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欧州リポート

トップニュース欧州リポート
 昨日は男子ヨーロッパチャンピオンズリーグのグループリーグのドローと各チームのラインナップを紹介したが、本日は女子のドロー&ラインナップを紹介していこう。

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
※選手名は主な登録選手
★グループA
●Dr.チャッスル(クロアチア)
→杜凱琹、ユ・フ、リー・ジエ、フー・メレク、倪夏蓮、劉高陽
●メス(フランス)
→シャスラン、ディアコヌ、グルンディシュ、呉佳多
●ブダオルシ(ハンガリー)
→ロバシュ、ペルゲル

★グループB
●ベルリン・イーストサイド(ドイツ)
→エクホルム、ポータ、シャン・シャオナ、ミッテルハム、顧玉婷
●クレールフォンテーヌ(フランス)
→ドルギフ、シャオ・ジエニ、マテロバ
●カルタヘナ(スペイン)
→エルデリー、シャオ・マリア

★グループC
●AGフロシュベルグ(オーストリア)
→ベリストロム、ポルカノバ、蘇慧音、浜本由惟
●セント・クエンティン(フランス)
→ミハイロワ、チャン・モー、ザリフ
●スポルティング(ポルトガル)
→リー・フェン、バーテル、モンテイロ-ドデアン

★グループD
●タルノブジェク(ポーランド)
→ハン・イン、リー・チェン、Vi.パブロビッチ、サマラ、顧若辰
●ホドーニン(チェコ)
→パルティカ、バチェノフスカ
●LZフロシュベルグ(オーストリア)
→ホ・ティンティン、ウー・ユエ、バルテュシテ


 グループAの注目は、昨シーズン、クロアチアクラブ初のECL制覇を果たしたDr.チャッスル。優勝メンバーの杜凱琹(香港)、ユ・フ(ポルトガル)、リー・ジエ(オランダ)に、昨シーズン準優勝のバシャクシェヒル(今季はECL不出場)からフー・メレク(トルコ)が加入。さらに2014年ユース五輪金メダルの劉高陽(中国)、加えて昨シーズンのETTUカップ(ECLの下のヨーロッパリーグ)王者のギルバウ・ヴィック(スペイン)から御年55歳の倪夏蓮(ルクセンブルク)も移籍。圧倒的な戦力で連覇を狙っている。Dr.チャッスルには昨シーズン、元中国代表のペン粒・周昕彤が在籍。今シーズンも元中国代表のペン粒・倪夏蓮が在籍するということで、ペン粒プレーヤーにとっては何とも魅力的なチームとなっている。
 
 昨シーズン、王座を空け渡したグループBのベルリン・イーストサイドもV奪還に向けて世界ランキング25位のエクホルム(スウェーデン)と元世界ジュニア2位でワールドツアーでも実績を残している顧玉婷(中国)と契約。P.ゾルヤ(ドイツ)がチームを去ったが、グループ内では頭ひとつ抜けた戦力と言えるだろう。

 グループCのAGフロシュベルグには日本から浜本由惟、さらに蘇慧音(香港)が加入。スポルティングは男女揃ってのECL参戦。メンバーはベテランのリー・フェン(スウェーデン)に、ポルトガル男子代表の奥様2人。モンテイロの奥様・モンテイロ-ドデアン(ルーマニア)、アポロニア(ポルトガル)の奥様で元ドイツ代表のバーテルとECL初出場だが、実績あるメンバーが揃った。

 グループDは第2シードのタルノブジェクも豪華かつ個性的なラインナップ。ハン・イン(ドイツ)、リー・チェン(ポーランド)、Vi.パブロビッチ(ベラルーシ)のカット3枚に、左腕のサマラ(ルーマニア)、今シーズンより中国代表として国際大会にも数多く出場している顧若辰も加わった。
 ちなみにグループDにも「フロシュベルグ」なるチームがいるが、このチームはグループCのAGフロシュベルグの姉妹チーム。母体は同じで、こちらのLZフロシュベルクはユース世代の育成チームのような形で運営されているが、昨シーズンはオーストリアリーグで姉貴分のAGフロシュベルグに次ぐ2位となっている。
 
