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 ITTF(国際卓球連盟)は本日、6月の中国オープン・男子シングルスのベスト8決定戦で、続けざまに試合をボイコットした中国男子の馬龍・樊振東・許シンの3選手に各2万ドル(約226万円)の罰金を科すことを発表した。
 以下はITTFの発表。

「この3選手(馬龍・樊振東・許シン)は試合を棄権した理由をITTF、もしくは大会組織委員会に知らせなかったため、ITTFの執行委員会が指名した懲戒委員会は3選手への聞き取りや中国卓球協会を調査し、その結果、病気や故障などの理由ではなく棄権した彼らに対して、罰則を与えることになった。

 懲戒委員会は卓球ファンを失望させ、ITTFの評判を失墜させたとして、1カ月の大会出場停止が適当と判断したが、本人たちと中国卓球協会がこのような行動を繰り返さないことを保証したために、出場停止ではなく罰金とした。
 ITTFは3選手がワールドツアーに復帰し、トップ選手として多くの卓球ファンのために模範選手になることを期待している」

 6月の中国オープン当時、中国体育総局内での権力闘争の一端として劉国梁総監督が辞任し、中国卓球協会の副会長に就任。現場から引き離されたとして、劉国梁総監督を慕っていた男子3選手が試合をボイコットしていた。

 その後、中国卓球協会もこの「事件」に関して、公式コメントをしていなかった。今回のITTFの発表もずいぶんと遅すぎた感がある。3選手のうち、許シンと樊振東のふたりは、11月7日からスタートするITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン、続くスウェーデンオープンにエントリーしている。故障を抱え、男子ワールドカップでは3位に終わった馬龍は、両大会には出場しない。
  • 来月のドイツオープン、スウェーデンオープンに出場予定の樊振東

  • 許シンもドイツオープンで、久々に国際大会に出場

  • 馬龍は来月のワールドツアー2大会には出場せず