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 10月14日から愛媛・宇和島市総合体育館で行われている平成28年度全日本選手権(団体の部)は、今日16日に準決勝・決勝が行われる。昨日行われた男子準々決勝の結果は下記のとおり。

●男子準々決勝
 〈日鉄住金物流 3ー2 協和発酵キリン〉
 藤本 ー8、3、ー7、ー5 松平○
○松下 ー6、9、9、6 上田
○濱川 ー10、9、ー10、9、ー10 森本
 藤本 ー5、ー14、10、ー8 上田○
○松下 ー5、10、11、ー6、8 松平

 〈ジュニアナショナルチーム 3ー1 明治大〉
 張本 ー11、ー2、10、ー10 有延○
○宇田 ー3、ー9、9、12、9 酒井
○戸上 ー9、5、ー8、10、11 町
○張本 10、ー6、5、7 酒井

 〈東京アート 3ー1 専修大〉
 張 6、ー8、ー5、2、ー9 郡山○
○高木和 8、15、ー4、5 田添(健)
○大矢 ー10、9、ー8、20、10 田添(響)
○張 ー7、1、7、7 田添(健)

 〈シチズン 3ー2 野田学園高〉
○神 2、4、7 竹﨑
 御内 ー12、6、ー6、3、ー7 沼村○
 森田 ー9、17、ー5、ー6 伊丹○
○神 6、12、7 沼村
○御内 3、5、2 竹﨑

 昨年25年ぶりの優勝を果たした協和発酵キリンが日鉄住金物流に敗れ、予選リーグで東京アートを破った明治大が中学生3人のJNTに敗れるという予想外の展開。日鉄住金物流は入社1年目の松下海輝が、上田と松平という協和の二枚看板を破る大金星。「上田さんはサービス・レシーブがうまいので、その早い段階ではミスしないように心がけて、前について相手を下げられればチャンスがあると思った。松平さんとの試合は、2ゲーム目の中盤までまったくチャンスがなかったけど、そこで開き直れてむかっていけた」とコメント。協和の佐藤真二監督は「故障が多くてベストのチーム状態ではなかった。これで勝てるほど勝負は甘くない」と語った。

 明治大は丹羽が欠場したものの、優勝の可能性も十分あっただけにJNTに敗れたのは意外。2番酒井、3番町が試合の主導権を握りながら、思い切って向かってくる宇田、戸上を相手にレシーブが乱れた。「これが年下の子とやる怖さ。気持ちが受け身になってしまった」(高山監督)。パワーを増した宇田の両ハンドドライブ、戸上の強烈なチキータからの速攻、そして張本の1球も集中力を切らさないプレー。JNT三人衆が末恐ろしい強さを見せつけている。

 東京アートは予選リーグ2位通過ながら、2番高木和が豪打の田添(健)の待ちを巧みに外し、3番大矢が第4ゲームに何度も訪れた敗戦の瀬戸際をしのぎ切った。球威では負けていても、経験では一枚上だった。そしてシチズンは予選リーグから苦戦の連続ながら、神がここまで全勝の活躍。野田学園高戦では、ラスト御内が完璧なカット打ちを見せた。バックストレートに打ち抜く一発ドライブは強烈だった。準決勝の対戦カードは、日鉄住金物流対JNT、東京アート対シチズンだ。
  • 海輝が吠える! 協和発酵キリンから殊勲の白星

  • 明治大戦でEAの先輩、酒井を下した張本。台上プレーもさらに進化

 温泉で知られる愛媛・松山市道後温泉で2017年2月1日(水)〜2日(木)に「坊っちゃんカップ第10回道後温泉卓球大会」が開催される。今年で10回目を迎える同大会。大会前日には前夜祭も開催され地元の特産品が当たる抽選会も行われる。卓球と温泉が1度に楽しめる「坊っちゃんカップ」。
ラージ愛好者はぜひ参加してみよう。

【坊っちゃんカップ第10回道後温泉卓球大会(ラージ)】
日程:2017年2月1日(水)〜2日(木)(前夜祭:1月31日(火))
会場:愛媛県・松山市総合コミュニティセンター体育館
種目:ラージボール年代別(男女単、男女複、混合複)