  • 55歳で欧州NO.1クラブに移籍の倪夏蓮。脱帽です

  • ユース五輪金の劉高陽もECL参戦

  • エクホルムはドイツの強豪ベルリン・イーストサイドへ

  • 伸び盛りの蘇慧音はAGフロシュベルクに加入

 ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ)の7シーズンぶり11度目の優勝で幕を閉じた2017/2018シーズンの男子ヨーロッパチャンピオンズリーグ。9月末から始まる2018/2019年シーズンに向けて、グループリーグのドロー、そして各チームのラインナップが発表された。

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
※選手名は主な登録選手
★グループA
●ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ)
→ボル、K.カールソン、シェルベリ、O.アサール、アチャンタ
●ポントワーズ(フランス)
→M.カールソン、フロール、バウム、アックズ
●スポルティング(ポルトガル)
→アルナ、モンテイロ、カルバリョ
●オストラヴァ2016(チェコ)
→コルベル、トレグラー、オリバレス

★グループB
●UMMC(ロシア)
→ガチーナ、シバエフ、方博、グルーツ
●ジャルドヴォ(ポーランド)
→ワン・ヤン、黄鎮廷、フェルティコウスキー、高木和卓
●ロマーニュ(フランス)
→陳天元、クリサン、ゴラク
●ウォルターヴェルス(オーストリア)
→コズル、シューディ、朴康賢

★グループC
●ザールブリュッケン(ドイツ)
→フランチスカ、ヨルジッチ、ポランスキー、廖振珽
●ボゴリア(ポーランド)
→ギオニス、シルチェク、バドウスキー、吉田海偉
●アンジェ(フランス)
→ジェラルド、ヨン・パーソン、ルンクイスト
●ロスキレ(デンマーク)
→メイス、ベンツェン、ツァイ・ユージア、ラカトシュ

★グループD
●オレンブルク(ロシア)
→オフチャロフ、サムソノフ、フレイタス、閣安
●エンヌボン(フランス)
→ピチフォード、ニュイティンク、Q.ロビノ
●ミュールハウゼン(ドイツ)
→Da.ハベソーン、メンゲル、ヤンカリク、イオネスク
●エースレーブ(スウェーデン)
→徐輝、T.モアガルド、スゴウロポウロス

 まずはグループAから。少し前に欧州リポートでも紹介したが、昨シーズンの王者、ボルシア・デュッセルドルフはフェガール(オーストリア)が移籍し、アチャンタ(インド)とO.アサール(エジプト)が加入し連覇を狙う。そのボルシア・デュッセルドルフを追うのがポルトガルクラブ初のECL勝利から3位に駆け上がったスポルティングと、2013/2014、2015/2016シーズンのECL王者・ポントワーズ。スポルティングは昨シーズン同様にアルナ(ナイジェリア)、モンテイロ(ポルトガル)の2人が主力。チームの躍進は3番手のカルバリョ(ポルトガル)の頑張りにかかっている。ポントワーズは大黒柱のフレイタス(ポルトガル)がオレンブルクへ移籍。代わりにM.カールソン(スウェーデン)とバウム(ドイツ)が加入した。ちなみに同グループのオストラヴァ2016には96年バルセロナ五輪4位のコルベル(チェコ)が監督兼選手として在籍している。

 続いてグループB。昨シーズン吉村真晴(名古屋ダイハツ)が在籍していたUMMCは2シーズンぶりに15年世界選手権2位の方博(中国)が復帰。さらにドイツのフルダ・マーバーツェルからグルーツ(デンマーク)が移籍し戦力充実。脇を固めるシバエフ(ロシア)、ガチーナ(クロアチア)も強力で上位進出が期待できる。昨シーズン、破竹の勢いでフランス・プロAで初優勝を飾ったロマーニュは、エース格のウェイ・シハオ(中国)が抜け、戦力ダウン。昨シーズンは松平健太(木下グループ)が所属したジャルドヴォには今シーズン、高木和卓(東京アート)が所属する。

 グループCのボゴリアには吉田海偉(東京アート)がポーランドリーグ内のライバルであるグルジョンツから移籍し、ECLに参戦。ザールブリュッケンはポランスキー(チェコ)、ヨルジッチ(スロベニア)、プレテア(ルーマニア)、廖振珽(チャイニーズタイペイ)と若手有望株が大量に加入。エースのフランチスカ(ドイツ)をフォローし、チームに勢いをつけたい。昨シーズンはメイス(デンマーク)の電撃復帰で下馬評を覆してベスト8に勝ち上がったロスキレはラカトシュ(ハンガリー)が加入した以外はラインナップの大きな変更はなし。グループ突破は若手のツァイ・ユージア(デンマーク)の頑張り次第か。アンジェはブンデスリーガ・オクセンハウゼンからジェラルド(ポルトガル)が加入して戦力アップ。エースとして期待される。

