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香川・高松市総合体育館で行われていた全国高校選抜が3日間の競技を終えた。
男子は愛工大名電、女子は四天王寺がそれぞれ優勝した。

男子の愛工大名電は平成7年以来の優勝で、今枝監督になってから初の全国優勝だ。今枝監督はベンチで涙ぐみ、「生徒、そして支えていただいた皆さんのおかげです」と感謝の言葉を口にした。

女子の四天王寺は2年ぶりの優勝。エースの芝田が常に点を取り、決勝でも中澤との打撃戦に勝利。4番では橋本vs朝田のカット対決となったが、1ゲーム目の2−0から促進ルールに入り、攻撃力の差で橋本が上回り、優勝を決めた。

準決勝、決勝の結果は以下のとおり

●男子準決勝
野田学園3−2東山 愛工大名電3−2希望が丘

●男子決勝
愛工大名電3−1野田学園

●女子準決勝
希望が丘3−1富田
四天王寺3−2正智深谷

●女子決勝
四天王寺3−1希望が丘


男子学校対抗
優勝:愛工大名電
準優勝:野田学園
3位:希望が丘、東山

女子学校対抗
優勝:四天王寺
準優勝:希望が丘
3位:富田、正智深谷

男子シングルス(2部)
優勝:多田浩嗣(大阪星光・大阪)
準優勝:佐々木智也(水沢・岩手)
3位:武藤史途(仙台育英・宮城)、平松慎司(日大三島・静岡)

女子シングルス(2部)
優勝:田中理沙(天王寺・大阪)
準優勝:村中しずく(栄徳・愛知)
3位:小田未央(浜田・島根)、細野佑月(岡山芳泉・岡山)


詳しい結果は卓球王国6月号(4月21日発売)に掲載予定です
  • 名電のエース松山は大車輪の活躍

  • 今枝監督はベンチで涙

  • 全日本ジュニア3位の青山(野田学園)は悔しい敗戦

  • 殊勲賞を獲得した芝田(四天王寺)

  • チーム名電が勝ち取った

  • 隙がなかった四天王寺の布陣

高校選抜
●学校対抗決勝トーナメント2回戦(準々決勝)
〈男子〉
野田学園3−0杜若 東山3−0明徳義塾
希望が丘3−0埼玉栄 愛工大名電3−0瓊浦

〈女子〉
希望が丘3−2芦屋学園 富田3−1明徳義塾
正智深谷3−2札幌大谷 四天王寺3−0愛み大瑞穂

準々決勝が終わり、ベスト4が決定した。
男子は点数は競ったものの、終わってみればすべてストレートで決着。4強の中では東山がが久しぶりの上位進出となった。

女子は接戦が多く、どの試合もどちらが勝ってもおかしくない展開だった。
芦屋学園はエース馬場の活躍もあり、希望が丘にあと一歩と迫る。
そして、特に見応えがあったのは富田vs明徳義塾。前半のシングルスを1−1で折り返し、ダブルスは大熱戦で富田が取り、2台進行の4・5番シングルスに突入。

先に5番の明徳義塾・熊中が富田の若原に勝利し、勝負の行方は4番に託される。
富田・坂廼辺がバックの連打で明徳義塾・小脇を振り回し、ラリーを優位に進める。小脇も食い下がるが、ゲームの後半になっても坂廼辺の勢いは止まらず、勝負を決めた。

歓喜に沸くベンチ、そして歓喜は涙に変わった。
「明日、明日があるぞ。それまで頑張るんだ」と大野監督が諭す。この勢いを持続できるか。明日は希望が丘と対戦する。

  • 馬場は希望ヶ丘から2点取り

  • 坂廼辺が抜群の勝負度胸を見せた

  • 富田がベスト4入り

  • 全員で坂廼辺を迎え、喜びをわかちあった

高校選抜2日目が終了。
まずは決勝トーナメント1回戦の結果を紹介しよう。

●学校対抗決勝トーナメント1回戦
〈男子〉
野田学園3−0福岡工業 杜若3−1湘南工大附
東山3−0富田 明徳義塾3−0千葉経大附
希望が丘3−1鶴岡東 埼玉栄3−1鎮西学院
瓊浦3−2遊学館 愛工大名電3−0出雲北陵

