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 9月16〜21日、タイ・バンコクで開催されたアジアジュニア選手権。ジュニア女子の伊藤美誠(スターツSC)、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)、カデット男子の張本智和(JOCエリートアカデミー)をはじめ、強力なメンバーで挑んだ日本だが、優勝はカデット男子団体の1種目に留まった。各種目の優勝者・チームおよび日本選手の成績は下記のとおり。

〈ジュニア&カデット団体〉
●ジュニア男子団体:韓国 ※日本3位
●ジュニア女子団体:中国 ※日本2位
●カデット男子団体:日本
●カデット女子団体:中国 ※日本2位

〈ジュニア個人〉
●ジュニア男子シングルス:徐海東(中国)
※ベスト8:出雲卓斗・龍崎東寅・木造勇人
●ジュニア女子シングルス:銭天一(中国)
※ベスト8:塩見真希・長﨑美柚
●ジュニア男子ダブルス:キム・ソングン/ハム・ユソン(北朝鮮)
※3位:木造勇人/緒方遼太郎、ベスト16:龍崎東寅/出雲卓斗
●ジュニア女子ダブルス:蘇慧音/麥子詠(香港)
※3位:塩見真希/長﨑美柚、ベスト16:伊藤美誠/平野美宇
●ジュニア混合ダブルス:曹巍/石洵瑤(中国)
※日本はエントリーせず

〈カデット個人〉
●カデット男子シングルス:牛冠凱(中国)
※2位:張本智和、5位:宇田幸矢、7位:戸上隼輔
●カデット女子シングルス:石洵瑤(中国)
※2位:木原美悠、3位:皆川優香、6位:大藤沙月
 
 優勝したカデット男子団体は、準決勝で中国を3ー2で破って勝ち上がり、決勝では韓国に3ー0で勝利。「怪物」張本智和に、右腕の戸上隼輔と左腕の宇田幸矢という左右のハードヒッターを加え、充実の戦力で栄冠を勝ち取った。カデット男子シングルスでは張本が決勝に進出したが、団体準決勝4番で勝利していた牛冠凱に敗れて2位となった。カデット女子シングルスでも小学6年生の木原美悠が決勝へと勝ち上がったが、中国の石洵瑤に2ー4で惜敗した。

 一方、世界ランキング、実績ともに抜きん出た存在だった伊藤美誠と平野美宇は、女子団体2位、女子ダブルスベスト16という結果に終わった(女子シングルスはエントリーされず)。女子団体決勝の中国戦は、トップで平野が中国の次代のホープと言われる孫穎莎(スン・インシャ)に0ー3で完敗。2番伊藤は何卓佳(14年世界ジュニア代表)とのシェーク異質対決に競り負け、3番塩見も敗れてストレート負けを喫した。女子ダブルスでも2回戦で中国ペアに完敗し、高校1年でのアジアジュニアは厳しい結果となった。この悔しさを11月の世界ジュニア選手権で晴らしたい。

 ジュニア男子は、シングルスでは出場した3選手ともベスト8。準々決勝で、木造が準優勝の于何一(中国)に1ー4、龍崎が優勝した徐海東に1ー4で敗れ、楊碩(中国)を破って勝ち上がった出雲も趙勝敏(韓国)に1ー4で及ばず。ジュニア男子団体でも準決勝で中国に敗れ、3位だった。