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欧州リポート

トップニュース欧州リポート
 昨日開催されたドイツ・ブンデスリーガ1部に及川瑞基(専修大)が出場。リーグ5連覇中のボルシア・デュッセルドルフとの対戦で2得点の活躍を見せたが、チームは惜しくも敗れた。また、スウェーデン・エリートリーグには木造勇人(愛知工業大)、ポーランド・スーパーリーグには吉田海偉(東京アート)が出場している。試合の結果は下記のとおり。

【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
男子1部
<ボルシア・デュッセルドルフ 3-2 ケーニヒスホーフェン>
 シェルベリ 4、-5、-8、-5 及川○
○K.カールソン 4、8、-6、9 マジョロス
○アチャンタ 7、12、9 オルト
 K.カールソン -10、-8、-6 及川○
○シェルベリ/アチャンタ -15、6、-7、2、9 オルト/マジョロス
★及川瑞基通算成績:単10勝4敗/複0勝1敗

<オクセンハウゼン 3-0 フルダ・マーバーツェル>
○フェガール 4、7、-8、10 フィルス
○ゴーズィ 4、5、-9、10 王熹
○ディヤス -5、11、9、7 プツァル

<ザールブリュッケン 3-1 ベルクノイシュタッド>
○フランチスカ -8、11、3、-7、8 ドリンコール
 廖振珽 -3、-5、-5 ドゥダ○
○ヨルジッチ 12、-10、7、-8、6 ロブレス
○フランチスカ 10、10、-5、9 ドゥダ

<ミュールハウゼン 3-0 ユーリッヒ>
○ヤンカリク 9、4、1 アカル
○Da.ハベソーン -9、7、4、-8、7 デヴォス
○メンゲル 8、7、9 アレグロ

<グレンツァオ 3-1 ブレーメン>
 ボボチーカ -11、-9、-9 シュテガー○
○ゲラシメンコ -9、-6、10、8、10 スッチ
○リンド 5、5、-11、8 ツボイ
○ゲラシメンコ 4、9、9 シュテガー


【2018/2019 ポーランド・スーパーリーグ】
男子1部
<ボゴリア 3-0 グルジョンツ>
○シルチェク 9、7、-9、8 パイコフ
○吉田 5、-6、-10、8、6 チョイノウスキー
○バドウスキー -6、12、7、7 ウェイ・シハオ
★吉田海偉通算成績:1勝0敗


【2018/2019 スウェーデン・エリートリーグ】
男子1部
<ハルムスタッド 4-0 リコード>
○木造 -9、11、4、5 ルーズ
○ラーネフール -8、8、6、5 チウ・リャン
○ジャーヴィス -4、7、4、8 アービッドソン
○木造 10、8、5 チウ・リャン
★木造勇人通算成績:9勝2敗
 ドイツ・ブンデスリーガ1部に及川瑞元(専修大)が出場。全日学出場のため、10月末の試合は欠場、およそ1カ月ぶりのブンデスリーガ出場となった。2部の試合にも金光宏暢(大原学園)が出場している。

【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
男子1部
<ミュールハウゼン 3-1 グレンツァオ>
○Da.ハベソーン 4、6、9 ゲラシメンコ
○イオネスク 6、-10、8、-9、8 リンド
 ヤンカリク 10、-10、-8、-9 ボボチーカ○
○イオネスク 3、4、-9、-6、10 ゲラシメンコ

<ザールブリュッケン 3-1 ユーリッヒ>
○廖振珽 -8、-8、8、6、4 デヴォス
○ヨルジッチ 10、7、7 アレグロ
 ポランスキー -9、7、-4、9、-4 クレイン○
○ヨルジッチ 10、8、9 デヴォス

<オクセンハウゼン 3-0 ケーニヒスホーフェン>
○ゴーズィ 5、9、8 マジョロス
○フェガール 8、7、-8、8 及川
○ディヤス 8、7、6 オルト
★及川瑞基通算成績:単8勝4敗/複0勝1敗

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-2 ブレーメン>
○K.カールソン 9、-11、-6、15、7 ツボイ
 シェルベリ -6、7、9、-5、-8 シュテガー○
○アチャンタ -5、7、13、-11、11 スッチ
 K.カールソン -3、-4、-10 シュテガー○
○アチャンタ/シェルベリ 7、-6、8、9 ツボイ/ランビエ

