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 第50回全国中学校卓球大会、団体戦の優勝は愛工大名電と四天王寺。愛工大名電は2年ぶりの優勝、四天王寺は3連覇となった。

【男子団体】
★準決勝
〈愛工大名電(愛知) 3-1 明徳義塾(高知)〉
 萩原 -7、9、-6、6、-13 横部○
○鈴木 5、-7、7、9 藤元
○中村/菅沼 7、-10、4、-4、10 吉本/加藤
○吉山 5、9、3 梅村

〈野田学園(山口) 3-1 安田学園(東京)〉
○徳田 5、8、3 上村
 木方 4、9、-9、-4、-8 丸山○
○玉井/岩井田 6、-9、-7、4、8 中田/林
○飯村 9、4、7 廣田

★決勝
〈愛工大名電 3-1 野田学園〉
○鈴木 -7、4、7、9 徳田
 萩原 9、-5、-3、6、-8 飯村○
○中村/菅沼 7、10、13 玉井/岩井田
○吉山 7、6、8 芝

 準決勝の明徳義塾戦、ダブルス次第では勝敗がどちらに転んでもおかしくない試合を制して決勝へ勝ち進んだ愛工大名電。決勝では今年の選抜で敗れた野田学園と対戦となった。
 前半に3年生2人を並べた野田学園に対し、愛工大名電はトップで主将の鈴木が意地の勝利をあげる。2番萩原も飯村の鋭い両ハンドに柔らかなボールさばきで対応し、フルゲームまでもつれたが飯村が逃げ切り、前半は1-1のタイ。
 同時進行で始まったダブルスと4番。愛工大名電は4番で吉山が完璧なプレー。大人びた台上プレーから、広いコースを突くドライブ、カウンターがズバズバ決まり、芝を圧倒した。ダブルスも2-0とリードした3ゲーム目、相手にゲームポイントを握られながらも追いつき、最後は中村が会心の回り込み強打でゲームセット。再び王座に返り咲いた。
 「愛工大名電中」に校名変更後は初の優勝。そして愛工大はこれで中学、高校、大学とこの夏3つのカテゴリーの団体タイトルを獲得となった。今大会もインターハイ学校対抗優勝メンバーの曽根、横谷、篠塚、谷垣らが会場に駆けつけ、観客席から後輩たちに声援を送った。先輩たちのエールにプレーで、気迫で応えた愛工大名電、素晴らしい戦いぶりだった。


【女子団体】
★準決勝
〈四天王寺(大阪) 3-0 明徳義塾(高知)〉
○大藤 2、11、-9、8 上澤依
○横井 -10、8、-4、8、6 青井
○栗山/兼吉 7、3、4 上田/瀬島

〈貝塚第二(大阪) 3-0 横浜隼人(神奈川)〉
○赤江 4、-6、5、3 岩木
○東川 -11、7、9、-7、5 藤田
○司/上澤 -9、9、6、9 竹内/宮内

★決勝
〈四天王寺 3-0 貝塚第二〉
○大藤 4、8、9 司
○横井 -10、6、9、5 赤江
○栗山/兼吉 4、2、6 篠原/上澤

 女子は2強と目された四天王寺、貝塚第二が2年連続決勝での対戦。今年は大阪府大会、近畿大会と貝塚第二が勝利していたが、全中決勝の舞台で四天王寺が鮮やかなストレート勝ち。全中3連覇を成し遂げた。
 四天王寺はスーパーエースの大藤が司を寄せ付けずに先取点。貝塚第二は2番にエースの赤江を起用したが、四天王寺のポイントゲッター・横井が打ち破る。準決勝でも劣勢を跳ね返した横井が相手エースを撃沈、一気に試合を優位に運ぶ。
 そして圧巻のプレーを見せたのが四天王寺の1年生ペア。サウスポーの栗山とカットの兼吉の異質ペアだがコンビネーション抜群。運動量抱負な栗山がボールに食らいつき、兼吉もカットにミスがなく、攻撃も随所で得点に結びつける。同じ1年生ペアの篠原/上澤に付け入るスキを全く見せない試合運びで、完勝を収めた。
 これまで2連敗の貝塚第二に対し、全中決勝の舞台でリベンジ。全中最多、17回の優勝を誇る名門中の名門が、その強さを見せつけて18回目の栄冠を手にした。