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全国高校選手権(インターハイ2019)

 1995~2000年に記録した6連覇の記録を塗り替え、13年大会からの女子学校対抗の連続優勝記録を「7」に伸ばした四天王寺。ベンチで選手たちを鼓舞した村田充史監督は開口一番、「率直にめちゃくちゃ苦しかったです」と語った。以下は村田監督の優勝コメント。

「予選で1回死んで(大阪府予選のリベルテ戦)、学校対抗3回戦(大成女子戦)でもう1回死んだ。チームは2回死んだので、本当に奇跡としか言いようがないです。チーム力が低いということで、今年は一番練習してきた。この子たちがよく最後までついてきてくれたなと思います。選手たちに感謝したい。

死にかけたところを乗り越えられたのは、練習量じゃないですか。やり込んできた練習量というのは、それだけはウチは負けない。やはり練習の賜(たまもの)だと思います。後は自分たちは負けられないという伝統の力、無形の力ですね。

大成女子戦ラストは、選手には悪いですけど負けたと思いました。あそこをひっくり返せたのは、やはり何かの力が働いたんでしょうね。選手はあきらめていなかった。決勝は『ここまで来たら力は相手のほうが上。自分たちは挑戦者だと思って、思い切ってやりなさい』と伝えて、決勝は伸び伸びできました。ここまで来たら自分たちの舞台だと思っているかもしれませんね。

決勝のオーダーは、菅澤をトップにしたのは『1年生が思い切って戦う、そして2番大川でしっかり取る』と思っていたんですけど、計算どおりいかないですね。中森があそこまでやってくれるとは思っていなかった。相馬さんは強い選手なので、チーム全員で相馬さんの対策はやってきた。その中でも中森が一番頑張ってやってくれた。

7連覇、新記録なんですよね。全然実感はないですけど、今までないんですよね。本当に選手に恵まれて、監督冥利に尽きます。また来年イチから頑張ります」(村田監督)。
 3番の高橋・中森のダブルス、そして4番中森が勝利し、遊学館が誇る変化チョッパー・相馬から単複2勝を挙げた四天王寺。試合後、中森は「相馬さんは格上なので、思い切って攻めながら、粘って粘って頑張ろうと思いました。最後は勝ちたいと思って急いでしまったので、とにかく一本ずつ、『大丈夫、大丈夫』と自分に言い聞かせながらやりました」とコメントした。

その一方で、中森は「ミキハウスの佐藤(瞳)さんや橋本(帆乃香)さんなど、いろいろなカット型の方と練習してもらいました。いろいろな方に協力してもらって、練習できたからこその結果だと思います」とも語っている。世界のトップランカーたちが対策練習の相手を務めてくれる。四天王寺の練習環境の良さもさることながら、そこまで対策練習を徹底できる姿勢には感服する。本物より強いコピー選手を相手に、対策練習を積む中国さながらだ。

一方、相馬は敗れた中森戦について、試合後にこうコメントしている。「直近の対戦では負けていました。攻めていかないと得点にならないので、積極的に打っていくようにしていたけど、緊張して力が入ってうまく入らなかったり、迷いが出たりしていた。もうちょっとメンタルを強くしたいし、もっと攻撃ができるようにしたい」。

「鹿児島に来る前までは結構自信があったし、調子もよくて今回はいけるかなと思ったんですけど、来てみたら緊張もあったし、どこかやりづらいところがあった。常に焦っている感じがあって、冷静に試合ができませんでした。第1シードは勝って当たり前と見られてしまう。優勝してねと言われて、応援してもらえるのはうれしいですけど、それがプレッシャーになってしまった」(相馬)

中森のフォアストレートの強打は抜群の切れ味だったが、相馬は一方的に打ちまくられて負けたわけではない。中森の球さばきは丁寧でミスがなく、まるで「鏡」のように相馬の変化と攻撃を跳ね返し続けた。最強軍団・四天王寺との切磋琢磨。この壁を乗り越え、より攻撃的で、単発ではなく連続で攻撃できるカットプレーを確立できれば、相馬はさらに大きく飛躍できるはずだ。
●女子学校対抗決勝
〈四天王寺 3−1 遊学館〉
○菅澤 4、6、7 高橋
 大川 −4、−2、−8 出雲○
○高橋・中森 8、6、11 出雲・相馬
○中森 9、6、13 相馬

女子学校対抗、優勝は四天王寺!
前人未到の女子学校対抗7連覇を達成!

