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 平成28年度春季・関西学生卓球リーグ戦が開催され、男子は関西学院大が、女子は同志社大が1部優勝を決めた。昨年春に46年ぶりに関西学生リーグを制覇した関西学院大男子。秋季リーグでは4位に終わっていたが、見事、王座に返り咲いた。女子も秋季6位の同志社大が昨年の春に続き春季リーグを制覇した。
1部の記録は以下のとおり。

【関西学生リーグ】
●男子1部
1位:関西学院大
2位:立命館大
3位:近畿大
4位:天理大
5位:同志社大
6位:関西大
7位:龍谷大
8位:甲南大
1部校殊勲賞:田中豪(関西学院大)
1部校敢闘賞:皆川朝(立命館大)

● 女子1部
1位:同志社大
2位:神戸松蔭女子学院大
3位:龍谷大
4位:立命館大
5位:近畿大
6位:関西学院大
7位:京都産業大
8位:芦屋大

1部校殊勲賞:成本綾海(同志社大)
1部校敢闘賞:打浪優(神戸松蔭女子学院大)

※写真提供:馬渡卓也/関西学生卓球連盟
  • 男子1部優勝の関西学院大

  • 女子1部優勝の同志社大

 5月4〜8日にスペイン・プラッジャダロでITTFジュニアサーキット・スペインジュニア&カデットオープンが開催され、前週のポルトガルジュニアに続きJOCエリートアカデミー派遣の選手たちが活躍を見せた。
 
 男子ではジュニアシングルスで金光宏暢がポルトガルジュニアの決勝で敗れた宇田幸矢を4-1で下し優勝を決めた。金光は加山裕とのダブルスでも日本ペアを破って勝ち上がってきたエンゲマン/シュ(ドイツ)をストレートで下し優勝。団体でもチェコを破って優勝を決め、金光は大会3冠を達成した。また、カデットでは加山裕がロッシ(イタリア)を下し優勝を果たした。
 
 女子ではジュニアシングルスで長崎美柚が準決勝でポルトガルジュニアで敗れていた加藤結有子に勝利。決勝でカットの竹内嘉菜にも勝利しジュニア女子を制した。長﨑はポルトガルに続きカデットも連覇し、団体と併せて3冠を達成した。

優勝と日本選手の上位記録は以下のとおり。

【スペインジュニア&カデット優勝者と日本選手の上位記録】
ジュニア男子シングルス優勝:金光宏暢 2位:宇田幸矢
ジュニア女子シングルス優勝:長崎美柚 2位:竹内嘉菜 3位:加藤結有子
ジュニア男子ダブルス優勝:金光宏暢/加山裕
ジュニア女子ダブルス優勝:カイム/カメレア(ドイツ)
ジュニア男子団体優勝:日本(宇田、金光、加山) 
ジュニア女子団体優勝:日本(加藤、竹内、長崎)
カデット男子団体優勝:ドイツA
カデット女子団体優勝:ロシア
カデット男子シングルス優勝:加山裕 3位:柏竹琉
カデット女子シングルス優勝:長崎美柚
カデット男子ダブルス優勝:ヘニング/コロジエジック(ドイツ/オーストリア)
カデット女子ダブルス優勝:コーリッシュ/ルブ(ロシア)
 5月5日、国際卓球連盟(ITTF)が最新の世界ランキングを発表した。この5月発表の世界ランキングにより、今年夏に開催されるリオデジャネイロ オリンピックのシングルスへの出場権獲得者が決まり、日本の水谷隼(beacon.LAB)、丹羽孝希(明治大)、石川佳純(全農)、福原愛(ANA)のシングルス出場権獲得が決まった。
 なお、5月1日ITTF発表のオリンピックチームランキングでも、日本男子は中国、ドイツに次いで3位。女子は中国に次いで2位で、男女ともに団体戦への出場権も獲得しており、団体戦要員として内定している吉村真晴(名古屋ダイハツ)、伊藤美誠(スターツSC)も合わせて、日本6選手のリオ五輪出場が確実になった。

 リオデジャネイロオリンピックへのシングルス出場者は男女ともに1カ国(地域)につき2名まで。ITTFは、大陸別予選会で出場権を獲得した選手を除いて、5月の世界ランキングで上位22名以内の選手にシングルスへの出場権を与えると決めている。

