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 先の全日本選手権で4度目のベスト8を果たしたシチズンホールディングスの選手兼監督の渡辺将人(31歳)が引退を表明した。ラストマッチは2月11日のジャパントップ12(東京・代々木体育館)。

 渡辺選手は青森県の五所川原南小学校5年生の時に卓球を始め、その後、五所川原第一中、青森山田高校、早稲田大学で活躍。卒業後はシチズンに入社し、活躍した。平成14年度の全日本選手権では東郷選手と組んだ混合ダブルスで優勝。同大会では、常に上位に進む名選手で、最近では四元奈生美選手と組んだ混合ダブルスでのファッショナブルなウエアがテレビで取り上げられた。
 「社会人でここまで10年間も卓球をできるとは思わなかった。会社のみなさん、そしてまわりの方に感謝したいですね。去年の全日本選手権のあと、『あと1年間だけ頑張ろう』と決意しました。今までで一番印象深い試合は、平成17年度の大会、ラン決で偉関(晴光)さんに勝ったとき。うれしかったですね。もちろん四元さんとの混合ダブルスも良い思い出です」(渡辺)

 サウスポーからの小気味よい両ハンド速攻。その軽快なフットワークとボールセンスは多くのファンを惹きつけた。4月からは日常の業務をこなしつつ卓球部監督に専念となる。11日のジャパントップ12が渡辺選手のプレーの見納め。みんなで応援に駆けつけよう。