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 2016年世界選手権団体戦の日本代表であり、団体銀メダリストとなった浜本由惟(20歳)が5月のスロベニアオープンにオーストリアからエントリーされていることがわかった。
 「なぜ浜本がオーストリアから?」というのは疑問だが、Tリーグでは木下アビエル神奈川から参戦していた浜本。その女子監督が現オーストリア監督の劉燕軍だったというつながりしか見つからない。

 かつて中国の国家チームの中で、中国代表になれない選手が他国に移住し、帰化。その移住した国(協会)から世界選手権やオリンピックに出場する、いわゆる「中国帰化選手」が多くなり、国際卓球連盟が一定の制限を与える要因にもなった。日本代表として出場する機会が難しくなった選手が、今後は他国から国際大会に出場するケースも出てくるのか。

 ITTF(国際卓球連盟)の規約では18歳以上、21歳未満の選手が協会を移籍した場合は7年間、オリンピックや世界イベント(世界選手権やワールドカップ等)には出場できない。オリンピック憲章では、国籍を変えた場合は元代表選手は3年間は出られないが、NOC(国内オリンピック委員会)と国際競技連盟が合意すれば、期間を短縮してオリンピックに出場することは可能と記されている。
 ただし、ワールドツアーは国籍を取得しなくとも出場することはできる。現時点で浜本が国籍を取得するかどうかの確認は取れていない。
  • 16年世界選手権団体戦でプレーする浜本