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 今回の代表ウエアの入札は正直驚かされた。当初から、従来のスポンサーであるミズノ、男子の契約選手の多いタマスは予想できた。そこに東京五輪のゴールドスポンサーになっているアシックスが加わるのかと想像していたが、アシックスは加わらず、急きょそこにヤマト卓球が入ってきた形となった。
 そしてフタを開けてみたら、ヤマト卓球がオフィシャルサプライヤーの権利を獲得した。「ヤマト卓球の入札額を見た時に他社は驚いた」という関係者の話からすると、想像以上の提示金額だったようだ。
 それは今までミズノ社が男女チームに払っていたスポンサー料を上回る金額を、ヤマト卓球が男子のみに提示したと推測される。
 入札後に日本卓球協会の星野一朗専務理事に話を伺った。

——今回初めて男女別々の代表ウエアの入札でした。
星野 初めての試みで心配もありましたが、無事に終わってホッとしています。
——金額はオープンにできないようですが、公益財団法人としては収支報告ではオープンになるのではないですか?
星野 他のウエアにつけるスポンサー企業もあるので、総額はオープンになるのですが、個別の金額はオープンにしていません。クライアントさんの事情もありますから。
——男女別々にすることの意味はスポンサー料の総額を増やすことだと思いますが、今回はヤマト卓球に決まったことには満足されているということですね。
星野 三社から卓球男子に対してオフィシャルスポンサーになってもいいということで認めてもらったことは大変ありがたいことです。同時に、東京2020に向けて、日本卓球協会は公的な助成はいくつも頂いていますが、2020年以降も公的な助成があると思わないほうが良いと思います。自己財源の範囲内で強化していくことも必要なことなので、今回別々にやった意味はあったと思っています。4年後にまた別々にやるかどうかはわかりませんが。
——満足のいくオファーをしてもらったということですか?
星野 今回一定程度の手応えを感じさせてもらえる入札をしていただきました。
  • 入札のテーブルに着いた左からヤマト卓球、タマス、ミズノ

  • オフィシャルサプライヤーになった松下浩二・ヤマト卓球社長と星野一朗専務理事