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 8月後半から2シーズン目が始まるTリーグ。松下浩二チェアマンは視察のためT2ダイヤモンド2019(以下・T2ダイヤモンド)を訪れた。T2ダイヤモンドの初日を観戦した松下チェアマンに感想を聞いた。

 「今回、演出やルールを勉強しにジョホールバルに来ました。まず、演出はとても素晴らしい。非常にプロフェッショナルな演出で、見ているほうもすごく楽しい。雰囲気もいいですね。

 ルールは斬新的というか新しい取り組みが多い。24分間という時間を設けたり、5点制を採用していますが、そういったルールについてはお客様と選手にとってより良くなるように今後T2ダイヤモンド側が協議していくのではないでしょうか。

 ボールキッズだけではなく、タオルキッズもいて、ゲーム間の時間が45秒であったり、そういった試合をスムーズに進める試みは、Tリーグでも取り入れることができるかもしれないと感じました。

 演出とは対照的に運営面はまだ手探りで行っていると感じました。T2ダイヤモンド側がまだ慣れていない。試合を続けながら改善していくでしょう。

 また、個人戦なのでお客様の反応がバラバラでした。そこはチーム戦のTリーグとは違った部分でした。個人戦であってもいかにして会場の一体感を持たせるのか。T2ダイヤモンドの課題かなと感じました。

 Tリーグもそうですが、T2ダイヤモンドもイベント性が高いので、お客様の満足度を高めなければいけない。見せ方やルールによって、そういった部分を高めていかなければいけないのですが、試合をする選手のこともしっかりと考えなければいけません。今後の課題は運営とルール。でも、T2ダイヤモンドもそこはしっかりと考えていくと思います」(松下チェアマン)。

 長い伝統のある世界選手権や全日本選手権のようなチャンピオンシップ大会は、既存のルールによって行われるが、T2やT2ダイヤモンドといった新しい大会はエンターテインメントを強く押し出し、観客や視聴者の満足度を高めていく大会だ。
 卓球というすばらしいスポーツの魅力を卓球人だけではなく、一般の人たちにも広くアピールしていく存在として、T2、T2ダイヤモンドといった大会は非常に重要であると、T2ダイヤモンドを取材して改めて強く感じた。