〈女子〉
希望が丘3−0鳥取敬愛 芦屋学園3−0開志国際
明徳義塾3−0奈良女子 富田3−0白子
正智深谷3−1土佐女子 札幌大谷3−0木更津総合
愛み大瑞穂3−1中村学園女 四天王寺3−0就実

1回戦のハイライトは男子の埼玉栄vs鎮西学院。埼玉栄は1・2番を取り、3番ダブルスもフルゲームとなったが、10−7とマッチポイントを握る。しかし、ここから鎮西学院が粘りのプレーを見せる。1点ずつ差を詰めて、崖っぷちから5本連取でダブルスを取り返した。
ここから流れが変わるか!?と思われたが、4番シングルスで、気合いを入れ直した埼玉栄の湯本が下大迫を下し、創部初のベスト8入りを決めた。

「ここ3年、チャンスがありながらあと1本が遠かったです。4年目の正直です。エースの玉置の成長が大きいですね」と若森監督は笑みをこぼした。
  • 相手エースとも勝負ができる玉置

  • 創部初の8入り、関東勢の復活の兆しになるか

香川県高松市総合体育館にて高校選抜大会(26〜28日)が開催中だ。
初日となる26日は、男女予選リーグの1・2試合が行われ、各コートで白熱の試合が展開されている。

各リーグの1位が決勝トーナメントへ進出でき、明日(27日)の午前中にリーグ1位が決定する。まだどこが抜けるのかわからないが、本日の予選リーグ注目&白熱の試合を紹介しよう。

まずは男子Fリーグ
関西、日大豊山、東山、都城商業という強豪が揃う男子屈指の死のリーグ。
それぞれ2試合を戦い、東山と都城商業が2勝し、関西と日大豊山が2敗の状況だ。
特に内村兄弟の都城商業の活躍が光る。第一試合で関西に勝った勢いそのまま、日大豊山にも内村兄弟で3点を奪取。明日の東山戦がリーグ1位決定戦になるだけに注目だ。

そして女子の熱戦は、Fリーグの明誠vs駒大苫小牧。チームは3−0で明誠が勝利したが2番、岩田と藤尾の一戦は見応えのある大接戦となった。
ペンドラの岩田はフォアの攻撃と、裏面打法を駆使して藤尾とラリーを展開。お互いのベンチの大応援も後押しして、1本1本に一喜一憂と、大盛り上がりの試合。
最後は岩田が我慢のプレーで勝利した。
明誠は3年ぶりの決勝トーナメント進出まであと1勝だ。明日は奈良女子(1勝1敗)と対戦する。

  • 弟の内村英司が2試合とも決勝点をあげた

  • 明誠の岩田は接戦をものにした

  • 大会記念Tシャツも人気です。写真はヤサカのにゃんことうどん

  • バタフライは契約選手っぽい柄のTシャツ

  • 外にはうどん屋が出店しており大人気!

  • 高松市総合体育館はかなり大きいです

3月26日より香川県高松市総合体育館で開催されている高校選抜大会。
その模様が、現在動画で配信されている。
本日の予選リーグから28日の決勝戦・表彰式まで連日配信される予定なので、高松市に観戦に行けない人は、全国高体連卓球専門部のホームページより大会動画ページをのぞいてみよう。

●全国高体連卓球専門部ホームページ
http://www.koutairen-tt.net/index.html
 3月18〜22日に行われたITTFワールドツアーのスーパーシリーズ、ドイツオープン。女子シングルスで、伊藤美誠(スターツSC)がワールドツアー初優勝を飾った。

 女子シングルス決勝トーナメントで平野早矢香(ミキハウス)と第1シードの石川佳純がP.ゾルヤ(ドイツ)に、福原愛(ANA)が杜凱琹(香港)に敗れるなど、日本女子の主力選手が波乱に見舞われる中、予選トーナメントから勝ち上がった第19シードの伊藤は、1回戦で世界8位のカットのハン・イン(ドイツ)にゲームカウント0ー3から大逆転勝ち。続く2回戦でも、世界24位の右ペン表速攻型、シャン・シャオナ(ドイツ)に対してスーパープレーを連発し、ゲームオールジュースで撃破。ここから完全に勢いに乗った。
 準々決勝ではパワーヒッターの車暁曦(中国)、さらに準決勝では世界4位の馮天薇(シンガポール)に驚異のストレート勝ち。非常に打球点の早い前陣フォアブロックで振り回したかと思えば、バック表ソフトの電光石火の強打で打ち抜く。アジアカップを制したばかりの馮天薇があきらめの表情を浮かべるほど、完璧なプレーだった。

