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 10月11日よりスタートした全日本クラブ選手権(福島・郡山総合体育館)は最終種目の男女一般1部が終了。男子はリトルキングスA(神奈川)、九十九(東京)が優勝を果たした。

【男子一般1部】
優勝:リトルキングスA(神奈川)
準優勝:神戸TC(兵庫)
3位:T.O.M&卓球三昧(東京)、ST(栃木)

 リトルキングスAは2年ぶり2度目の優勝。監督兼選手の三田村が「本当にヤマ場だった」と語ったのは準々決勝。時吉が加入し、さらに強力になった流山アストロズ(千葉)に勝利すると、準決勝でも強敵のプロコーチ集団・T.O.M&卓球三昧を下して決勝へ。関西学生リーグOBチームの神戸TC戦も、1番のダブルス、2番の三田村が連勝、最後は4番・中村祥の勝利で2年ぶりの栄冠を手にした。リトルキングスAは今大会、1番にダブルス、2番に三田村をオーダーし、全勝。三田村曰く「38歳にはきつい」とのことだが、きっちり2点を奪い取り試合を優位に運んだ。
 「優勝はもちろんうれしい。でも台風の影響で色々と変更があって、出たくても来られなかったチームもあったりして、『まず開催することを優先』というような状況で盛り上がりに欠けたのは少し残念。
 ヤマ場と思ってた試合でオーダーもしっかり当たった。1番の中村兄弟ダブルス、2番で自分が出てきっちり奪うことができたのは大きかった。ウチの場合、ここで2本を取れないと厳しくなるので、きつかったけどそれが勝因かなと思う。4番手の細野、長田も献身的にチームを支えてくれて、僕ら3人も勝つべきところで勝てた。(2番で全試合出場は)苦しいね、来年から試合方式を戻してほしい(笑)。
 今年から教え子の長田が一緒に出るようになって、来年もう1人、教え子がチームに入る予定。やっぱり教え子とまた一緒に出られるのはうれしい。そのために自分もレベルを落とさないようにしないといけない」(三田村監督兼選手)
 

【女子一般1部】
優勝:九十九(東京)
準優勝:MACHIDA BEATS(東京)
3位:福卓会(福島)、MD相模(神奈川)

 女子一般1部は九十九が2連覇中のMACHIDA BEATSを下して初優勝。元中国電力の井上(旧姓:阿部)が大車輪の活躍でチームを牽引。決勝は後半のシングルス3本が同時進行となり2-2、勝者が優勝という中で石山との壮絶なバック対バックの叩き合いを制して決勝点をあげた。九十九は準決勝でも5番で上原が0-2から逆転勝ちするなど、今大会は勝負強さが光った。
 園田監督が「今回は全員の力。特にダブルスが全勝でこれたのが勝因。みんな30歳以上で、頑張ったと思いますよ。みんなの力ですね」とコメントすれば、「九十九で何年も出てて、1部で優勝は初めてで、何年間の努力が実ったという感じです。みんな感激です」と伊藤コーチも歓喜の声。劇的な初優勝に感激の涙、そして笑顔があふれた。