詳細は以下のリンクよりご確認ください
http://www.cul-spo.or.jp/c_work/sport/ping10/pig10_top.html
 11月30日から12月7日まで、南アフリカ・ケープタウンで開催される『Sun International 2016世界ジュニア選手権』。その代表選手、男女各4名が日本卓球協会から発表された。

[男子]
張本智和(JOCエリートアカデミー・2003年6月27日生まれ・WR77)
木造勇人(愛工大名電高・1999年10月22日生まれ・WR128)
龍崎東寅(JOCエリートアカデミー/帝京・1998年12月29日生まれ・WR136)
松山祐季(愛工大名電高・1998年7月21日生まれ・WR289)

[女子]
伊藤美誠(スターツSC・2000年10月21日生まれ・WR11)
平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園・2000年4月14日生まれ・WR17)
早田ひな(希望が丘高・2000年7月7日生まれ・WR22)
加藤美優(礼武道場・1999年4月14日生まれ・WR46)

※世界ランキング順に掲載/WR=2016年10月発表の世界ランキング

男子はランキング推薦(2016年8月発表のU-18世界ランキング上位2名)の張本と木造、選考会優勝の龍崎に加え、強化本部推薦で愛工大名電高3年の松山がメンバーに入った。前回のフランス大会はパリでのテロ事件発生の影響により、選手派遣を中止した日本。その影響もあり、今大会の男子出場メンバーは全員が世界ジュニア初出場となる。チームの主軸は「怪物」張本とインターハイチャンピオンの木造だ。

一方、女子はまさに史上最強のメンバーとなった。ランキング推薦(2016年9月発表のU-18世界ランキング上位1名)の伊藤、選考会1・2位の早田と加藤に、強化本部推薦の平野という顔ぶれ。五輪銅メダリストの伊藤とワールドカップチャンピオンの平野を軸に中国の壁を打ち破り、2010年大会以来となる女子団体優勝、そして初の女子シングルスチャンピオン誕生を狙う。
 10月8〜10日に福井県福井市体育館で2016世界ジュニア選手権女子選考会が行われ、早田ひな(希望が丘高)が1位、加藤美優(礼武道場)が2位となり代表権を獲得した。
 19名のジュニア女子選手が参加して行われた代表選考会。2グループに分かれた第1ステージで早田は7勝1敗と浅井一恵(菊友クラブ)に1敗を喫していたが、その浅井が3勝5敗と上位リーグに進めず。早田は第2ステージで5勝を上げ(第1ステージリーグの勝敗は持ち越し)、最終成績を9戦全勝とし1位で代表権を獲得した。
 2位の加藤は第1ステージで早田とは別リーグで9勝を上げ第2ステージへ。第2ステージでは早田に1敗を喫したものの最終成績を8勝1敗とし、代表権を獲得した。

 世界ジュニアの代表は4名で9月発表のU18世界ランキングで伊藤美誠(スターツSC)がすでに内定。
残りひとりは強化本部推薦で決定される。

 本戦は11月30日〜12月7日に南アフリカ・ケープタウンにて開催される。

【世界ジュニア女子代表選考会最終結果】
①早田ひな(希望が丘高) ②加藤美優(礼武道場)
③梅村優香(四天王寺高) ④馬場麻裕(芦屋学園高)
⑤浜本由惟(エリートアカデミー/大原学園) ⑥皆川優香(昇陽中)
⑦長崎美柚(エリートアカデミー) ⑧木原美悠(ALL STAR)
⑨笹尾明日香(横浜隼人高) ⑩山本笙子(福井商業高)
⑪枝松亜実(山陽女子高)⑫加藤結有子(エリートアカデミー/帝京)
⑬浅井一恵(菊友クラブ) ⑭竹内嘉菜(エリートアカデミー/帝京)
⑮相馬夢乃(葛塚中)⑯大藤沙月(フェニックス卓球クラブ)
⑰菅澤柚花里(ミキハウスJSC)⑱藤田奈子(横浜隼人中)⑲工藤 夢(鶴卓TC)
  • 代表権を獲得した早田(右)と加藤 ※写真提供:福井県卓球協会/馬渡卓也