 迎えた決勝の相手は、今月行われたばかりのドイツ選手権を制したP.ゾルヤ。左腕から非常に回転量の多い両ハンドドライブを繰り出し、伊藤を大いに苦しめたが、伊藤は要所で下回転系サービスでエースを奪い、長いラリーでも辛抱強く守り、そして攻めた。地元観衆の大声援がP.ゾルヤに集まる中、接戦を制して初の栄冠に輝いた。14歳152日での優勝は、03年ジャパンオープン優勝の郭躍(中国)の15歳66日を更新し、ワールドツアー(プロツアー含む)史上最年少での優勝。

 この後行われるスペインオープンの結果も関わってくるが、大会前に38位だった伊藤のランキングは、この優勝により10位台まで上がる可能性が高く、日本女子でランキングが3番目の平野早矢香を抜く可能性も十分にある。世界選手権蘇州大会でのドローへの影響が大きいだけでなく、リオ五輪代表を巡る争いも一気にヒートアップすることは間違いない。

 その他の種目では、男子シングルスで村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)が世界13位の唐鵬(香港)を、塩野真人(東京アート)が世界14位の方博(中国)を破るなど、日本勢が活躍を見せたが、ベスト8に進出したのは水谷隼(beacon.LAB)のみ。その水谷も準々決勝で閻安(中国)に敗れた。
 また、女子ダブルスで福原愛/若宮三紗子(ANA/日本生命)が3位、U-21男子シングルスで三部航平(青森山田高)が3位、U-21女子シングルスで早田ひな(石田卓球クラブ)が準優勝、平野美宇(JOCエリートアカデミー)が3位となっている。U-21では伊藤美誠は早田にゲームオールで敗れており、女子中学生の「黄金世代」のバトルからも目が離せない。
  • 写真提供:松﨑太佑氏(昇陽中)

全国ホープス選抜大会が、3月20〜22日、富山県総合体育センターにて行われた。

男子は、5、6年生の実力者を擁する兵庫と、連覇を狙う東京が決勝へ進出。決勝は2番のエース対決を制した兵庫が3-0で勝利し、優勝を決めた。

女子は昨年準優勝の神奈川が悲願の優勝。エースの長崎がチームを牽引、決勝は3番で菅澤が劣勢をはね返し、強豪の福井を下した。

●男子
優勝:兵庫県選抜
準優勝:東京都選抜
3位:愛知県選抜、北海道選抜

●女子
優勝:神奈川県選抜
準優勝:福井県選抜
3位:兵庫県選抜、広島県選抜
  • 男子優勝・兵庫県選抜

  • 女子優勝・神奈川県選抜

 書籍『ようこそ卓球地獄へ』の著者で、本誌連載『奇天烈逆も〜ション』を執筆している卓球コラムニスト・伊藤条太氏が、3月25日(水)朝のラジオ番組にゲストとして出演する。

 AMラジオ・文化放送(JOQR)の朝の番組『福井謙二 グッモニ』(毎週月〜金、朝7時〜9時放送)で、気になる人・モノ・コトを紹介する「グッモニ文化部 エンタメいまのうち」コーナー(8時20分頃から10分間ほど)に出演予定とのこと。

 テレビでもお馴染みのフリーアナウンサー・福井謙二さんらを前に、伊藤氏がマニアックで魅力的な卓球の世界をどのように紹介するのか──3月25日朝の文化放送は必聴だ!


