
 3月4〜8日にイタリアのリニャーノで開催されたITTFジュニアサーキット・イタリアジュニア&カデットオープン。日本からは男子1名、女子3名が参加し、カデット女子シングルスで長崎美柚(岸田クラブ)が優勝を果たした。決勝は日本選手同士の対戦となり、小学6年の長崎が小学4年の木原美悠(ALL STAR)をストレートで下し優勝を決めた。
また、長崎と木原はジュニア女子ダブルスでも小学生ペアながら堂々の2位入賞を果たした。

上位の結果は以下のとおり

【イタリアジュニア&カデットオープン】
● ジュニア男子シングルス優勝:チェルノフ(ロシア)
● ジュニア女子シングルス優勝:ジュ・チェンジュ(香港)
● ジュニア男子ダブルス優勝:ブレッサン/ピコリン(イタリア)
● ジュニア女子ダブルス優勝:ニキチャンカ/パツェイェワ(ベラルーシ) 2位:木原/長崎
● ジュニア男子団体優勝:ロシア
● ジュニア女子団体優勝:ベラルーシ 3位:日本(青木、長崎、木原)
● カデット男子団体優勝:ドイツ
● カデット女子団体優勝:香港
● カデット男子シングルス優勝: シュ・ジャニク(ドイツ)
● カデット女子シングルス優勝:長崎 2位:木原 3位:青木
● カデット男子ダブルス優勝:ムッティ/ロッシ(イタリア)
● カデット女子ダブルス優勝:グリゲロワ/ククルコワ(スロバキア)
 昨日3月4日に開催されたITTFレジェンドツアー・ハルムスタッド大会。かつて世界で活躍したレジェンドプレーヤーたちが集結し、会場に詰めかけたオールドファンを酔わせた。
 今回は地元スウェーデンから92年五輪チャンプのワルドナーと91年世界チャンプのパーソンの2人と87年世界チャンプの江加良(中国)、93年世界チャンプのガシアン(フランス)、元欧州チャンプのJ.セイブに加え、現ドイツナショナルチーム監督のロスコフ(ドイツ)が初めて参戦した。
 
 全盛期のほどの動きのキレはないものの、各選手ともテクニックは健在。随所に会場を沸かせるプレーを見せた。決勝はパーソンとJ.セイブの対戦となり、J.セイブが3−1で勝利し、優勝を果たした。J.セイブは30年連続で出場し、25回の優勝を積み重ねてきたベルギー国内選手権を欠場し、このレジェンドツアーに向けて調整しており、軽快なフットワークからのフォアドライブ、中・後陣からの反撃を見せた。

 なお2018年の世界選手権は今回開催地となったハルムスタッドで行われる。レジェンドプレーヤーたちが繰り広げてきたような球史に残る熱戦が数多く見られることを期待したい。

↓試合の模様はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=I2CA89-_Utk

  • 見事優勝のJ.セイブ(写真は12年ロンドン五輪)

3月3・4日の二日間、都内近郊で春のメーカー展示会が開催された。

展示会はメーカーが、小売店や問屋など、用具を取り扱うお店に対して新製品のプレゼンを行う場だ。
今回はバタフライとニッタクは自社で、その他のヤサカ、ヤマト卓球(TSP、VICTAS)、スティガ、JUIC、ヨーラ、ドニック、アディダス、アンドロ、ルーセントは浅草橋で行われた。

最も趣向を凝らして行われたのはバタフライブランドのタマス。新製品の展示だけでなく、新所沢に建設されたラケット棟の工場見学もコースに含まれていた。
また、契約選手(荘智淵、フレイタス、アポローニャ)のライブデモンストレーションが行われ、それを福澤アナウンサーの実況と坂本竜介氏の解説で盛り上げるなど、“魅せる展示会”で来場者と楽しませた。

各社の新製品の目玉はズバリ“プラ対応”用具。これから新年度を迎えて、草の根大会でもどんどんプラボールに移行していくようになるだろう。

プラになることで、ラケット&ラバーの勢力図が変わるのだろうか。
まずは各メーカーが「これがうちのプラ対応だ!」という用具を発表したことになるだろう。(佐藤)
  • バタフライは世界トップランカーのエキシビション

  • ニッタクは全日本5冠のファスタークG-1を豪華メンバーがプレゼン

  • VICTASは新ラバーをお披露目

  • ヤサカでは全日本2位の神選手がお相手してくれました

  • ヨーラのプラボール対応ラバー、リズムP

  • アンドロは久々のスピード系テンション「プラクソン」を発表

 3月3日(火)に、東京・大田区総合体育館で「2015協和発酵キリン卓球交流大会」が行われた。これは主にレディースの卓球愛好家の方を対象に、選手たちとの交流を図る目的で協和発酵キリン株式会社が毎年主催しているイベントだ。今年も全国津々浦々、280ペアが参加した。


 メインイベントのリーグ戦形式のダブルス大会はもちろん、協和発酵キリンの選手たちによるエキシビジョンマッチ、直接指導が受けられるワンポイントレッスン、選手との交流イベントを楽しんだ。なおレッスン時の受講料は、日本赤十字社を通じて東日本大震災の復興支援に使われるという。


 本イベントの模様は3月20日発売の卓球王国5月号に掲載予定ですので、お楽しみに!