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先週発売となった卓球王国最新号(5月号)で注目の特集が、全日本選手権のジュニア女王、「フォア表・バック粒高一枚」スタイルの出澤杏佳選手の強さの秘密に迫る、その名も『なぜ出澤杏佳子はジュニア女王になれたのか』。
なぜバックハンドが攻撃的に打てるのか。
なぜフォアスマッシュが安定するのか。
なぜラリーが粘り強いのか。
そして、決して恵まれた環境ではないのに、なぜこれほど強くなれたのか。
出澤選手本人、そして彼女を指導してきた日立大沼卓球の小貫監督らのコメントを元に、これらの「なぜ」を明らかにしていく企画となっている。


さて、出澤選手のプレーの特徴といえば、バック面の粒高による攻撃的なバックハンド。「粒高ではなく、表ソフトのイメージで打つことが大事」と言う小貫監督の指導のもと、アグレッシブな粒高スタイルが生み出された。
「粒高で攻撃するのは難しい」と一般的には思われているが、あまりにも普通にバックハンドを振っている彼女の練習を見ていて、「そんなに難しい技術なのか」と感じた。
その時、ふと思い出したのが全日本女王、伊藤美誠選手のバックドライブ。バック表の常識を覆すような強烈なスピンのバックドライブが、近年の伊藤選手の武器になっている。
粒高でも表ソフトのように弾いて打てる出澤選手。
表ソフトでも裏ソフトのようにドライブをかけられる伊藤選手。
従来の型にはまらないテクニックが彼女たちの強さの要因だ。

逆の見方をすると、我々は少々セオリーに縛られすぎと言えるかもしれない。
「粒高だから粒高らしい止めるプレーをすべき。粒高で攻撃をするのはリスクが高い」
「表ソフトだから表ソフトらしくミート打ち。回転をかけたら表を使う意味がない」
そう考える選手や指導者は少なくないだろう。
ラバーの特徴を生かすことはもちろん重要だが、だからといって固定観念に縛られ、セオリー外の技術は無理だと決めつけ、技術の幅を自ら狭める必要はないはずだ。
そんなことに気づかされた、出澤選手の取材であった。
(渡辺)

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https://world-tt.com/ps_book/back.php?lst=2&mcd=AZ265
  • 唯一無二のスタイルで女子ジュニアを制した出澤

 本日、3月22日発売の卓球王国5月号の表紙は伊藤美誠選手。技術特集『勝利を導くミマ・システム』の監修は平野早矢香さんだ。必殺の巻き込みロングサービス、強化してきたというフォアの回り込み攻撃、ドライブとスマッシュの使い分けのポイントなど、全日本選手権で圧巻の強さを見せた伊藤選手のプレーを詳しく解説していただいた。巻き込みロングサービスが生きる理由、回り込みを可能にする1球前のプレーなど、技術・戦術の根本を見つめる視線はトップ選手ならではのもので、取材中は何度もうならされた。

 伊藤選手のプレーは日々進化を遂げているが、平野さんの「言語化」の能力もどんどん進化している。テレビの卓球の中継や、ニュース番組での活躍はご存知のとおり。その他にも講習会や講演を数多くこなす平野さん。講習会を二度ほど拝見したことがあるのだが、そこでのトークはもはや名人芸の域だ。出足からユーモアを織り交ぜて聞く者を引き込み、淀みなくポイントを抑えていく。それは経験だけでなく、相当な努力の賜(たまもの)だと思う。

 もはや卓球の鬼ではなく、言語化の鬼と言うべきか。「卓球ブーム」と言われる時代に、頼もしき卓球の語り部が現れたことに感謝したい。その能力が遺憾なく発揮された「勝利を導くミマ・システム」、ぜひご一読ください(柳澤)。

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  • 伊藤選手の強さの根本(こんぽん)と、その進化に迫る!