 最後はグループD。昨シーズン準優勝のオレンブルクは水谷隼(木下グループ)が抜けたが、代役としてフレイタスを獲得。オフチャロフ(ドイツ)、サムソノフ(ベラルーシ)にフレイタスの布陣はまさにヨーロッパのオールスターチーム。さらに2013年世界選手権ベスト8の閣安(中国)も登録されており、その戦力は他のチームと一線を画す。エンヌボンはエースのピチフォード(イングランド)にニュイティンク(ベルギー)、Q.ロビノ(フランス)と欧州の中堅を揃えトーナメント進出を目指す。グループDではエースレーブも面白い存在。大黒柱の徐輝(中国)に昨年の世界ジュニア準優勝のT.モアガルド(スウェーデン)、昨年のヨーロッパジュニア王者のスゴウロポウロス(ギリシャ)に、中国出身の21歳、チャン・フージョウのラインナップ。2015/2016シーズン準優勝時のような番狂わせを巻き起こせるか。
  • オレンブルクに移籍のフレイタス。水谷の穴を埋められるか

  • 13年世界選手権ベスト8の閣安もオレンブルクでエントリー

  • 2シーズンぶりにUMMCから出場の方博

  • 吉田海偉はボゴリアへ移籍しECL参戦

 6月15〜17日にロシア・プレミアリーグの第4ラウンドが開催され、水谷隼(木下グループ)の所属するオレンブルクが優勝。吉村真晴(名古屋ダイハツ)所属のUMMCは準優勝となった。

【2017/18 ロシア・プレミアリーグ 第4ラウンド】
※日本選手出場試合のみ掲載
6月15日
<UMMC 3-0 CSTA>
○ウラソフ 8、-7、7、7 パンチェンコ
○ガチーナ 6、4、2 シュメレフ
○吉村 7、2、7 イリヤ

<オレンブルク 3-0 UMMC-ELEM>
○サムソノフ 5、6、6 キセレフ
○水谷 7、4、5 アブセフ
○リヴェンツォフ 7、6、7 シュベッツ

6月16日
<UMMC 3-2 ハイドロメット>
 吉村 -8、-8、-5 シドレンコ○
○ガチーナ -6、-7、9、4、1 ニクリン
○ウラソフ -6、7、9、-10、5 アルテメンコ
 ガチーナ -7、-8、-6 シドレンコ○
○吉村 2、-10、4、5 ニクリン

<オレンブルク 3-1 スパルタ>
○水谷 8、4、8 ムティグリン
○サムソノフ 7、5、5 メルズリキン
 リヴェンツォフ -9、-4、5、-5 シュコフ○
○水谷 -10、7、5、6 メルズリキン

<オレンブルク 3-0 リュマール>
○水谷 8、10、6 バルディン
○リヴェンツォフ 9、3、4 ドミトリエフ
○オフチャロフ 10、7、6 フィルチェフ

6月17日
<UMMC 3-2 オレンブルク>
 ウラソフ -5、-7、-6 水谷○
○ガチーナ 5、3、-10、7 リヴェンツォフ
 吉村 -7、3、-7、-9 サムソノフ○
○ウラソフ -5、10、7、10 リヴェンツォフ
○ガチーナ -7、10、7、9 水谷


 ロシア・プレミアリーグは全12チームが総当たりで2度ずつ対戦し、優勝を決める。水谷所属のオレンブルク、吉村所属のUMMCともにリーグ内では抜けた存在。2回目の対戦となった第4ラウンドの最終戦でUMMCがオレンブルクから3-2で勝利を奪い、通算21勝1敗で並んだが、1回目の対決ではオレンブルクが3-0でUMMCに勝利しており、2回目の対戦の1番で水谷がウラソフ(ロシア)を破った時点でオレンブルクの優勝が決まった。
 ボルシア・デュッセルドルフの5連覇で幕を閉じた2017/18シーズンのドイツ・ブンデスリーガ。今シーズンは10チームで争われていた男子1部だが、2部からユーリッヒが昇格し、来シーズンは11チームで優勝を争う。シーズンが終わったばかりだが、次シーズンに向けてどのチームも続々とラインナップを発表している。