アメリカ・フィラデルフィアで開催されている「2016 Seamaster女子ワールドカップ」の最終日。
準決勝に勝ち進んだ平野美宇の快進撃が止まらない。

持ち前の両ハンドの安定感にキレが加わった感がある平野。準決勝ではシンガポールのエース・馮天薇と真っ向勝負となったが、一歩も押されない展開を見せた。
バック対バックでは平野が優位、しかし馮天薇には力強いフォアがある。序盤はフォアの威力に苦しめられたが、バックの打球点を早くし、ミドルを的確に攻めて、馮天薇に十分なフォアを振らせないようにラリーを組み立てる。4ゲーム目は5ー0とリードされ、そして10ー6で馮天薇にゲームポイントを握られていたが、ここから驚異の逆転でもぎ取った。勢いそのまま、4ー2で強豪・馮天薇に勝利して決勝へ進出した。


決勝の相手は近年再び調子を上げてきている鄭怡静。両ハンドのパワーは女子離れしているが、やや台から下がってラリーをするため、平野の早さにまったくタイミングが合わず。
強引な攻めで崩したかった鄭怡静だが、平野は最後まで優位を譲らずに攻め立てた。

女子ワールドカップでは中国選手以外で初めての優勝だ(中国選手は今大会棄権)。
そして、平野は史上最年少、16歳での初優勝し、賞金45,000ドルを獲得(日本円で約460万円)。
日本のジュニア選手たちが、またも世界を驚かせた。


●女子シングルス準決勝
平野美宇 -3、6、-7、11、9、13 馮天薇(シンガポール)
鄭怡静(チャイニーズタイペイ) -8、13、8、-8、9、7 帖雅娜(香港)

●3位決定戦
馮天薇 10、-7、6、8、9 帖雅娜

●決勝
平野美宇 9、5、4、8 鄭怡静
  • 表彰式での平野美宇 ※写真提供ITTF

 10月7日から9日まで、アメリカ・フィラデルフィアで開催されている「2016 Seamaster女子ワールドカップ」。日本からは伊藤美誠(スターツSC)、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)という「ミウ・ミマ」コンビが参戦。しかも両選手が準々決勝で対戦するという組み合わせになった。大会2日目までに終了している試合結果(決勝トーナメントのみ)は下記のとおり。

●女子シングルス・決勝トーナメント1回戦
馮天薇(シンガポール) 9、8、6、5 メシュレフ(エジプト)
ヴィンター(ドイツ) ー10、ー9、ー10、8、10、4、7 梁夏銀(韓国)
平野美宇 9、4、ー3、9、ー7、8 サマラ(ルーマニア)
伊藤美誠 ー8、9、ー7、8、11、8 ポルカノバ(オーストリア)
シェン・イェンフェイ(スペイン) ー5、5、ー9、8、4、2 ゾルヤ(ドイツ)
帖雅娜(香港) 7、9、6、ー7、9 姜華君(香港)
リュウ・ジャ(オーストリア) 9、ー8、9、8、9 ポータ(ハンガリー)
鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 8、6、10、ー11、12 リリー・チャン(アメリカ)
●準々決勝
馮天薇 7、13、11、9 ヴィンター
平野美宇 ー11、4、8、4、8 伊藤美誠
帖雅娜 7、ー5、7、5、7 シェン・イェンフェイ
鄭怡静 8、ー9、3、8、9 リュウ・ジャ

 平野と伊藤の準々決勝は、第1ゲームを伊藤が5ー9からの逆転で奪ったが、平野は今年1月の全日本選手権で伊藤に勝利した時と同様、フォア前に出す巻き込みサービスからコースの厳しいバックドライブで攻め、主導権を握った。平野の両ハンドドライブはさらに球威が増しており、外国選手が手こずる伊藤のバック表ソフトの変化にも動じなかった。

 今大会、出場予定だった丁寧(中国)が肩の故障、劉詩ウェン(中国)が発熱と腰痛のために欠場。1996年に第1回大会が香港で行われて以来、中国選手が19大会連続で優勝してきたこの大会で、初めて中国選手以外の選手に優勝杯が渡ることになった。準決勝で馮天薇との大一番を迎える平野、タイトル獲得の期待がかかる。
 10月5日から始まったITTFジュニアサーキット・セルビアジュニア&カデットオープン。日本からは塩見真希(四天王寺高)が出場し、ジュニア女子で見事優勝を果たした。
 塩見は予選から決勝までの6試合全てで相手に1ゲームも与えない強さを見せストレート勝利。完全試合で栄冠を勝ちとった。


