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 五輪の日本代表を巡る熾烈なレースはひとまずピリオドを打った。
 男子では、水谷、丹羽は世界ランキングでほぼ決定。3番手の団体用員はこの半年間で全くわからない状態になった。もともと松平健太が丹羽とのダブルスを考えても一歩リードしていた。
 世界選手権後から吉村、森薗、大島がからんで、この4人での争いとなったが、ワールドツアーで2勝し、ジャパンオープンでも世界上位者に勝った吉村が団体要員のイスを確保した。日本の団体出場はほぼ確実だが、正式には来年の5月の発表となる。
 
 一方、女子は世界ランキング5位の石川は確実で、もうひとつのシングルス枠に入るために、福原と伊藤による激しいデットヒートが展開された。最後は7月以降に福原が猛烈なスパートをかけて石川に続く世界ランキング6位につけ、石川にも迫る勢いを見せたのはさすが。
 蘇州での世界選手権などでも伊藤は好調を維持したが、最後は体調を崩し、ランキングはストップ。しかし、14歳ながらも世界10位という位置につけたのは素晴らしい。文句なしの五輪代表(候補)となった。

水谷隼「3大会連続の五輪ですが、まだメダルを獲得していないのでぜひメダルを獲りたい。前回の反省を生かしたい」
丹羽孝希「ロンドンでは団体の5番で回ってきて、そのプレッシャーに押しつぶされるようになったので、今回は失敗しないようにしたい」
吉村真晴「まだ実感はないが非常に楽しみです。初めての出場でプレッシャーもあるし緊張もすると思いますが、ワクワクした気持ちです」

石川佳純「五輪代表に決まって身が引きしまる気持ちで、これから1年間しっかり準備したい」
福原愛「内心ホッとした部分もあるし、自分が一番年上なのでチームをまとめ、これからしっかり準備をして最高の状態でリオを迎えたい」
伊藤美誠「緊張感を持って発表を待ってました。どうなるかわからなかったけど、 ワクワクした気持ちもありました。代表が決まるまで大変だったし、疲れもあったし、精神的にもきつかったけど、こういう経験ができてすごくよかった。言葉で言ってたこと(五輪出場)が叶ってよかったし、チームの足を引っ張らないように頑張りたい」


  • 19日の記者会見での男子代表

  • 19日の記者会見での女子代表