1番菅澤がしゃがみ込みサービスを存分に効かせて、四天王寺が1点を先取した決勝。しかし、四天王寺ベンチの村田充史監督は「こっからが勝負やからな!」と選手たちに檄(げき)を飛ばす。その言葉どおり、2番ですかさず流れを引き戻したのは遊学館の出雲。好調の大川との左腕対決、ロングサービスを混ぜながら大川にレシーブの的を絞らせず、バック対バックでは打球点の早さで圧倒。大川が得意のフォアドライブをほとんど振り抜くことができないまま、あっという間に決着をつけた。

「4番まで回そうと思って頑張りました。大川さんとは結構やったことがあって、直近の対戦だと負けていた。試合が始まったら絶対勝とうと思いながらやっていました。私はサービスを効かせてから3球目を狙っていくスタイルなので、今回はサービスが効いて良かった」(出雲)。

そして団体戦の要(かなめ)のダブルス。四天王寺の高橋・中森のプレーは、まるでひとりのシングルスのプレーヤーのようだった。中森が堅いバックブロックで止めて、次球で左腕の高橋が丁寧にコースを突く。あるいは、高橋の巧みなサービスから、中森がフォアストレートに電光石火の強打を決める。3ゲーム目の12−11のマッチポイントでも、中森のフォアストレートへの強打が炸裂した。

4番は中森対相馬。遊学館としてはラストの津隈対高橋(四天王寺)に持ち込みたいところだが、中森は変化のある相馬のフォアカットに対し、全くミスが出ない。フォア面に変化系の表ソフトを貼る相馬、フォアのナックルカットは多くの選手が「ふかして」しまうのだが、中森は完璧に変化に対応していた。3ゲーム目、10−5でマッチポイントを握ったところからやや勝ちを急ぎ、10−11と一度は逆転されたが、13−12で迎えた8回目のマッチポイントで勝利を決めた!

試合後、はばかることなく涙を流した四天王寺の選手たち。その姿は、この大会に向けて積み重ねてきた練習の厳しさを物語っていた。3回戦の大成女子戦を始め、何度も苦境に陥りながら、最後は見事に7連覇へのシナリオを描き切った。
敗れた野田学園・橋津文彦監督のコメント

「戸上と宮川で3点、このふたりがフル稼働してやらないといけないチームなので、1番を取らないといけない。でも選手を責めることはできない。ぼくのタイムアウトが遅かったなと結果論で思うこともある。

2番もチャンスがあった。曽根くんも固くなっていた。今泉は彼なりによく頑張ったと思います。

ダブルスは最初から向こうはこれで来ると思っていました。
前半のシングルスが1−1でこのダブルスならいいなと思っていましたが、0−2で回った時点で篠塚にかなりやられることは想定していました。だから篠塚に対するレシーブを最大限に気をつけることと、曽根を台の中と長いボールで崩そうとしたんですけど、こういう状況でいくとよくなかった。4番で宮川にあと1試合やらせてあげたかったんですけど、悔しいですね。

やはり総合力でうちのほうが下回っているのは事実なので、それが意識なのか、取り組みなのか、選手層なのか、部内の競争だったり、いろんなものが総合してうちのほうが下回っているのを感じながら、それでもチャンスがあると思う。
そういうチャンスをつかんで流れをつかんで勢いに乗れるように選手に寄り添ってやってきたつもりなんですけど、僕自身も足りないものがたくさんあると反省しています。

明日、シングルスで優勝目指します。落ち込んでいるのはもったいないです。こんな楽しい時間がもったいない。
もう一日、完全燃焼したいと思います」
優勝した愛工大名電・今枝一郎監督のコメント

