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リオ五輪アジア大陸予選会・代表権獲得者(11名)

●第1ステージ・男子5人
馬龍(中国・東アジア)
チェン・フォン(シンガポール・南東アジア)
ゴーシュ(インド・南アジア)
李平(カタール・西アジア)
Ni.アラミヤン(イラン・中央アジア)

●第1ステージ・女子5人
李暁霞(中国・東アジア)
馮天薇(シンガポール・南東アジア)
バトラ(インド・南アジア)
サハキアン(レバノン・西アジア)
シャハスワリ(イラン・中央アジア)
*第1ステージからは5地域からの1名ずつの通過者

●第2ステージ・男子6人
ゲラシメンコ(カザフスタン)
アチャンタ(インド)
陳建安(チャイニーズタイペイ)
何鈞傑(香港)
No. アラミヤン(イラン)
ケンジェフ(ウズベキスタン)

●第2ステージ・女子6人
リ・ミョンスン(北朝鮮)
サウェータブット(タイ)
キム・ソンイ(北朝鮮)
コムウォン(タイ)
ダス(インド)
ラリバ(フィリピン)

*選手名表記は国際卓球連盟のファミリーネーム表記に基づいています
*5月に発表される五輪ランキングから上位22名が代表権獲得者となる(各国最大2名まで)
*たとえば男子の香港は五輪ランキングの22名のうちに黃鎮廷と唐鵬が入る、その二人がシングルスの代表となれば、今回の何鈞傑は団体戦専用メンバーとなる。
*今回、日本選手の代表権獲得者は誰もいなかったが、五輪ランキングの上位者として日本男子の水谷隼、丹羽孝希、女子の石川佳純、福原愛はシングルス出場となり、団体戦の吉村真晴と伊藤美誠の出場は協会が既に発表している
 リオ五輪アジア予選の東アジアグループ決勝で、日本の石川佳純は李暁霞にストレートで敗れて、第1ステージの代表権獲得はならなかった。
「いろいろ作戦は考えたけど、頭でいろいろ考えすぎたのかうまくいかないことが多かった。今日の内容は全然良くなかった。1ゲーム目を取れなかったので流れに乗れなかった」と試合後の石川のコメント。
 明日からの第2ステージは石川も棄権することを試合後に星野一朗強化本部長が明らかにした。日本勢は4人エントリーできるが、全員が棄権することになったが、4人とも世界ランキングが高いため、五輪ランキングによって本大会の出場は確実。

●女子第1ステージ東アジアグループ決勝
李暁霞(中国) 9、8、3、4 石川佳純(日本)
 一般の人にはなかなか理解できない今回の五輪アジア大陸予選。
 過去の五輪では、本大会の数ヶ月前に世界ランキングで自動出場が20数名選ばれ、大陸予選が免除されるシステムを採用していた。そしてアジア予選に出てくるのは、推薦を得られない選手と団体戦だけに出る3人目の選手だった。

 しかし、今大会は違った。まず大陸予選会に出ることが義務づけられた。しかし、5月下旬に発表される五輪ランキングで22名が推薦出場できることになっている。つまり、水谷、丹羽、石川、福原などはアジア予選に出て仮に負けたとしても五輪ランキングで救済されるシステムになっている。

 アジア予選の第1ステージで決まるのは、東アジア、南アジア、南東アジア、西アジア、中央アジアのそれぞれの優勝者5名が決まり、第2ステージではトーナメントを勝ち抜く6名が決まる。しかし、前述したように、日本、中国、韓国、タイペイ、シンガポールなどのトップ選手は五輪ランキングで救済されるために第2ステージを棄権しても五輪出場に影響はないのだ。

 棄権した選手や監督を責めることはできない。モチベーションの出ない大会に出ることほどつらいことはないのだから。
 このトップ選手にとって意味のない予選会を作ったのは国際卓球連盟なのか、それともIOC(国際オリンピック委員会)の指示なのか。こういう予選会はこれを最後にしてほしいものだ。 (今野)
 リオ五輪アジア予選の東アジア第1ステージの準決勝で石川佳純対伊藤美誠が対戦した。1ゲーム目、12−10で伊藤が先取した後に、伊藤は右手の痛みを訴え、棄権した。
「丁寧戦の試合の時にハーフロングのボールを打とうとして右手の親指付け根を台にぶつけた。骨が痛くて、腫れている可能性もあるし、帰ってからレントゲンで検査します。このまま続けていてももっともっと痛くなるかもしれないし、この大会の後にもポーランドオープンとアジアカップもあるので今は無理をしないようにしたかった」と試合後の伊藤のコメント。
 突然の棄権だったために石川も肩すかしを食らい、憮然とした表情だった。

