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●女子ダブルス準々決勝
木原美悠/長崎美柚 9、−6、−9、6、4 バラージョバ/マテロバ(スロバキア/チェコ)
陳思羽/鄭先知(チャイニーズタイペイ) 9、−7、6、9 平野美宇/芝田沙季
孫穎莎/王曼昱(中国) 7、11、7 呉穎嵐/蘇慧音(香港)
田志希/梁夏銀(韓国) 9、9、−5、4 杜凱琹/李皓晴(香港)

●男子ダブルス準々決勝
梁靖崑/林高遠(中国) 9、−5、11、7 陳建安/荘智淵(チャイニーズタイペイ)
ボル/フランチスカ(ドイツ) −9、10、5、−8、9 デュダ/チウ・ダン(ドイツ)
樊振東/許シン(中国) 7、5、3 何鈞傑/黃鎮庭(香港)
寥振ティン/林昀儒(チャイニーズタイペイ) 8、−7、7、1 鄭栄植/李尚洙(韓国)

 2019 ITTF・WTGF(ワールドツアー・グランドファイナル)は男女ダブルスも準々決勝が進行。女子ダブルスの第1シードで、世界ジュニア選手権で優勝したばかりの木原/長崎ペアは、ラリー戦に強いバラージョバ/マテロバに苦戦。「試合前の練習でうまくいかない部分があって、精神的に不安を抱えたまま試合に入ってしまった。出足から100%試合に集中できなかった」と長崎が試合後に語ったように、抜群のコンビネーションを誇るふたりがどこか噛み合わないプレー。イージーミスが多く、集中力が低い状態が続いていた。それでも中盤から、台上から先手を取って攻める本来のパターンが少しずつ増え、ヨーロッパペアを振り切った。

 続く準決勝の相手は孫穎莎/王曼昱(中国)。ベンチに入った中澤鋭コーチは「ジャパンオープンで良い試合(ゲームオールで孫穎莎/王曼昱が勝利)をしていたけど、自分たちが押していたのに最後の一本をミスする場面があった。長崎が台上で先手を取り、木原の守備やチャンスメイクとうまく噛み合えば、勝つチャンスは十分あると思います」と語る。長崎は「世界選手権優勝ペアなので、自分たちがどれくらいできるか試して、楽しみたい」と前向きだ。

 一方、平野/芝田ペアはタイペイペアに苦杯。両ハンドでうまく緩急をつけたのだが、タイペイペアは鄭先知がミスなくコースを突き、陳思羽がスッと前に出て豪打を打ち込んできた。平野はこの後、女子シングルス1回戦の王芸迪(中国)戦という大一番が待っている。さすがにベストのプレーは難しいだろう。