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 6月27日、東京・北区のNTC(ナショナルトレーニングセンター)で、今年11月6〜10日に東京体育館で行われる「JA全農 2019 ITTFチームワールドカップ東京大会」の開催発表記者会見が行われた。

 会見には日本卓球協会の藤重貞慶会長、大会に特別協賛する全農(全国農業協同組合連合会)の神出元一・代表理事理事長、男子NTの倉嶋洋介監督と張本智和選手、女子NTの馬場美香監督と石川佳純選手が出席。出場選手は未定ながら、大会に向けた抱負や意気込みを語った。

●男子NT・倉嶋洋介監督のコメント
「男子は前回大会(18年ロンドン大会)で初めて決勝進出を果たしました。今大会は日本開催ということで、それを上回る結果を残したい。ダブルスが1番に行われる新しい試合方式なので、カギを握るダブルスの強化、選手選考も考えながら努力を重ねていきたい」

●女子NT・馬場美香監督のコメント
「前回大会は銀メダルでしたので、今大会は打倒・中国を果たして金メダルを獲得できるよう、選手と一丸となって戦っていきます。選手がベストメンバーで、ベストの状態で戦えるよう頑張ります」

●張本智和選手のコメント
「地元での世界団体は初めての経験なので、まずは出場を目指したい。出場できたら、全力でプレーして金メダルを獲れるよう頑張りたいです。前回、自分は初めての団体戦で、先輩方に引っ張ってもらって、プレーするのが精一杯でなかなか勝てなかったんですけど、今大会に出場できたら、チームを引っ張っていけるように頑張りたい。1番がダブルスで、そこを取れるかどうかで2番以降に大きな影響がある。ダブルスが大きなカギを握ると思います」

●石川佳純選手のコメント
「地元で団体戦の世界大会が開催されるのは、14年の世界選手権以来になります。自分自身もすごく楽しみですし、五輪に向けても大きな経験になる。出場できるよう頑張って、大会で良いプレーができるよう頑張ります。前回のロンドン大会は初めてキャプテンをさせていただいて、自分にとってもすごく勉強になったし、成長させてもらえた大会でした。今回も出場できれば、たぶん最年長になるので、まずは最高のプレーができるように、そして良いチームワークをもって戦えるようにしたい」

 1990年に第1回大会が開催されたチームワールドカップ。その開催地は今回と同じ東京で、男子はスウェーデン、女子は中国が優勝し、日本女子が3位に入った。それから実に29年ぶりの日本開催となる。

 ちなみに今日、6月27日は張本智和選手の16歳の誕生日。会見で感想をたずねられた張本選手は、「まあ、ちょっと大人になったのかなと思います……。まだ実感はないんですけど」とコメント。石川選手は「さっき誕生日おめでとうって言って、『何歳になったの?』って聞いたら16歳と言われて、ああ10歳違うんだって(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。少年から青年へと移りゆく16歳という年齢。世界の大舞台で、さらなる活躍を期待したい。
  • 大会に向け、ダブルスの重要性を語った倉嶋洋介監督

  • 改めて打倒・中国を誓う馬場美香監督

  • 祝・16歳、チームの主軸になるであろう張本智和選手

  • 前回大会はキャプテンとしてチームを牽引した石川佳純選手