 チャンピオンのボルシア・デュッセルドルフはフェガール(オーストリア)がライバルチームのオクセンハウゼンに移籍。その代わりにO.アサール(エジプト)が加入し、アチャンタ(インド)が2シーズンぶりに復帰となった。オクセンハウゼンには韓国の張禹珍も加わるが、村松雄斗(東京アート)が日本へ戻り、ジェラルド(ポルトガル)はフランス・プロAのアンジェへ移籍することとなった。
 今シーズン3位のザールブリュッケンは大幅にメンバーが入れ替わった。アポロニア(ポルトガル)、トキッチ(スロベニア)、バウム(ドイツ)の3人が移籍、ヨルジッチ(スロベニア)、ポランスキー(チェコ)、廖振珽(チャイニーズタイペイ)と若手3選手が新加入し、新たなスタートを切る。ザールブリュッケンと同じく3選手が加入したのがグレンツァオ。エースのコウ・レイ(ウクライナ)がチームを離れる代わりにベテランのボボチーカ(イタリア)に、15歳で北京五輪に出場したアギーレ(パラグアイ)、センスが光る19歳のリンド(デンマーク)と契約を結んだ。今シーズンは森薗政崇(FPC)、村松雄斗、及川瑞基(専修大)が1部でプレーしていたが、来シーズンプレーするのは及川ひとりのみとなった。


【2018/19 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部ラインナップ】
(6月13日現在)※★は新加入選手

●デュッセルドルフ
ボル(ドイツ)、K.カールソン(スウェーデン)、シェルベリ(スウェーデン)、★O.アサール(エジプト)、★アチャンタ(インド)

●オクセンハウゼン
ゴーズィ(フランス)、カルデラノ(ブラジル)、ディヤス(ポーランド)、★フェガール(オーストリア)、★張禹珍(韓国)

●ザールブリュッケン
フランチスカ(ドイツ)、★ポランスキー(チェコ)、★ヨルジッチ(スロベニア)、★廖振珽(チャイニーズタイペイ)

●フルダ・マーバーツェル
王熹(ドイツ)、フィルス(ドイツ)、★プツァル(クロアチア)

●ブレーメン
シュテガー(ドイツ)、スッチ(ルーマニア)、ランビエ(ベルギー)、★ツボイ(ブラジル)

●ミュールハウゼン
イオネスク(ルーマニア)、Da.ハベソーン(オーストリア)、ヤンカリク(チェコ)、★メンゲル(ドイツ)

●グリューンヴェッターズバッハ
ワルサー(ドイツ)、チウ・ダン(ドイツ)、★トキッチ(スロベニア)、★グナナセカラン(インド)

●ベルクノイシュタッド
ドゥダ(ドイツ)、ロブレス(スペイン)、★ドリンコール(イングランド)、★ヤン・レイ(中国)

●ケーニヒスホーフェン
及川瑞基(日本)、オルト(ドイツ)、ゼリコ(クロアチア)、★マジョロス(ハンガリー)

●グレンツァオ
ゲラシメンコ(カザフスタン)、★ボボチーカ(イタリア)、★リンド(デンマーク)、★アギーレ(パラグアイ)

●ユーリッヒ
アレグロ(ベルギー)、★デヴォス(ベルギー)、★クレイン(ドイツ)
  • ボルシア・デュッセルドルフに移籍のO.アサール。先日の世界選手権ではボルを破った

  • オクセンハウゼンは張禹珍が加入し、15年ぶりの優勝を目指す

 2017/2018シーズンのブンデスリーガ男子はプレーオフ決勝が行われ、ボルシア・デュッセルドルフとオクセンハウゼンが対戦。3-1でボルシア・デュッセルドルフが勝利し、5連覇を決めた。

【2017/2018 ドイツ・ブンデスリーガ】
男子1部プレーオフ決勝
<ボルシア・デュッセルドルフ 3-1 オクセンハウゼン>
 フェガール 10、-8、-8、-7 カルデラノ○
○ボル 7、6、7 ゴーズィ
○K.カールソン -8、-8、1、4、6 ジェラルド
○ボル 6、13、17 カルデラノ


