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卓球王国ストーリ-

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 「燃えた撮影、岩崎事件」のあった創刊2号。この号では、お恥ずかしいミステイクもあった。
 それは五輪ダブルス金メダリスト、シングルス銀メダリストの中国の大物サウスポーの「王涛(ワン・タオ/オウ・トウ)」。来日した際に、撮影とインタビューを行ったのだが、出来上がってから読者に指摘された。
「なせ、王涛は右手でラケットを握っているんですか?」
「ガーーーンン!!」

 ショックだった。あれだけ何人もかけて校正(文字と写真のチェック作業)したのに、何とも初歩的なミスではないか。
 つまりこうだ。
 卓球王国は創刊号から完全デジタルでDTP(デスク・トップ・パブリッシング)をやっていた。これは当時は珍しく、パソコンのMACを使って、最終原稿までパソコンで作成するもの。ただし、当時は今のようなデジタルカメラでは撮影していなかったので、フィルム撮影だった。

 撮影したフィルムを印刷所に渡して、スキャンしてもらい、印刷所がDTPのデータに貼り込むのだが、その時に表裏が反対に貼り付けられ、右利きになった王涛に編集部では誰も気がつかなかったのだ。
「オウットウ! 何というミスだ!」としゃれを言っている余裕など全くなかったは当然のこと。トホホ・・・。
  • 王涛のページ

  • 右利きでも様になっている(そういうことじゃなくて・・・・)