<ベルクノイシュタッド 3-2 グリューンヴェッターズバッハ>
○ドゥダ 3、6、-5、1 チウ・ダン
 ドリンコール 6、8、-9、-6、-6 ワルサー○
 ロブレス -6、7、-3、-9 グナナセカラン○
○ドゥダ 7、7、7 ワルサー
○ドリンコール/ロブレス -6、5、11、4 グナナセカラン/チウ・ダン

男子2部
<バート・ハム 6-1 ネッカーズルム>
○エロワ/金光 5、-10、3、9 モーア/ブルーム
 金光 -7、6、-7、9、-9 モーア○
★金光宏暢通算成績:単2勝6敗/複3勝2敗

  • 及川、9勝目はならず(写真は2018年全日学)

 週末に2018/19シーズンの男子ヨーロッパチャンピオンズリーグ、グループリーグ第4戦が開催され、吉田海偉、高木和卓(ともに東京アート)が出場。吉田はボゴリア移籍後、初の試合出場となった。

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
◆グループA
<ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-2 TTCオストラヴァ(チェコ)>
 シェルベリ -8、5、-3、9、-12 トレグラー○
○ボル 4、8、7 コルベル
 O.アサール -10、-7、5、-9 ベリク○
○ボル 8、2、3 トレグラー
○シェルベリ 8、6、-6、8 コルベル

<ポントワーズ(フランス) 3-2 スポルティング(ポルトガル)>
○ファルク 10、7、6 アビオドゥン
 アックズ -7、-10、9、-8 アルナ○
 フロール 9、-13、7、-5、-9 カルバリョ○
○ファルク 3、10、-7、-9、6 アルナ
○アックズ 16、9、3 アビオドゥン

◆グループB
<ジャウドヴォ(ポーランド) 3-0 ロマーニュ(フランス)>
○高木和 5、4、6 クリサン
○ワン・ヤン -9、9、14、8 陳天元
○ウラブリク 4、4、7 ゴラク

<ウォルターヴェルス(オーストリア) 3-1 UMMC(ロシア)>
○朴康賢 4、6、6 アブセク
 コズル -7、7、-6、10、-9 グルーツ○
○シューディ 4、9、-8、4 ジドコフ
○朴康賢 8、6、-7、3 グルーツ

◆グループC
<ボゴリア(ポーランド) 3-2 アンジェ(フランス)>
○ギオニス -7、3、6、5 ルンクイスト
 シルチェク 8、-3、-11、-7 Jon.パーソン○
○吉田 -6、7、-8、5、8 ジェラルド
 ギオニス 12 、-11、12、-4、-4 Jon.パーソン○
○シルチェク -5、7、8、6 ルンクイスト

<ザールブリュッケン(ドイツ) 3-0 ロスキレ(デンマーク)>
○フランチスカ -9、10、6、9 ツァイ・ユージア
○ヨルジッチ 8、-11、8、-6、6 メイス
○ポランスキー 5、-9、-10、7、8 ラカトシュ

◆グループD
<オレンブルク(ロシア) 3-0 エースレーブ(スウェーデン)>
○サムソノフ 6、10、7 モアガルド
○オフチャロフ 6、5、2 スゴウロポウロス
○フレイタス 14、-10、6、6 スベンソン

<エンヌボン(フランス) 3-0 ミュールハウゼン(ドイツ)>
○ピチフォード -5、6、7、7 イオネスク
○ニュイティンク 5、9、10 Da.ハベソーン
○ファン・シェンペン 7、5、8 メンゲル


 吉田はデビュー戦でジェラルド(ポルトガル)にフルゲームで勝利と健在ぶりをアピール。高木和もクリサン(ルーマニア)に快勝し、チームも勝利を収めた。吉田所属のボゴリアは第4戦を終えて3勝1敗の2位。現在同グループ1位のザールブリュッケンも3勝1敗ということもあり、1位通過も十分の狙える位置にいる。高木和所属のジャウドヴォは2勝2敗の3位。グループリーグ残り2戦での決勝トーナメント進出を目指す。グループリーグ第5戦は11月末に開催される。
  • ジェラルドに競り勝った吉田海偉(写真は2018年後期日本リーグ)

