スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

全日本選手権大会

●女子シングルス1回戦
四元(東京アート) 9、5、5 吉田(龍谷大)

 コートに身をまとって東京体育館のフロアに現れ、マスコミの注目を一身に集めた四元奈生美の全日本初戦。今年は目の覚めるような真紅のウェアを披露した。
 ウェアの話題ばかりが先行する四元だが、元ナショナルチームB指定選手の実力は確か。バック表ソフトから繰り出す打球点の早く、よく切れたツッツキで何度も相手のミスを誘い、ナックル性のブロックから強烈なスマッシュを繰り出す。観客席からは現在通学している東京モード学園の学生たちが、「四元選手頑張れ」のプラカードを持って応援する中、初戦とは思えない落ち着いたプレーでストレート勝ちを収めた。

「初戦だったので緊張してミスが出ましたが、なんとか勝ててよかった。今年のテーマは『情熱』。もっともっと情熱的に卓球をやりたい。もっともっと情熱的に生きていきたいというのがテーマです」(四元)。気合いとガッツポーズあふれるプレースタイルへの変身…はなかったが、内に燃える秘めた情熱ということか。今年は果たして何枚のウェアが披露できるのか、マスコミも期待しているはずだ。2回戦の相手は強敵、荻原(JR北海道)だ。