「びっくりしましたね。あの1・2ゲーム目を見て、誰が加山が逆転勝ちすることを想像できたのかと。加山は人生で戸上くんに一度も勝ったことがない。それをわかっていてトライしました。彼自身辛抱強く、マッチポイントが何回あったか・・・。よく我慢して、よく諦めなかった。5本とか3本とかで落として、3ゲーム目10−5ですから。普通諦めていいところをよく辛抱強く試合してくれたと思います。それが一気に流れを引き寄せたと思います。

当初やろうとしてたことをやらずに帰ってきたので、彼が本来の力を出せば、そんな一方的になるわけない。自分が思う作戦を伝えて、それを遂行してくれとお願いして送り出しました。それが彼のひらめきによって徐々にいい方向に行ったんじゃないかと思います。だから1・2ゲーム目簡単に負けて帰ってきてもそんなに悲観しなかった。挽回できるとは思っていなかったけど、これはしょうがないことだと。相手はボロボロミスをするインターハイチャンピオンじゃないので、やるべきことをやらないと勝負にならない。それができてないのに点数が取れないのは当たり前のことで、3ゲーム目からトライしてくれました。

2番は内容は曽根の力が何%出たかなという感じでしたが、結果は100点をあげたいですね。あの場面で、ぼくらでは想像がつかないプレッシャーを受けてプレーをしていた。ましてや1番で加山が勝ってきたので、余計にプレッシャーを感じていました。勝たなきゃというのがいつもの何倍もあった中で勝ってくるわけですから、すごいとしか言いようがないですね。よくこらえるなと思いました。

ダブルスは最初から練習してきました。このために、このためだけに練習してきました。
野田学園対策です。野田でチャレンジしようというダブルスです。それまでの他の試合でも私が使おうと提案しても彼らが「曽根・加山でいきます」とみんな同じ答えでした。決勝戦は準備してきたので、思い切って出そうと。
春の選抜で負けてますから、それに策を講じないのは間違っている。それだけですよ。

ー篠塚選手は1年生ながら落ち着いたプレーでしたねー という問に対して
あれを落ち着いていると思ってくれるとありがたいですけど、逆にワー!というのもない。それで負けていれば、ちょっとこうしたほうがいいとか言えますが、それは彼の持ち味でシングルスも残っているし、彼のペースを乱さないようにしています。
実は声を出してないようで出しているんです。球拾いにするときに「ヨー!」と言っているんです。認めて付き合っていきたいなと思っています。

選手を信じているので。
本当に感激です。本当に苦しいと思っていましたので、ダブルスも連覇が途絶えてしまったので。逆に良かったかなとも正直思っています。彼らは勝たなきゃ、勝たなきゃ、どれも負けられないと大きい目標を立ててきているので、プレッシャーになっていたので、昨日の夜に良かったねと言いました。これで解放されたね、明日はチャレンジャーで行こうと。
そのとおり、オーダーもチャレンジしてました。勝ったことない選手を当てて、それで思い切ってくれたので、本当に選手には感服します」
●男子学校対抗決勝
愛工大名電 3−0 野田学園
○加山 −5、−3、10、8、10 戸上
○曽根 −8、9、10、8 今泉
○曽根・篠塚 −8、9、−8、6、9 戸上・宮川

令和最初のインターハイ
男子学校対抗の勝者は愛工大名電。なんと野田学園にストレート勝ちで4連覇を達成。
ベンチで「よーし!」と今枝一郎監督は声をあげた。

決勝のハイライトはなんと言ってもトップの加山だろう。
スイングが定まらず、2ゲームを簡単に落とした加山。戸上に打たれると盛り返すことができず、自分から打ってもミスを多発。5点、3点で落とし、3ゲーム目も10−5。戸上の勝利を誰もが疑わなかった。

それでも加山は、10−5の場面でも声を出した。1点を積み重ねるたびに「ヨー!」と叫び、じっくりじっくり点差を詰めていく。
あれよあれよと10−10。そのまま加山が押し切り、7点連取の神業でピンチをしのいだ。
「よく我慢して、よく諦めなかった」と試合後に今枝監督。5ゲーム目は9−7から戸上が3点連取で再びマッチポイントを握ったが、加山は踏ん張り、逆転勝ち。
この1勝が試合を決定づけたと言って良いだろう。