 世界ランキング6位のウーゴ・カルデラノは天才ではない。
 本格的な卓球の練習を始めたのは14歳。今の日本の卓球界の常識では測れない年齢だ。日本のスーパースターたちは3歳、4歳からラケットを握り始め、小学生になった頃にはほぼ毎日、卓球の練習を本格的に始めるのが当たり前になりつつある。 早く卓球を始めることの利点は、ゴールデンエイジと呼ばれる、神経系統が発達をしていく12歳頃までに、卓球独特の反射神経を鍛えることができる点だろう。正しい神経経路を作った後に、筋力をつけていけばよい。

 ということは、カルデラノはゴールデンエイジまでに本格的に彼の神経に刺激を与えることはできなかったとも言える。その代わり、彼は卓球(遊びの延長ではあったが)のみならずバレーボールや陸上競技に汗を流していた。
 14歳で本格的に練習を始めた時点で、彼は日本選手と比べればハンディを背負っていることになるのだが、その分、他の競技をやることで身体のバランス感覚や身体能力を身につけていった。

 周回遅れで卓球を始めたカルデラノがどのように独自の卓球を築いていったのか。彼の専任コーチであるジャン-ロネ・モウニーが技術解説とともに、語っている。

最新号5月号の詳細ページ
https://world-tt.com/ps_book/back.php?lst=2&mcd=AZ265
  • 最新号ではカルデラの独自の「フリップ」を紹介する

●【技術特集】伊藤美誠 勝利を導くミマ・システム
●【技術特集】ウーゴ・カルデラノの「ハイリスク・ハイリターン」未来卓球〈Vol.2〉
●【技術特集】邱建新伝授〜試合は戦術で勝つ・最強的Q兵法〈Vol.3〉
●【Tリーグ】Tリーグ ダイジェスト
●【大会報道】ジャパントップ12/世界卓球日本代表最終選考会/協和発酵キリン交流/大阪オープン
●【特別企画】知っとこ!2019ITTFワールドランキング
●【対談】P to P〈vol.6〉吉村真晴×平野友樹
●【技術】なぜ出澤杏佳はジュニア女王になれたのか
●【伝説のプレーヤーたち】河野満
●【情報】そうだ卓球場へ行こう!/全国の卓球場&スクール〈Vol.1〉
●【保存版】全国高校選抜決勝記録一覧
●【グッズ特集】ザ・ブランド 第1回[ニッタク]
●【グッズ特集】解析!選手モデル〈Vol.3〉
ほか
詳細・購入はこちら
 卓球王国2019年5月号から「全国の卓球場&スクール」を掲載しています。つきましては、卓球施設の方は是非とも情報をお寄せいただけますでしょうか。掲載は無料です。(既に情報をお寄せいただいた方は有り難うございました)

 卓球ショップや卓球クラブで、台の一般利用ができる施設も含みますが、公営施設や、卓球もできる複合遊技施設などは対象外です。

 お寄せいただいた情報は、卓球王国5〜7月号および卓球王国WEB「卓球マップ」ページに掲載させていただきます。



★★ ご連絡方法 ★★
掲載をご希望される卓球施設の方は、
以下の「お問い合わせフォーム」にご回答いただき送信してください。
https://world-tt.com/ps_footer/footer_toiawase.php

●内 容:「その他のお問い合わせ」(クリックして表示されるメニューの一番下)を選択してください
●お名前:卓球場の正式名
●メールアドレス:必ずご記入ください
●本 文:以下の項目にご回答ください

-------------「●本文」でご回答いただく項目-------------------------------------
①住 所:
②電 話:
③FAX:
④営業時間:
⑤定休日:
⑥台の数:
⑦駐車場:
⑧レッスンやスクール:有/無(お選びください)
⑨一般利用:可/不可(お選びください)
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★★ 締め切り ★★ 2019年3月31日(日)まで(6月号掲載分について)
 5月号:北海道・東北・関東を掲載
 6月号:東海・北信越・中部・近畿地方(+5月号で掲載できなかった卓球場)を掲載予定
 7月号:中国・四国・九州(+5・6月号で掲載できなかった卓球場)を掲載予定
  • 2019年5月号「全国の卓球場&スクール」ページ

卓球王国次号(5月号/3月22日発売)の主な内容をお知らせします!!
●【技術特集】伊藤美誠 勝利を導くミマ・システム
●【技術特集】ウーゴ・カルデラノの「ハイリスク・ハイリターン」未来卓球〈Vol.2〉
●【技術特集】邱建新伝授〜試合は戦術で勝つ・最強的Q兵法〈Vol.3〉
●【Tリーグ】Tリーグ ダイジェスト
●【大会報道】ジャパントップ12/世界卓球日本代表最終選考会/協和発酵キリン交流/大阪オープン
●【特別企画】知っとこ!2019ITTFワールドランキング
●【対談】P to P〈vol.6〉吉村真晴×平野友樹
●【技術】なぜ出澤杏佳はジュニア女王になれたのか
●【伝説のプレーヤーたち】河野満
●【情報】そうだ卓球場へ行こう!/全国の卓球場&スクール〈Vol.1〉
●【保存版】全国高校選抜決勝記録一覧
●【グッズ特集】ザ・ブランド 第1回[ニッタク]
●【グッズ特集】解析!選手モデル〈Vol.3〉
ほか、お楽しみに!!

