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 今季より日本リーグ・琉球アスティーダに加入する江宏傑(チャイニーズタイペイ)の入団会見が本日13時より、アンダーズ東京・ルーフトップスタジオにて行われた。リオ五輪チャイニーズタイペイ代表、そして福原愛の夫の加入とあり、会見には多くのマスコミが詰めかけた。

 スーツ姿で会見に出席した江は「琉球アスティーダに加入できたことをうれしく思います。少し興奮していますが、しっかり調整してより良い成績を残してチームに貢献したい」とコメント。今季はチェコ・エクストラリーグのTTCオストラヴァ2016に所属し、24勝5敗の好成績を残したが、次の戦いの場に日本リーグを選んだワケを「日本選手は強い選手が多い。自分にとって良い経験のできるリーグだと思い、琉球アスティーダからのオファーが来て、すぐに加入を決めた」と語り、新天地での活躍を誓った。
 同席した琉球アスティーダ・外間政克監督は「琉球アスティーダに加入してくれたことに本当に感謝しています。来月7日から始まる前期日本リーグからの出場になると思いますが、注目される中で、重圧もあるだろうけどチームの柱として期待しています」とチームの原動力としての活躍に期待を込めた。

 会見には琉球アスティーダとオフィシャルスポンサー契約を結ぶ航空会社・Peach Aviation株式会社の井上慎一代表取締役CEOも出席。国内と台湾を結ぶ便も多数抱える航空会社として、江の加入を「我が社は就航当時より、就航地の一員でありたいというポリシーを掲げて地域の皆様と一体となった取り組みをしてきました。今回、Peachが応援する琉球アスティーダに江選手が入団するということは、Peachの経営理念である『アジアの架け橋となる』ということを象徴する出来事だと思う」と歓迎。
 さらに「卓球はアジアでもっとも人気のあるスポーツのひとつと言っても過言ではないし、卓球を沖縄の観光コンテンツのひとつにしたいと思っています。様々な地域から卓球ファンが沖縄にやってきて、いろんな交流が生まれる機会をつくりたい。卓球を皮切りに、沖縄を中心としたアジアのスポーツツーリズムを喚起する提案を行っていきたいと思う」(井上代表取締役CEO)と卓球を通した壮大な地域活性化の展望を語った。

 今季の琉球アスティーダには江の他にも、ジュニア時代からドイツ・ブンデスリーガで腕を磨いてきた天才・小澤吉大らも加入。これまでの日本リーグでの最高成績は2部3位だが、戦力を揃え初の1部昇格を狙う。前期日本リーグは6月7日より島根・松江市総合体育館で行われる。

☆江宏傑コメント
 「チェコリーグでの成績が良かったので、この調子を維持してより良い成績を残したい。沖縄は何度か行ったことがありますが、素晴らしい場所ですね。今後は台湾と日本を行ったり来たりの生活になると思う。(妻の福原選手は)日本でしっかり成長して、良い成績を出せるようにと応援してくれた。ずっと日本語を勉強をしているので、できるだけ早く日本語で皆さんとコミュニケーションを取れるように頑張りたい。(最近覚えた日本語は?)『おなか空いた』(笑)」
  • ユニフォームを手にする江宏傑(左)と琉球アスティーダ・外間政克監督

  • 江の加入を歓迎するPeach Aviation株式会社の井上慎一代表取締役CEO

  • PeachのCAさんとピーチ(桃)ポーズでパシャリ