放送局:AMラジオ 文化放送(1134kHz)
番組名:『福井謙二 グッモニ』(毎週月曜日〜金曜日 朝7〜9時放映)
http://www.joqr.co.jp/good/

※伊藤氏出演予定:3月25日(水曜日)朝8時20分頃から10分間
「グッモニ文化部 エンタメいまのうち」コーナー
 3月15日、東京都内において『卓球を通して健康寿命に貢献する会』(主催:卓球を通して健康寿命に貢献する会、特別協力:公益社団法人 東京都看護協会)の発足会が開催された。会場には医療従事者など約100名が集まり、会の主旨や事業計画の説明、トークショー、基調講演が行われたほか、会のスペシャルサポーターでもあるデザイナーのコシノジュンコさん、福澤朗アナウンサー、四元奈生美選手も登場して卓球大会も行われた。
 卓球を通して健康寿命に貢献する会は、「医療従事者、卓球選手、卓球に造詣の深い著名人とともに、誰もが気軽に楽しめる「健康卓球」を確立。その普及に取り組むことで、健康寿命を伸ばし、日本の社会に貢献する」という目的のもとで発足。
 今後、健康卓球ができる場の拡大、大会や教室の開催、セミナー開催をはじめ、健康卓球学習ツールの開発、健康卓球認定資格制度、調査研究結果の発表などを行っていく予定だ。
  • トークショーの様子

  • 挨拶をする設立委員の兒玉圭司氏(日学連会長・スヴェンソン社長)

  • 福澤さん、四元さん、コシノさんがラケットを持って登場

  • 大いに盛り上がった卓球大会

 3月13〜15日にインド・ジャイプルでアジアカップ2015が開催された。日本からは男子は水谷隼(beacon.LAB)と丹羽孝希(明治大)、女子は福原愛(ANA)と石川佳純(全農)の4選手が参加し、男子シングルスで水谷が3位入賞を果たした。

 水谷は予選リーグとなる第1ステージを3試合全てストレートで勝利し1位通過。準々決勝でアチャンタ(インド)を下し準決勝に進出するも許シン(中国)に2-4で敗れ3位決定戦に回った。3位決定戦では予選リーグでも勝利していた唐鵬(香港)にストレートで勝利し3位入賞を飾った。
 丹羽は第1ステージで許シンを3-1で破る大金星を上げるも、金珉鉐(韓国)に敗れ2位で予選を通過。準々決勝でも唐鵬に2-4で敗れ、上位進出はならなかった。7、8位決定戦でガオ・ニン(シンガポール)に勝利し、7位となったが許シンに勝利していただけに残念な結果に終わった。
 男子の決勝は許昕と樊振東(中国)。樊振東が3-1と勝利に王手をかけるも、許昕が3ゲーム連取し逆転で勝利。先輩の意地を見せた勝利をつかんだ。

 女子は石川が予選リーグ3勝で1位通過するも準々決勝で朱雨玲(中国)にストレートで敗れ5-8位決定戦へ。決定戦では鄭怡静(チャイニーズタイペイ)、徐孝元(韓国)を下し最終順位を5位とした。
 一方の福原は予選リーグで劉詩ウェン(中国)に敗れ2位通過となるも準々決勝で徐孝元(韓国)に勝利し準決勝へ進出。馮天薇との準決勝ではゲームカウント3-2とリードを奪うも逆転を許し3-4で敗退。惜しくも決勝進出を逃した。また、3位決定戦でも朱雨玲に敗れ4位に終わった。
 女子の決勝は劉詩ウェンと馮天薇の対戦となり、馮天薇が4-2で劉詩ウェンを破り勝利を収めた。馮天薇は予選でも朱雨玲に勝利しており、中国選手2選手を破っての堂々の優勝となった。敗れた劉詩ウェンは2010年のモスクワでの世界選手権団体戦決勝でシンガポールに2敗を喫した苦い経験からか、対シンガポール戦には未だに精神面での課題を残しているようだ。(新保)
 

● アジアカップ最終順位

【男子】
優勝:許シン(中国)
2位:樊振東(中国)
3位:水谷隼(日本)
4位:唐鵬(香港)
5位:金珉鉐(韓国)
6位:アチャンタ(インド)
7位:丹羽孝希(日本)
8位:ガオ・ニン(シンガポール)

【女子】
優勝:馮天薇(シンガポール)
2位:劉詩ウェン(中国)
3位:朱雨玲(中国)
4位:福原愛(日本)
5位:石川佳純(日本)
6位:徐孝元(韓国)
7位:杜凱琹(香港)
8位:鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
  • 樊振東との同士討ちを制した許昕(写真は2014アジア競技大会)

  • 中国選手を倒し優勝の馮天薇(写真は2014アジア競技大会)