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 今日9月3日の13時半から、リオデジャネイロ五輪で男子団体銀メダル、男子シングルス銅メダルの水谷隼選手(beacon.LAB)と、女子団体銅メダルの伊藤美誠選手(スターツSC)が、故郷である静岡県磐田市で祝賀パレードおよび報告会を開催した。

 磐田駅前から伸びる天平通りを磐田市役所まで行われたパレードでは、真紅のブレザーに身を包み、ピンクのクラウンのオープンカーで颯爽と登場。「今までこんなにたくさんの人たちに祝福されたことはない。一生分のおめでとうを言ってもらった気がします」(水谷選手)という大群衆の中、出身クラブである豊田町卓球スポーツ少年団の子どもたちや、マーチングバンドに先行され、沿道の人たちの歓声に笑顔で応えた。町中には至るところにふたりの五輪記事の掲示、栄誉をたたえる横断幕などがあり、祝福ムードを盛り上げた。
 
 パレードの終了後、磐田市役所前の特設ステージでスピーチや市民栄誉賞の贈呈などを行い、磐田市長を表敬訪問。さらに出身校である磐田北小学校で報告会を行ったが、どこに行っても人また人……。磐田市の公式発表で、パレードと報告会を合わせて実に35,000人がふたりを祝福した。

 報告会では「2020年の東京五輪では、今度は一番良い色のメダル、金メダルを持ってまたこの磐田に帰ってきたいと思います!」と伊藤選手が堂々のスピーチ。大きな拍手が送られた。32度を超える暑さの中、つらそうな素振りも見せなかったふたりの姿勢はさすがメダリスト。まだまだ過密日程が続くが、故郷での盛大な祝福は何よりの心の栄養ではないでしょうか。ジュン&ミマ、本当におめでとう!
  • オープンカーから最高の笑顔!

  • 磐田市民栄誉賞を受賞した

  • スゴイ!ピンクのクラウンがふたりを運んだ

  • 老若男女、本当にたくさんの人が沿道を埋めた

  • 磐田北小学校での報告会にも4千人が集まった

  • 同じ豊田町卓球スポーツ少年団の先輩・後輩、微笑ましいふたりでした!

 8月24〜28日にブルガリア・パナギュリシテにてITTFワールドツアー・ブルガリアオープンが開催。日本からは男子4選手、女子13選手が参加し、女子シングルスで石垣優香(日本生命)、女子ダブルスで森薗美咲/加藤美優(日立化成/礼武道場)、女子アンダー21で芝田沙季(ミキハウス)がそれぞれ優勝を果たした。

 女子シングルスでは日本選手がベスト4を独占し、石垣が前田美優(日本生命)を森薗が塩見真希(四天王寺高)をそれぞれくだし決勝に進出。決勝では石垣が今まで分の悪かった森薗を4-0のストレートでくだしタイトルを獲得した。
 男子シングルスの優勝はコネチィ(チェコ)。日本選手では木造勇人(愛工大名電高)が準決勝でコネチィに敗れたものの3位入賞を果たした。

 アンダー21女子では芝田が準決勝でA. ディアス(プエルトリコ)とのゲームオールの接戦を制し決勝へ進出。日本選手の同士討ちとなった決勝では芝田が加藤を3-1でくだし優勝を決めた。

優勝記録と日本選手の上位の記録は以下のとおり。

【ブルガリアオープン】
男子シングルス優勝:コネチィ(チェコ) 3位:木造勇人
女子シングルス優勝:石垣優香 2位:森薗美咲 3位:前田美優、塩見真希
男子ダブルス優勝:リヴェンツォフ/パイコフ(ロシア) 3位:及川瑞基/高木和卓
女子ダブルス優勝:加藤美優/森薗美咲 3位:松澤茉里奈/高橋真梨子
男子アンダー21優勝:廖振珽(チャイニーズタイペイ) 3位:及川瑞基
女子アンダー21優勝:芝田沙季 2位:加藤美優 3位:森さくら 
 8月24〜28日にチャイニーズタイペイで開催されたITTFジュニアサーキット・チャイニーズタイペイジュニア&カデット。日本はジュニア団体で男子(出雲卓斗、高見真己、浅津碧利)が決勝でチャイニーズタイペイAに敗れたものの準優勝を果たした。
 女子シングルスでは長崎美柚(JOCエリートアカデミー)がジュニア、カデットともに3位に入賞した。