●ジュニア女子決勝
塩見真紀 6、5、5、6 ルプレスク(セルビア)

 10月7日、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックのメダリストを中心とした日本選手団合同パレードが、銀座・日本橋で行われた。

 主催者発表で80万人が沿道から声援を送った今回のパレード。パレードが始まる1時間ほど前から、沿道には二重、三重の人垣ができ、ビルの中からカメラを構える会社員の方々も。卓球選手では、水谷隼選手がロシアリーグ、伊藤美誠選手が女子ワールドカップ出場のために残念ながら欠席となったが、丹羽孝希選手、吉村真晴選手、石川佳純選手、福原愛選手が二階建てバスの上から、笑顔で大観衆の歓声に応えた。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの閉幕後にも行われるであろう、日本選手団の合同パレード。今回はパラリンピックの卓球競技ではメダルを獲得することができなかったが、2020年はぜひ両大会揃って卓球のメダリストを輩出したい。
  • 銀座・中央通りの沿道を埋め尽くした観衆

  • 選手団のバスが来た!

  • 右から丹羽選手、石川選手、吉村選手。晴れやかです

  • 福原選手は橋本聖子団長の隣で笑顔!

  • 豪華なメダリストの顔ぶれに、沿道からは大歓声

 10月10日(月・祝)からスタートする、後期日本リーグ大阪大会のホームマッチ。その一部の試合が、「Fresh! by AbemaTV」の日本リーグチャンネルでライブ配信される。配信予定の試合は以下の9試合。
 11月2日〜6日に大阪で開催の後期大会の一戦となるホームマッチ。無料でどこでも視聴できるので、会場に行けない人はぜひこちらで試合観戦をしよう。
 
 ■ライブ配信の試合(予定)
10月10日(月・祝) 13:30~  愛知工業大学 対 リコー
10月20日(木)   17:30~  十六銀行   対 愛媛銀行
10月23日(日)   13:00~  中国電力   対 日立化成
10月24日(月)   18:00~  協和発酵キリン対 JR北海道
10月25日(火)   18:15~  シチズン   対 信号器材
10月27日(木)   18:00~  東京アート  対 日鉄住金物流
10月27日(木)   18:00~  サンリツ   対 エクセディ
10月28日(金)   17:30~  日立化成   対 日本生命
10月31日(月)   18:00~  リコー    対 東京アート
 
 
●Fresh! by AbemaTV 日本卓球リーグ実業団連盟チャンネル(無料)
https://abemafresh.tv/JTTL
 
●日本卓球リーグ実業団連盟
http://www.jttl.gr.jp/
 2016世界ジュニア卓球選手権南アフリカ大会(11月30日〜12月7日・ケープタウン)の女子日本代表選手選考会が、福井市体育館で開催される。
 この選考会には19名のジュニア選手が出場し、1次リーグ(2グループ)後、順位別リーグ(1〜5位・6〜10位)により、上位2選手が代表に内定する。
 9月発表のITTF U-18世界ランキング最上位ですでに代表に内定している伊藤美誠(スターツSC)、伊藤とともに女子ワールドカップに出場している平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)は出場しないが、インターハイチャンピオンの早田ひな(希望が丘高)、全日本ジュニア優勝・16世界選手権代表の浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)、スーパー小学生の木原美悠(ALL STAR)をはじめとするトップジュニア選手たちが出場。

 観戦は無料。世界的に見ても非常にレベルの高い日本の女子ジュニア選手たちによる、世界ジュニア代表の座をかけた戦いをぜひ見に行こう。

●世界ジュニア選手権 女子日本代表選考会
期日:10月8日(土)〜10日(月・祝)
会場:福井市体育館(福井県福井市松本4丁目10-1)
アクセス:えちぜん鉄道「田原町駅」より徒歩約5分
試合スケジュール(予定)
 10月8日(土)   15時〜 3試合
 10月9日(日)   9時30分〜 3試合、15時〜 3試合
 10月10日(月・祝)9時15分〜 5試合(閉会式終了予定14時)
※第2ステージ、1〜5位リーグの優勝者・準優勝者が日本代表に内定