 ヨーロッパチャンピオンズリーグはグループリーグの折り返しとなる第3戦が終了。日本選手の出場はなかった。試合の結果は下記のとおり。


【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
◆グループA
<ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-0 TTCオストラヴァ2016(チェコ)>
○ボル 2、5、6 バジャー
○K.カールソン 6、9、7 トレグラー
○シェルベリ -10、10、11、6 コルベル

<ポントワーズ(フランス) 3-0 スポルティング(ポルトガル)>
○フロール 8、-10、-6、12、2 カルバリョ
○ファルク -5、8、9、-4、3 アルナ
○アックズ -8、6、-9、5、5 アビオドゥン

◆グループB
<ロマーニュ(フランス) 3-1 ジャウドヴォ(ポーランド)>
○陳天元 10、-3、8、-5、8 ワン・ヤン
 ゴラク -5、-8、-4 ウラブリク○
○オリビエラ -9、5、10、5 フェルティコウスキー
○陳天元 9、10、4 ウラブリク

<UMMC(ロシア) 3-0 ウォルターヴェルス(オーストリア)>
○グルーツ -3、-7、8、2、7 シューディ
○ガチーナ 8、8、9 コズル
○シバエフ 5、7、5 フリエドリッヒ

◆グループC
<ザールブリュッケン(ドイツ) 3-1 ロスキレ(デンマーク)>
○フランチスカ 6、8、6 ラカトシュ
○プレテア 8、11、-5、-7、7 ツァイ・ユージア
 ポランスキー -6、-5、-9 メイス○
○フランチスカ 5、7、-5、6 ツァイ・ユージア

<アンジェ(フランス) 3-0 ボゴリア(ポーランド)>
○Jon.パーソン 6、-7、9、-10、5 ギオニス
○ルンクイスト 5、9、6 シルチェク
○ジェラルド 7、4、3 バドウスキー

◆グループD
<オレンブルク(ロシア) 3-0 エースレーブ(スウェーデン)>
○フレイタス 9、7、5 スゴウロポウロス
○閣安 8、7、8 モアガルド
○サムソノフ 4、5、1 チャン・フージョウ

<ミュールハウゼン(ドイツ) 3-0 エンヌボン(フランス)>
○Da.ハベソーン 6、7、9 ファン・シェンペン
○ヤンカリク 8、8、-4、-10、5 ピチフォード
○メンゲル 9、10、-10、5 スタマトウロス

★グループ順位(第3戦終了時点)
◆グループA
1位:ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3勝0敗
2位:ポントワーズ(フランス) 2勝1敗
3位:スポルティング(ポルトガル) 1勝2敗
4位:TTCオストラヴァ2016(チェコ) 0勝3敗

◆グループB
1位:UMMC(ロシア) 3勝0敗
2位:ロマーニュ(フランス) 2勝1敗
3位:ジャウドヴォ(ポーランド) 1勝2敗
4位:ウォルターヴェルス(オーストリア) 0勝3敗

◆グループC
1位:アンジェ(フランス) 2勝1敗
2位:ザールブリュッケン(ドイツ) 2勝1敗
3位:ボゴリア(ポーランド) 2勝1敗
4位:ロスキレ(デンマーク) 0勝3敗

◆グループD
1位:オレンブルク(ロシア) 3勝0敗
2位:ミュールハウゼン(ドイツ) 2勝1敗
3位:エースレーブ(スウェーデン) 1勝2敗
4位:エンヌボン(フランス) 0勝3敗

 各グループとも、第4戦は11月中旬に開催される。
 昨日開催された男子ブンデスリーガ1部に及川瑞基(専修大)、2部に金光宏暢(大原学園)が出場。試合の結果は下記のとおり。

【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
男子1部
<オクセンハウゼン 3-0 グレンツァオ>
○ゴーズィ 2、6、9 アギーレ
○カルデラノ -10、1、7、6 ゲラシメンコ
○ディヤス 9、13、10 ボボチーカ

<ベルクノイシュタッド 3-1 ブレーメン>
 ドリンコール -7、10、-4、-8 シュテガー○
○ドゥダ 13、8、7 スッチ
○ロブレス 7、8、6 ランビエ
○ドゥダ 10、-6、11、6 シュテガー

<ミュールハウゼン 3-0 フルダ・マーバーツェル>
○Da.ハベソーン -8、8、-11、7、8 フィルス
○イオネスク 9、-10、-9、5、6 王熹
○メンゲル 12、6、-7、-11、9 プツァル

