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 千葉・浦安市運動公園総合体育館で行われた日本卓球リーグ・ビッグトーナメントで、男子は松平賢二(協和発酵キリン)、女子は平野早矢香(ミキハウス)が優勝。松平は2009年大会以来2度目の優勝、平野は初優勝となった。結果は下記のとおり

【男子】
優勝:松平賢二(協和発酵キリン)
準優勝:上田仁(協和発酵キリン)
3位:張一博、村松雄斗(ともに東京アート)

【女子】
優勝:平野早矢香(ミキハウス)
準優勝:前田美優(日本生命)
3位:伊藤美誠(スターツSC)、中島未早希(サンリツ)

 
 男子準決勝は松平VS村松(東京アート)、上田(協和発酵キリン)VS張(東京アート)の協和発酵キリン対東京アートの対戦に。松平は村松に1ゲーム目を奪われるも、2ゲーム目以降は持ち前のパワードライブを打ち込み勝利。東京選手権決勝の再戦となった上田対張は上田が前回チャンプの張をフルゲームで下して決勝進出。協和発酵キリン勢の同士討ちとなった決勝は上田が2ゲームを連取するも、3ゲーム目を松平が奪い返すと、4ゲーム目も幾度のマッチポイントを松平がしのぎ、最終ゲームへ。5ゲーム目も一進一退の攻防となるも、最後は松平が9本で振り切り、大逆転で優勝を決めた。

☆松平賢二コメント「決勝は上田がいつもとは違うサービスを出してきて、序盤はうまくいかなかったけど、徐々に対応していけた。最後まで強気でいけたのが勝因だと思う。フランスリーグに参戦して、駆け引きの部分がうまくなった。今年は日本リーグで東京アートに勝てるよう、チーム一丸で頑張っていきたい」

 女子は準決勝では平野対伊藤(スターツSC)の世界選手権蘇州大会日本代表同士の対戦が実現。昨年12月の選考会以来の対戦は平野が1ゲームを奪われたが、勝負所でポイントを重ねて決勝進出。準決勝もう1カードは、今春日本生命に入社した前田と中島(サンリツ)の対戦。好調の前田がバックの連打を武器に中島に隙を与えずストレートで勝利した。平野対前田のカードとなった決勝は、平野が安定した両ハンドと粘りを見せて3−1で勝利しビッグトーナメント初制覇を決めた。


☆平野早矢香コメント「若い選手ばかりだけど、私はいつも通り挑戦する気持ちで戦いました。今年に入って、これまで取り組んできたことが、形になってきている実感はあります。(蘇州大会に向けて)まずは体調面をしっかり整えて、大会を迎えたいです」

☆伊藤美誠コメント「(平野戦は)選考会で対戦したときよりは、試合の中で対応できたと思う。(蘇州大会の目標は)シングルスはどのヤマに入っても、中国選手のところまで勝ち上がりたい。ダブルスはメダルが目標。事前合宿で、コンビネーションをしっかり確認したい」


なお、この大会の模様は7月号(5月21日発売)に掲載予定ですのでお楽しみに。
  • 男子優勝・松平賢二

  • 女子優勝・平野早矢香

 4月3〜7日にアフリカの小島・モーリシャスで初のジュニアサーキット・ITTFモーリシャスジュニア&カデットオープンが開催。日本からは平野美宇(JOCエリートアカデミー)が出場しジュニアとカデットで優勝を果たした。
 平野はジュニア、カデットともに第1シードの貫禄を見せ、1ゲームも落とすことなく完全優勝。ベルギージュニア2冠の伊藤美誠(スターツSC)に続き2冠を達成した。
 また、男子もジュニア、カデットともにアブデル-アジズ(エジプト)が優勝。同じ大会で男女ともにシングルス2冠のチャンピオンの誕生は、ITTFジュニアサーキット史上、初めてのことだという。

