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世界卓球東京大会WEB速報

 苦戦のフランス戦を振り返った倉嶋洋介監督。「フランスは粘り強いチーム。弱点を突いてもそこから盛り返す力がある。マテネが水谷や丹羽に分が悪く、カット打ちもあまり得意ではないので、マテネが出てこないことはある程度は予想していた。ただ、フロールは以前丹羽に勝ったことがあるし、ルベッソンもかなり前だけど水谷に勝っているので、マテネがいないから勝ちやすいということはなかった」。試合後にミックスゾーンでコメントを残した。オーダーを見て感じるほど、やさしい試合ではなかったということだ。

 「次のポルトガル戦は勝負の一戦。誰が誰に確実に勝てるということはなく、ガチンコ勝負。ちょっとした戦術の転換や、思い切ったプレーをする勇気、気持ちの切り替えが重要になる」(倉嶋監督)。その目はすでに先を見据えている。

 一方、敗れたフランス男子のシーラ監督は「フロールが丹羽に勝っていることと、ルベッソンはサウスポーに強いから起用した。3番のゴーズィは松平と対戦したことがないので、チャンスがあると思った。マテネは昨日2点落としているし、今日の夜には大事なハンガリー戦が控えているので、このオーダーになった」と説明。各選手の相性を考えながらも、ハンガリーとギリシャに勝って3位通過という現実的な目標に基づいたオーダーだったことを明かした。
  • 丹羽にアドバイスする倉嶋洋介監督

  • 試合後、松平と握手するマテネ。ベンチから大きな声援を送った