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4月1日、東京のJISS(スポーツ科学センター)で、卓球の日本代表公式ウエアの発表会が行われた。
 日本男子は今回からヤマト卓球(ブランド名:VICTAS)、日本女子はミズノが公式ウエアのスポンサーとなっている。契約期間は4年間。今回から男子と女子のサプライヤーが別々に入札し、スポンサーが決まった。
 
 男子のヤマト卓球は「今の勝者を破り、明日の勝者になる」をテーマに、「世界一への道を切り開く」という思いを込めてデザイン。ブルーとグレー、ブラックとブルー、レッドとブラックの切り返しの3種類のデザインに、VICTASのVをあしらったデザインである。シンプルではあるが、男性的なデザインとも言えるだろう。
 「まだまだ卓球選手への注目度が低い。今回のサプライヤーを受けるに当たって、東京五輪で金メダルを獲ることになったら当社から団体の3選手に総額1億円の報奨金を提供します」と力強く、そして驚きのコメントを発表したのは新社長に就任したヤマト卓球の兒玉義則氏。

 女子は1988年から長く日本代表をサポートしてきたミズノ。ブラックとオレンジ、レッドとブラック、グリーンとブラックの3種類のデザイン。テーマは「日本の伝統・誇り」。ウエアに日本家屋の伝統的な機能美「欄間」(脇部分)と木目模様の「奎」(身頃部分)をモチーフにしたグラフィックとなっている。
「今回のゲームウエアには『ドライサイエンス』を採用して、プレーのしやすさと、日本の伝統美を生かしたウエアを作りました」と森本智忠・事業企画部次長は語った。

 発表会には、リオ五輪代表の男女6名が出席した。
「生地もサラサラで伸びるのでドライブした時も心地よい」(平野美宇)。
「女子にとっては可愛いデザイン」(伊藤美誠)。
「三色が明るい色で気合の入るデザインです」(石川佳純)。
「今日の午前中、このウエアですでに練習しましたが、動きやすいし、速乾性なので汗をかいてもすぐに乾きます」(水谷隼)。
「ぼくはシャツを出してプレーするので着心地が良い」(丹羽孝希)。
「動きやすいウエアで、気持ちよいです」(吉村真晴)。

 また、世界選手権への抱負を6人がそれぞれ語った。
「世界選手権まであと1ヶ月半。シングルスとダブルスに出ますが、ダブルスの早田さんとも多く練習している。サービス、レシーブを重点的に練習しています。2種目出てメダルを持って日本に帰りたい」(伊藤)
「世界選手権までサービス、レシーブ、カット打ちを重点的に練習して、良い成績を残したい。3種目でメダルを狙いたい」(石川)
「シングルスではメダル、ダブルスでは金メダルを獲りたい」(平野)
「ボールが硬くなるのでラリーが続くので、そこで打ち負けないようにフィジカルを鍛えている。年齢的にも脂が乗っているのでシングルスでメダルを獲りたい」(水谷)
「もうすぐ始まるアジア選手権良い成績をまず出したいし、そこでトップ選手に勝っていきたい。前回はダブルスが銅メダル、シングルスがベスト16だったので、それを上回りたい」(丹羽)
「ダブルスの出場なので、サービスやレシーブを意識して練習しています。メダルを獲るチャンスがあるのでベストパフォーマンスを出したい」(吉村)
 新ウエアに身を包み、5月29日からの世界選手権を日本代表選手団は戦う。


  • 日本選手団の公式ウエア

  • 取材にはアンジャッシュの児嶋、ドランクドラゴンの鈴木も参入