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 ロシアリーグのプレーオフ出場のため、昨日終わった韓国オープンを欠場した日本男子のエース、水谷隼(beacon.LAB)。
 実は世界ランキング6位の水谷と、同7位の荘智淵(チャイニーズタイペイ)の差はわずか(6月のランキングの時点で水谷2868と荘智淵2851と17ポイント差)。リオ五輪のシングルス出場選手では、上から馬龍、張継科(ともに中国)、オフチャロフ(ドイツ)と続き、第4シードを水谷と荘智淵の二人が争っていた。3月あたりから熾烈な争いになり、水谷と荘智淵は4月からもワールドツアーで一番格付けが下のチャレンジシリーズにも出場していた。しかも、ロシアリーグに出るためにスーパーシリーズの韓国オープンを欠場しなければいけなかった水谷。

 場合によっては、今週始まるチャレンジシリーズのピョンヤンオープンにも二人は出場し、そこでの決着となるところだった。
 韓国オープンで、もし荘智淵が準決勝で馬龍に勝った場合は水谷を逆転したのだが、なんと荘智淵は同士討ちで陳建安に敗れ、その時点で水谷を逆転することが不可能となり、水谷のリオ五輪シングルスの第4シードが確定した。争う必要のなくなった二人はピョンヤンオープンを揃ってキャンセルすることになる。

 リオ五輪で第4シードを獲得するということは、準決勝までに中国と対戦せず、仮に準決勝で対戦し、敗れた場合でも、メダル決定戦でメダル獲得を目指すことになる。
 それにしても、メダルの可能性を後輩の陳建安につぶされてしまった荘智淵。そこには「国策(タイペイチームとしての方針)」は存在しなかったようだ。
  • 後輩の陳建安に第4シードへの道を閉ざされた荘智淵

  • リオ五輪の男子シングルスを第4シードで迎える水谷

 全日本実業団選手権大会が長野県長野市で行われ、男子は協和発酵キリン(東京)の3連覇、女子は十六銀行(岐阜)が10年ぶりの優勝を飾った。

 協和発酵キリンは準決勝で岸川聖也、大島祐哉を擁するファースト(千葉)に苦しんだが、平野友樹が大島を破った1勝が大きかった。また、決勝では東京アート(東京)を破ったシチズン(東京)と対戦。やはり2番で軽部隆介に平野が勝ち、チームを優勝に導いた。またファーストは初のベスト4入りして大会に新風を吹き込んだ。

<男子準決勝>
協和発酵キリン  3−2  ファースト
シチズン     3−1  東京アート
<決勝>
協和発酵キリン  3−0  シチズン
○上田   3−0  加藤
○平野   3−2  軽部
○松平/上田 3−2 森田/神

 十六銀行は、若手のエース加藤杏華がチームをけん引。日立から移籍した松澤が決勝では石垣から逆転勝ちして、10年ぶりの優勝を飾った。

<女子準決勝>
十六銀行   3−1  中国電力
日本生命   3−1  サンリツ
<決勝>
十六銀行  3−1  日本生命
○加藤杏  3−2  前田
 久野   0−3  常晨晨○
○久野/大森 3−0 田代/前田
○松澤   3−2  石垣

  • ベスト4入りしたファースト。協和発酵キリン戦で単複2勝した岸川

  • 準決勝の東京アート戦で張一博をトップで破ったシチズンの神

  • 準決勝と決勝で貴重な勝利をあげた協和発酵キリンの平野

  • 決勝で久野を下した日本生命の常晨晨

  • 決勝のトップで前田に競り勝ち、チームを勢いに乗せた十六銀行・加藤

  • 決勝4番で石垣を逆転で破った松澤

  • 3連覇を果たした協和発酵キリン

  • 10年ぶりの優勝を果たした十六銀行

6月23日より埼玉・所沢市民体育館で開催されていた関東学生選手権が終了。入賞者は下記のとおり。

【男子シングルス】
優勝:有延大夢(明治大)
準優勝:町飛鳥(明治大)
3位:滝澤拓真、酒井明日翔(ともに明治大)