優勝と日本選手上位の記録は以下のとおり。

【チャイニーズタイペイジュニア&カデット優勝&日本選手上位記録】
ジュニア男子シングルス優勝:黄建都(チャイニーズタイペイ)
ジュニア女子シングルス優勝:蘇慧音(香港) 3位:長崎美柚
ジュニア男子ダブルス優勝:黄建都/林昀儒(チャイニーズタイペイ) 3位:出雲卓斗/高見真己
ジュニア女子ダブルス優勝:麥子詠/蘇慧音(香港)
ジュニア男子団体優勝:チャイニーズタイペイA 2位:日本(出雲卓斗、高見真己、浅津碧利)
ジュニア女子団体優勝:香港
カデット男子シングルス優勝:タイ・ミンウェイ(チャイニーズタイペイ)
カデット女子シングルス優勝:ウォン・チンヤウ(香港) 3位:長崎美柚
カデット男子ダブルス優勝:黃弘州/タイ・ミンウェイ(チャイニーズタイペイ)
カデット女子ダブルス優勝:李嘉宜/ウォン・チンヤウ(香港)
カデット男子団体優勝:チャイニーズタイペイA
カデット女子団体優勝:チャイニーズタイペイA
 日本とアジアの18都市の代表が集まり、スポーツを通した交流を行うジュニアスポーツアジア交流大会が8月26〜28日にかけて東京・東京武道館にて開催された。卓球競技は今回で3回目の開催となるが、今回からパラ卓球の部もスタート。例年以上に多くの選手が集い、盛り上がりを見せた。
 
 交流試合の他にも、日本リーグ・サンリツ監督の近藤欽司さんによる卓球教室、車椅子卓球選手の茶田ゆきみさんによる車椅子卓球体験イベント、東北物産展に交流会など、盛りだくさんの内容で各都市の代表選手が交流をはかった。
 今大会のアンバサダーもつとめた茶田ゆきみさんは「これまで健常者と障がいを持つ選手が同じ会場、フロアで一緒に試合をするという機会がなかったので、パラ卓球を知らない方々にも、こういう世界があるんだということを知ってもらえて良かった。『車椅子卓球ってスゴいね』というような声もかけていただき、うれしかったです」とコメント。

 男女混合で行われる団体戦では香港が初優勝。日本勢は福島の6位が最高成績だった。初開催となったパラ卓球の部では、車椅子の部で土井健太郎(東京)が、立位男子の部で七野一輝(東京)が優勝を果たした。

 この大会の模様は卓球王国11月号(9月21日発売予定)に掲載しますのでお楽しみに!

 
  • 優勝の香港チーム

  • パラ卓球の部入賞者

  • 試合後は両チーム全員が握手

  • 両チームで記念撮影をする姿も数多く見られた

  • 茶田選手による車椅子卓球体験イベントの様子

  • 18都市の選手たちが熱戦を展開

国際卓球連盟(ITTF)は、現行のワールドツアーを一新し、来年の2017年から新しいロゴマークを用いたブランド展開することを発表した。

「2016年はワールドツアーをより高める活動をしてきました。その中で世界各国からワールドツアーを開催したいという希望が増加しています。賞金の増加などの条件提示もあり、私たちはうれしく思っています。今後は時間をかけて年間を通じて、より定期的にワールドツアーイベントを開催できるようにしていきます。人気とビジネスの両方で成長できると思っています」(ITTFマーケティングディレクター/スティーブ・ダイントン)とコメント。

2017年からは、スーパーシリーズがプラチナイベントと名前を変更し、6大会を開催する予定だ。
カタール、日本、中国、ドイツに加えて、新しくオーストリアとオーストラリアがプラチナイベントになっている。