 卓球王国2019年5月号(3月22日発売)定価720円(税込)
https://world-tt.com/ps_book/back.php?lst=2&mcd=AZ265
表紙などはこちら↓
毎年、全日本号ではランキングプレーヤーに入った選手のデータを掲載している。その中で、使用用具も記入してあるのが王国ならではのこだわりだ。

ランカーの使用用具はもたらす意味は大きく、宣伝効果のみならず、「この用具はこの選手のようなプレーに合うのか」という教科書となる。
例を挙げると、女子シングルスで準優勝した木原美悠のバックハンドだ。表ソフトながら、全く落ちなることなく、表ソフト特有の滑ってしまう場面はほとんどなかった。

ここで木原が使っている『VO>102』のメーカー説明を見ると
ーーーー
ブロックよりもまず最優先したのは攻撃力。打って打って打ちまくる表ソフトの完成形。心地良い打球感と球離れの良さに加え、粒をヨコ目にして、安定感も兼ね備えた。テンション系の柔らかめのスポンジとスピード重視のトップシートを組み合わせ
ーーーー
と書いてある。ブロックでの変化よりも、横目での安定感。そしてバチバチと上から連続して打つ木原のプレーと重なるだろう。
メーカーの説明を読み、選手のプレーで使い方、プレーの仕方の確認ができる。だから使用用具を載せる意味は大きい。

今回はカラーページにジュニアのベスト8、そして新たな試みとして使用シューズを掲載した。シューズもまたラケット・ラバーに次ぐ第三のギアとして、重要な立ち位置を確立している。使用シューズを見ると、すでに廃番になったものを履いている選手もいることもあり、それだけシューズへのこだわりも強いのだ。
前陣での細かい動き、ダイナミックな動き、戦型などでもシューズ選択は変わってくる。シューズも選手のプレーとリンクさせて見ると、選手データのページが一段と深く楽しむことができる。

選手データ&用具情報だけでも買う価値あり!
私も読者の時は、このページが毎年楽しみでした。
(編集部:ゆう)
弱気な水谷の根底には、彼の「目の問題」があった

 前人未到の全日本選手権V10を達成した水谷隼。優勝直後の優勝インタビューで「今回の優勝で全日本選手権は最後にします」と衝撃の発言。
 記者会見でもその本当の理由を語らなかったが、優勝から2日目の卓球王国のインタビューでそのすべてを語った。3時間以上のロングインタビュー。卓球王国最新号では9ページにわたって、チャンピオンの胸の内を紹介する。

 不世出のチャンピオン、水谷隼。決して豪快な男ではない。一緒に行動をともにした田添健汰(木下グループ)は「水谷さんはとにかくネガティブ」と言い、それさえも「本当にネガティブかどうか疑っている」と語った。ネガティブな人間があれほど勝負強いわけがないと。

 水谷は繊細、かつ用心深い選手だ。ワールドツアーやTリーグとボールが違うために、大会3日前まで用具を決められなかったと言う。そして、大会が近づくと「つらくて逃げだしたくなった」とも。そのピークは、丹羽孝希との準々決勝を控えた土曜日の朝にあった。その時に、「今回を最後の全日本にしよう」と決めたと言う。
 そして五輪レースで争う丹羽に対しては、「周りのみんなは世界ランキングが高い丹羽が自分より強いと思っている。ここで実力を示したかった」という強いプライドを見せ、弱い水谷と強い水谷が行ったり来たりする。
 その弱気な水谷の根底には、彼の「目の問題」があった。ボールが見えない、と言うのだ。なぜ、それを彼は会見でも語らなかったのか。視力の問題ではなく、緊張状態にある時にボールが見づらくなるという。本人しかわからない、やっかいな問題を抱えていた。