<ザールブリュッケン 3-2 グリューンヴェッターズバッハ>
 廖振珽 -10、-3、-4 グナナセカラン○
○フランチスカ 4、10、3 トキッチ
 ヨルジッチ 4、-7、-8、-9 ワルサー○
○フランチスカ 8、4、4 グナナセカラン
○廖振珽/ヨルジッチ 6、-6、9、-3、5 ワルサー/チウ・ダン

<ケーニヒスホーフェン 3-1 ユーリッヒ>
○及川 7、8、8 アレグロ
 ゼリコ -11、-3、-6 デヴォス○
○マジョロス 8、-11、-9、9、7 クレイン
○及川 -10、8、4、9 デヴォス
★及川瑞基通算成績:単8勝3敗/複0勝1敗

男子2部
<ザールブリュッケンⅡ 6-3 バート・ハム>
○ザトウカ/ラスムッセン 10、11、5 エロワ/金光
○ザトウカ -10、-5、3、8、7 金光
○ラスムッセン -12、7、10、6 金光
★金光宏暢通算成績:単2勝2敗/複1勝1敗


◆男子1部順位表(10月14日時点)
1位:ミュールハウゼン(5勝1敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(5勝1敗)
3位:オクセンハウゼン(5勝1敗)
4位:ベルクノイシュタッド(4勝2敗)
~~~~~~上位4チームがプレーオフへ~~~~~~
5位:ザールブリュッケン(4勝2敗)
6位:フルダ・マーバーツェル(3勝4敗)
7位:ケーニヒスホーフェン(3勝4敗)
8位:ブレーメン(3勝4敗)
9位:グレンツァオ(2勝4敗)
10位:グリューンヴェッターズバッハ(1勝6敗)
11位:ユーリッヒ(0勝6敗)


 好調の及川はこの日も2勝をあげて勝利に貢献。個人成績でもシュテガー(ドイツ)と並んで3位タイにつけている。10月14日の試合を終えて、個人成績のトップはフランチスカ(ドイツ)で9勝2敗、2位は7勝1敗のDa.ハベソーン(オーストリア)となっている。Da.ハベソーンの所属するミュールハウゼンは昨日の試合も強豪のフルダ・マーバーツェルに競り勝ち今季5勝目。勝敗数でボルシア・デュッセルドルフ、オクセンハウゼンと並んだが、得失試合数で抜け出し、首位に躍り出た。昨シーズンは6位、2016/2017シーズンは7位、2015/2016シーズンは8位、さらに2014/2015シーズンは10位(最下位)となかなか上位争いに絡めなかったミュールハウゼンだが、今シーズンは旋風を巻き起こせるか。
  • 首位ミュールハウゼンを引っ張るDa.ハベソーン(写真は2018世界選手権)

 2018/2019ヨーロッパチャンピオンズリーグはグループリーグ第2戦が開催。各グループの結果は下記のとおり。

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
◆グループA
<ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-1 ポントワーズ(フランス)>
○K.カールソン -9、6、-4、5、11 ファルク
○ボル -3、9、9、8 アックズ
 O.アサール -5、-8、8、5、-10 フロール○
○ボル 4、7、-10、6 ファルク

<スポルティング(ポルトガル) 3-2 TTCオストラヴァ2016(チェコ)>
○アルナ 4、5、-5、6 オリバレス
 カルバリョ 5、-1、4、-10、-9 トレグラー○
○アビオドゥン 12、8、-8、5 バジャー
 アルナ -4、8、-9、-8 トレグラー○
○カルバリョ 11、-7、3、4 オリバレス

◆グループB
<UMMC(ロシア) 3-0 ジャウドヴォ(ポーランド)>
○シバエフ 6、6、-10、10 ワン・ヤン
○グルーツ 8、9、8 フェルティコウスキー
○ガチーナ 5、11、8 ウラブリク

<ロマーニュ(フランス) 3-1 ウォルターヴェルス(オーストリア)>
○陳天元 9、8、8 プラットナー
○ゴラク -8、7、8、-9、8 シューディ
 オリビエラ 11、-13、-9、-3 コズル○
○陳天元 -9、4、10、7 シューディ