 ボルシア・デュッセルドルフは1番でフェガールがカルデラノに敗れたが、2番でボルがゴーズィに完勝。3番のK.カールソンも2ゲームを先取されながら、逆転でジェラルドを下すと、4番でボルが競り合いながらカルデラノにストレートで勝利。5シーズン連続のブンデスリーガ優勝を決めた。優勝の立役者・ボルはプレーオフ準決勝1、2戦目でも2勝ずつをあげる活躍で決勝でも2得点。2週間前に行われたヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝でも2試合で4勝をあげて、チームの優勝に貢献。エースとしてフル回転でチームを栄冠に導いた。
 ボルシア・デュッセルドルフはドイツカップ、ヨーロッパチャンピオンズリーグに続き、ブンデスリーガも制して3冠達成と、最高のシーズンとなった。


写真提供:マンフレッド・シリング
  • この日も強かったボル。2勝をあげる活躍

  • カルデラノは食らいついたが及ばず

  • 殊勲の勝利を上げたK.カールソン

  • ジェラルドは2ゲームを先取したが逆転負け

  • 37歳、ボルが飛ぶ!

  • 5年連続のブンデスリーガ制覇

  • シーズン3冠を達成したボルシア・デュッセルドルフ

 2017/2018シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ・決勝第2戦が行われ、男子はボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ)、女子はDr.チャッスル(クロアチア)が、ともに2連勝で王者に輝いた。ボルシア・デュッセルドルフは史上最多を更新する11度目のV、Dr.チャッスルはクロアチアのクラブとして初のECL制覇とメモリアルな優勝となった。

【2017/2018ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝第2戦】
★男子
<ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-1 オレンブルク(ロシア)>
○フェガール -11、8、9、11 水谷
○ボル -7、11、8、7 オフチャロフ
 K.カールソン -7、-7、-9 サムソノフ○
○ボル 5、7、7 水谷
→ボルシア・デュッセルドルフが2勝0敗で優勝!

 第1戦に3-2で勝利していたボルシア・デュッセルドルフはトップでフェガール(オーストリア)が水谷隼(木下グループ)を下す殊勲の勝利。続く2番でもボル(ドイツ)が調子の上がらないオフチャロフ(ドイツ)を下し王手をかける。3番のK.カールソン(スウェーデン)が敗れるも、4番でボルが水谷に完勝し、優勝を決めた。第1戦に続いて2勝を上げたボル。37歳を迎えたがその実力は健在で、「何度目の全盛期?」と思うほどの好調ぶりを見せてチームを7シーズンぶり、通算11回目の優勝に導いた。ボルシア・デュッセルドルフはドイツカップに続き、シーズン2つ目のタイトル獲得。5月26日にはブンデスリーガ決勝が控えており、シーズン3冠を目指し、戦いはまだ続く。
 昨シーズンの覇者・オレンブルクは連覇ならず。決勝まで10戦全勝の活躍を見せていた水谷は決勝第1戦、第2戦で1勝3敗とブレーキ。両輪を担うオフチャロフも世界選手権から故障により不調で決勝2戦で勝利できず、苦しい戦いとなった。

★女子
<Dr.チャッスル(クロアチア) 3-0 バシャクシェヒル(トルコ)>
○ユ・フ 2、4、10 ノスコワ
○杜凱琹 5、8、-11、4 フー・メレク
○リー・ジエ 4、-9、-9、1、2 クラッチェン
→Dr.チャッスルが2勝0敗で優勝!

 女子も男子同様に第1戦を3-2で勝利していたDr.チャッスルが連勝で優勝。ユ・フ(ポルトガル)が1番で完勝すると、2番で杜凱琹(香港)が第1戦で2点を奪われた相手エースのフー・メレク(トルコ)に競り勝つ。3番のリー・ジエ(オランダ)が格下相手に苦戦するも、最後は勝利し、初優勝を決めた。Dr.チャッスルは決勝で出場した3選手の他、準決勝までに7勝を上げた元中国代表のペン粒高・周昕彤も擁し、圧巻の選手層を見せつけた。
 準優勝のバシャクシェヒルは要所で勝利を上げてきた李皓晴(香港)が決勝2試合で出場せず。3番手のクラッチェン(トルコ)は力が落ちるため、エースのフー・メレクが2勝を上げ、ノスコワ(ロシア)の1勝に期待したかったが、連敗で王座を逃した。
  • さすがのボル様。決勝2試合で4勝を上げ、チームをVへ導く(写真は2018年世界選手権)

  • 第1戦に続き活躍の杜凱琹。相手エースを下し仕事を果たした(写真は2018年世界選手権)