【女子シングルス】
優勝:阿部愛莉(早稲田大)
準優勝:林めぐみ(東京富士大)
3位:池上玲子(東京富士大)、佐藤風薫(早稲田大)

【男子ダブルス】
優勝:宮本幸典・定松祐輔(中央大)
準優勝:大塚大寛・周ショウ(日本大)
3位:町飛鳥・有延大夢(明治大)、和田貴稀・岩城友聖(中央大)

【女子ダブルス】
優勝:池上玲子・後藤奈津美(東京富士大)
準優勝:鈴木李茄・安藤みなみ(専修大)
3位:阿部愛莉・徳永美子(早稲田大)、明神佑実・伊藤佑里子(中央大)


ベスト4は明治大の独占となった男子は有延が優勝。滝澤、町と同級生2人に打ち勝って初の関東学生優勝となった。昨年は決勝でフルゲームの末に敗れており、悔しさを晴らす優勝となった。

女子は阿部が持ち味のスマッシュと変化をいかんなく発揮し優勝。準々決勝で安藤(専修大)をフルゲームで下すと、準決勝では得意のカット打ちで先輩の佐藤に完勝。林にもサービスで主導権を奪い、連続攻撃を浴びせ優勝を決めた。早稲田大の女子シングルス優勝は25年ぶり。
  • 男子優勝・有延大夢

  • 女子優勝・阿部愛莉

 昨日、リオパラリンピックに出場する岩渕幸洋(早稲田大)選手の壮行会が、岩渕選手のスポンサーである株式会社セブンユニフォーム(本社・東京都中央区/本島得二・代表取締役社長)にて開催された。

 会場にはセブンユニフォーム社の社員のほか、多くの関係者が集まり、盛大な壮行会となった。会には岩渕選手の早稲田大の1学年先輩にあたる日本代表・大島祐哉(ファースト)選手も出席。会場に用意された卓球台で岩渕選手と華麗なラリーを繰り広げた。その後は岩渕選手と社員による商品をかけた1ポイントマッチ(岩渕選手はラケット以外の物で打球)が開催され、会場は大盛り上がり。ハエ叩きやマラカスなど、慣れないラケットに岩渕選手も戸惑いながらも、しっかり勝利をあげるあたりはさすが。リオパラリンピック前に、リラックスした時間を過ごした様子だった。

 今回の壮行会を開催したセブンユニフォーム社の本島得二代表取締役社長は「経済的な負担の大きいパラスポーツの現状を聞いて、パラリンピックは選手を支える周囲の人間の民度、気持ちの戦いでもあると感じた。戦う時は岩渕選手一人ではない。私たちもともに戦っていきたい」と激励。
 岩渕選手は「僕は世界選手権に出場して、パラ卓球の世界に感動した。今度は僕がプレーでそうした世界を多くの方に伝えていきたい。リオで活躍することで、もっと多くの方にパラスポーツ、パラ卓球のことを知ってもらうことにつながると思う」とリオに向けての豊富を語った。

 リオパラリンピック・卓球競技は9月8日よりスタート。5月に行われたスロバキアオープンでは世界ランキング2位の選手に勝利するなど、リオに向けて手応えもつかんでいる。パラリンピック前に出場する国際大会はすべて消化し、現在は対戦相手を想定した対策練習に時間を割いているという。初出場のパラリンピックでメダル獲得を目指す21歳の若武者がリオでどんなプレーを見せてくれるのか、今から楽しみだ。
  • 岩渕幸洋選手(左)とセブンユニフォーム・本島得二代表取締役社長

  • ラケット代わりの受話器に「コレで打つんですか?」

  • 大島先輩も登場

  • ユニフォーム姿で挑む社員さんの姿も

  • 岩渕選手に見事勝利!

