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 8月5~9日に中国・四川省成都でITTFワールドツアー・中国オープンが開催され、男子シングルスで大島祐哉(早稲田大)が、女子シングルスで石川佳純(全農)がそれぞれ3位入賞を果たした。

 ITTFワールドツアーの中でもトップ選手が多く出場し、上位進出が難しい大会のひとつである中国オープン。その中国オープンの男子シングルスで大島(世界ランク(以下WR)60位)が3位と好成績を残した。大島は予選から出場し1回戦、2回戦とストレートで勝利し、決勝トーナメントへ。トーナメント1回戦ではオフチャロフ(ドイツ/WR5)、2回戦では丹羽孝希(明治大/WR11)とのゲームオールの接戦を制し3回戦へ。3回戦では張継科を下して勝ち上がってきた、荘智淵(チャイニーズタイペイ/WR15)にもゲームカウント2-4から逆転勝利と快進撃を見せた。準決勝では現世界王者の馬龍(中国)にもゲームオールと迫ったものの、王者の壁は厚く最終ゲーム7点で敗れ、惜しくも決勝進出はならなかった。優勝は大島を下した馬龍。決勝で許昕(中国)を4-1で下し今シーズン3勝目。中国オープンでは6回目、ワールドツアー(プロツアーを含む)では通算20回目の優勝となった。

 女子は福原愛(ANA)、伊藤美誠(スターツSC)がともに1回戦で北朝鮮のカット選手との対戦。福原はリ・ミョンスンに0-3の劣勢から4ゲームを連取し逆転で勝利をつかんだが、伊藤は3-2から逆転を許し1回戦敗退となった。福原は続く2回戦で世界選手権3位の木子(中国)との厳しい対戦となったが、フルゲームジュースで木子に勝利。ラスト3ゲームは全てジュースと接戦の模様が得点からも伺える。準々決勝でも世界女王の丁寧(中国)とゲームオールの接戦を演じたが、あと1歩及ばず。惜しくもベスト8に終わった。
 今大会第4シードの石川は1回戦でユ・モンユ(シンガポール)にリードを奪われ苦しい初戦を逆転勝利で乗り切り、準々決勝でも梁夏銀(韓国)との接戦を制し準決勝へ。丁寧との準決勝は1-4で敗退するも3位入賞を果たした。女子の優勝は朱雨玲(中国)、準決勝では劉詩雯(中国)を4-2で。決勝では丁寧をストレートで下し勝利をおさめた。

 また、女子アンダー21でも佐藤瞳(札幌大谷高)が7回目の優勝。石川佳純とのタイ記録を更新し新記録を達成した。


【ITTFワールドツアー・中国オープン記録】
●男子シングルス優勝:馬龍(中国) ※3位:大島祐哉
●女子シングルス優勝:朱雨玲(中国) ※3位:石川佳純
●男子ダブルス優勝:樊振東/許シン(中国)
●女子ダブルス優勝:陳夢/劉詩ウェン(中国)
●男子アンダー21優勝:張禹珍(韓国) ※3位:大島祐哉
●女子アンダー21優勝:佐藤瞳 ※3位:浜本由惟