●男子シングルス準決勝
神巧也(明治大) 5、-4、-4、10、-5、7、8 丹羽孝希(明治大)
神巧也、明治の後輩・丹羽孝希を破って決勝進出!
試合後に丹羽が「流れが変わってしまった一番の要因」と語ったように、勝負のポイントは4ゲーム目。丹羽は10ー8とゲームポイントを握り、ここを取れば3ー1で勝利に王手というところで、フォアストレートへの強打をオーバーミス。10ー10に追いつかれ、10ー12でこのゲームを落とした。
また、中盤ではフォア前のレシーブを長くツッツキで返し、丹羽の3球目強打を浴びていた神が、思い切ってフォア前もチキータで狙っていった。「普段は神さんはチキータがあまり得意じゃなくて、使ってこないのに、ガラッと変えてきた」(丹羽)。準決勝という大舞台で、開き直ったプレーを見せた。中陣から振り抜くバックドライブ、バックストレートへの電光石火のカウンタードライブと、まさに大当たりだった。
「神さんとは青森山田でも明治でも同部屋。今回は神さんは左の坪井(青森山田高)の対策として、明治でずっとぼくと練習していた。だからぼくのボールは取り慣れていた。あと、昨日の準々決勝で試合がなくて、休みになってしまって、体力的には問題はなかったけど、試合感覚がちょっとくるってしまったかもしれません」(丹羽)。