LIONジャパンオープン荻村杯
●混合ダブルス決勝
許昕/朱雨玲(中国)10、6、5 張本/早田
混合ダブルス決勝に臨んだ張本智和/早田ひなは惜しくも準優勝。
またもダブルスキング・許昕が行く手を阻んだ。混合ダブルスにおいて、許昕はまさにジョーカー的な存在だ。
「許昕選手のボールを初めて取りました。今までにないボールでした」と試合後に語った早田。それでも早田は前陣でよく対応していたが、ゴムまりのように高く跳ね上がる許昕のボールをすべてシャットアウトすることは難しい。ブロックミス、カウンターミスの1〜2点が後半じわじわと効いてくる。
許昕とはシングルスでの対戦経験がある張本だが、混合ダブルスでは男子選手の立ち位置が変わるため、ボールの印象も違うのだろう。やや台から距離を取ってしまうと、伸びてくるボールをとらえることが難しく、ラリーでのミスを重ねた。
東京五輪で新種目に登録された混合ダブルス。金メダルを目指すには許昕攻略が必須だろう。
「今日は初めてだったから難しかったですが、1度取ったボールなので次はもっと対応できると思います」(早田)。
また、女子ダブルス準決勝では木原美悠/長崎美柚が孫穎莎/王曼昱(中国)と対戦。ふたりの速攻がよく効き、ゲームオールまで持ち込んだが、最後はレシーブのコースを読まれた。
大会4日目のここまでの結果は以下の通り
●混合ダブルス準決勝
張本智和/早田ひな 3−1 樊振東/丁寧(中国)
許昕/朱雨玲 3−0 林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
●混合ダブルス決勝
許昕/朱雨玲(中国)3−0 張本/早田
●女子ダブルス準決勝
孫穎莎/王曼昱(中国) 3−2 木原美悠/長崎美柚
陳夢/劉詩雯(中国) 3−1 陳思羽/鄭先知(チャイニーズタイペイ)
●男子ダブルス準決勝
樊振東/許昕(中国) 3−0 梁靖崑/林高遠(中国)
ドゥダ/チウ(ドイツ) 3−1 陳建安/荘智淵(チャイニーズタイペイ)
●女子シングルス準々決勝
陳夢(中国)4−3 顧玉婷(中国)
劉詩雯(中国) 4−1 劉斐(中国)
●男子シングルス準々決勝
孫聞(中国)4−2 梁靖崑(中国)
林昀儒(チャイニーズタイペイ)4−0 カルデラノ(ブラジル)