  • 壮行会参加者全員で記念撮影

  • パラリンピック応援Tシャツの贈呈も行われた

 6月15〜19日に東京・東京体育館で開催されたITTFワールドツアー・Laoxジャパンオープン。男女シングルスは樊振東(中国)と劉詩ウェン(中国)が優勝。また、U-21男子シングルスでは張本智和(JOCエリートアカデミー)が史上最年少優勝を遂げた。

大会の詳細は速報リンクよりご覧ください。
http://world-tt.com/ps_info/ps_report.php?b……

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 6月8〜12日にオーストラリア・メルボルンでITTFワールドツアー・オーストラリアオープンが開催。日本からは男子8選手、女子11選手が参加し、大会全6種目を制覇する好成績を残した。

 男子シングルスでは先週のスロベニアオープンを制した水谷隼(beacon.LAB)が準決勝で木造勇人(愛工大名電高)を4-2で、決勝では李虎(シンガポール)をストレートで下し、ツアー2連勝を飾った。
 ベスト4全てが日本選手となった女子シングルスを制したのは第4シードの早田ひな(希望が丘高)。準々決勝で橋本帆乃香(四天王寺高)、準決勝で佐藤瞳(ミキハウス)、決勝で石垣優香(日本生命)とカット選手を3連破しワールドツアーのシングルス初優勝を果たした。

 また、アンダー21でも及川瑞基(専修大)、加藤美優(礼武道場)が同士討ちを制しタイトルを獲得。ダブルスでは橋本帆乃香/佐藤瞳のカットペアが地元オーストラリアのレイ・ジャンファン/ミャオ・ミャオに勝利し、日本の5種目目の優勝を決めた。
 大会最終種目となったのは男子ダブルス決勝戦。第7シードの神巧也/森田侑樹(シチズン)が第2シードのアチャード/ルイのフランスペアを破り、日本の全種目制覇を決めた。

優勝記録と日本選手の上位の記録は以下のとおり。

【オーストラリアオープン】
男子シングルス優勝:水谷隼 3位:木造勇人
女子シングルス優勝:早田ひな 2位:石垣優香 3位:佐藤瞳、加藤美優
男子ダブルス優勝:神巧也/森田侑樹 3位:木造勇人/松山祐季
女子ダブルス優勝:橋本帆乃香/佐藤瞳
男子アンダー21優勝:及川瑞基 2位:木造勇人 3位:緒方遼太郎
女子アンダー21優勝:加藤美優 2位:森さくら 3位:芝田沙季、木原美悠 
 6月11日、(公財)日本卓球協会 平成28年度 定時評議員会・第1回臨時理事会が開かれ、平成28・29年度役員が決定。専務理事だった前原正浩氏が退任し、新専務理事に星野一朗氏が就任した。
 現在強化本部長を務める星野氏は、リオオリンピックまでは強化本部長と専務理事を兼任する形で活動をすることとなる。
 会長は藤重貞慶氏が続投。平成20年から専務理事として同協会を牽引してきた前原正浩氏は副会長に就いた。副会長には前原氏のほか、東日本地区選出の関山満氏、西日本地区選出の平安常進氏が就任。前副会長の木村興治氏、植松克之氏、河村建夫氏は名誉副会長となる。

●平成28・29年度役員一覧  ※以下敬称略
【理 事】
会 長:藤重貞慶
副会長:前原正浩(理事会選出)、関山満(東日本地区選出)、平安常進(西日本地区選出)
理 事:星野一朗(専務理事)
    柳原正明、高木珠江、沖英貴、金崎正久、松尾史朗、宮崎義仁(以上常務理事)
    斉藤一美、鈴木一、土室完、下田一十四、平尾信次、岩本隆司、藤浦哲夫、
    安西弥一郎、西村卓二、佐藤真二、葛西順一
【監 事】若尾輝夫、嘉本秀男、金井初男
【参 事】阿久津しげ子、横田幸子、瀬田幸人、長谷川敦司、渡辺武弘、松下雄二、
     佐藤佐知典、吉田和人、馬場美香
 5月28〜29日に東京・武蔵野総合体育館で「第25回東アジアホープス大会 日本代表選手選考会」が開催。代表選手は下記の通りとなった。

