スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 5月13〜17日、ベラルーシ・ミンスクで行われたITTFワールドツアー・ベラルーシオープン。女子シングルスで伊藤美誠(スターツSC)が優勝、男子シングルスで神巧也(シチズン)と及川瑞基(青森山田高)が3位に入った。

 現在、日本女子で世界ランキングの1・2番手である石川佳純(6位/全農)、福原愛(8位/ANA)は欠場したものの、3番手で世界ランキング11位の伊藤美誠(スターツSC)、4番手で世界ランキング15位の平野早矢香(ミキハウス)など、リオデジャネイロ五輪代表を狙う選手たちが軒並みエントリーした女子シングルス。
 伊藤は準々決勝で、ベラルーシオープンの前に行われたITTFジュニアサーキット・スペイン大会で優勝した平野美宇(JOCエリートアカデミー)に4ー1で勝利。さらに準決勝では、準々決勝で徐孝元(韓国)に競り勝った森薗美咲(日立化成)をゲームオール17ー15で破った。最終ゲームは互いに4回のマッチポイントを取り合う大激戦をしのぎ切った。決勝では若宮三紗子(日本生命)を4ー0のストレートで下し、日本勢が女子シングルスのベスト4を独占する中、ワールドツアー2大会目の優勝を飾っている。

 これまでにもお伝えしてきたとおり、今年9月発表の世界ランキングで、日本女子チームの上位2名に五輪アジア大陸予選の出場権(予選突破でシングルスに出場)が与えられ、また3番目の選手が団体3番手(団体のみ出場)に選ばれる可能性が高い。世界選手権の閉幕後、五輪代表選考レースの第1ラウンドとなる今大会で、伊藤は効果的な先制パンチを放ったと言える。世界ランキングも現時点で10位の陳夢(中国)、9位のハン・イン(ドイツ)を抜き、8位の福原に肉薄。五輪の代表切符を巡る争いは、トップ10圏内での非常にハイレベルなものになってきた。
 
 男子シングルスは、第1シードの村松雄斗(東京アート)、第5シードでスペインオープン優勝の吉村真晴(愛知工業大)を連破した及川の活躍が光った。また、蘇州大会ベスト16の李尚洙(韓国)を準々決勝で破った神も、堂々の3位入賞となった。各種目の優勝者は下記のとおり。

【ベラルーシオープン】
●男子シングルス優勝:李平(カタール)
●女子シングルス優勝:伊藤美誠
●男子ダブルス優勝:グルーツ/ステルンベル(デンマーク)
●女子ダブルス優勝:前田美優/森さくら
●男子アンダー21優勝:ランビエ(ベルギー)
●女子アンダー21優勝:佐藤瞳