2番曽根は打ちミスが目立ったが、攻めを継続して今泉を下す。今泉としてもチャンスがあったが、勝負所でのレシーブがやや甘くなった。

そしてダブルスは本ペアの曽根・加山ではなく、今大会一度も組んでいない、曽根・篠塚へスイッチ。「決勝のため、野田学園のためにとっておきました」(今枝監督)という秘策。相手の戸上・宮川は昨日のダブルスで優勝してるが、それを狙い打つために加山を篠塚に変えた。
その作戦が功を奏したのか、昨日の個人戦ほど戸上・宮川の台上が厳しくない。ストップからの展開があまりうまくいかず、ラリーになってしまう。テクニシャンの篠塚を警戒し、なかなか思い切って打ちにいけなくなっていた。

ゲームオール9点。
見ごたえのある試合に終止符が打たれた。
愛工大名電4連覇。驚きのオーダーで挑み、ドラマチックに勝つ。
名電時代はまだ続く。
●男子シングルス5回戦
戸上(野田学園) 12、4、7 山本歩(出雲北陵)
曽根(愛工大名電) −6、−6、2、9、8 田原(明豊)
加山(愛工大名電) 3、6、5 杉本(希望が丘)
谷垣(愛工大名電) 11、7、3 伊藤(安田学園)
阿部(希望が丘) −5、8、9、7 相川(湘南工大附)
新名亮(明徳義塾) −11、−6、7、9、4 堀川(愛工大名電) 
篠塚(愛工大名電) 5、6、9 宮川(野田学園)
手塚(明徳義塾) −11、5、12、−9、9 劉念(日南学園)

愛工大名電のレギュラー陣は崩れず、4人がベスト8入り。曽根は田原に2ゲームリードされたが、そこから逆転勝ち。「最初ビビってしまい、一発で決めにいってしまった。途中から丁寧につなぐようにしました」と試合後の曽根。団体決勝に向けて調子は上がっている。

王者・戸上は順当に勝ち上がり、他には希望が丘のエース阿部と明徳義塾から手塚と新名が入った。

安田学園の伊藤は団体戦に続き、谷垣に挑戦。手の内が知られた相手に2度目の戦いはどう展開するのか注目の一戦だったが、1ゲーム目こそ競るも谷垣が完勝。この調整力が名電が安定して勝つ要因だろう。

また、今大会絶好調の宮川は篠塚と対決。このあと控える学校対抗決勝で当たるかもしれないふたりの対決は、篠塚がラリーで圧倒。威力は互角だが、篠塚の打球点の早さとバックハンドのコース取りはかなり厳しい。力が抜けたしなやかなプレーは、将来を感じさせる。

シングルスベスト8が決定し、これから学校対抗決勝。
名電の連覇か、野田学園の初優勝か。注目の一戦が始まる!
●女子シングルス5回戦(ベスト8決定)
庄易(富田) −7、8、11、9 原田(山陽女子)
船場(明徳義塾) 8、−9、−10、7、3 高橋(四天王寺)
川北(正智深谷) −5、10、11、9 稲吉(希望が丘)
岡田(明徳義塾) 2、7、−8、−4、8 山本(滋賀学園)
出雲(遊学館) 6、−9、8、5 海保(武蔵野)
顧琳婧(桜丘) 8、8、9 木塚(済美)
浅井(桜丘) 4、6、8 工藤(五所川原商)
出澤(大成女子) 5、9、−7、6 菅澤(四天王寺)

女子シングルス5回戦が行われ、ベスト8が決定!
この後、女子学校対抗の決勝を戦う四天王寺と遊学館からは、遊学館の出雲のみがベスト8。四天王寺勢は左腕の高橋と菅澤が敗れ、ここで姿を消した。

