スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 思わず秘密兵器と言ってしまうが、すでにワールドツアーでも2勝している塩野真人選手(東京アート)は、すでに各国の選手には研究されている。しかし、その研究を上回るようなパフォーマンスが期待されている。チーム最年長だが、初出場と言うことでコメントも初々しい。

「(初めての世界卓球ということで)高ぶる気持ちもあるし、初出場ということで不安な気持ちもあるので今そのバランスをどうとるのか試行錯誤しながらやっている。(心配な点は)雰囲気を味わったことがない未知のゾーンなので、しかも個人戦ではなく団体戦なのでいろいろビデオを見てその様子を見てイメージトレーニングはしている。
 今までにないような緊張とわくわく感もあるし、やはり規模がちがうというか今までは会社、チーム、県を背負っての出場だったが、今回は日本という一番大きな規模の試合だと思うので緊張感はある。

 (日の丸は)やっぱり重い。嬉しい気持ちと責任感と。(個人的にやってみたい選手は?)出場できるだけでという部分もあるので正直な所希望はない。その場に立てるというのは幸せなことだし、でもどこだろう強いていえば、中国かな。
(監督から戦力として期待していると言われているが)やはりそういう気持ちを持って練習に臨めというアドバイスでもあるとおもうし、気持ちを作れという意味ではモチベーションが上がった。自分のような戦型が苦手としている選手には絶対勝つという役割だと思っている」

 03年以来、世界選手権に出場を続けるベテランの岸川聖也選手(ファースト)。余裕すら伺わせる物腰だ。

「コンディションはすごく良い調子です。世界卓球前のドイツオープンでも良い結果を残せたので、良い状態で世界大会を迎えられる。カットのいるチームがいるのでそこにはしっかり準備しています。
 個人の成績よりもチームの成績のほうが大事だと思っていますから、そこだけを考えているし、そのために自分がよいプレーをしようと思っています。
 少しでも良いプレーをして被災地に良い結果を届けるのは、この大会でなくてもいつも考えていますが、今回はより一層そういう気持ちになっています。プレッシャーをプレッシャーと感じるのか、それを励みにするのか。その地元のプレッシャーを自分の力に変えたいし、精神面の調整をしっかりして大会を迎えたいです」。
  • 公開練習では余裕さえ見えた百戦錬磨の岸川選手

  • チーム最年長だが初々しい雰囲気の塩野選手