 試合後に村上恭和監督も「本人が決断した。痛みがあったんだと思います」と語り、「明日からの第2ステージには福原は出ません。咳が止まらずに食事もできない状態です」

 また日本男子の水谷隼、丹羽孝希も明日からの第2ステージは出ないことを倉嶋洋介監督は明かした。水谷は腰に痛みがあったとのこと。中国選手も第2ステージは棄権する見込みで、予想通りと言うべきか、予選の方式の変更により、何ともすっきりしないアジア予選になりそうだ。
  • 石川戦の2ゲーム目が始まる時に伊藤は泣きながら審判に棄権を伝えた

  • 目に涙を浮かべ、会見で説明する伊藤

 リオ五輪アジア予選2日目の第1ステージ準々決勝で、男子は水谷隼が張継科(中国)に2−4で敗れた。本来は第2ステージに回るが、棄権しても、5月の五輪ランキングで推薦出場されるのがほぼ確定しているため、明日の出場は微妙だ。
「2−2になった後の5ゲーム目3−1でリードしていたがそこで決めきれなかった。台上で先手をとっても攻めきれなかった。ラリーになって焦りが出てしまった。中国選手だからと難しいボールも打ちにいって焦ってしまったのが今回の課題。もっと粘り強くやれば相手はもっとミスしてくれたかもしれない。張継科のチキータに対しても同じで、つないでいれば相手がミスすることもあるのに焦ってカウンターにいってしまった。でも試合が続く中で中国選手に善戦できたのは自信になった」と試合後の水谷のコメント。

 女子では石川佳純が李皓晴(香港)に快勝し準決勝進出を決めた。また伊藤美誠が世界ランキング2位の丁寧(中国)を4−2で破り大金星をあげた。今大会第1ステージで劉詩ウェンも敗れるなど中国女子に波紋が広がった。世界選手権とは違う緊張感の中で中国女子のもろさが露呈している。


●男子準々決勝
馬龍(中国) 6、15、9、5 黃鎮廷(香港)
張継科(中国)3、8、-6、-5、3、3 水谷
荘智淵(チャイニーズタイペイ) -4、10、-5、10、11、4 許昕(中国)
樊振東(中国) 2、キケン 唐鵬(香港)

● 女子準々決勝
杜凱琹(香港) 5、9、8、11 田志希(韓国)
李暁霞(中国) -4、1、9、11、-11、7 朱雨玲(中国)
石川 7、7、3、-11、7 李皓晴(香港)
伊藤 -6、9、10、5、-6、9 丁寧(中国)
  • 伊藤が丁寧に勝ち金星をあげた

  • 伊藤本人も驚いた丁寧戦の直後の表情

  • 石川は危なげない勝利で準決勝へ

  • 張継科に善戦しながら敗れた水谷

 4月13日に香港のエリザベススタジアムで始まったリオ五輪アジア大陸予選。第1ステージでは東アジア、南アジア、南東アジア、中央アジア、西アジアでのトーナメントを行い、各優勝者5人がまず代表権を獲得する。
 次に第2ステージで6人の代表者を決める。
 日本勢では第1ステージで男子の水谷隼、女子の石川佳純と伊藤美誠がそれぞれ準々決勝に勝ち残っている。

以下は第1ステージ 初日の日本選手の記録。
●男子
水谷 8、-8、4、6、-8、9 江宏傑(チャイニーズタイペイ)
馬龍(中国) 3、6、7、8 吉村
荘智淵(チャイニーズタイペイ) 11、7、2、-6、4 丹羽

● 女子
石川 9、2、8、-5、-9、7 リ・ミギョン(北朝鮮)
伊藤 10、-4、-9、8、8、-8、13 キム・ソンイ(北朝鮮)
李皓晴(香港) 9、5、9、-9、-7、-7、10 福原
 あなたの卓球の経験を開発途上国などで活かしてみませんか?
 
 日本政府の ODA(政府開発援助)の一環として、青年海外協力隊やシニア海外ボランティアなどを実施するJICA(ジャイカ/独立行政法人国際協力機構)が、現在、海外青年協力隊・シニア海外ボランティアの春募集を行っている。それにあわせて、全国各地で説明会を開催中だ。

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 春募集は5月9日まで。興味のある方はサイトへGO!!

【青年海外協力隊】
http://www.jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=List&jID=G119&n=y

【シニア海外ボランティア】
http://www.jocv-info.jica.go.jp/sv/index.php?m=List&jID=G119&n=y

なお、本事業に関わる質問などは、JICAへ直接お問い合わせください。
http://www.jica.go.jp/volunteer/contact.html#link02
 昨日行われたビッグトーナメント佐賀大会で引退を迎えた平野早矢香(ミキハウス)。2回戦で藤井優子(愛媛銀行)に敗れ現役生活に別れを告げた。


