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●女子シングルス準々決勝
伊藤美誠 7、7、11、5 佐藤瞳
陳夢(中国) 7、7、−9、−6、−9、5、1 劉詩ウェン(中国)
王芸迪(中国) 11、5、8、−9、8 孫穎莎(中国)
王曼昱(中国) 6、−7、7、5、4 陳幸同(中国)

 女子シングルス準々決勝、伊藤はカットの佐藤を攻略し、ストレート勝ちで初の4強進出を決めた!

 「今年伊藤さんと5回対戦して、5回やっても1ゲーム取るのがやっとの試合が多くて、実力差を感じました。カットでほとんど点数が取れない」と試合後の佐藤のコメント。フォアミドルを突いてチャンスボールをバッククロスにスマッシュ、逆にバッククロスに強打してからフォアミドルに回転量の多いボールを送ってミスを誘うなど、ミドル攻めを交えた完成度の高いカット打ちを見せた。正確なフットワークと打球点、スイートスポットを外さない連続強打など、プレーの精度がさらに増している印象だ。以下は試合後の伊藤のコメント。

「(佐藤戦は)1ゲーム目から自分らしく戦えましたし、3ゲーム目も挽回されてもしっかり自分のものにできて良かったなと思います。佐藤選手とは出る大会、出る大会で対戦していて、お互いに良くわかっている中で試合をして、4−0で勝つことができて自分でも自信になりました。

 1回戦の鄭怡静戦は去年のグランドファイナルのリベンジだと思って試合をしたんですけど、試合展開としては去年負けた試合によく似ていた。でも最後取り切れたのは大きいし、久しぶりに競って勝つことができて自信になりました。最後まで思い切っていけたかなと思います。

 グランドファイナルでベスト4に入るのは初めてなのですごくうれしいですし、一つひとつ目の前の試合を勝つことを目標にしている。明日も一つひとつ頑張りたいと思います」(伊藤)

 準々決勝のその他の試合では、陳夢が劉詩ウェンをゲームオールで破り、世界選手権決勝のリベンジ。そして有力な優勝候補だった孫穎莎が、王芸迪にノックアウトされた。平野を破った王芸迪の「対攻撃」の強さは本物だ。以前はフィジカルを生かしたフォア連打がトレードマークだったが、前陣で威力あるバックドライブを連打して、孫穎莎の多彩なコース取りとテクニックを封じた。明日の準決勝では伊藤と陳夢、王芸迪と王曼昱が対戦する。