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 大型の台風19号が迫り来る中、福島県・郡山総合体育館では昨日より全日本クラブ選手権がスタート。大会直前、そして初日の昨日とタイムテーブル、試合方式の変更が決まり、様々な混乱のある中でも大会が進んでいる。そちらの模様は後ほどお伝えするとして、大会2日目の今日は男女50代、60代の決勝までが行われ、優勝チームが決定した。

【男子50代】
優勝:東京 KING KONG(東京)
準優勝:代々木クラブ(東京)
3位:アカシア(福岡)、ゴルベテ(東京)

 男子50代は今年も驚異的な強さを見せた東京 KING KONGが快勝で5連覇達成。東海、華原
の両輪に加え、準決勝では渡邊、決勝では吉村と3番手もきっちり2番で競り合いをものにし、失点0の完全優勝を遂げた。
 「周りのチームも若い選手が入ったり、増えたりする中で難しい面もありますよね。50歳と59歳じゃやっぱり違うと思うので。そういう中で心配もあったけど勝てて良かったです。先日40年ぶりにチームで北京に遠征に行って、東海も中国の深圳でやった大会で優勝していて衰えていないなと感じさせるプレーだった。
 大会前に『5連覇』の書を用意していて(下写真参照)、試合前に見せちゃうとプレッシャーになるかなと思って隠していた。最後にお披露目できて良かったね。来年は(最長記録に並ぶ)6連覇目指して頑張ります」(東京 KING KONG・浅葉克己選手兼監督)

【女子50代】
優勝:健幸クラブ(東京)
準優勝:ユース・リゲイン(岡山)
3位:相模原レディース(神奈川)、かりん(千葉)

 女子50代は健幸クラブが3連覇を達成。安定した戦いぶりを見せて決勝まで勝ち上がり、ユース・リゲインと対戦。決勝ではラストまでもつれたが、最後は頼れる存在、カットの宮里がきっちりと勝利を収め王座を守りきった。
 「いつもリーグで勝ってくるところがリーグで負けてしまったりして、ビックリすることばかりでしたが、気にせず伸び伸びやろうと思ってやってきました。
 初めて試合をするチームの人たちが怖いのですね。予選リーグも3ゲームマッチだったから、今までは1ゲームを取られても取り返せば良いという気持ちでできたけど、今回は1ゲームを取られると緊張で手が動かなくなってしまった。強豪がリーグで負けてしまったのは、そうした部分の影響もあるのかなと思います。私たちは『リラックス』が合言葉。その言葉どおり、伸び伸び頑張れたのが勝因ですね」(健幸クラブ・田中ちくま選手兼監督)

【男子60代】
優勝:日産追浜(神奈川)
準優勝:秋山卓球(福岡)
3位:グリーンクラブ(大阪)、友卓会(東京)
 
 昨年、江浜・坂本の両雄が60代そろい踏みで優勝を果たした日産追浜が大逆転で2連覇。決勝では江浜・坂本のダブルスが敗れるなど、前半で2点を失ったが、江浜が秋山卓球の主軸・栗原をフルゲームの末に振り切って反撃開始。宍戸もロビングで粘りに粘り、秋山卓球のツインエースである上松にフルゲームで勝利。5番は坂本が台上からサービス、ブロックと妙技を連発して快勝を収め、チームに歓喜をもたらした。
 「去年60代の初優勝し、今年は追われる身として勝って当たり前という中、そこで勝ててこそ初めて強さを証明できると思います。練習もすごくこまめにやり、試合にもいっぱい出て調整をしてきたので、結果としてこういう結果になったのは良かったです。
 最後は坂本さんを5番に置くというオーダーを組めたのも、チーム全体の力が上がってきたから。これが最大の勝因かなと思います。去年も総合力と言いましたが、それ以上に力をつけることができたと思います。来年は編成が変わるので、今年5連覇した東京 KING KONGと当たるかもしれません。相模原のクラブ選手権(2015年)の時にやられていますから、次は雪辱したいと思います」(日産追浜・金子修コーチ)

【女子60代】
優勝:千代田クラブ(東京)
準優勝:大田クラブ(東京)
3位:武蔵野クラブ(東京)、FAMILY(神奈川)

 女子60代は、昨年の大会で連覇が3で途切れた千代田クラブが王座奪還。昨年の優勝チーム、大田クラブとの決勝はゲームカウント1-2とリードされたが、4番・高木和が勝利してラストへつなぐ。5番の和田もボールを見定めたカット打ちで大田クラブ・佐藤を攻略し、涙と歓喜の4度目60代制覇となった。
 「去年は私が病気をしてしまって、予選リーグで敗退だったけど、今回は予選から這い上がってきた。大田クラブさんには、いつも勝つのが無理だと思うんですが、勝ててすごくうれしいです。
 オーダーは一晩考えて、ばっちり当たりました。0-3で負けるか、3-2で勝つオーダーでした。4番の斎藤さんに私が3回続けて負けていたので、今回勝てて良かったです。みんな東京でよく個人戦で当たるので、勝ったり負けたり。団体戦はむこうのほうが選手層が厚いので、難しいかなとは思っていたけど何とか勝てて、本当に良かったです」(千代田クラブ・高木和恵子選手兼監督)

 
 今日からは男女一般2部と小・中の部がスタートし、予選リーグまでが終了。明日は同種目の決勝までと男女一般1部がスタートする。