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 7日、ヨーロッパ選手権の男女団体決勝が行われ、男子はドイツが2連覇、女子はオランダが初優勝した。

 北京五輪で銀メダルを獲得したドイツは今大会でも優勝候補の筆頭。しかし、決して楽な戦いではなかった。最大のピンチは準決勝のオーストリア戦。ドイツの2-1で迎えたボルvs.シュラガーのエース対決で、ボルはシュラガーに敗れてしまい、勝負はラストのシュテガーvs.ガルドス。ランキング的にはシュテガー(44位)とガルドス(47位)はほぼ同じだが、ガルドスは北京五輪団体戦で柳承敏(韓国)、クレアンガ(ギリシャ)、韓陽(日本)を下すなど、勢いのある選手だ。シュテガーは第1ゲームを奪うも、2ゲーム連取されて崖っぷちに。しかし、ここから勝負強さを見せて、第4・5ゲームを9本でもぎとって見事に勝利した。この試合、シュテガーはもちろんだが、3番で陳衛星をゲームオールで下したオフチャロフの頑張りも光った。
 辛くも決勝に進出したドイツだが、決勝でもボルがサムソノフとのエース対決に敗れ、勝負はまたもラストまでもつれた。しかし、ここはオフチャロフが3-1でネクベドビッチを下して、見事2連覇を達成。北京五輪銀メダルチームの意地を見せた。

 女子団体はオランダが初優勝。昨年のヨーロッパ女王リー・ジャオと北京五輪ベスト16のリー・ジエのコンビは強力。そしてティミナも力をつけており、決勝トーナメントはオール3-0での優勝。ドデアン、サマラをシャットアウトした準決勝のルーマニア戦は圧巻の内容だった。