平野早矢香試合後会見
「多くの方が会場に来て盛り上げてくれて、温かい拍手をもらってうれしかった。結果は残念だけど、悔いなく終われて良かった。(試合中は)いつもどおり、勝つためにどんな戦術を取るべきかずっと考えていました。終わった瞬間はもう少し良い試合をしたかったなという気持ちもあった。でも、やるべきことはやりきったと思う。
 色んな方が応援に来てくれたり、メッセージをもらったりして今までの試合とは少し違った。でも私は小さな大会の1回戦だろうと、オリンピックの試合だろうと、同じように最高の準備をして試合に臨んできましたし、それが私のモットーなので、今日も最高の準備をして試合に臨みました。
 試合前には母から手紙をもらって、その手紙をバッグに入れて一緒に試合をするような気持ちで戦いました。(内容は)『試合前に色んな人の顔を見て泣かないように』って書いてありました(笑)。あとは『色んなところに試合で連れて行ってくれて、世界一幸せな両親です』とも書いてくれていました。
 (開会式での国家斉唱で涙の訳は)まさか涙が出るとは思わなかったんですけど、日の丸を見たら、オリンピックで国旗が上がった時のことを思い出しました。
 (平野選手にとって卓球とは?)表現するのは難しい。これまで卓球とともに、卓球中心の生活を送ってきたので、一心同体というか、すべてを卓球にかけて生活してきた。色々な経験をさせてもらったし、卓球に感謝しています」(平野)


 会見でも時折涙を浮かべながらコメント。ベンチに入った大嶋雅盛監督も「卓球界にすごく大きなものを残した選手。本人の希望でベンチに入ったけど、指名していただいたことをうれしく思う。色んなことを思いながらベンチに入らせてもらった」と平野に対して最大の賛辞を贈った。平野の現役生活最後の相手となった藤井は試合終了後、号泣。女子シングルスで優勝した森薗美咲(日立化成)も優勝会見の合間に「最後に平野さんと試合したかった」と語るなど、観客のみならず、選手も引退を惜しんでいた。
 ロンドン五輪団体銀メダル、全日本選手権で5度の優勝という、輝かしい実績を積み重ねてきた平野。最後の一球まで真摯に卓球と向き合い、全力のプレーを見せてくれた。燦然と輝く記録と多くの人の心に残る記憶を残し、偉大な卓球人は笑顔と涙でコート去った。引退会見は4月12日に行われる。
  • 最後まで気迫のプレーを見せた

  • ベンチでミキハウス・大嶋監督と抱擁

  • 開会式ではちびっ子と談笑

  • 笑顔と涙でコートを去る

 本日佐賀・佐賀県立総合体育館にて開催された日本リーグ・ビッグトーナメントで男子は松平健太(JTB)、女子は森薗美咲(日立化成)がともに初優勝を果たした。入賞は下記のとおり。

【男子】
優勝:松平健太(JTB)
準優勝:大島祐哉(ファースト)
3位:松平賢二、平野友樹(ともに協和発酵キリン)

【女子】
優勝:森薗美咲(日立化成)
準優勝:宋恵佳(中国電力)
3位:前田美優、石垣優香(ともに日本生命)


 男子優勝は松平健太。準決勝で兄・賢二との対決に勝利して決勝へ進出し、決勝は大島との日本代表対決に。大島得意のフォアドライブを巧みな台上プレーで封じ、随所で華麗な両ハンドドライブを炸裂させた。女子優勝の森薗美咲は準決勝で前田とのフルゲーム12本の接戦を切り抜けると決勝では宋にストレートで勝利。「戦術面を今まで以上に考えて戦った」と、クレバーな戦いぶりで頂点に立った。
 この大会が引退試合となった平野早矢香は初戦となる2回戦で藤井優子(愛媛銀行)に敗れ、現役生活にピリオドを打った。平野の引退試合ということもあり、会場は立ち見が出るほどの大盛況。敗れはしたが、輝かしい競技人生の終わりに、会場に詰めかけたすべての人からねぎらいの拍手が送られた。
  • う男子優勝・松平健太(右)、準優勝・大島祐哉

  • 女子優勝・森薗美咲(左)、準優勝・宋恵佳

明日4月9日、佐賀県立総合体育館にて開催される日本リーグ、ビッグトーナメントの組み合わせが発表された。
第一シードは昨年優勝の松平賢二(協和発酵キリン)と平野早矢香(ミキハウス)。ロンドン五輪団体銀メダルなど、輝かしい実績を残してきた平野はいよいよ引退試合を迎える。

会場に明日を運べない方はライブ配信で試合の模様をチェックしよう。

●LIVE配信
4月9日(土) 11:30から配信予定

●Ameba FRESH! JTTL公式チャンネル
http://amebafresh.tv/JTTL

●平成28年度日本リーグ・ビッグトーナメント佐賀大会情報
http://www.jttl.gr.jp/taikairesult/2015/03/24-9.php

●日本卓球リーグ実業団連盟 公式サイト
http://www.jttl.gr.jp/

●トーナメント表
トーナメント表.pdf