菅澤を破った出澤は、試合後に「菅澤さんには昔から勝ちにくくて、負けのほうが多かった。団体戦では3−0で勝てたけど、個人戦は全然違う。相手ももっと向かってくるので、こちらも挑戦する気持ちで戦いました」とコメント。「明日は一戦一戦、集中して優勝を目指して戦います」と静かに闘志を燃やしている。

その出澤と明日対戦するのは、桜丘のエース浅井。前陣でカットを織り交ぜながら、フォア強打を突き刺して工藤の前陣攻守を攻略した。「自分は一番弱いという気持ちで大会に臨んでいます。自分が強いんだと思うとプレッシャーになるので、一番弱いと思って楽しく、思い切ってやろうと。出澤さんにはベトナムオープンでも負けているので、一本一本、あきらめずに戦いたい」(浅井)

★明日の準々決勝の対戦カード
庄(富田) vs. 船場(明徳義塾)
川北(正智深谷) vs. 岡田(明徳義塾)
出雲(遊学館) vs. 顧琳婧(桜丘)
浅井(桜丘) vs. 出澤杏佳(大成女子)
●男子シングルス4回戦
戸上(野田学園) 7、10、5 濵田(愛工大名電)
山本歩(出雲北陵) −11、6、−4、3、7 山下(湘南工大附)
曽根(愛工大名電) 4、10、6 泊(希望が丘)
田原(明豊) −10、3、−6、9、7 蘇健恒(学館浦安)
加山(愛工大名電) 4、5、5 大久保(北科大)
杉本(希望が丘) 5、−12、7、7 中田裕(上宮)
伊藤(安田学園) 6、−13、−8、6、8 金世偉(航空石川)
谷垣(愛工大名電) 5、6、9 三谷(城南)
相川(湘南工大附) 9、−8、6、−7、9 横谷(愛工大名電)
阿部(希望が丘) 6、4、8 赤塚(北科大)
新名亮(明徳義塾) 2、3、5 熊本(れいめい)
堀川(愛工大名電) −13、4、7、−4、10 村松(長野工業)
篠塚(愛工大名電)9、−7、8、8 天野(遊学館)
宮川(野田学園) −9、8、7、8 中村(明豊)
劉念(日南学園) −4、8、9、6 中村(愛工大名電)
手塚(明徳義塾) 2、6、7 小松(鶴岡東)
●女子シングルス4回戦
庄易(富田) −5、9、5、9 加藤(日工大駒場)
原田(山陽女子) 11、6、−3、8 買手(札幌大谷)
高橋(四天王寺) 4、8、7 白神(白子)
船場(明徳義塾) 7、8、3 泉田(進徳女子)
稲吉(希望が丘) 6、9、7 甲斐(愛み大瑞穂)
川北(正智深谷) 3、2、5 花木(日南学園)
岡田(明徳義塾) −4、8、4、9 枝廣(就実)
出雲(遊学館) 7、7、11 皆川(神須学園)
海保(武蔵野) 9、−8、3、6 矢口(真岡女子)
顧琳婧(桜丘) 5、4、1 榎谷(鹿児島城西)
木塚(済美) 7、5、6 加賀美(武蔵野)
工藤(五所川原商) 6、5、6 鈴木(一関一)
浅井(桜丘) −6、4、2、8 香取(正智深谷)
菅澤(四天王寺) 8、7、−10、−5、7 田村(育英)
出澤(大成女子) −9、8、9、5 里川(明徳義塾)
山本(滋賀学園) 3、−8、7、−6、5 畑中(名経大高蔵)

女子シングルス4回戦の結果は上記のとおり。促進にもつれた畑中と山本のカット対決を山本が制して、ベスト16が決まった。

優勝候補の出澤は里川に1ゲームを落とし、苦しみながらも競り勝った。出雲と皆川の注目の一戦は、サービス・レシーブで上回った出雲が常に先手を取り、ストレート勝ち。海保と矢口の対戦は、ヨーロッパばりの両ハンドドライブの応酬となったが、ドライブの回転量と威力に勝る海保がポーカーフェイスで勝ち抜いた。