以下は優勝記録。

【モーリシャスジュニア&カデットオープン】
●ジュニア男子シングルス優勝:アブデル-アジズ(エジプト)
●ジュニア女子シングルス優勝:平野美宇
● カデット男子シングルス優勝:アブデル-アジズ(エジプト)
● カデット女子シングルス優勝:平野美宇
● ミニカデット男子シングルス優勝:ハマーフェルド(スウェーデン)
● ジュニア男子ダブルス優勝:エルハケム/ガラブ(エジプト)
● ジュニア女子ダブルス優勝:モラド/ヨースリー(エジプト)
● ジュニア男子団体優勝:エジプトA
● ジュニア女子団体優勝:ノルウェー/アルジェリア
● カデット男子団体優勝:スウェーデンA
● カデット女子団体優勝:エジプト
● カデット男子ダブルス優勝:アブデル-アジズ/アブデル-ワハブ(エジプト)
● カデット女子ダブルス優勝:Mariamアルホダビー/Marwa. アルホダビー
 WEB卓球王国の最新の用具ランキング(3月)が発表された。注目すべきは裏ソフト部門だ。これは協力していただいている専門ショップ6店舗だけの売り上げなので、日本全体を通しての結果とは言えないが、ひとつの指標にはなる。
 2月の裏ソフト部門では上位10品目のうち6品目がテナジーだった。値上げ前の駆け込み需要はあろうが、卓球のラバー市場を表す結果だった。

 そして2月21日のタマスの価格改訂後、3月の用具ランキングではテナジーはトップ10から姿を消した。そしてマークV(ヤサカ)以外の9品目をドイツ系テンションラバーが占めた。
 1位にヴェガヨーロッパ(XIOM)が入り、トップ10にヴェガは3品目が入り、RAKZA(ヤサカ)が4品目入った。また今まで裏ソフトではあまり話題に上らなかったミズノのGFが初のトップ10入りを果たした。

 テナジーがトップ10から姿を消したのは、当然だろう。現在卓球ショップ、ネットショップでも税込みで8300円から8800円ほどで販売され、2月21日以前と比べれば3000円ほど値上がりした。また2月21日までにユーザーは買いだめしているために、現在はストックされたラバーを使っている可能性もある。5月から6月にかけて、買いだめしたラバーがなくなり始めた時にユーザーがどう動くのかに注目したい。その時に再びテナジーに戻るのか、それとも「ポスト・テナジー(テナジー後)」として他のラバーに移るのか。

 テナジーが値上げした後、1カ月後に日本経済新聞に興味深い記事が掲載されていた。ルイ・ヴィ・トン、ブルガリ、シャネル・タグホイヤーなどの高級ブランドが中国市場で次々値下げに踏み切るという記事だった。理由はテナジーのケースと似ている。
 中国では日本やヨーロッパから物品を輸入すれば関税(20%以上)がかかり、さらに物品販売で増値税が17%がかかる。増値税は日本で言う消費税のようなもので、つまり日本から1万円の商品を輸入すると4000円近くが税金として支払うことになる。同じ利益を得るためには14000円の値段をつけるようになる。

 そういう状況の中、中国には「代理購入」業者(いわゆるブラックバイヤー)がいて、ネットや買い付けで海外から中国へ並行輸入する。ネットで買う時には国際郵便などで送ってもらい、税金を逃れる。このために中国で正規ルート以外の購入や、二重価格が生じたり、コピー商品が横行することになる。
 こういった非正規ルート購入、二重価格やコピー商品を防ぎ、中国国内の代理店を守るために、上記のブランド商品の中国国内での価格を下げるという方策をとった。値下げの理由のひとつは、「国際為替による価格調整」。中国元が上がり、ユーロは安めに動いていることを表向きの理由にしているが、実はブラックバイヤーのうまみを減らし、並行輸入を食い止めようという狙いなのだという。

 そう考えれば、テナジーなどのバタフライ主力商品の価格改訂は当然の帰結だったのか。「ならば中国でのテナジーの価格を下げるべきだ」という声も上がってくるのは当然だが、ブランドが確立されたバタフライならではの苦悩とも言える。
 さらに卓球市場の関心事は5月から6月にかけての「テナジーの売れ行きの動向」に移っていく。 (今野)
 
卓球王国WEB用具ランキング
http://world-tt.com/ps_goods/goods_ranking.php
 4月1〜5日にベルギー・スパで行われたITTFベルギージュニア&カデットオープン。日本からは伊藤美誠(スターツSC)が出場し、ジュニア女子シングルス、カデット女子シングルスともに優勝。2冠を獲得した。伊藤はジュニア、カデットともに1ゲームも落とすことなく完勝。ヨーロッパのジュニア世代には敵無しの強さをみせた。