「張本の力じゃないですか。試合をしてないのに
圧をかけてくる存在感ですかね」

 前年度、決勝で敗れた張本智和と戦うことなく、全日本の舞台から去る水谷。「それは勝ち逃げでしょ?」と言うと、「なんと言われても構わない。ぼくは待っていた。張本が来なかっただけ」と言った。
 水谷自身、追い詰められ、苦しみ抜いた全日本。なぜ今まで何度も優勝している王者がそこまでの状態になったのだろう。「やっぱり張本の力じゃないですか。試合をしてないのに圧をかけてくる存在感ですかね」(水谷)。
「全日本は重みがあるんです。全日本で優勝することはそこを乗り越えなければならない。乗り越えられたのは、身を投げる覚悟を持ったからで、その時に、来年はこの苦しみは乗り越えられないと思った。ここで優勝したら、これで全日本は終わりにしようと最後に決めたのは土曜日です。そこで吹っ切れました」と水谷は語っている。

「去年、張本に負けたことで,自分が何かを変えたいと思ったことはない。でも、周りが変えようとしたからそれを振り払っていた。前陣で戦えないと勝てないとたくさん言われたけど、そこで自分を見失わないようにすることを意識していた。自分は自分らしくやるだけだと」
 張本に対する水谷自身の特別な感情を吐露しているインタビューでもある。チャンピオンになりながらも、張本の存在を認め、日本のエースの座を15歳の若者に託そうとする水谷。彼はネガティブではなかった。水谷隼は正直な思いと真実を語っただけなのだ。
  • アグレッシブな卓球を見せてV10を達成した水谷

  • 「今回が最後の全日本」という理由を会見では明確に語らなかった水谷

 自ら持つ全日本選手権男子シングルスの最多優勝記録を更新し、10度目の優勝を手にした水谷隼(木下グループ)。

 本日発売の4月号では、『王者の技』として、水谷自身による説明と監修により、男子シングルス決勝の戦いを11ページにわたって掲載。
 第1ゲームから第6ゲームまでのスコアの流れをすべて載せ、各ゲームでの水谷の心理状態と戦術を語り、連続写真を使った解説では、サービス、レシーブの考え方、コース取り、新たな武器として使った台上の「ナックルプッシュ」など、V10達成の理由を余すところなく紹介している。

 王者の技の取材をしていて「ここまで手の内を明かしてもいいのか」と思ったほど、決勝での自身の戦いを包み隠さずに話してくれた水谷。左利き選手のみならず、右利きの選手にとっても必見の特集だ。

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 卓球王国よ、今、総力92ページで全日本特集をする意味はあるのか。
 国内最大イベントの全日本選手権が1月20日に終わった。卓球王国は卓球のポータルサイトとして毎日、記事(TOTAL 114本)と数百枚の写真を配信した。また、ほかの卓球関連のサイトにも記事を配信し、合計308本の記事を1週間にわたって配信した。
 試合情報を卓球ファンに伝えたが、ネット上ではほかのメディアも含め、卓球の情報があふれかえった。
 それから1ヶ月後に紙メディアとして卓球王国は全日本選手権を徹底報道する。ネットでのスピーディーな情報伝達とは別に、時間をかけて、再取材する雑誌ならではの深掘り記事を作ることを心がける。
 
 ネットでの情報はものすごいスピードでリアルタイムに過ぎていく。しかし、それを閲覧する人たちの記憶にどこまで残っていくのだろうか。そこにこそ雑誌としての卓球王国の価値はある。熱いシーンの数々を写真で切り取り、全日本監督などが試合を分析し、選手の用具の調査も行う。
 極めつけは、男女のチャンピオンのインタビューだろう。テレビやマスコミ向けの会見で選手は本音を言わない。本音を言うわけがない。テレビの向こうには何百万人という人たちがその言葉に耳を傾け、会見では何十人という関係者がメモを取り、カメラを向けている。

 チャンピオンが何を考え、試合の局面で何を思い、どんな心理だったのかは、一対一で向き合い、質問を投げかけることでわかることだ。そのチャンピオンの発する言葉を紙の上で再現する。

 全日本選手権という大舞台での裏側で何が起こり、トップ選手たちの心理の真実を卓球王国は読者にお届けする。世界でも希有なイベントの「全日本」をいろいろな角度から取材した卓球王国の最新号。
 全日本特集の92ページは読者の記憶に入り込んでいく。

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