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 4月22日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで、世界選手権蘇州大会(個人戦)前の合宿を行っている男女ナショナルチームが練習を公開した。

 日本男子では、エース水谷隼(beacon.LAB)が充実のプレー。体はしっかり絞れており、動きにキレがあり、表情にも余裕が感じられる。世界選手権初出場の村松雄斗(東京アート)は、カット打ちの名手・軽部隆介(シチズン)を相手に、前後の動きに重点を置いて調整していた。
 「ライバルチームの分析と対策練習、そしてフィジカルの強化に取り組んできた。今回は初出場の選手が半分くらいいるけど、大会に向けてメンタルをしっかりケアしていきたい」(倉嶋洋介監督)。1月下旬から国際大会を挟みながら合宿を重ね、強化を進めてきた。倉嶋監督が「選手たちはぼくが『練習をおさえろ』と言っても、やりすぎるくらい練習してしまう」と語るとおり、吉村真晴が腰、松平健太が右ひじにやや痛みがあるということで、今日は軽めの調整。「最後に疲労をしっかり抜いて蘇州に入りたい」(倉嶋監督)。大会に向け、しっかり体調を整えてほしい。

 日本女子は村上恭和監督が「かつてないほど良い合宿になったので、かつてない良い色のメダルが獲れるんじゃないかという手応えがあります」と自信をにじませる。どの選手も担当コーチがひとり、あるいはふたりついて、充実の指導体制だ。
 昨年の世界選手権東京大会(団体戦)を欠場した福原愛(ANA)は、休憩時間中も練習を止めず、大会に向けて相当気合いが入っている。2人の中国選手を相手に、中陣から強い回転をかけてくるボールへのカウンター練習、また若宮三紗子(日本生命)とのダブルス練習でも、中国の若手男子選手と練習するなど、調整に余念がない。石川佳純(全農)は陳莉莉コーチにつきっきりで指導を受けながら、クロアチアから合宿に参加しているラコバチ(13年世界ジュニアベスト8)とも練習していた。

 そして10台近いテレビカメラを独占したのは平野美宇(JOCエリートアカデミー)と伊藤美誠(スターツSC)の「ミウ・ミマ」ペア。課題だというカットペアとの練習をやり込んでいた。第4シードで臨む今大会、メダルの可能性も十分だ。
  • 動きがキレていた水谷、前回大会の雪辱を期す

  • 攻守兼備のプレーで上位を目指すチョッパー・村松

  • 気合い十分の福原、今大会は大爆発か?

  • 長身のラコバチをサービス・レシーブで翻弄した石川

  • 福原・石川をしのぐ報道陣を集めたミウ・ミマペア