上位の記録は以下のとおり。

【ベルギージュニア&カデットオープン】
●ジュニア男子シングルス優勝:セメノフ(ロシア)
●ジュニア女子シングルス優勝:伊藤美誠
● カデット男子シングルス優勝:ハマシェ(フランス)
● カデット女子シングルス優勝:伊藤美誠
● ホープス男子シングルス優勝:ラッセンフォッセ(ベルギー)
● ジュニア男子ダブルス優勝:プチュンティカ/セメノフ(モルドバ/ロシア)
● ジュニア女子ダブルス優勝:ゴーティエ/ムスタファヴィ(フランス)
● ジュニア男子団体優勝:ベルギー
● ジュニア女子団体優勝:ドイツA
● カデット男子団体優勝:フランス
● カデット女子団体優勝:チェコA
  • 2冠に輝いた伊藤

 5月4日(月・祝)、ITS三鷹(東京都三鷹市)にて「卓球婚活」が行われる。

 昨年9月に初めて開催して以来、不定期開催ながら好評を博してきたITS三鷹主催の卓球婚活。その人気に応えるように今回は定員を5人増やして行われる。
 当日は3時間のフリータイムが予定されており、がっつり卓球をしてもまったりトークを楽しんでもOKだ。

 今年のゴールデンウィークは卓球で新たな出会いを楽しもう!

『卓球婚活』
日時:5月4日(月・祝) 15〜18時(予定)
場所:ITS三鷹(JR三鷹駅南口より徒歩5分)
参加条件:20〜45歳までの独身男女
定員:男女各15名
参加費:男性2160円、女性1620円(税込)
問い合わせ:TEL.0422-49-8629(カンケ、カラタニ)

HP.http://www.its-mitaka.co.jp
 東京富士大学(旧富士短期大学)の前理事長・前学園長で、同大学卓球部の初代監督であった二上貞夫(ふたがみ・さだお)氏が、4月2日に逝去された。85歳だった。
 全日本軟式選手権では、昭和33年混合複3位、昭和40年シニアの部で優勝。昭和38年に旧富士短期大学(現東京富士大学)卓球部を創部し、監督としてチームの土台を築き上げた。また、1971年世界選手権名古屋大会では審判長を務めるなど、日本卓球界にも貢献。また、出身の富山県卓球界の発展にも尽力した。平成8年に旧富士短期大学の理事長に就任、平成17年には東京富士大学の第2代学園長に就任し、学園の発展に力を尽くした。
 4月9日に通夜、4月10日に葬儀・告別式が行われる。(東京都文京区大塚5-40-1 護国寺桂昌殿)
  • 2011年8月当時の二上氏

 3月に韓国卓球協会は専務理事に鄭賢淑(1973年世界団体優勝)が返り咲き、強化陣も一新。総監督に姜文樹(元韓国男子監督)が就任し、男女監督を置かずに、姜総監督の下の男子コーチに安宰亨(1988年ソウル五輪ダブルスメダリスト)、男子アシスタントコーチに李哲承(92・96年五輪ダブルスメダリス)、女子コーチに朴知賢(元韓国代表)、女子のアシスタントコーチに朴相俊(元韓国代表)が就任した。
 
 男子コーチの安宰亨はソウル五輪後に当時国交のなかった中国の焦志敏と結婚し、国境を越えた愛として話題となり、息子は有名なプロゴルファー。長らく卓球界から遠ざかっていたが、現役時代から大韓航空とのつながりがあり、韓国卓球協会の趙亮鎬会長(大韓航空会長)の声がかかったとも言われている。
 女子の朴知賢は80年代から90年代にかけて韓国代表でプレーした後、モンゴル、イエメンなどのコーチを務め、最近韓国の女子チームのコーチについていた。

 名目上、姜文樹総監督が男女をコントロールする形となり、スタッフは大韓航空とサムスン関係者(李哲承・朴知賢が元選手)で固める政治的な布陣となった。
 また強化陣の変更とともに、韓国ナショナルチームのスポンサー契約がタマスからXIOM(エクシオン)に変わったこともわかった。
  • 女子コーチとなった朴知賢

  • 男子コーチとなった安宰亨と奥さんの焦志敏さん(元五輪メダリスト)

 3月25〜29日にスペイン・アルメリアで行われたスペインオープン。日本からは男子13名、女子18名の総勢31選手が参加し、男子シングルスで吉村真晴(愛知工業大)が初優勝を果たした。

