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 8月20日、リオデジャネイロ五輪での戦いを終えた五輪日本選手団が、ドイツ・フランクフルト経由で羽田空港に帰国。到着ロビーでは多数の報道陣、そしてファンが出迎えた。そのまま空港に隣接したロイヤルパークホテル ザ 羽田で会見が行われ、凱旋した選手たちはメダルを手に弾けるような笑顔を見せた。

 日本女子の村上恭和監督は、「年齢がバラバラでまとまりづらいこともたくさんあったけど、ドイツ戦で敗れた後はメダルを獲りたいという気持ちがひとつになった。シンガポール戦では最高のチームワークを見せてくれた」とコメント。初の五輪で日本男子を銀メダルに導いた倉嶋洋介監督は、「次はいよいよ東京五輪に向けて、打倒中国で頑張っていきたい。水谷はこれまで五輪や世界選手権でシングルスのメダルがなかったけど、今回のメダルでプレッシャーが取れて、団体戦では抜群の集中力・気力・技術力を見せてくれた。丹羽と吉村も重圧の中でよく戦ってくれたし、次に生かしていってほしい」と語った。各選手の主なコメントは下記のとおり。

◎日本女子チーム
「振り返ってみると短い2週間だったけど、終わった直後はすごく長くて苦しい2週間に感じました。チームの団結力は日本が一番だし、やっぱり世界一だなと思いました。被災地の子たちにメダルを約束していたので、早くメダルを持って仙台と熊本に行きたい」(福原)

「今日帰ってきて、たくさんの方に出迎えていただいて、すごくホッとした気持ちです。シングルスで負けたのは残念ですが、団体では練習の成果が出せてすごくうれしかった。(今何をしたいですか?)目覚ましをかけずに、寝れるところまで寝たいです(笑)」(石川)

「オリンピックはすごく楽しかったです。『楽しい』が第一印象です。本当に心強い、引っ張っていってくれる先輩たちでした。(五輪で心に残っているのは?)選手村はこんなに広いんだ、メダルはこんなに重いんだと思いました」(伊藤)

◎日本男子チーム
「ロンドンで負けたその瞬間から、このリオで絶対に結果を残すと心に決めた。この4年、大きい大会もいろいろあったけど、本当の気迫や集中力はこのリオにとってあった。それを解放することができました。五輪でのメダルは夢であり、目標だったけど、口では言っていても正直厳しいと思ってもいた。今回獲得することができて幸せです。娘は今回はまだ小さいけれど、4年後の東京で頑張っている姿を見せたい」(水谷)

「ロンドンからの4年間、リオでのメダルのために毎日練習してきたので、すごくうれしい。今年は国際大会でもなかなか勝てなかったけど、『五輪に勝てばみんな忘れてくれる』と周りから励まされた。ロンドンは初めてで、雰囲気を楽しむところもあったけど、今回は本当に勝つことだけに集中しました。4年後の東京で中国に勝てるように、また4年間必死でやりたい」(丹羽)

「すなおにうれしいし、ホッとしています。五輪では緊張感が半端ではないと言われていたけど、世界卓球とは違う異様な空間で、初戦はすごく緊張した。だけど2試合目からは自分のプレーができました。4年後はシングルスも出られるように強い気持ちを持って、水谷さんと同じようにメダルを獲りたい」(吉村)
  • 2枚のメダルを胸に帰国した水谷、4年後の東京でも活躍を誓った

  • 笑顔の福原(左)と石川。4年前は銀、今回は銅、……4年後は金だ!

  • 6人全員がメダルを胸にかけた。この並びの順番は決まってるそうです