◆グループC
<アンジェ(フランス) 3-1 ロスキレ(デンマーク)>
○Jon.パーソン 4、4、-6、12 メイス
 ジェラルド 8、-9、-7、-4 ツァイ・ユージア○
○ルンクイスト 6、-9、-11、6、12 ラカトシュ
○Jon.パーソン 4、8、8 ツァイ・ユージア

<ボゴリア(ポーランド) 3-0 ザールブリュッケン(ドイツ)>
○ギオニス 7、-5、7、9 ヨルジッチ
○バドウスキー -7、6、10、-5、5 フランチスカ
○シルチェク -9、4、6、7 廖振珽

◆グループD
<オレンブルク(ロシア) 3-0 エンヌボン(フランス)>
○フレイタス 8、8、5 ファン・シェンペン
○オフチャロフ -9、-11、9、12、12 ピチフォード
○サムソノフ 10、7、-7、9 ニュイティンク

<ミュールハウゼン(ドイツ) 3-2 エースレーブ(スウェーデン)>
○Da.ハベソーン 10、13、-3、5 スベンソン
 ヤンカリク 9、-7、-8、-6 モアガルド○
 イオネスク -3、-4、-9 スゴウロポウロス○
○Da.ハベソーン 2、-5、-6、3、8 モアガルド
○ヤンカリク 5、1、-8、-5、8 スベンソン


 グループAの昨シーズンのチャンピオン、ボルシア・デュッセルドルフは13/14、15/16シーズン優勝のポントワーズの対戦はボルシア・デュッセルドルフが勝利。今季ECL初出場のボル(ドイツ)が2得点の活躍を見せた。王座奪還を目指すグループDのオレンブルクは第1戦に続き第2戦もストレートで勝利。閣安(中国)は出場しなかったが、フレイタス(ポルトガル)、オフチャロフ(ドイツ)、サムソノフ(ベラルーシ)と欧州のスターがそろい踏みでフランスの強豪・エンヌボンを退けた。グループ第3戦は10月25、26日に開催予定。
 また、女子のチャンピオンズリーグも昨日10月12日からスタート。昨シーズン優勝のDr.チャッスル(クロアチア)はブダオルシ(ハンガリー)にストレート勝ちで連覇に向けて好スタートを切った。
【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
<ザールブリュッケン 3-1 フルダ・マーバーツェル>
○フランチスカ 8、-8、5、7 プツァル
○ヨルジッチ 7、5、6 王熹
 廖振珽 -7、-4、-7 フィルス○
○フランチスカ 9、2、4 王熹

<グレンツァオ 3-1 グリューンヴェッターズバッハ>
○ゲラシメンコ 6、-7、8、8 チウ・ダン
 リンド 4、-6、-6、-4 グナナセカラン○
○ボボチーカ -6、4、9、-8、8 トキッチ
○ゲラシメンコ 10、-8、10、6 グナナセカラン

<ミュールハウゼン 3-1 ケーニヒスホーフェン>
○Da.ハベソーン 8、8、9 マジョロス
 イオネスク -4、−4、-8 及川○
○メンゲル 6、6、6 ゼリコ
○Da.ハベソーン 11、1、4 及川
★及川瑞基通算成績:単6勝3敗/複0勝1敗

<ブレーメン 3-0 ユーリッヒ>
○スッチ 7、12、-12、5 アレグロ
○シュテガー 9、5、3 クレイン
○ランビエ 2、9、-3、-10、3 デヴォス

<ベルクノイシュタッド 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ>
○ロブレス 12、5、5 シェルベリ
 ドリンコール -3、8、-8、9、-12 O.アサール○
 ドゥダ -9、7、-5、-6 K.カールソン○
○ロブレス 10、6、-4、-10、7 O.アサール
○ドゥダ/ドリンコール -9、4、10、8 K.カールソン/シェルベリ

◆順位表(10月7日時点)
1位:ボルシア・デュッセルドルフ(5勝1敗)
2位:ミュールハウゼン(4勝1敗)
3位:オクセンハウゼン(4勝1敗)
4位:ベルクノイシュタッド(3勝2敗)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜上位4チームがプレーオフへ
5位:ザールブリュッケン(3勝2敗)