 吉村は準々決勝でシバエフ(ロシア)をストレートで下すと、準決勝では松平賢二(協和発酵キリン)、森薗政崇(明治大)らを破って勝ち上がって来た金東賢(韓国)を4-1で下し決勝に進出。決勝では準々決勝で丹羽孝希(明治大)を、準決勝では松平健太(JTB)を下した黄鎮廷(香港)をストレートで下しワールドツアー男子シングルス初優勝を飾った。3位には松平健太が入った。

 女子シングルスでは平野早矢香(ミキハウス)が準決勝で福原愛(ANA)との同士討ちを4-1で制し決勝へ進出。決勝では田志希(韓国)に1-4で敗れたものの準優勝を果たした。3位には福原愛、石垣優香(日本生命)が入った。また、大会第1シードの石川佳純(全農)と前週に行われたドイツオープンで優勝の伊藤美誠(スターツSC)はそれぞれ3回戦での敗退となった。

 シングルス以外の種目では女子アンダー21で平野美宇(JOCエリートアカデミー)が伊藤美誠を破り優勝。女子ダブルスでは福原愛/若宮三紗子(/日本生命)ペアが平野美宇/伊藤美誠ペアを破り優勝を決めた。

上位の記録は以下のとおり。

【スペインオープン上位記録】
●男子シングルス優勝:吉村真晴 3位:松平健太
●女子シングルス優勝:田志希(韓国) 2位:平野早矢香、3位:石垣優香、福原愛
●男子ダブルス優勝:何志文/マチャド(スペイン) 3位:松平健太/丹羽孝希
●女子ダブルス優勝:福原愛/若宮三紗子 2位:平野美宇/伊藤美誠
●男子アンダー21優勝:金東賢(韓国) 2位:三部航平 3位:酒井明日翔
●女子アンダー21優勝:平野美宇 2位:伊藤美誠 3位:前田美優
 3月28〜29日に埼玉県・所沢市民体育館で行われた中学選抜。男子は愛知工業大附属中(愛知)、女子は中間東中(福岡)が優勝。愛知工業大附属は3連覇、中間東は初優勝となった。結果は下記のとおり

【男子】
優勝:愛知工業大附属(愛知)
準優勝:尾久八幡(東京)
3位:明徳義塾(高知)、野田学園(山口)

【女子】
優勝:中間東(福岡)
準優勝:鯖江市中央(福井)
3位:明徳義塾(高知)、武蔵野(東京)

 男子は昨年全中3位の田中佑汰をはじめ、充実の戦力の愛知工業大附属が3連覇を達成した。準決勝で野田学園との接戦を切り抜けると、決勝では尾久八幡と対戦。前半はそれぞれ1本ずつを取り合うも、3番、4番と愛知工業大附属がストレートで勝利し、優勝を決めた。優勝後に真田監督は「練習はしっかりやって来た。だからあとはメンタル面、やれることを最後までやりきろうとチームで話して戦った」とコメント。昨日高校選抜を制した兄貴分・愛工大名電高につづき、中学選抜でもタイトルを獲得となった。

 女子は早田ひな擁する中間東が初優勝。早田はひとり飛び抜けた実力で1ゲームも落とすことなく全勝で優勝に貢献。決勝はラストまでもつれたが、石田眞行コーチが「早田と同じように、ポイントが計算できる」と信頼を置く永道がストレートで勝利し、栄冠を手にした。また準優勝の鯖江市中央は13年カデット13歳以下優勝の青木を中心に就実(岡山)、明徳義塾といった強豪を下して勝ち上がったが優勝にはあと一歩届かなかった。

この試合の模様は6月号(4月21日発売)に掲載予定ですのでお楽しみに!
  • 男子優勝・愛知工業大附属中

  • 女子優勝・中間東中

  • エースの働きを見せた田中

  • 早田は別格の強さで他を寄せつけず

 3月28日(土)『第1回フリーデン・水谷隼杯卓球大会』が、岐阜メモリアルセンター ふれ愛ドームにて開催された。(主催:株式会社フリーデン/主管:田中スポーツ)
 水谷隼選手と町飛鳥選手との模範試合のほか、大会参加者がミックスダブルスの試合を楽しむ中、会場の一角で水谷選手のサイン会なども行われ、詰めかけた多くのファンにとってうれしい一日となったようだ。