スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 9月24日、日本卓球協会は11月28日〜12月6日にフランスで行われる世界ジュニア選手権の日本代表選手を発表。小学6年生の張本智和(仙台ジュニア)が4番目の男子代表に選出された。男女各4名の代表選手は下記のとおり(WR=2015年9月発表の世界ランキング)。

■男子選手
三部航平(青森山田高) WR108 1997年7月13日生まれ
及川瑞基(青森山田高) WR146 1997年6月26日生まれ
木造勇人(愛工大名電高) WR204 1999年10月22日生まれ
張本智和(仙台ジュニア) WR301 2003年6月27日生まれ

■女子選手
伊藤美誠(スターツSC) WR10 2000年10月21日生まれ
平野美宇(JOCエリートアカデミー) WR17 2000年4月14日生まれ
佐藤瞳(札幌大谷高) WR29 1997年12月23日生まれ
早田ひな(石田卓球クラブ) WR65 2000年7月7日生まれ
 
 張本は大会開幕時に12歳5カ月。2012年大会に同じく小学6年生で出場した伊藤美誠の12歳1カ月には及ばないが、男子では史上最年少の世界ジュニア代表となった。9月18〜20日に行われた世界ジュニア代表選考会では8勝5敗で総合6位。この結果を考えれば、思い切った抜擢だが、今年2月のサフィール国際では当時世界ランキング43位のO.アサール(エジプト)、同71位のルンクイスト(スウェーデン)を連破し、世界の卓球関係者から注目を集めている。

 女子では、すでに4大会連続で代表入りの伊藤、3大会連続で代表に選ばれた平野が、ともに世界ランキングを世界のトップ20まで上げ、伊藤はリオ五輪の団体3番手に選出。国際大会でも着実に結果を残してきた。張本も今後、2018年の第3回ユース五輪、そして2020年東京五輪というビッグゲームが視野に入ってくる。小学6年生の「怪物」が、世界ジュニアでどんなプレーを見せてくれるか、今から楽しみだ。

 強化本部推薦である女子の4番手には、早田ひなが選出。左腕から繰り出す非常にスイングスピードの速いフォアドライブで、こちらも将来性を評価する声は多い。カットの佐藤とは、今年7月の韓国オープンでダブルスを組んで2位に入っており、伊藤/平野と佐藤/早田という2ペアでエントリーすることになりそうだ。今年の日本女子はチームランキングでも中国を上回り、第1シードになることは確実。プレースタイルも多彩で、まさに史上最強と言える陣容だ。
  • 張本智和、12歳で世界ジュニアにデビュー(写真は15年荻村杯)