 昨日、ヨーロッパチャンピオンズリーグの男女決勝第1戦が行われ、水谷隼(木下グループ)が出場。試合の結果は下記のとおり。

【2017/2018 ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝第1戦】
◎男子
<ボルシア・デュッセルドルフ 3-2 オレンブルク(ロシア)>
○ボル 7、8、-10、6 オフチャロフ
 K.カールソン -8、8、-10、9、-12 水谷○
 シェルベリ -6、-3、7、-6 サムソノフ○
○ボル 11、8、-5、3 水谷
○K.カールソン 8、4、8 オフチャロフ

 昨シーズンと同カードとなった男子決勝はボルシア・デュッセルドルフが先勝。大黒柱のボル(ドイツ)が2勝をあげる活躍で、チームの持つ最多優勝記録を更新する11回目の優勝に王手をかけた。オレンブルクは足に故障を抱え、世界選手権でも調子の上がらなかったオフチャロフ(ドイツ)を2点起用するも、ボル、K.カールソン(スウェーデン)に連敗。水谷は昨シーズンのECLでは16戦全勝の活躍で優勝に貢献、今シーズンもここまで10戦全勝の活躍を見せていた水谷だが、決勝で初黒星を喫した。
 ちなみにチームとしての最多優勝はボルシア・デュッセルドルフだが、個人でのECL最多優勝経験はオレンブルク所属のサムソノフ(ベラルーシ)の12回。サムソノフはボルシア・デュッセルドルフ所属時にも優勝を経験している。


◎女子
<Dr.チャッスル(クロアチア) 3-2 バシャクシェヒル(トルコ)>
 杜凱琹 -7、-5、9、5、-5 フー・メレク○
○リー・ジエ 1、5、4 クラッチェン
○ユ・フ 4、-9、9、-8、4 ノスコワ
 リー・ジエ -8、-8、9、-6 フー・メレク○
○杜凱琹 6、-11、7、5 クラッチェン
 
 女子もラストまでもつれた接戦の末にDr.チャッスルが先勝。出場した3選手が1点ずつを奪って勝利をあげた。バシャクシェヒルはフー・メレク(トルコ)が2点も、李皓晴(香港)が欠場し、勝負どころの3番ノスコワ(ロシア)が敗れて接戦を落とした。ちなみにこの「Dr.チャッスル」というチーム名はクラブのオーナーであるマーティン・ティノ・チャッスル氏が経営するプライベートスクールの名前。以前、吉田光希が所属していたこともある(今シーズンはチェコリーグでプレー)。Dr.チャッスルが優勝すると、クロアチアのクラブとして史上初のECL制覇となる。


写真提供(上2枚):稲垣康介/朝日新聞編集委員
  • 勝利に沸くボルシア・デュッセルドルフ

  • 水谷は1勝を上げたが今シーズン初黒星を喫した

  • 杜凱琹がラストで勝利し、Dr.チャッスルが初Vに王手(写真は2018年世界選手権)

 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部はプレーオフ準決勝第2戦が行われた。

【2017/2018 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部】
準決勝第2戦
<オクセンハウゼン 3-1 フルダ・マーバーツェル>
○カルデラノ -15、-8、10、8、9 王熹
○ゴーズィ 8、-13、9、6 フィルス
 ジェラルド -4、-8、-7 グルーツ○
○ゴーズィ 7、-8、8、7 王熹
→オクセンハウゼンが決勝進出

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-2 ザールブリュッケン>
○ボル 7、5、-12、5 トキッチ
 K.カールソン 6、-6、8、-13、-12 フランチスカ○
 フェガール -11、-6、1、-9 アポロニア○
○ボル -9、7、9、-7、8 フランチスカ
○K.カールソン 8、6、-10、-9、1 トキッチ
→ボルシア・デュッセルドルフが決勝進出


 準決勝第2戦は、第1戦に引き続きオクセンハウゼン、ボルシア・デュッセルドルフが勝利し、決勝進出を決めた。オクセンハウゼンはゴーズィ(フランス)、ボルシア・デュッセルドルフはボル(ドイツ)と大黒柱2人が第1戦と同じく2得点の活躍で決勝進出に導いた。
 決勝は世界選手権後の5月26日に開催されるが、今シーズンのリーグ戦での対戦成績はボルシア・デュッセルドルフの2勝0敗。ヨーロッパチャンピオンズリーグでも先日準決勝で対戦し1勝1敗だったが、得失ポイント差でボルシア・デュッセルドルフが決勝に進んでいる。
 ドイツ・ブンデスリーガは女子1部もリーグ戦の日程が終了。最終節に松平志穂(日本ペイントホールディングス)が出場した。