6位:フルダ・マーバーツェル(3勝3敗)
7位:ブレーメン(3勝3敗)
8位:グレンツァオ(2勝3敗)
9位:ケーニヒスホーフェン(2勝4敗)
10位:グリューンヴェッターズバッハ(1勝5敗)
11位:ユーリッヒ(0勝5敗)

 昨日開催されたブンデスリーガ1部の試合に及川瑞基(専修大)が出場。及川は先日のヨーロッパ選手権で準優勝と躍進したイオネスク(ルーマニア)にストレートで勝利したが、4番ではDa.ハベソーンに完敗。これで個人成績は6勝3敗となった。ケーニヒスホーフェンは6試合を消化して2勝4敗の9位。
 他の試合ではここまで負け無しだったボルシア・デュッセルドルフが今シーズン初黒星。好調のベルクノイシュタッドが金星をあげた。現在、各チーム6、5節までを消化しているが、昨シーズンまでプレーオフ常連だったフルダ・マーバーツェルが6位、ザールブリュッケンが5位とやや苦戦中。ミュールハウゼンは2位と健闘を見せている。今シーズンから1部に昇格したユーリッヒはここまで勝ち星なしと苦しい戦いになっている。
  • 今季6勝目をあげた及川(写真は2018年秋季関東学生リーグ)

 ヨーロッパ選手権が終了し、次は2018/2019シーズンの男子ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)が開幕。日本選手では吉田雅己(岡山リベッツ)と吉田海偉(東京アート)がポーランドのボゴリア、高木和卓(東京アート)も同じくポーランドのジャルドヴォでエントリーしている。開幕戦には吉田雅己が出場し、ロスキレ(デンマーク)戦でメイス(デンマーク)に完勝。チームもストレート勝ちでシーズンのスタートを切った。
 連覇を狙うボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ)はエースのボルを温存しながらも昨シーズン3位のスポルティング(ポルトガル)に快勝。王座奪還に燃えるオレンブルク(ロシア)は新加入のフレイタス(ポルトガル)と閣安(中国)が競り合いを制してストレート勝ちを収めた。同じロシアのUMMCは2015年世界選手権2位の方博が復帰。グルーツ(デンマーク)、ガチーナ(クロアチア)の布陣で上位進出もおおいに期待できる。グループDでは15/16シーズンの準Vチーム・エースレーブ(スウェーデン)が強豪のエンヌボン(フランス)に競り勝つ。この試合のヒーローはモアガルド(スウェーデン)。ピチフォード(イングランド)を下すなど2得点の活躍でチームを勝利に導いた。16歳の風雲児は大会の主役となるか。

 グループリーグは各チームが2度対戦するホーム&アウェー制で12月上旬まで開催。上位2チームが決勝トーナメントへ進出する。


【2017/2018 男子ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
◆グループA
<ポントワーズ(フランス) 3-0 TTCオストラヴァ2016(チェコ)>
○アックズ 5、4、-11、-8、4 トレグラー
○ファルク 9、6、11 オリバレス
○フロール 9、6、8 バジャー

<ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-0 スポルティング(ポルトガル)>
○O.アサール 3、4、-7、11 カルバリョ
○K.カールソン 7、-9、10、9 アルナ
○シェルベリ 12、5、-7、4 アビオドゥン

◆グループB
<ジャルドヴォ(ポーランド) 3-0 ウォルターヴェルス(オーストリア)>
○黃鎮廷 8、8、2 シューディ
○ワン・ヤン 9、-9、7、4 朴康賢
○ウラブリク 10、-2、7、-9、4 コズル

<UMMC(ロシア) 3-0 ロマーニュ(フランス)>
○方博 7、6、-8、11 ゴラク
○グルーツ 10、9、-9、11 陳天元
○ガチーナ 5、5、5 オリベイラ

◆グループC
<ボゴリア(ポーランド) 3-0 ロスキレ(デンマーク)>
○シルチェク 7、-13、-8、3、9 ツァイ・ユージア