 最新の世界ランキングでは、日本男子は6位に水谷隼、15位に吉村真晴、19位に丹羽孝希という順。吉村が日本人2番手につけたが、日本卓球協会は昨年9月に水谷と丹羽をシングルス代表にすると発表しており、その方針通り丹羽がシングルス代表となり、吉村は団体メンバーとして出場することとなる。
 女子は、4位に石川佳純、7位に福原愛、そして伊藤美誠が10位となっている。また、先月のポーランドオープンで優勝した平野美宇(EA/大原学園)が、19位から11位へと大幅にランクアップした。

  • 水谷隼

  • 丹羽孝希

  • 石川佳純

  • 福原愛

  • 団体戦出場の吉村真晴

  • 団体戦出場の伊藤美誠

 5月25日(水)〜29日(日)に仙台で開催される「日本リーグ前期 仙台大会」。本大会に先がけて、男女1部チームがホームグラウンドなどで試合を行う「ホームマッチ」が、明日5月5日よりスタートする。
 ホームマッチは、通常の大会よりもコートに近い位置から観戦できることが多く、トップ選手の技をより間近で体感できるのが魅力のひとつ。
 前期大会のホームマッチ第1戦は、女子1部の愛媛銀行 対 中国電力 戦。5月5日(祝・木)、愛媛県・松山市総合コミュニティセンター(メインアリーナ)にて13時に開始予定だ。
 その他チームのホームマッチ開催予定、日本リーグ前期仙台大会の情報は、日本卓球リーグ実業団連盟のホームページでチェックをしよう。

●日本リーグ前期 仙台大会 ホームマッチ日程(日本卓球リーグ実業団連盟WEB内)
http://www.jttl.gr.jp/taikairesult/upload/docs/2016-1hm2.pdf

●日本卓球リーグ実業団連盟
http://www.jttl.gr.jp

 
 4月27日〜5月1日にポルトガルで開催されたITTFジュニアサーキット・ポルトガルジュニア&カデットオープンで日本のジュニアがエントリー全種目を制覇する大活躍を見せた。
 ジュニア男子シングルスでは宇田幸矢(JOCエリートアカデミー)が金光宏暢(大原学園高)をゲームオール8本でくだし優勝。宇田は柏竹琉(JOCエリートアカデミー)とのダブルスでも優勝し、団体とあわせ今大会3冠を達成した。
 ジュニア女子シングルスでは加藤結有子が長崎美柚、竹内嘉菜とJOCエリートアカデミー生同士の対決を連破し優勝を決めた。
 カデットでも柏竹琉、長崎美柚がタイトルを獲得した。

上位記録は以下のとおり。

【ポルトガルジュニア&カデット優勝者と日本選手の上位記録】
ジュニア男子シングルス:宇田幸矢 2位:金光宏暢 3位:浅津碧利
ジュニア女子シングルス:加藤結有子 2位:竹内嘉菜 3位:長崎美柚
ジュニア男子ダブルス:柏竹琉/宇田幸矢 2位:金光宏暢/加山裕
ジュニア女子ダブルス:ピスコ/バレハオ(ポルトガル)
ジュニア男子団体:日本(宇田、金光、加山) 2位:日本/ルーマニア(浅津、柏、シンゲオザン)
ジュニア女子団体:日本(加藤、竹内、長﨑)
カデット男子団体:インド/ポーランド
カデット女子団体:ポルトガルA
カデット男子シングルス:柏竹琉
カデット女子シングルス:長崎美柚
カデット男子ダブルス:シルバ/ジャイン(ポルトガル/インド)
カデット女子ダブルス:バティスタ/マーティンス(ポルトガル)
ホープス男子シングル:ベッサ(ポルトガル)
ホープス女子シングルス:マルセリノ(ポルトガル)
 4月28〜30日にアラブ首長国連邦・ドバイで行われたNAKHEEL第29回アジアカップ卓球大会。日本からは水谷隼(beacon.LAB)、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)、伊藤美誠(スターツSC)の3選手が出場した(大島祐哉選手は肩の故障でキケン)。
 男子シングルスで水谷はグループリーグで1位通過したものの決勝トーナメント初戦で黃鎮廷(香港)に2-4で敗れ5〜8位決定戦へ。決定戦では江宏傑(チャイニーズタイペイ)、李尚洙(韓国)を破り最終順位を5位とした。男子の優勝は許シン(中国)。決勝で張継科(中国)を破り優勝を決めた。
「ドバイに来ると毎回大きなタイトルを獲得できるから、間違いなくドバイは自分にとってラッキーで特別な場所だね」(許シン)