【2017/2018 ドイツ・ブンデスリーガ】
●女子1部
<ベルリン・イーストサイド 6-2 ドリブルク>
 I.パリナ/L.パリナ -7、-8、-4 ミッテルハム/デヌッテ○
○松平/ポータ 1、4、4 クリー/エイリッヒ
○ポータ 5、5、3 デヌッテ
○松平 8、10、9 ミッテルハム
○I.パリナ 4、2、1 エイリッヒ
 L.パリナ -9、-10、-5 クリー○
○ポータ -7、6、11、7 ミッテルハム
○松平 5、-5、6、7 デヌッテ
★松平志穂通算成績:単14勝0敗/複6勝2敗


 松平は最終戦でも3勝をあげる活躍。所属するベルリン・イーストサイドは昨シーズンまで4連覇中だったが、今シーズンはゾルヤ(ドイツ)が欠場。シャン・シャオナ(ドイツ)もわずか4試合の出場で、登録されていた帖雅娜(香港)もリーグ戦には出場なし、コーチ登録のパリナ姉妹が出場するなどメンバーが揃わず苦しいシーズンとなり2位に終わった。
 今季よりブンデスリーガ参戦となった松平はシングルス14勝0敗の好成績で、シングルスの個人成績では2位に輝いたが、個人成績1位はなんと49歳のゴッチェ(ドイツ)。中国からの帰化選手で中国名は何千紅。ドイツ代表としてもプレーし、シドニー五輪ではベスト8、2000年にはヨーロッパ選手権でも優勝している選手だが、今シーズンのシングルス成績は20勝3敗。松平、ポータ(ハンガリー)らに敗れたが、ヴィンター(ドイツ)、マテロバ(チェコ)らを下し、ゾルヤ、シャン・シャオナらの欠場があったとはいえ、堂々の1位に輝いている。
 ちなみにブンデスリーガ女子1部では4月13日で51歳になる元中国代表の丁亜萍(中国代表時代に羽佳純子さんとのペアで世界選手権3位)もプレー中。こちらもシングルス15勝8敗で個人成績6位とエース級の活躍でミュンスターのリーグ優勝に貢献した。男子2部では元フランス代表、48歳のエロワがバート・ハムでプレーし、親子ほど年の離れた宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)、金光宏暢(大原学園)とダブルスを組んでいるが、それ以上にブンデスリーガでは女性が元気だ。
  • 個人成績2位の松平(写真は2018年東京選手権)

 ヨーロッパチャンピオンズリーグに続き、ドイツ・ブンデスリーガ男子1部はプレーオフ準決勝がスタート。昨日、準決勝の第1戦が行われた。

【2017/2018 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部プレーオフ】
★準決勝第1戦
<オクセンハウゼン(リーグ3位) 3-1 フルダ・マーバーツェル(リーグ2位)>
○S.ゴーズィ -10、10、10、-5、9 王熹
○ジェラルド 7、-5、9、-10、10 フィルス
 ディヤス -2、-3、12、-10 グルーツ○
○S.ゴーズィ 6、10、-9、9 フィルス

<ボルシア・デュッセルドルフ(リーグ1位) 3-1 ザールブリュッケン(リーグ4位)>
 K.カールソン -4、8、7、-9、-8 フランチスカ○
○ボル 9、5、3 トキッチ
○フェガール 9、-6、9、9 アポロニア
○ボル 9、8、5 フランチスカ


 2試合先勝の最大3試合で行われる準決勝はオクセンハウゼンとボルシア・デュッセルドルフが第1戦で勝利。2日前に行われたチャンピオンズリーグでは準決勝敗退となったオクセンハウゼンだが、前半でS.ゴーズィ(フランス)とジェラルド(ポルトガル)がカットマン相手にフルゲームで勝利し試合を優位に運んだ。
 5連覇を目指すボルシア・デュッセルドルフは大黒柱のボル(ドイツ)が2得点の活躍。チャンピオンズリーグ準決勝でも値千金の勝利を上げたフェガール(オーストリア)がこの日も競り勝ち勝利に貢献した。
 準決勝第2戦は4月14、15日に開催される。
  • この日も活躍を見せたフェガール(写真は2017年ジャパンオープン)