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 話題の映画『ミックス。』の新垣結衣さんと瑛太さんの2人が表紙を飾った12月号(10月21日発売)を終わらせて、10月13日に羽田空港からドイツのミュンヘン空港へ。本誌編集長の今野とともにヨーロッパ卓球の実情を探るべく、12日間の出張が始まっています。
 今回訪れる国は、ドイツ、ベルギー、イギリス(ロンドン)の3カ国。ドイツでは、欧州卓球を牽引するLMC(リープヘル・マスター・カレッジ)とブンデスリーガ1部の強豪オクセンハウゼンを取材。ベルギーでは男子ワールドカップ、ロンドンでは話題の卓球バー『バウンス』を取材予定。各地での様子をウェブで紹介していければと思っています。

 まずはドイツから。ミュンヘンから120キロほど離れたドイツ南部のオクセンハウゼンは、人口9千人と小さな村ながら、ブンデスリーガで3度の優勝を誇る名門チーム「オクセンハウゼン」があります。これまでブンデスリーガのチームには、デュッセルドルフ、グレンツァオ、フルダ、ゲナンに行っていますが、オクセンハウゼンはティモ・ボルの故郷・ゲナンに似た町並み。緑が多く、人や車が少ない、(いい意味で)のどかな村です。
 こんな小さな村(失礼)にヨーロッパを代表するようなビッグクラブがあるのかと感じてしまいますが、それは過去に取材した多くのブンデスリーガのチームも同じ。グレンツァオやフルダも小さな町ですが、町全体でひとつの卓球チームを支えています。
 マスターカレッジは、世界卓球のスポンサーなどでも有名はリープヘルというドイツの重機会社が支援し、その他に卓球メーカーなど大小の企業をスポンサードして成り立っています。S.ゴーズィ(フランス)、カルデラノ(ブラジル)、村松(東京アート)、ディアス(ポーランド)など主にオクセンハウゼンでプレーする選手が練習するマスターカレッジですが、ヨーロッパや日本からも若手を受けて入れて、フランス、クロアチア、ハンガリー、中国など多くのコーチが指導にあたっています。
 9台を並べる専用練習場、豊富なスタッフなど、マスターカレッジは若手選手の飛躍の場として注目されています。(中川)
  • 練習前のストレッチ。リラックスしながら行っていた

  • S.ゴーズィ(右)とカルデラノの練習。えげつないボールを打ち合っていました

  • CEOのクリスチャンとコーチのダニエル

  • オクセンハウゼンでプレーする村松もマスターカレッジで練習している