またメジャーシリーズもレギュラーイベントに名前を変更。
ハンガリー、韓国、チェコ、ブルガリア、スウェーデン、そしてインドが新たに開催される。インド大会は来年の2月、ニューデリーで行われる。
年間のポイント上位者が出場できるグランドファイナルは引き続き開設予定。

2017年ワールドツアーの開催地を決める入札には、前例のないほどの入札数があったという。そのため、より高い賞金で開催できるようになるだろう。それは参加選手のモチベーション向上にもなるはずだ。

ワールドツアーの発展によって、今まで以上にエキサイティングな試合が観られることを期待したい。

※写真提供:国際卓球連盟
  • 新しいロゴマークになったワールドツアー

 8月21日より開幕した全国中学校卓球大会が終了。最終日の今日は男女シングルス決勝までが行われ、男子は張本智和(稲付・東京)、女子は長崎美柚(稲付・東京)のJOCエリートアカデミーのふたりが頂点に立った。入賞者は下記のとおり。

【男子シングルス】
優勝:張本智和(稲付・東京)
準優勝:宇田幸矢(稲付・東京)
3位:曽根翔、横谷晟(ともに愛工大附属・愛知)

【女子シングルス】
優勝:長崎美柚(稲付・東京)
準優勝:皆川優香(昇陽・大阪)
3位:藤田奈子(横浜隼人・神奈川)、相馬夢乃(葛塚・新潟)


 男子優勝の張本は準々決勝で戸上(野田学園・山口)と対戦。上からガンガン攻めてくる戸上に1-2とゲームをリードされる苦しい展開となり、4ゲーム目には8-10とマッチポイントを握られるも、なんとか逆転でフルゲームで準決勝へ進出。準決勝で曽根を下すと、決勝では宇田のチキータを読み切りストレートで快勝、注目が集まりプレッシャーのかかる中、見事初出場・初優勝を決めた。

 女子は長崎がエリートアカデミー女子初の全中制覇。準々決勝で第1シードの出雲(曙川・大阪)を競り合いの末に破り、準決勝では相馬のカットを攻略。皆川との決勝では順調に2ゲームを連取したが、皆川も粘り、勝負は最終ゲームへ。出足から1本奪っては1本奪われる展開だったが、中盤からスパートをかけた長崎が振り切った。大会前から自分に厳しい練習を課してきたという長崎。優勝の瞬間はあふれる涙を抑えきれなかった。


 この大会の模様は卓球王国11月号(9月21日発売予定)に掲載しますのでお楽しみに!
  • 男子シングルス優勝:張本智和

  • 女子シングルス優勝:長崎美柚

本日、全国中学校卓球大会の団体戦決勝トーナメントが行われ、男子は愛工大附が4連覇を、女子は明徳義塾が2連覇を達成した。

●男子準決勝
愛工大附(愛知)3-2野田学園(山口)
出雲北陵(島根)3-1鶴岡ニ(山形)
●男子決勝
愛工大附3-1出雲北陵

●女子準決勝
明徳義塾(高知)3-2四天王寺(大阪)
昇陽(大阪)3-1横浜隼人(神奈川)
●女子決勝
明徳義塾3-1昇陽


 男子団体優勝の愛工大附は準決勝で野田学園と対戦。前半で2本を奪われる苦しい立ち上がりからダブルスを奪うと、4番の横谷が0-2から大逆転勝利。ラストの中村も快勝し、決勝進出を決めた。決勝では初優勝を狙う出雲北陵のエース・津村に1点を奪われたが、他の試合を競り勝ち見事4連覇を達成した。

 女子団体決勝は明徳義塾・里川、昇陽・皆川の両校のエースが前半で1本ずつを奪い合う互角の展開。同時進行となった3、4番ともにフルゲームとなるが、明徳義塾が2試合とも逆転で奪い、昨年の初優勝に続き、歓喜の2連覇となった。