○吉田雅己 8、4、4 メイス
○ギオニス -8、5、8、11 ラカトシュ

<ザールブリュッケン(ドイツ) 3-0 アンジェ(フランス)>
○フランチスカ 5、9、6 ルンクイスト
○ヨルジッチ 8、-2、-5、8、7 Jon.パーソン
○プレテア -6、9、7、-4、9 ランドリュー

◆グループD
<オレンブルク(ロシア) 3-0ミュールハウゼン(ドイツ)>
○フレイタス 6、-9、4、-4、3 Da.ハベソーン
○閣安 13、-8、5、-8、7 イオネスク
○オフチャロフ -10、3、11、6 メンゲル

<エースレーブ(スウェーデン) 3-1 エンヌボン(フランス)>
○モアガルド 5、9、9 ファン・シェンペン
 スゴウロポウロス -3、-9、-7 ピチフォード○
○スベンソン -15、-5、11、8、3 ニュイティンク
○モアガルド 7、7、9 ピチフォード
 昨日行われたスウェーデン・エリートリーグ第3節で英田理志(青嵐クラブ)所属のスパルバーゲンと木造勇人(愛知工業大)所属のハルムスタッドが対戦。日本人対決も実現した。

【2017/2018 スウェーデン・エリートリーグ】
<ハルムスタッド 4-2 スパルバーゲン>
○ジャーヴィス 3、-12、8、5 フリス
○木造 6、5、8 英田
 ラーネフール -6、-8、10、11、-9 ベリルンド○
 ジャーヴィス 11、-8、-11、-8 英田○
○木造 12、8、-6、8 ベリルンド
○ラーネフール 4、9、11 シャッファー
☆木造勇人通算成績:7勝2敗
☆英田理志通算成績:1勝1敗

 今シーズン初出場となった英田は木造にストレート負けも、ジャーヴィス(イングランド)に勝利し1勝1敗。昨シーズンは22勝6敗の好成績を残し、個人成績2位に輝いた英田。今シーズンのさらなる飛躍に期待したい。木造はこの日も2勝をあげて通算7勝2敗。5勝0敗のモアガルド(スウェーデン)、7勝3敗のタンビリヤベチャクル(タイ)を抑えて現在個人成績1位に立っている。
 スペイン・アリカンテにて開催されていたリープヘル・2018ヨーロッパ選手権(個人戦)が終了。男子シングルスではボル(ドイツ)が7度目の優勝、女子シングルスではリー・チェン(ポーランド)が初優勝を飾った。

【男子シングルス】※ファルク=M.カールソン
●1回戦
リンド(デンマーク) 8、-8、10、-12、-4、7、11 ファルク(スウェーデン)
●2回戦
ドゥダ(ドイツ) -6、8、-9、6、4、-10、10 ゴーズィ(フランス)
イオネスク(ルーマニア) 9、9、10、-7、7 ルベッソン(フランス)
●3回戦
サムソノフ(ベラルーシ) -9、5、9、-5、5、5 オフチャロフ(ドイツ)
●準々決勝
ボル(ドイツ)3、4、4、9 Da.ハベソーン(オーストリア)
フランチスカ(ドイツ) 7、3、-7、5、9 ドゥダ
K.カールソン(スウェーデン) 8、-5、9、5、-10、-6、8 フレイタス(ポルトガル)
イオネスク 7、-8、-10、13、11、-6、9 サムソノフ
●準決勝
ボル -8、12、-9、-8、9、5、7 フランチスカ
イオネスク 10、6、-3、9、9 K.カールソン
●決勝
ボル -6、7、9、6、5 イオネスク

【女子シングルス】
●1回戦
ペソツカ(ウクライナ) 8、10、-9、10、7 サマラ(ルーマニア)
ルプレスク(セルビア) 6、-8、9、8、12 倪夏莲(ルクセンブルク)
●2回戦
グルジボウスカ-フランク(ポーランド) -8、8、8、-9、4、9 リュウ・ジャ(オーストリア)
●3回戦
ハン・イン(ドイツ) 7、7、6、3 エクホルム(スウェーデン)
ヴィンター(ドイツ) 3、10、-7、-9、8、9 リー・ジエ(オランダ)
●準々決勝
ポルカノバ(オーストリア) -10、6、9、8、7 ゾルヤ(ドイツ)
ペソツカ 10、9、9、-4、11 ハン・イン
リー・チェン(ポーランド) 9、6、-14、6、7 スッチ(ルーマニア)
グルジボウスカ-フランク 3、8、8、8 ヴィンター
●準決勝
