世界選手権個人戦の男子選考会は松平健太(ホリプロ)が制し、代表の切符をつかんだ。
注目の張本(JOCエリートアカデミー)は準決勝で大島(ファースト)に1-4で敗れた。「1-1の後の3ゲーム目の立ち上がりが悪かったし、4ゲーム目の4-0から追いつかれたのが敗因。相手のフォアハンドが強く、どこからでも打たれる感じだった。バック対バックは五分五分だったけど、フォアハンドの威力が足りない。2日目までは1試合1試合をしっかりやろうと思えたが、今日は優勝を意識してしまった。全日本選手権ではジュニアで優勝して、一般ではベスト8以上に入りたい」と試合後の張本のコメント。
決勝では松平が大島の豪打をかわしつつ要所で積極的に攻め、2年連続で男子選考会を制した。
「選考会で勝てたことはうれしいというよりも苦しい試合ばかりでした。(大島戦は)最初から中盤まではバックに詰めすぎてやられていたが、後半フォアを攻めてペースをつかむことができた。世界選手権は先を見ずに1戦1戦が勝負だと思っている」(松平)。
●準決勝
松平 4(8、4、ー9、7、8)1 吉田
大島 4(11、ー9、6、7、7)1 張本
●代表決定戦
松平 4(8、−9、−8、9,7、−7、9)3 大島