 女子シングルスでは平野、伊藤ともにリーグを2位通過したが、決勝トーナメントで平野は馮天薇(シンガポール)に伊藤は劉詩ウェン(中国)に敗れ準決勝進出はならなかった。5〜8位決定戦では平野が伊藤をゲームオールの末下し、平野が5位、伊藤が6位の結果に終わった。女子の優勝は劉詩ウェン(中国)。李暁霞(中国)を4-1でくだし、女子ワールドカップの出場権を獲得した。
「先週行われたアジア五輪予選で早く負けてしまったので、今日のタイトルは本当にうれしい。」(劉詩ウェン)


〈アジアカップ最終順位〉
● 男子
優勝:許シン(中国)
2位:張継科(中国)
3位:黃鎮廷(香港)
4位:ガオ・ニン(シンガポール)
5位:水谷隼
6位:李尚洙(韓国)
7位:ゴーシュ(インド)
8位:江宏傑(チャイニーズタイペイ)
● 女子
優勝:劉詩ウェン(中国)
2位:李暁霞(中国)
3位:馮天薇(シンガポール)
4位:帖雅娜(香港)
5位:平野美宇
6位:伊藤美誠
7位:姜華珺(香港)
8位:ユ・モンユ(シンガポール)
 14年ユース五輪・世界ジュニア銀メダリストで、日本リーグ男子1部の東京アートに所属する村松雄斗選手が、ドイツ・ブンデスリーガ1部の強豪「TTFリープヘル・オクセンハウゼン」と2016-2017年シーズンの契約を結んだ。

 オクセンハウゼンは主力のピチフォード(16年世界選手権団体3位)がフランス・プロAリーグのエヌボンに移籍するが、ゴーズィ(フランス)、カルデラノ(ブラジル)、ディヤス(ポーランド)というメンバーに加え、今季からポルトガルの左腕ジェラルドも加入。リープヘル・マスターカレッジを練習拠点とし、若く才能あふれる選手たちが揃っている。日本期待のチョッパー、20歳を迎える勝負の年に、さらなる飛躍を期待したい。写真は16年1月の全日本選手権でのプレー。
 4月20〜24日にポーランド・ワルシャワでITTFワールドツアー・ポーランドオープンが開催された。日本からは男子13名、女子19名の総勢32選手が参加し、男子シングルスで水谷隼(beacon.LAB)が、女子シングルスで平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)がそれぞれ優勝を果たした。また、女子アンダー21で加藤美優(礼武道場)が、男子ダブルスで森薗政崇/大島祐哉(明治大/ファースト)も優勝し、日本が4種目を制覇した。

 男子シングルスで第2シードの水谷は準々決勝で高木和卓(東京アート)、準決勝で吉村真晴(名古屋ダイハツ)との同士討ちを制し決勝へ進出。決勝では第1シードのオフチャロフ(ドイツ)を4-2で破り勝利を決めた。
 女子シングルスで平野は3回戦で伊藤美誠(スターツSC)とゲームオールの接戦を制すると、準々決勝ではゾルヤ(ドイツ)を破った佐藤瞳(ミキハウス)を4-1で破り準決勝に進出。準決勝ではベテランペンホルダー、リー・ジャオ(オランダ)を4-1で、決勝では準決勝で石川佳純(全農)を下したユ・モンユ(シンガポール)をストレートで下し、ワールドツアー初勝利をあげた。また、福原愛(ANA)は2回戦で早田ひな(希望が丘高)に敗れ、上位進出はならなかった。

 男子ダブルスでは日本ペア同士の決勝となり、森薗/大島が丹羽/吉村をストレートで下し優勝。女子アンダー21では加藤が前田美優(日本生命)、佐藤、浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)と日本選手を3連破したツォン・ジエン(シンガポール)を下し優勝を果たした。

優勝と日本選手の上位記録は以下のとおり。

〈ITTFワールドツアー・ポーランドオープン記録〉
●男子シングルス優勝:水谷隼  3位:吉村真晴
●女子シングルス優勝:平野美宇  3位:石川佳純
●男子ダブルス優勝:森薗政崇/大島祐哉  2位:丹羽孝希/吉村真晴
●女子ダブルス優勝:田志希/梁夏銀(韓国)  3位:石川佳純/伊藤美誠、浜本由惟/早田ひな
●アンダー21男子優勝:王之旭(デンマーク)
●アンダー21女子優勝:加藤美優  3位:橋本帆乃香、浜本由惟  
 世界卓球クアラルンプール大会の最終日に行われた、平野美宇選手(JOCエリートアカデミー/大原学園)とエジプトのパラ卓球選手イブラヒム・ハマト選手によるエキシビションマッチの様子が、現在動画配信中。
 ハマト選手は、事故で両腕を失うも、口にラケットをくわえるスタイルで卓球を続けており、2014年世界卓球東京大会にも招待されており、その時にも話題になった選手。イベントは、スポーツを通じた国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」プログラムの一貫として行われ、平野美宇選手とラリーを披露したり、現地の子どもたちとふれ合う様子などが収められている。

■YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GEg4m5b54V4
  • 口でラケットをくわえてプレーするハマト選手

  • 子どもたちと一緒に写真に収まる平野美宇選手とハマト選手

4月12〜16日、スウェーデン・ハルムスタッドで行われたリオデジャネイロ五輪・卓球競技のヨーロッパ予選。昨年のヨーロッパ競技大会で優勝し、すでに五輪出場権を獲得している男子のオフチャロフ(ドイツ)、女子のリー・ジャオ(オランダ)に続き、男女各10名が予選を通過した。顔ぶれは下記のとおり。

★男子予選通過者
ギオニス(ギリシャ)
ボル(ドイツ)
フレイタス(ポルトガル)
アポローニャ(ポルトガル)
シバエフ(ロシア)
イエレル(スウェーデン)
トキッチ(スロベニア)
ルベッソン(フランス)
グルーツ(デンマーク)
コウ・レイ(ウクライナ)

☆女子予選通過者
ハン・イン(ドイツ)
ゾルヤ(ドイツ)
フー・メレク(トルコ)
ユ・フ(ポルトガル)
リー・チェン(ポーランド)
ミハイロワ(ロシア)
リュウ・ジャ(オーストリア)
リー・ジエ(オランダ)
リー・フェン(スウェーデン)
エクホルム(スウェーデン)

 ヨーロッパ予選は第1ステージで8つのグループに分かれてトーナメント戦を行い、残る2つの枠を第2ステージでの2つのトーナメントで争うシステム。五輪ランキングでの五輪出場権獲得が確実なサムソノフ(ベラルーシ)が、第1ステージの代表決定戦でギオニスに敗れ、第2ステージのルベッソン戦で途中棄権するというケースはあったものの、第2ステージでランキング上位のトップ選手が軒並み棄権したアジア予選に比べれば明瞭な試合方式だ。

 サムソノフの敗退を除くと、男子ではゴーズィ(フランス)、ガチーナ(クロアチア)、フェガール(オーストリア)という選手たちが代表権獲得を逃した。ゴーズィは第1ステージでドリンコール(イングランド)にストレート負け、フェガールはポルトガルの新鋭ジェラルドに2−4で敗れている。五輪8大会連続出場を目指したプリモラッツ(クロアチア)は、第1ステージ初戦でM.カールソン(スウェーデン)に敗れた。
 ドイツからはボルとシュテガーの2選手が出場し、ともに第1ステージを勝ち抜いたが、シングルスの代表権はボルのものとなった。シュテガーは12年ロンドン五輪に続いて、ドイツ男子の団体メンバーとなった。競技から遠ざかっていたバウムに不調が続くフランチスカ、世界団体戦で結果を残せなかったメンゲルにフィルスと、有力な3番手が現れなかったドイツ男子。最終的に選ばれたのは団体戦に燃える男・シュテガーだった。

 女子は代表権を獲得した10人中、7人が帰化選手。ドイツ女子はハン・イン、ゾルヤ、シャン・シャオナの3人が第1ステージを勝ち抜き、シングルスの代表権はハン・インとゾルヤが獲得。団体戦のみならず、シングルスでも日本勢の前に立ちはだかる。一方、ドイツのライバルであるルーマニアは不振を極め、モンテイロ(ドデアン)とサマラがともに出場権獲得を逃した。
 10人目の代表決定戦でビレンコ(ウクライナ)に快勝し、五輪へのラストチケットを手にしたのはエクホルム。08・12年と五輪2大会で代表権を獲得しながら、スウェーデン五輪委員会に出場を認められなかった苦い過去があるが、15年世界選手権でのベスト16という成績に加え、リー・フェンが代表権を獲得したことで団体戦にも出場できる可能性が高い。今回は「三度目の正直」なるか?
  • きっちり五輪の代表権を獲得したボル

  • エクホルム、今回は五輪出場の可能性・大(写真はともにITTF提供)