ペソツカ -7、14、10、-11、4、5 ポルカノバ 
リー・チェン 11、6、6、-10、10 グルジボウスカ-フランク
●決勝
リー・チェン -8、-10、6、6、2、2 ペソツカ

【男子ダブルス】
●準決勝
Da.ハベソーン/ガルドス(オーストリア) -8、-8、8、-8、6、13、2 フランチスカ/グルーツ(ドイツ/デンマーク)
ファルク/K.カールソン(スウェーデン) 7、6、9、8 フィルス/ワルサー(ドイツ)
●決勝
Da.ハベソーン/ガルドス 9、-6、4、9、9 ファルク/K.カールソン

【女子ダブルス】※ラング=ジルベライゼン
●準決勝
ポルカノバ/ノスコワ(オーストリア/ロシア) -9、-1、6、-6、6、2、8 エクホルム/ポータ(スウェーデン/ハンガリー)
ミッテルハム/ラング(ドイツ) -8、8、5、6、-6、10 倪夏蓮/デヌッテ(ルクセンブルク)
●決勝
ミッテルハム/ラング 10、-8、-6、4、-9、7、12 ポルカノバ/ノスコワ

【混合ダブルス】
●準決勝
フェガール/ポルカノバ(オーストリア) 7、-1、11、9 フランチスカ/ゾルヤ(ドイツ)
フィルス/ハン・イン(ドイツ) 6、-9、7、-13、10 カラカセビッチ/パスカウスキーン(セルビア/リトアニア)
●決勝
フィルス/ハン・イン 7、-9、4、-9、8 フェガール/ポルカノバ


 男子シングルスはボルが自身の持つ最多優勝記録を更新する7度目の優勝。2回戦でアックズ(フランス)にフルゲーム11本で辛勝、準決勝では同僚のフランチスカにゲームを1-3とリードされ、最終ゲームも3-7まで追いつめられたがここから8本連取で逆転勝利。決勝では伏兵・イオネスクに1ゲーム目を奪われたが、その後は危なげない試合運びで勝利し、2012年大会ぶりの優勝を飾った。一時は故障が続いていたボルだが、ここ最近は「何度目の全盛期?」と思うほどの強さを見せている。優勝後には「とても良い気分だ。成功することも重要だけど、ゲームを楽しめなくなったり、喜びを感じなくなったら終わるとき。ぼくにはまだまだその気持ちがあるし、勝ちたい気持ちがある。まだまだ現役は続けるよ」と37歳になってもモチベーションは衰えない。
 準優勝のイオネスクは29歳の中堅選手で、これまで目立った実績はないが今大会で爆発。2回戦で前回王者のルベッソンを破ったのを皮切りに、3回戦でグルーツ(デンマーク)、準々決勝でサムソノフ、準決勝でK.カールソンと世界ランキング50位以内の強豪を次々に破って決勝へ。クレバーさも兼ね備えた両ハンドで、今大会でブレークを果たした。

 女子シングルスではリー・チェンがポーランド女子初の優勝。準々決勝ではカット打ちに進境を見せているスッチを振り切り、準決勝ではグルジボウスカ-フランクとの同士討ちを制して決勝へ。今大会当たっていたペソツカに2ゲームを先行される苦しい展開も、ここから巻き返して初の栄冠に輝いた。
 2009年大会でも快進撃を見せて決勝へ進んだペソツカは、今大会でも大物食いを連発。まずはトーナメント1回戦で2015年大会女王のサマラを撃破すると、ハン・イン、ポルカノバという優勝候補たちを強打でノックアウト。決勝ではリードを守れず2度目の準優勝に終わるも、予選リーグを勝ち抜いての決勝進出は大きなインパクトを残した。

 ダブルスではドイツペアが2種目で優勝。現在ヨーロッパ女子で世界ランキング最高位に立つポルカノバは出場した3種目で入賞と大活躍を見せた。またヨーロッパ選手権で4度の優勝を誇る42歳・カラカセビッチと41歳・パスカウスキーンのペアが混合ダブルスで3位に入賞し、優勝のフィルス/ハン・インにもフルゲームまで迫った。その2人よりもさらにベテランである55歳・倪夏蓮も女子ダブルスで3位に入賞。準々決勝ではリー・チェン/リー・ジエ(ポーランド/オランダ)の実力派ペアに完勝している。

写真提供:ITTF
  • ボル様、最多優勝を更新する7度目のV

  • リー・チェンは笑顔の初優勝

  • 伏兵・イオネスクが快進撃

  • ペソツカは9年ぶりの決勝進出