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 11月18〜21日、ブラジル・リオデジャネイロにあるコンベンションセンター「リオセントロ」のパビリオン4で、来年行われるリオデジャネイロ五輪・卓球競技のプレ大会となるリオ国際トーナメントが開催された。長距離の移動に加え、世界ランキングのポイント対象外であることから、日本や中国をはじめ強豪国が軒並み参加を見送ったこの大会。男子シングルスで優勝したドリンコール(イギリス)の他は、ブラジル・アルゼンチン・チリの選手しか出場せず。女子シングルスもベスト4をブラジル勢が独占し、中国系選手のグイ・リンが優勝した。

 なんとも寂しい五輪プレ大会になってしまったが、ビジュアル面では大きな変化もあった。まず卓球台は、リオ五輪のオフィシャルサプライヤーである三英が「レジュブルー」という新色を採用。フランス語で「青い瞳」を意味する、美しいカラーリングの卓球台で白球が激しく飛び交う。

 そして驚かされるのが、中国の天速が製作したグリーンのフロアマット。グリーンの色味が強くなったレジュブルーの卓球台に、グリーンのフロアマットという新しいビジュアルは新鮮だ。大会に出場したブラジルのマツモトは「この色が嫌いだとか、ボールが見にくいと感じる人もいるかもしれないけど、ぼくは落ち着くね」とコメント。ITTFのバイカート会長も「我々の第一印象はとても良い。もう来年への準備は万端だ」と語っている。

 テニスやサッカーの芝生(しばふ)のような色合いの、新しいフロアマット。このカラーに映えるのは、配色の多いプリント柄よりも、単色のシンプルなウェアかもしれない。リオ五輪後も新しいカラーリングが定着していくのかどうか、注目だ(柳澤)。
  • リオ国際トーナメント、男子シングルス優勝のドリンコール

  • 天速のグリーンのフロアマット

  • コートはまるで草原か芝生のよう……

  • 4台の卓球台が設置されるリオセントロのパビリオン4(写真提供:ITTF)