 最終日の明日は男女シングルスのチャンピオンが決定。男子シングルス2回戦から登場となった張本(稲付)は寺尾(大正西)の果敢なカウンターに苦しみ1ゲーム目を奪われたが、その後は相手のミスに乗じて3-1で勝利している。女子シングルスでは皆川(昇陽)、桑原(岡部)ら優勝候補が初戦からフルゲームでの辛勝と苦しんだが3回戦へ進出。優勝候補の一角だったカデット14歳以下優勝の工藤(五所川原第一)は初戦の2回戦で姿を消した。
  • 男子団体優勝:愛工大附中

  • 女子団体優勝:明徳義塾中

 昨日より富山・高岡市竹平記念体育館で全国中学校卓球大会が開幕。昨日は開会式が行われ、本日より競技がスタートした。
 
 今日は男女団体予選リーグが行われ、決勝トーナメントに進出する男女13チームが決定。男女ともに大きな波乱はなく、強豪校が順当に勝ち上がっている。
 会場の注目を集めたのは、女子の明徳義塾(高知)対玖珂(山口)。昨年の優勝校・明徳義塾に対し、前半に河野、梅森のツインエースを並べた玖珂が1、2番を奪い、王手をかける。3番のダブルスも玖珂ペアが2ゲームを連取し、3ゲーム目も途中まで大量リード。追い詰められた明徳義塾だったが、驚異的な粘りで追いつきダブルスをフルゲームで奪い返すと4番も快勝し、勝負はラストへ。ラストの明徳義塾・三村、玖珂・山本の対戦も最終ゲームまでもつれたが、最後は三村が山本を振り切って明徳義塾が大逆転で決勝トーナメント進出を決めた。敗れた玖珂も涙、勝利した明徳義塾も涙の大激戦だった。

 明日は男女団体の決勝まで、男女シングルスの2回戦までが行われる。男子シングルス2回戦からは注目の張本智和(JOCエリートアカデミー)が登場する。
  • 最後は三村(手前)が振り切り明徳義塾が逆転勝利

  • 悔しすぎる敗戦に涙の玖珂メンバー

  • 男子団体決勝トーナメント組み合わせ

  • 女子団体決勝トーナメント組み合わせ

 8月18日(日本時間19日)、IOC(国際オリンピック委員会)はIOCアスリート委員選挙の投票結果を発表し、新たに選ばれた4人の委員を公表。その4人のひとりとして、2004年アテネ五輪男子シングルス金メダリストの柳承敏(韓国)が選出されたことがわかった。

 23名の選手・元選手らが立候補した今回の選挙には、卓球競技では柳承敏とJ-M.セイブ(ベルギー)が立候補。同一競技からは1名しか選出されない中、柳承敏は1,544票を獲得。全体で2番目の得票数で当選を果たした。

 柳承敏のほか、フェンシングのハイデマン氏(ドイツ)、水泳のダニエル・ジュルタ選手(ハンガリー)、棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ選手(ロシア)が選ばれた。任期はリオ五輪閉会後から8年間となる。

 IOCアスリート委員会は、五輪出場選手・元選手など19名で構成されており、今回は、2008年に選ばれた4名の委員の任期満了により、投票で4名を選出。
 選挙はリオのオリンピック選手村において25日間にわたり行われ、合計5,185人のスポーツ選手が投票した。
 リオ五輪で男子シングルス銅メダル、男子団体で銀メダルを獲得した水谷隼選手(beacon.LAB)。今やメディアでも引っ張りだこの水谷選手が、8月24日(水)、(株)バタフライ・所沢バタフライテックを訪問することがわかった。当日は、山田俊策社長らと会談しメダル獲得の報告、スピーチをする予定だ。

 リオ五輪でのメダル獲得で、毎日さまざまなメディアに登場している水谷選手。27〜28日には日本テレビ系列「24時間テレビ」で人気アイドルグループ・嵐との競演が予定されており、帰国後は卓球以外でも大忙しのスケジュールのようだ。下写真は20日、丹羽・吉村とともに帰国会見に臨んだ水谷選手(写真中央)。2枚のメダルがまぶしい!