●男子代表選手
吉山僚一(TS中原)
鈴木颯(鈴木卓球)
飯村悠太(ヒロタク)
徳田幹太(伊予つばさJr)
前出陸杜(松生TTC)
中村煌和(畳和卓球)

●女子代表選手
大藤沙月(フェニックス)
吉井亜紀(YHGアスリートクラブ)
山﨑唯愛(ピンポンカベ)
東川陽菜(尾道向東小)
平野亜子(平野卓研)
木原美悠(ALL STAR)強化本部推薦


結果詳細は日本卓球協会のページをご覧ください。
http://www.jtta.or.jp/tournament/tabid/122/Default.aspx?itemid=105&dispmid=592
 8月6日から始まるリオ五輪・卓球競技。その一大イベントに先立ち、ITTF(国際卓球連盟)が五輪プレイベントを開催する。7月10日(日)、ブラジル・リオデジャネイロのボタフォゴアリーナに於いて開催されるプレイベントは、オリンピックレジェンド vs. ブラジル五輪代表のチーム戦。ブラジル五輪代表の3選手(カルデラノ、ツボイ、マツモト)が卓球界のオリンピックレジェンド3選手に挑戦する。
 
 レジェンドチームに選ばれたのは2000年五輪複・2008年団体金メダリスト、2004&2008年単銅メダリストの王励勤(中国)。そして、五輪7回連続出場を誇るパーソン(スウェーデン)とJ.セイブ(ベルギー)の3選手だ。
 レジェンドチームに選ばれた王励勤は「チームに選ばれてとても光栄です。このイベントを通して多くの人に卓球を理解していただき、五輪での卓球競技のプロモーション、そして、ブラジルでの競技の発展につながればうれしいです」とコメントした。

 イベントの模様はブラジル国内ではSportTVで生放送される。また、ITTFのYouTubeチャンネルでも公開されるので、お見逃し無く。

オリンピックレジェンド vs. ブラジル代表
https://www.youtube.com/watch?v=dlxmJocptq4

ITTF YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/ittfchannel
 6月1〜5日にスロベニア・オトーチェッツでITTFワールドツアー・スロベニアオープンが開催され、男子シングルスで水谷隼(beacon.LAB)が、アンダー21女子シングルスでは佐藤瞳(ミキハウス)がそれぞれ優勝を果たした。

 男子シングルスで水谷は準々決勝でカットの村松雄斗(東京アート)をストレートで下し準決勝に進出。続く準決勝では前週に行われたクロアチアオープンで敗れた朱世爀(韓国)との再戦となり、ゲームカウント1-3とリードを奪われるもそこから3ゲームを連取。接戦となった最終ゲームを14-12で競り勝ち、決勝進出を決めた。決勝でも荘智淵(チャイニーズタイペイ)とのフルゲームの接戦を制し優勝を決めた。

 女子シングルスでは石川佳純(全農)と福原愛(ANA)が準決勝へ進出したものの、石川は田志希(韓国)に福原は馮天薇(シンガポール)に敗れ決勝進出はならなかった。女子の優勝は馮天薇。田志希を4-2でくだし今シーズン、初勝利を収めた。
 また、アンダー21女子シングルス決勝では佐藤瞳と浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)の同士討ちとなり、佐藤が浜本をストレートで下しタイトルを獲得した。

優勝記録と日本選手の上位の記録は以下のとおり。

【スロベニアオープン】
男子シングルス優勝:水谷隼
女子シングルス優勝:馮天薇 3位:石川佳純、福原愛
男子ダブルス優勝:何鈞傑/黃鎮廷(香港)
女子ダブルス優勝:ドルギフ/ミハイロワ(ロシア)
男子アンダー21優勝:ジェラルド(ポルトガル) 3位:木造勇人、龍崎東寅
女子アンダー21優勝:佐藤瞳 2位:浜本由惟