速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

女子ワールドカップ・神戸大会速報

準々決勝の組み合わせが決まった。
劉詩ウェン(中国)  対 ユ・モンユ(シンガポール)
姜華君(香港)    対 シェン・イェンフェイ(スペイン)
武楊(中国)     対 福原愛(日本)
馮天薇(シンガポール)対 石川佳純(日本)
●第2ステージ
姜華君(香港) -5,-7、10、5,7、7 平野早矢香(日本)

 世界ランキング14位の姜華君(香港)に対し、同28位の平野早矢香(日本)はあと一歩のところで勝利を逃し、準々決勝進出はかなわなかった。2ゲームを先取した平野がそのまま押し切るかと思わせたゲーム序盤。3ゲーム目をジュースで落としたのが痛かった。このゲームを取った姜華君が調子を上げ、強打のミスがなくなり、試合の主導権を奪い返した。平野は第2ステージ0勝2敗で準々決勝進出はならなかった。
●第2ステージ
福原愛(日本) 10,-11,7,15,9 リュウ・ジャ(オーストリア)

 準々決勝進出を賭けて対戦した両者。キーゲームは4ゲーム目。ゲームポイントを先に奪ったのは福原だったが、リュウ・ジャが追いつき、17-15で福原がゲームを奪取し、試合の流れを自分に引き寄せた。第2ステージのリーグ戦を1勝1敗の2位で通過した福原は準々決勝へ駒を進めた。
 福原のコメント「昨日の夜に気持ちを切り替えた。リュウ・ジャは前よりも強くなっている感じでした。4ゲーム目のジュースを取ったから勝てたけど、あのゲームを落としていたら勝てなかったかもしれない」
  • 準々決勝は平野を破った武楊との対戦となった福原

●グループG

武楊(中国) 5,7,-8,9,6 平野早矢香(日本)

 世界ランキング8位の武楊に対し、平野はミスのないカット打ちを見せるが、決定打不足は否めず、繋いだボールを武楊に打たれた。1-4で敗れ、グループリーグの次の試合、香港の姜華君との試合に準々決勝進出を賭ける。
「今日は積極的にやることができて、予想以上に前半ミスなくやれたけど、もう少し相手の動きやプレーを見ながらやる部分もあって良かった。試合の前半の入りも悪くなかったけど、落としたゲームのポイントポイントで大事な部分で相手に取られてしまった。3ゲーム目には相手の変化も見えてきたので取ることができたが、相手もドライブには慣れているのでもっとスマッシュの練習が必要かもしれません。次の相手は攻撃型なので、出足に気をつけます」
  • ドライブで果敢に攻めた平野だが、武楊のカットを打ち抜けず

  • 試合後はこの表情

●第2ステージグループE

劉詩ウェン(中国)   -10,-8,-6,8,2,4、5 ユ・モンユ(シンガポール)
 3ゲームを先取し、ストレートの圧勝かと思わせたユ・モンユだったが、4ゲームを劉詩ウェンが奪うと、試合は一気に劉詩ウェンのペースに、3-3の最終ゲーム4-4。ここから8-4と劉詩ウェンが離し、11-5で劉詩ウェンが辛勝した。

●Fグループ

馮天薇(シンガポール)  5,1,9,-12,7 リュウ・ジャ(オーストリア) 
●グループH
石川佳純(日本) 6,-9,8,5,6 ビレンコ(ウクライナ)

 前半苦しみながらも、中盤からペースをつかんだ石川佳純。試合後の石川佳純のコメント。「初めての対戦だったので、慣れるまで少し時間がかかったが、途中からカットうちの感じをつかめて良かった。地元開催なので次の準々決勝で頑張りたい」
  • 序盤で3ゲームを連取され、会場をヒヤリとさせた劉詩ウェン

  • ビレンコに4-1で勝利した石川

★2日目のタイムテーブル★
10:00〜 第2ステージリーグ戦
10:45〜 第2ステージリーグ戦(石川vs.ビレンコ、武楊vs.平野)
12:30〜 第2ステージリーグ戦(リュウ・ジャvs.福原)
13:15〜 第2ステージリーグ戦(姜華君vs.平野)
14:00〜 決勝トーナメント組み合わせ会議
16:00〜 決勝トーナメント準々決勝

 本日でリーグ戦はすべて終わり、夕方からは準々決勝がスタートする。昨日の試合では、平野が2勝をあげ第2ステージ進出を決めたが、福原と石川は勝ち星に恵まれなかった。第2ステージでは各リーグ2位までの選手が決勝トーナメントに進出できるため、福原と石川はなんとしても今日の試合で勝利をおさめたいところだ。
●第2ステージグループE
劉詩ウェン(中国) 1、6、4、11 石賀浄(韓国)
●グループG
武楊(中国) 6、8、5、5 姜華君(香港)

 中国選手は両者ともストレート勝ちで好スタートを切った。劉詩ウェン(左写真)は、1ゲーム目から石賀浄を圧倒。劉詩ウェンのバックハンドは、まるでノーバウンドで打球しているのではないかと思うほど打点が早く、会場からも思わずため息が漏れていた。

 また武楊(右写真)は、序盤からバックとフォアで変化をつけたカットで姜華君を翻弄。平野はかなり厳しい戦いを強いられることになるだろう。
第2ステージグループリーグ
シェン・イェンフェイ(スペイン) 9、9、9、8  石川佳純(日本)

 今まで0勝1敗の相手。2度目の対戦は、各ゲームが競りながらもストレートで落とし、会見場ではショックの表情を隠せなかった石川。1試合目を落とし、明日はビレンコ(ウクライナ)と対戦する。

「調子は悪くなかったし、良い方だったので、良い試合が出来ると思っていたが、相手のボールが合わなくて自分のプレーが出来なかった。1ゲームも取れなかったのですごく悔しい。バック対バックで不利になってしまったし、相手のやってくることが読めなかったのが残念。気持ちを切り替えて、明日はしっかりプレーしたい」(石川)
  • 後半につれ、やや試合の組み立て方が単調になってしまった石川

  • 石川を破ったシェン。バックハンドからのフォア表のスマッシュで得点を量産

 福原愛、馮天薇(シンガポール)に2-0とリードしながら逆転され敗戦。試合後の会見。
「2-0でリードして、良い流れをつかむことが出来たと思ったけど、相手も途中で戦術を変えてきたし、良いイメージを持ちすぎて、2連勝していることが自信になりすぎたのかもしれない。自分の凡ミスが出て、早く勝とうとしすぎたし、動けているからもっと攻めようと思いすぎた。2連勝しているのも団体戦なので、シングルスになれば7ゲームスマッチなので戦術も違うし、まだ力の差はあると感じました。
 初の日本開催のワールドカップなので1試合でも多くをしたいし、応援の人に応えたい。明日頑張ります」

 福原は、明日12時半からリュウ・ジャ(オーストリア)と対戦する。
  • 福原はリュウに勝利して、決勝トーナメント進出へ臨みをつなげたいところだ

●第2ステージEグループ
馮天薇(シンガポール) -9、-7、3、3、9、5 福原(日本)